２０１８年６月　東欧　３日目　その３　ロヴィニ　聖エウフェミア教会は小高い丘の上にあります。

2018/06/20 - 2018/06/20

　イストラ半島最後の観光はロヴィニです。
青空市場が開かれている所から坂道を上がると小高い丘の上に聖エウフェミア教会がありました。

　イストラ半島で一番大きなバロック教会です。
教会の起源は５～６世紀に建てられた聖ユライ教会に由来するそうです。
　この教会には聖エウフェミアの遺体を納めた石棺が残っています。

　聖エウフェミアは２９０年生まれ。
コンスタンチノーブルの対岸にあるカルケドンという町の出身。
ディオクレティアヌス帝の時代に迫害され、３０４年９月１６日に車輪で拷問をされた上に円形闘技場でライオンにかみ殺されて殉教したとされています。

エリア ロヴィニ(クロアチア)

• 旅行の満足度: 3.5

１５時４０分にロヴィニに着きました。

　駐車場から丘の上の教会に向って歩きます。

教会の鐘楼がよく見えます。

海の側を歩きました。

　海のすぐそばに家が建っています。

　教会の鐘楼アップ
　
車輪を持った聖エウフェミア。
今は後ろ姿ですね。

風の向きで像の向きが替わるそうです。

　この辺りで泳ぐ人もいました。

　港

青い海と沖合の島

　海の近くに青空市場があります。

　オリーブオイルやラベンダーのポプリを販売しています。
先に教会に行き、後で青空市場で自由行動になりました。

　青空市場から教会を目指して旧市街地を歩きました。

ずっと登坂です。

　今度は茶色い壁ですね。

　通りから右手を見ると、すぐ横には青い海が見えます。

　クロアチアの夾竹桃ですね。

猫の飾り発見

　今歩いて来た道を振り返る。

下の方は道幅が狭かったけど、丘の上の方は広くなっています。

　何か灯台みたいな建物発見

　あっちにも行きたかったけど、みなさん階段を上って行っているので我慢。

　気になり、灯台を写す。
帰りに見に行けばいいか・・・。

　（帰りは教会の裏の方に降りたので、結局あの灯台の側には行けませんでした）

　坂道を上がっている所。

　教会の鐘楼が見えます。
鐘楼は高さ６３ｍあります。

　屋根の上の聖エウフェミアの銅像アップ

　車輪で拷問をされたためシンボルとして車輪を持ち、信仰の勝利の印である
シュロの葉を掲げています。

　向いている方角は南西かな？

　毎年エウフェミアの殉教日の９月１６日には今も各地から巡礼者が集まるそうです。

　丘の上の教会と鐘楼

　飛行機発見

　あちこちで飛行機を見かけました。

　教会の十字架

　教会の屋根にはウミネコがいます。

　教会を正面から見る


　鐘楼は教会の後ろの方に立っています。

　教会の前から海を眺める

　赤い屋根

　煙突もあります。
煙突には鳥が止まっています。

　小さな島がありますね。

　入り口

何か文字が書いてあります

　教会に入りました。

教会の中

　教会の中

　教会の祭壇

　聖エウフェミアの石棺はどこにあるのかな・・と思ったら右の裏側の方でした。

　教会の右側奥に石棺がありました。

　石棺

エウフェミアの遺体は当初は故郷の町カルケドンの教会に納められていました。

町がペルシャ人に占領されたために７世紀初めにコンスタンチンンーブルの教会に移されました。
その後聖像破壊運動が起こったために遺体の安全な保管が危ぶまれ、３番目の保管場所になったのがロヴィニです。

　ちょっとアップ

　伝記によると８００年７月のある暗い嵐の夜に彼女の遺体を納めた大理石の石棺がコンスタンチンノーブルから忽然と帰依、この町の沖合にボートにのせられて現れたとのことです。

　石棺

絵があります。

　石棺にある絵アップ

　石棺を横から見た所

　こちら側の石棺の蓋には瓦みたいな模様があります。

　石棺の横の壁にある絵
　
石棺を村人は何頭もの馬や雄牛を使って岸に引き上げようとしたものの重すぎて引き上げることが出来なかったそうです。
　するとどこからともなく幼い少年が二頭の子牛とともに現れ石棺を引き上げたそうです。

　　引き上げる所の絵ちょっとアップ

　力の弱い子牛がたった二頭で石棺を動かしたことに村人は驚き、そこに神の意志が働いたと考えたそうです。

　石棺は丘の上の聖ユライ教会に奉され、それ以来この教会は聖エウフェミア教会と呼ばれるようになりました。
　聖女エウフェミアはロヴィニの守護聖女となり、石棺も待ちのシンボルです。

　石棺の横にある壁の絵
　
３０４年９月１６日に車輪で拷問をされた上に円形闘技場でライオンにかみ殺され殉教をする場面。

　その時エウフェミアは１５歳だったそうです。

　ちょっと見る場所を変えて・・・。

　アップ
　
ライオンは飢えて気がたっていたのに、彼女を殺したものの、その周りを途方にくれてうろうろとまわるだけだったそうです。

　こちらは教会の入り口側だったかな。

　教会の見学を終えて外に出ました。

教会の前から海を見る。

　帰りは教会の側の坂道を降りました。

　教会の側面。

鐘楼のエウフェミアの像が見えます。

教会の側面

　坂道

　お店があり、水が入った器が置いてありました。
私が近寄っても恐れることもなく水を飲んでいます。

慣れたものです。

教会の端の壁

教会の祭壇がある側の外壁

　下り坂。

　振り返って教会の鐘楼を見る。

　赤いビーズみたいな飾り

青いビーズみたいな飾りもあります。

もう少ししたら鐘楼が見えなくなりそうなので、しつこく振り返って見る。

　何の木かな

　葡萄の木かな？

坂道を下って行きます。
石畳なので足元に気を付けなければいけません。

　私の前を歩いていた人が尻餅をつかれました。
声をかけると、大丈夫との事。
なんでも昨日のブレッド城の坂道で滑り２メートルぐらい下ってしまったとのことでした。
　わああ…どうもないのがすごいな・・・・私だったら骨折ものです。

　坂道の途中にあるお店

青いドアに青い窓の戸。
青い自転車

ちょっと自転車アップ

これも夾竹桃かな？

横道のお店。
なんかかわいい通りですね。
歩いて見たいけど、みなさん坂道を下っているのでついて行かなくては・・・。

　これは昔の通りかな？

　バルビ門修復中です。

町は一時ヴェネチア共和国に組み込まれていたので、門にはヴェネチアのシンボルである翼のライオンと、街の有力者であったバルビ家の紋章がついているそうです。

　かつてはここから教会がある旧市街地は城壁で囲まれていた小島の町だったそうです。
　城壁には門が７つあったけど残っているのは３っつだけだそうです。

　バルビ門はチトー広場に面して建っています。

　広場のお店

お店日陰で黒くなりました・・・。

何かの施設かな？

　入り口アップ

　チトー広場にある建物

時計台アップ

１６時２５分前自由行動になりました。
今１６時です。
他の人は最初の青空市場に向われたけど、私は広場をちょっとウロウロ・・・。

アップ

ヴェネチア時代の翼のあるライオン。

チトー広場

かつてはここから北のヴァルディボラ広場を結ぶジュゼッペア・ガリバルディ通りは海峡を埋め立て場所だそうです。

　今は町の南北をつなぎ、カフェやレストラン、露天市などがあるメインストリートの一つです。

　広場の端は港です。

　いろいろな航路があるのかな。

港

　船がいっぱい

桟橋もあります。

　港からチトー広場を眺める。
左の方に教会の鐘楼のエウフェミアの像が見えます。

　さて、そろそろ青空市場の方に向かいましょう。

　北側の青空市場に戻りました。

青空市場

　教会の鐘楼を見る。

　先にトイレに行っておいた方がいいかな。
　トイレは港の方にあるので又海岸に行きました。

泳ぐ人いないですね。

　海水浴場

　海

海水浴場を眺める。

沖の船を見る

船が出て行きました。

　いろいろな船便がありそうです。

　こちらは今から出航する船。

　一旦バックをして・・・。

　向きを変えて出発。

どこかに行きました。

　どこに行くのかな？

　沖合には小さな島もありますね。

海水浴場の側にあるヴァルティボラ広場

近くにトイレがありますが、こちらは７クーナ（１４０円くらい）でした。

　青空市場

　青空市場

このジュゼッペア・ガリバルディ通りをまっすぐ進むとちチトー広場に続きます。

かつては海峡だった場所です。

　青空市場

イチジクを買って食べる人もいました。
葡萄もたくさんありますね。

　スイカもあります。
食べてみたいけど食事を食べたらそんなにお腹空かないしねえ・・・。
買わなくてもいいか・・・。

　オリーブオイル５本で・・・いくらとかで売っていて、ツアーの人何人か買っていました。
　私はあんまりお土産をあげる人もいないのでいいか・・・。
（いろいろ理由を付けて何も買っていないです）

　１６時２５分になりました。

さてそろそろバスに行きましょうとの事。

　公園を歩きます。

ちょっと振り返って教会の鐘楼を眺めます。
逆光で黒っぽいです。

歩いて来た道ちょっと振り返る。

　バスの駐車場。
ここは５分間の停車はＯＫみたい。
１６時３５分にバスに乗ってオパティアに向かいます。

　オパティアまで約８５キロです。