2018/05/05 - 2018/05/05
755位(同エリア2536件中)
船尾唯智さん
(前回の続き)
日本海というと荒波砕ける冬を連想しがちですが、このゴールデンウィーク頃はべた凪。新日本海フェリーで20時間もかかる航路も、船内設備の充実もあり、あっという間という感覚な程に快適でした。
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晴天でべた凪の朝の日本海。クルーズ旅を楽しむには最適な日。
そこで朝食のためにレストランに足を運びます。こちらもガラス張りで眺望は素晴らしい。 -
青い海が見える席でのモーニング。贅沢と言えば贅沢。
船上の食事は総じて値段が高めなのがデフォだけど、クルーズ旅の醍醐味は船上の食事。値段が高くても、事前にコンビニとかで食材を買うことはなく、船上の食事を楽しむのが私の流儀。
ただし5回以上も乗って、完全に船内やレストランのメニューを知り尽くしたフェリー航路だと話は別(笑) -
それにしても見事な青空と青い海。そこに描かれる白い航跡はしばし目の保養になる光景。
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朝食後はしばし船内を散策する。こちらはゲームセンターコーナー。この時たまたま客がいなかったこともあってか、やや薄暗いイメージ。
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新日本海フェリーの航路は総じて長距離かつ長時間乗船なので、船内でクイズラリーのイベントをよくやっている。乗船客を飽きさせないための工夫。
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その他ジャグリングなどのイベントも時折やっている模様。流石に冬は荒波で揺れに揺れてジャグリングどころではないだろうが。
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船内フロントには乗船記念のスタンプも常備されています。
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フォワードサロンで海を見ながら、朝っぱらからアルコール(笑)
実はこれが最高のひとときなのかもしれない。 -
新日本海フェリーの敦賀苫小牧航路もそうだったけと、朝10時過ぎになると船内が慌ただしくなる。
まずは僚船「あかしあ」とのすれ違い。船内で事前にその旨が放送されるので、大勢の客がそれを見ようと船内やデッキからじっと海を見る。
で、実際にすれ違うとかなりのスピードで過ぎ去る。なんてたってこの舞鶴小樽航路は総延長1000キロを超える全国屈指の長距離フェリーだが、それを20時間ちょっとで走り抜けるから、時速にすると約50kmに換算される。それがすれ違うとなれば、相対的に時速約90~100kmになるのだからあっという間だ。
あと海上だから障害物もなく綺麗にフェリー全体が撮れるが、約1kmも離れているので、ホントは巨大な船体も全体が撮れる。 -
そして10時半にはカフェで賞品が当たるビンゴ大会。さっきまで「あかしあ」を見ていた人が一斉にカフェに押し寄せる。
そこで船員さんからフェリーに関するいろんな話があったが、フェリーの救命胴衣を盗んでネットオークションで売る客がいるとか。そんなことまでする客までいるのか、と呆れてしまった。というか犯罪行為を通り過ぎて、ともすれば人命の危機を晒す行為だ。
ちなみにビンゴゲームは外れました(笑) -
風呂に入った後は昼食時間。
ここはレストラン、ではなくグリルに行く。国内の定期航路のフェリーでは、新日本海フェリーにしかない供食施設で事前予約制。
去年敦賀苫小牧航路に乗った時は日本海の荒波が心配でグリルを敬遠したが、実際乗ったらゴールデンウィーク頃の乗船では無用の心配と判明。そこで今回念願のグリルをネットで事前予約した次第。 -
グリルには私と他1人の客しかいなかった。その1人の客はスイートルームの客か?スイートルームだとグリルの食事が付いてくる。
ちなみにスイートルームは高嶺の華と思われがちだが、お盆の季節は新日本海フェリーの運賃が倍以上に跳ね上がる中、このスイートルームの運賃はそこまでは跳ね上がらない。お盆に乗るならスイートルームが良さげ。特に一緒に乗る人数が少ない時は。 -
テーブルに着席しようとすると、従業員の人が親切にイスを引いてくれる。それだけで高級感があるねえ(笑)だけど利用している客室は1人旅なので最安値(笑)それも神戸三宮~舞鶴間高速バスの運賃とセットになった超割引切符(笑)
テーブルの上にはお品書き。 -
高級感溢れるグリルに来ても、とりあえずはビール(笑)
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そしてテーブルの卓上に並んだ品々。天ぷらが油っこくなくあっさりしていて、それでいて野菜の瑞々しさと歯ごたえがしっかりあって美味でした。
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やはりメニューは野菜などの北海道産が多い。それを上品な味に仕上げる料理の腕前に舌を巻く・・・と言っても、基本的に下品な味を好む私の舌では、何処がどう上品なのかは、これ以上詳しく説明できない(笑)
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もちろんデザートも付いてくる。食事の最後にデザート食べるなんて何年ぶりか?(笑)
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とにかく、食べ終わると「美味しゅうございました」と料理記者歴○年の岸朝子みたいなセリフを吐きたくなる(笑)
グリルの内装も高級感に溢れてはいるが、レストランと違って景色が見られないというデメリットもある。 -
グリルを離れ、再びフロント前のモニターを見ると、ようやく青森西岸沖に到達したのが分かる。
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アルコールが入ったので、自分の寝台に戻って一眠りする。まさに食う寝る遊ぶの20時間(笑)
それにしても自分の予約し直した寝台は最高の寝台だった。普通2段寝台のところを、場所的な問題で1段寝台。天井が高い上に、海が見える窓付きときた。
ちなみに写真のように窓と寝台区画でズレが生じているが、これはもともと「はまなす」登場時、この部屋の区画が雑魚寝スペースだったが、これを寝台に改装した為の名残りだと言う。
ちなみにこの舞鶴小樽航路と敦賀苫小牧航路のいわゆる「直行便」航路には、雑魚寝スペースは完全にありません。
(続く)
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