2017年12月6日：第13回ダムカード収集の旅 群馬県西部・長野県東部編（後編）　金原ダム・菅平ダム の2ダム訪問　&　道の駅 雷電くるみの里・地蔵温泉 十福の湯

2017/12/06 - 2017/12/06

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。

ふとした事から今年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回で13回目です

第 1回：神奈川編　2ダム訪問
第 2回：神奈川編　5ダム訪問
第 3回：埼玉県＆山梨県　7ダム訪問
第 4回：山梨県＆長野県　6ダム訪問
第 5回：東京都＆山梨県　3ダム訪問
第 6回：神奈川丹沢周辺　3ダム訪問
第 7回：群馬県北部周辺　7ダム訪問
第 8回：群馬県＆栃木県　7ダム訪問
第 9回：栃木県北西部　8ダム訪問
第10回：栃木県編　11ダム訪問
第11回：群馬県＆埼玉県　9ダム訪問
第12回：群馬･栃木･埼玉　6ダム訪問

※第12回の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11310007

第12回終了時点で、7都県の74施設を巡りました

今回の第13回は群馬県西部・長野県東部編です。

話は少し長くなりますが、昨夜HPを見ていたら12/6の八ッ場ダムのダム見学に若干の余裕がありました。本来前日の17:00迄の受付なので、当日受付は無理なのですが当日の朝一（8:30から問い合わせ可能）に問い合わせして可能ならば申し込もうと思い、早朝から群馬方面に向かいました。八ッ場ダム見学は13:30からなので、午前中は碓氷峠近辺のダムを見学し、可能であれば八ッ場方面に向かい、無理な場合は長野方面のダムを見に行こうと決めました。

はたして8:30に電話したところ残念ではありますが、やはり当日見学は不可との事でした。なのであっさり方向転換し本日は群馬県西部と長野県東部のダム巡りとなりました。
八ッ場ダム見学は後日のお楽しみとします

八ッ場ダム見学は出来ませんでしたが、その分時間の制約が無くなったので坂本ダムの碓氷湖や碓氷峠のアプトの道等をゆっくりと見学出来ましたし、菅平まで足を延ばし初冬期のダムを満喫し最後は「地蔵温泉十福の湯」でのんびりと汗を流す事が出来ました

相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、
前編・中編・後編に分けてお届けします

後編は長野県東部の「金原ダム」「菅平ダム」です
金原ダムのダムカード配布場所である「道の駅 雷電くるみの里」を訪問するとともに、初冬の菅平高原を少しだけ見学し、最後は「地蔵温泉 十福の湯」で一日の疲れを癒しました

「長野県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・35（2017年11月より5施設追加）
中編訪問数・・・ 2（ 5.7％）
累計訪問数・・・ 6（17.1％）
未訪問数・・・・29（82.9％）

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア 真田・東御(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

前編にて
　前日夜の時点でHP上で八ッ場ダムのダム見学会に空きがあり、本来は前日まで受付の所、あわよくば参加しようと群馬方面を目指し、当日の事務所開設時間に電話で問い合わせるも、やはり参加できず・・・
（決して無理強いはしてませんよ念のため）
　ある程度覚悟はしていたので、何れにせよ訪問予定であった群馬県西部に在る「中木ダム」「坂本ダム」を訪問し、坂本ダムのダム湖である碓氷湖畔をのんびりと散策しました

※前編の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11312826

中編にて
　「麦わら帽子」で有名な「霧積」にある「霧積ダム」を訪問後、旧信越本線廃線跡を流用したアプトの道と明治時代に造られたレンガ造りの橋梁「碓氷第三橋梁」を楽しみました。その後は長野県に入り「湯川ダム」を見学しました。

※中編の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11313514

※写真は中編の最終地「湯川ダム」

次なるダム「金原ダム」を目指しますが
ダムカード配布場所である「道の駅　雷電くるみの里」の方が行程上手前に在るので先に寄る事にしました

「湯川ダム」から「道の駅　雷電くるみの里」は19km程の距離

道の駅 雷電くるみの里 道の駅

道の駅スタンプラリー2016参加時以来の訪問です
前回は暗くなってからの訪問だったので明るい時間には初めて訪問しました

※前回の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11199575

道の駅 雷電くるみの里 道の駅

「国道18号線」のバイパス路線である「浅間山麓広域農道」
通称「浅間サンライン」沿いにあり、ちょっとした高速のSAの様です

道の駅 雷電くるみの里 道の駅

店内も地元野菜もありますが、観光土産の品揃えが豊富です

売店のレジでダムカードを欲しい事を伝えると
「引換券ありますか？」と聞かれたので、素直に「ありません」と返答すると
「分かりました」という返事と共にダムカードを頂く事が出来ました
※ごめんなさい、その時は全く意味が分かりませんでした

道の駅 雷電くるみの里 道の駅

「道の駅　雷電くるみの里」から「金原ダム」にやって来ました
「道の駅　雷電くるみの里」から「金原ダム」は10km程の道のり

上手く撮らないと何の写真だか分からなくなるロックフィルダム
ダム正面は立入禁止でうまく撮影できませんでした

金原ダム
1999年（平成13年）竣工のロックフィルダム
堤　高　 36.5m
堤頂長　224.0m
ステンレス鋼製スライドゲート　3門
ジェットフローゲート　　　　　1門

ダム湖側から見た方がロックフィルダムだと分かりますね

ダム天端は遊歩道として開放されています

ダム天端からダム湖方面を望む
「金原ダム」によって形成されたダム湖は特に名前は無いようです
サイズも小さく、小さなため池と言った感じです

ダム天端から下流方面を望む

山間に有るダムですが、切り立った険しい谷間を利用して造ったという感じではありません。
寧ろ高台の一部を掘り下げ、掘り下げた土で盛土してダム部を形成したような感じでした

ロックフィルダムなので非常用洪水吐等はダム堤体では無く側面にあります

下の穴が常用洪水吐の様です
そして自由越流式の非常用洪水吐

各洪水吐からの放水はダム右岸にあるスロープを下ります

ダム管理所は無人でしたが、入口に引換券がありました
ここでようやく「道の駅　雷電くるみの里」のスタッフが「引換券はありますか？」と聞いた謎が解けました。
本来はここで引換券を貰ってこなければいけなかったようです
大変失礼しました

「長野県」ダムカード収集の旅
全35ダム中第5号（本日の第2号）は

・金原ダム

右上の目的記号は「FNW」
■　F：洪水調節
■　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
□　P：発電

右下のダム形式は「R」
□　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
■　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
金原ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「ロックフィルダム」という事になります

「金原ダム」から「菅平ダム」にやって来ました
「金原ダム」から「菅平ダム」は23km程の道のり

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

菅平ダム
1968年（昭和43年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 41.8m
堤頂長　149.7m
クレストゲート　2門

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

既に陽の当たりにくい場所は積雪が始まりつつ在り
冬の装いとなり始めていました

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

「菅平ダム」によって形成されたダム湖は「菅平湖」と言います

お日様の力って凄いです。
日の当たりにくい場所は積雪が始まっていますが
陽の当たる所は落葉はしていますが、まだまで初冬の景色です

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

ダム天端は開放されていました
車両も通行可能ですが渡っても突き当りに管理所があるだけなので事実上来訪者専用です

ダム天端よりダム下端を望む
スペースの関係か減勢工（ダムの放流水がダム下端を侵食しない様に造られた所）を作れないようで、スキージャンプ式の減勢工となっていました
放流された場合あのジャンプ台で空中に放流され水の勢いを殺してダム下端が抉られるのを防ぐわけです。
うーん見てみたいです

尚、通常大半の水は写真右端の導水路を経て菅平発電所に送られます

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

「長野県」ダムカード収集の旅
全35ダム中第6号（本日の第3号）は

・菅平ダム

右上の目的記号は「AWP」
□　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
■　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
菅平ダムは「かんがい用水・水道用水・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

さて時刻は15:20
菅平高原を越えれば24km程先に「豊岡ダム」があります
但しダムカードは須坂市内の観光案内所配布
時間的にはギリギリ間に合いそうな感じです

但し、「菅平ダム」から「菅平高原」まではまだまだ登りが続きますし、須坂方面へは下り坂で道路の積雪状況が懸念されます。
愛車の足回りはノーマルタイヤのまま・・・

事故は勿論の事、他の車両への迷惑は絶対に避けなければなりません
熟慮した挙句、とりあえず菅平高原までは行ってみる事にしました

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

とりあえず菅平高原までやって来ました
「菅平ダム」から「菅平高原」は5km程の道のり

道路には殆ど雪は無く、まだ日が差しているので積雪があっても溶けていて殆ど問題ありませんでした
行こうと思えば行けたかもしれませんが、この先の須坂方面の下り道が凍結している懸念もあるので、これ以上の行軍は断念し路面状況を確認済みの今来た道を戻る事としました

オープンまでは、まだまだですがスノーマシンは既に稼働している様で
ゲレンデには若干積雪もありました
最近ご無沙汰ですが菅平スキー場は大好きなスキー場の一つです。

※既に5年も前ですが直近の訪問時の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11019869

菅平高原スノーリゾート 自然・景勝地

菅平湖畔まで下って来ました
道路は比較的積雪は有りませんでしたが、展望用の駐車場（チェーン脱着場）はそれなりの積雪でした
広い駐車場だったので制動テストをしてみましたが
雪は溶け気味だったのでABSは多少作動しますがノーマルタイヤでもがっちり停止しました
但しそれは日中の凍結前の話、夕方に向けて気温がぐんぐん下がってきているので凍結したら危険です。
まあ結果論ですが戻ってきて正解だったと思う事にします。

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

展望用の駐車場（チェーン脱着場）から望んだ菅平湖越しの菅平ダム
美しい風景です

本日のダム巡りも終了し、何処かの温泉で疲れを癒す事にしました
菅平にスキーに来た際は、ここから少し下ったところに在る真田町の「真田の湯」に寄る事が多かったとですが、小諸まで頑張って夜景の綺麗な「あぐりの湯」という選択肢もあるなぁ・・・

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

結局、過去にスキー帰りに1回だけ寄った事があり露天風呂が大きかった記憶がある「地蔵の湯　十福の湯」に行く事にしました

「菅平ダム」から「地蔵温泉　十福の湯」は上田方面に山を下り真田温泉の前を長野方面に向かいます、移動距離約23km

地蔵温泉 十福の湯 温泉

山間部に在る日帰り入浴施設なので既に積雪がありました
大きな露天風呂があります（県内有数の大きさのとの事）

地蔵温泉 十福の湯 温泉

玄関前には源泉が湧いています
源泉は38℃程ある様ですが、氷点下の外気にされされているので、とても冷たかったです。勿論お風呂は加温していますが

地蔵温泉 十福の湯 温泉

館内はログハウス風の作りで非常にモダンでした
入館手続き後直進するとお風呂があります

地蔵温泉 十福の湯 温泉

右折するとレストランや大広間があります
※大広間は他の方もいたので撮影は自粛しました

地蔵温泉 十福の湯 温泉

土産物の売店もお洒落な感じです

地蔵温泉 十福の湯 温泉

レストラン以外にも焼きてパン屋があり、そこでは石窯ピザも作っていました

地蔵温泉 十福の湯 温泉

暖炉もあり、入浴後に暖炉前でくつろいでいる方もいました
但し暖炉前は少々狭いので人数は限られそうです

肝心なお風呂ですが
大きな露天風呂でとても良かったです、県内有数の広さは伊達ではありません
露天といっても半分くらいは屋根を架けて在り雪の日も安心です。
のんびりゆったりと一日の疲れを癒す事が出来ました

地蔵温泉 十福の湯 温泉

入浴後に食事を頂きました
信州と言えば蕎麦です、「サラダうどん」ならぬ「サラダ蕎麦」
正確には「石臼挽き蓼科豚の野菜肉蕎麦」（大盛）を頂きました

地蔵温泉 十福の湯 温泉

ざる蕎麦じゃなきゃ蕎麦の風味が台無し・・・と言う声は置いておいて
久しぶりに「うまい蕎麦たべたぁ♪」と言うのが感想です
大変美味でした

地蔵温泉 十福の湯 温泉

食事の後は大広間からラウンジに移動して
ゆったりと食休み・・・
勿論、館内にいる限り入浴は何回でも可能なので再びお風呂を楽しんだり
のん～びり過ごすことが出来ました♪

テーブルの上にランプ兼ストーブが置いてあり、すごく良い雰囲気でした
すぐ横が喫茶コーナーなので、ここでコーヒーを読みながら読書なんて最高です

地蔵温泉 十福の湯 温泉

さての途に着きましょう
ダムカード巡りを頻繁に行う秘訣の一つは
「いかに高速道路を有効利用するか」ですが
「いかに高速代を節約するか（ケチるか）」も重要な課題（貧乏人なもので）

温泉ですっかり疲れが取れたので
十福の湯から浅間サンラインと国道18号を駆使して軽井沢・碓氷峠を抜け、結局関越道花園ICまで一般道で帰りました
長野道は確かに早いですが、かつてのスキーブームの頃はまだ開通しておらず、藤岡⇔長野間は一般道しかありませんでした。
でも一般道とは言えスキーブーム時に結構整備され、且つ高速開通で通行量は減ったので、それなりに快適に走れるのです♪

とはいえ一般道のみで130km程ありますが・・・（笑）
※写真は関越自動車道花園IC

翌日に疲れが残らない程度に最後は高速に乗りました
時刻は0:40　余裕でETC深夜割引の適用時間です
深夜帯だと花園から所沢まで\1,090-
この程度ならば財布への影響も少ないです（笑）
※写真は関越自動車道所沢IC

無事に帰宅しました
出発前の愛車のＯＤメーターの値は129,639km
帰宅後の愛車のＯＤメーターの値は130,138km

本日は499kmのドライブとなりました

1日かけて群馬県西部と長野県東部を駆け巡り
群馬県3箇所、長野県3箇所の全部で6箇所のダムを訪問する事が出来ました

今回も良いダムが沢山ありましたが
前編・中編・後編を通して
個人的に今回最も印象に残ったダムは

坂本ダム（碓氷湖）でした

ダム自身は小規模でしたが信越本線の廃線跡「アプトの道」とコラボした様なダムの景観、碓氷湖周辺の遊歩道など、とても好感が持てました

他にも雪の菅平ダムは印象的でした。冬季閉鎖等もあり現実的には厳しいのでしょうが、厳冬期のダムにも非常に興味がそそられました

今回は「アプトの道の碓氷第三橋梁」や「地蔵温泉　十福の湯」など寄道もいつも以上に楽しかったです

ダム巡り・・・
それぞれのダムに歴史があり、建造物としても面白く、自然豊かな場所も訪問できて、とっても楽しいです（笑）

ダムカード収集状況
栃木県 総施設数：25　今回訪問数： 0　累計訪問数：23（ 92.0％）
群馬県 総施設数：30　今回訪問数： 3　累計訪問数：24（ 80.0%）
埼玉県 総施設数：10　今回訪問数： 0　累計訪問数： 9（ 90.0%）
東京都 総施設数： 2　今回訪問数： 0　累計訪問数： 2（100.0％）　
神奈川 総施設数：10　今回訪問数： 0　累計訪問数：10（100.0%）
山梨県 総施設数： 7　今回訪問数： 0　累計訪問数： 6（ 85.7%）
長野県 総施設数：35　今回訪問数： 3　累計訪問数： 6（ 17.1%）
※群馬県・栃木県・長野県は11月より総施設数が増えました

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました