2018年7月25日：第22回ダムカード収集の旅 群馬・長野編（中編）　「豊岡ダム」・「浅川ダム」の2ダム訪問　＆　菅平ダムに寄り長野県企業局ダムスタンプラリー2018開始

2018/07/25 - 2018/07/25

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。

ふとした事から2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回でついに22回目です

第21回終了時点で、10都県の111施設を巡りました
※直近の第21回の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11375029

今回の第22回は群馬・長野編です。
連休が取れたので、1泊2日でダム巡りを満喫しました
初日は昨年11月から新たにダムカード対象施設となりつつも5月まで冬季閉鎖で訪問不可能だった群馬県の「野反ダム」を訪問し群馬県のダムカード配布対象施設をコンプリート
その後、長野県に入り県北部を中心にダムを巡り、1日で6施設を訪問しました。

相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、
前編・中編・後編に分けてお届けします

中編はは長野編として「豊岡ダム」「浅川ダム」です
既にダムカードは入手済みですが菅平ダムにも立ち寄り長野県企業局が開催しているダムスタンプラリー2018にも参加です

「長野県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 35
中編訪問数・・・ 2（ 5.7％）
累計訪問数・・・ 8（22.9％）
未訪問数・・・・ 27（77.1％）

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア 長野

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

前編にて
　群馬県のダムカードをコンプリートすべく2017年11月からダムカード配布対象施設になったものの直ぐに冬季閉鎖され6月に解除された野反ダムを訪問し2018年7月現在の群馬県のダムカード配布対象施設をコンプリートしました
　併せて建設中の「八ッ場ダム」も訪問し工事の進捗状況を確認しました

※前編の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11383952

※写真は前編の最終地「野反湖」

野反湖 自然・景勝地

群馬県のダムカード配布対象施設をコンプリートしたので
長野原まで下り鳥居峠を越えて長野県に入りダムカード巡りを続けます

途中菅平ダムに立ち寄り

「野反湖」から「菅平ダム」は鳥居峠を越えて67km程の道のり

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

菅平ダム
1968年（昭和43年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 41.8m
堤頂長　149.7m
クレストゲート　2門

※ダムカードは2017年12月に入手済み
　その時の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11313769

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

既に訪問済みなのに再訪した理由は後で書くにしても
訪問したからには施設を見なければ収まりません（笑）

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

ダム天端よりダム下端を望む
スキージャンプ式の減勢工が確認できますが、大半の水が導水路を経て菅平発電所に送られるので、中々見れる事はないのでしょう

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

ダム右岸側にある菅平発電所までの導水路

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

大半の水は導水路を経て発電に利用されます

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

「菅平ダム」によって形成されたダム湖は「菅平湖」と言います

菅平といえば菅平高原が有名で、残念ながら湖は高原より結構離れた場所にあるので観光的には超マイナーな存在です

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

さてダムカードは入手済みなのに何故「菅平ダム」に立ち寄ったかと言うと
7月21日～9月30日迄の期間で「長野県企業局主催　ダムスタンプラリー2018」が開催されているからなのです
こういう企画に弱い私はついつい参加してしまいます（笑）

※スタンプラリーの詳細はこちら
　https://www.pref.nagano.lg.jp/kigyo/damstamp.html

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

長野県企業局主催　ダムスタンプラリー2018は
長野県内のダム11ダムが対象となります

5ダム制覇で参加賞
11ダム制覇でグランドスラムとなります
当面の目標は5ダム制覇、最終目標は11ダムのグランドスラム（コンプリート）です
本日の行程だと菅平ダムの他に
・湯の瀬ダム
・裾花ダム
・奥裾花ダム　　が対象となります

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

長野県企業局主催　ダムスタンプラリー2018
全11ダム中　第1号（本日の第1号）は

・菅平ダム

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

「菅平ダム」から「菅平高原」にやって来ました
「菅平ダム」から「菅平高原」は6km程の道のり

夏の菅平高原はラグビー合宿で有名な場所

菅平高原スノーリゾート 自然・景勝地

当然ながら裏太郎付近のゲレンデも全く雪無し
スキー場時のシンボルでもあるラグビーポールで有名な場所です

極端な表現をすれば町全体が汗臭いくらい
夏休みという事もあり多くのラガーマンたちが合宿をしていました
流石ラグビーの聖地

菅平高原スノーリゾート 自然・景勝地

「菅平高原」から「豊丘ダム」にやって来ました
「菅平高原」から「豊丘ダム」は国道406号線を須坂市街まで駆け下り再び山を登って20km程の道のり

ダム堤体の上も下もそれぞれ公園になっていますが、どのダムも比較的ダム下の公園は草ぼうぼうで寂れている事が多いですが
残念ながら豊丘ダムも其の例に漏れる事は出来ませんでした

アクセスも砂利道だし私みたいな変わり者以外はダム堤体上のみ訪問すれば十分かも知れません

ダム堤体上に移動して来ました
ダム堤体上はしっかりと整備されています

豊丘ダム
1994年（平成6年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 81.0m
堤頂長　238.0m
鋼製直線多段式2段ローラーゲート　1門
ジェットフローゲート　　　　　　 1基

洪水期を迎えてはおりますが、ダム湖の水位は比較的高め
常用洪水吐より数メートる下に保たれていました

普段から常用洪水吐の水位辺りまで水があるのか丁度その高さまで提体が変色しています

ダム天端は道路として開放されています
車幅はあまりありませんが通常時は対面通行可能です

ダム天端よりダム下端を望む
先程までいたダム下の親水公園が見えます

ダム天端よりダム下流方面を望む
天気が良すぎて霞んでいますが遠く須坂の街が望めます

ダムの少し下流部には採石場の跡地があります
提体下の親水公園に行くには、採石場跡地のすぐ脇を通る必要がありますが、結構な廃墟感があり少し怖かったです
廃墟マニアには有名なのかもしれません
（現在も稼働中だったらスミマセン）

「豊丘ダム」によって形成されたダム湖は「昇竜湖」と言います
先程訪問した菅平湖の湖水に比べかなり緑色です
土壌の影響でしょうか？

例によって天端を渡り切りダム右岸側にやって来ました

豊丘ダムの堤頂長は238.0m

天端を走破したダムとしては81ダム目で
堤頂長は合計で20,057.2m（≒20.0km）となりました

提体を歩き続けて気が付けば約20km、馬鹿ですねぇ（笑）

昇竜湖は湖岸周遊道路が整備されていますが
一部トンネルが小さくて左回りの一方通行です

周遊道路途中にある展望台から豊丘ダムを望む

「豊丘ダム」から須坂市街に在る「蔵のまち観光交流センター」にやって来ました
「豊丘ダム」から「蔵のまち観光交流センター」は10km程の道のり

蔵のまち観光交流センター 名所・史跡

須坂市街には昔ながらの蔵が多く残っており、須坂駅近くの「蔵のまち」は観光名所になっています。その中の蔵を改造して観光案内所として活用しています

蔵のまち観光交流センター 名所・史跡

観光案内所だけに館内は観光案内が沢山
また散策途中に休憩できる様に座席も用意されていて飲物も販売しています

そして「豊丘ダムのダムカード」の配布場所でもあります♪

蔵のまち観光交流センター 名所・史跡

「長野県」ダムカード収集の旅
全35ダム中第7号（本日の第1号）は

・豊丘ダム
　
右上の目的記号は「FNWP」
■　F：洪水調節
■　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
豊丘ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

蔵のまち観光交流センター 名所・史跡

「蔵のまち観光交流センター」から「道の駅　オアシスおぶせ」にやって来ました
「蔵のまち観光交流センター」から「道の駅　オアシスおぶせ」は6km程の道のり

道の駅 オアシスおぶせ 道の駅

ここで本日の行程の大きな分かれ道
時間に余裕があれば妙高高原まで高速に乗り新潟県のダムカード配布対象施設で大きく長野県側に偏っている「笹ヶ峰ダム（乙女湖）」を訪問しようかと思っていたのですが・・・結局断念しました
ダムカード巡りの新潟県初進出は次回以降のお楽しみです♪

※実は到着時は行く気満々だったのですが・・・
上司から電話が入り、弊社に落ち度は無いがクライアントが困っているのとの事で緊急出勤対応要請が入りました（泣）
結局、現在長野にいる旨を伝え上司に対応してもらったのですが、以後定期的に電話での応対に追われ、運転を中断せざる得ない事が目に見えていたので断念した次第です
（案の定、結局22:00頃まで何回も電話でやり取がありました）

道の駅 オアシスおぶせ 道の駅

「道の駅オアシスおぶせ」は
上信越自動車道の「ハイウェイオアシスおぶせPA」と施設を供用しています
更にスマートICも併設されています

なので売店等施設も大きいです

道の駅 オアシスおぶせ 道の駅

館内は観光土産が沢山揃っています
レストランも併設されており、高速道路のPAではありますが
規模は十分にSA級です

以前参加した関東道の駅スタンプラリー2016以来の訪問です
※その時の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11188079

道の駅 オアシスおぶせ 道の駅

「道の駅　オアシスおぶせ」から「浅川ダム」にやって来ました
「道の駅　オアシスおぶせ」から「浅川ダム」は長野市街をかすめて15km程の道のり

浅川ダムは全国で4例目、長野県が管理するダムとしては初となる「流水型ダム」
いわゆる「穴あきダム」の一種です

ダムの建設目的に水力発電や水道などの水利用が無く洪水防止に特化したダムで、通常時は貯水しません。豪雨時等はオリフィスで水量を抑制しながら貯留し下流への影響を防ぎます。

浅川ダム
2017年（平成29年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 53.0m
堤頂長　165.0m

流下型ダムなので、通常ダム中程のやや上部にある常用洪水吐は無く、相当の孔がダム下部にあるので、その姿に違和感があります

万一のための非常用洪水吐は自然越流式で他のダムと同様です

ダム天端は遊歩道として開放されています
昨年竣工のダムなので、まだあちこち新しいです

ダム天端よりダム上流部を望む

名前の通り浅川の流れ上に浅川ダムがあります
長野市街まであと少し、
今日の穏やかな流れを見ていると、ダムを造らなければ下流に被害が出る程、浅川の流れが変貌するとは中々信じられません

普段は全く貯留していませんが、貯留時に周辺が崩れない様に
あちこちコンクリートで護岸してありました
なので少なくとも、ここが水没する程度は、結構な頻度で豪雨に見舞われるのでしょう

流水型ダムは自然に優しいのが売りらしいですが、この辺りだけ見ると余りそうは見えません

ダム天端より上流側の下端を望む

普段はあそこからダム堤体を潜って普通に流れます
豪雨の場合は、流れ切らない分が貯留される、規模は大きいですが原理としては単純な仕掛け

ダム天端よりダム下流側下端を望む
中央は自然越流型の非常用洪水吐からの排水用の減勢工
上の写真の浅川の水は左側を流れます

何時もの様に天端を渡り切りました

浅川ダムの堤頂長は165.0m

天端を走破したダムとしては82ダム目で
堤頂長は合計で20,222.2m（≒20.2km）となりました

浅川ダムのダムカードは飯綱高原観光協会か浅川改良事務所（長野県合同庁舎南庁舎）で頂くことが出来ます
次の目的地までのルートも鑑み浅川改良事務所で頂く事にしました

「浅川ダム」から「浅川改良事務所」は6km程の道のり
長野県庁の東側にあります

「長野県」ダムカード収集の旅
全35ダム中第8号（本日の第2号）は

・浅川ダム
　
右上の目的記号は「F」
■　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
□　W：水道用水
□　I：工業用水
□　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
浅川ダムは「洪水調節」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

さて、この後は長野県庁の直ぐ西側を流れる裾花川を遡り
「湯の瀬ダム」「裾花ダム」「奥裾花ダム」と巡ります
この3ダムは「ダムカード配布対象施設」であると同時に「長野県企業局主催　ダムスタンプラリー2018」対象ダムとなっています。

とは言え長くなってきたので、後は「中編」に続きます

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです