琵琶島神社－2018年夏

2018/08/09 - 2018/08/09

　京急金沢八景駅前に鎮座する琵琶島神社は、北条政子（保元2年（1157年）～嘉禄元年（1225年））が、治承4年（1180年）に、夫・源頼朝が伊豆の三島大社から瀬戸神社を勧請したのにならい、日頃信仰していた近江国の竹生島明神（竹生島弁財天社）を勧請し、瀬戸神社社頭の海中に琵琶島を築き祀ったものである。御祭神は、江島神社や広島県の厳島神社と同じく、水の女神・市杵島姫命（イチキシマヒメノミコト）である。弁財天は、弁舌の神、学問の神、音楽の神とされているが、琵琶島神社では真っ直ぐに立つお姿なので、「立身弁財天」として立身出世を願う人々の信仰を集めている。
　琵琶島神社の参道入口のすぐ右側に福石がある。元は左側の海中にあったが、国道16号線の拡幅工事のために現在のところに移された。この石は服石、呉服石とも呼ばれ、源頼朝が伊豆三島大社をここに遷し祭り、日参して、平潟湾で禊（みそぎ）をした際に衣服をかけた石であり、名の由来になった。
（表紙写真は琵琶島神社社殿）

エリア 八景島(神奈川)

「琵琶島神社」。

福石と「福石」（昭和54年（1979年）銘）石碑。

「金沢八景名称の由来」説明看板。

「横浜市地域史跡　琵琶島」説明看板。

石鳥居。

「横浜金澤七福神　弁財天」。平成17年（2005年）1月から始まった。

平潟湾。

琵琶島の横には金沢シーサイドライン金沢八景駅（仮駅）。

境内。

赤橋。

蟹（カニ）。沢蟹のような大きさだが、海水の蟹だ。

琵琶島神社社殿。

石碑。漢文が刻まれているが碑銘はない。

琵琶島に架かる赤橋。

「アマモ場再生エリア」。

琵琶島神社社殿。

琵琶島神社社殿。

蟹（カニ）。

琵琶島と金沢シーサイドライン金沢八景駅（仮駅）。