ディスカバー☆ポルトガル！ぐるっと1周ポルトガルの魅力発見の旅(6)【世界一美しい図書館のある街コインブラ】

2018/04/28 - 2018/04/29

今年のGWは母と一緒にポルトガル1か国で12日間の贅沢2人旅。
ユーラシア大陸最西端の小さな国ポルトガルで12日間も行く所ある！？そう思う人も多いのでは？
私もそう思ってました（笑）リスボンくらいで十分でしょ？と。
そう、ある日偶然シントラのペーナ宮殿を見るまでは…。
こんなカラフルなお城見たことない！見てみたい♪と思ってからポルトガルのこと調べると、行ってみたい所出てくる、出てくる♪
そう思って数年、今回やっと行くことができたポルトガル。
リスボン、ポルトの都市以外にも雄大な自然のドウロ渓谷、モンサントの小さな村までぐるっと1周してみたら、ポルトガルの魅力発見できた。
ポルトガル人のやさしい人柄にも触れあえて、やっぱり行って良かったポルトガル☆☆

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オビドスから車で1時間、学生の街コインブラに到着。今日はここで1泊。
コインブラは、ポルトガル最古の大学がメインの街とだけあって、なんだかとても賢い雰囲気がある街。リスボンやポルトよりも落ち着いた印象。
ここではなんと言っても、世界一美しいと言われるジョアニア図書館が見たい！！
300年近い歴史を持つ図書館はやはり圧巻の美しさ。
同じコインブラ大学内にあるサン・ミゲル礼拝堂も思いがけず素晴らしくて感動☆☆
コインブラでは晴れたり雨が降ったり寒かったりと、天気に振り回されてちょっと駆け足になっちゃったけれど、もっとじっくり街歩きしたい街だったな。

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【旅行日程】
１日目　成田-ドバイ乗継-リスボン（リスボン泊）
２日目　リスボンベレン・バイロアルト・シアード観光（リスボン泊）
３日目　日帰りシントラ・ロカ岬観光（リスボン泊）
４日目　リスボン-オビドス観光-コインブラ観光（コインブラ泊）★
５日目　コインブラ観光-アヴェイロ観光-コスタノヴァ観光-ポルト（ポルト泊）★
６日目　ポルト観光（ポルト泊）
７日目　日帰りサンティアゴ・デ・コンポステーラ観光（ポルト泊）
８日目　ポルト-ドウロ渓谷観光（ピニャオン泊）
９日目　ドウロ渓谷-モンサント観光-リスボン（リスボン泊）
10日目　リスボンアルファマ・バイシャ観光（リスボン泊）
11日目　リスボン-ドバイ乗継
12日目　羽田

エリア コインブラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

オビドスから車で1時間程走ると、コインブラの街並みが見えてきた！
なんだか雲行きが怪しくなってきたけど大丈夫かな～？
まずはホテルにチェックインして少し休憩してから、コインブラの観光へ。
コインブラでは今日の午後と明日の午前中に時間があるので、とりあえず今日はホテルから近いコインブラ大学へ行ってみよう。

コインブラ大学の見学は、まず発券所でチケットを購入してから鉄の門へ。
チケットは3種類あるけど、ほぼ皆が世界一美しいと言われるジョアニア図書館を見たいので、プログラム1のチケット（12ユーロ）を買っている。
安い方のチケットだと図書館見れないので注意が必要。
図書館は各自入館時間が決まっていて、私たちは17時40分～の回と書かれている。
まだ16時だからけっこう時間あるな～。でもとりあえず今日の内に見れるのでよかった。

コインブラ大学 建造物

鉄の門から旧大学の中へ。
中庭から大学のシンボル、時計塔とラテン回廊が見える。

…それにしても寒い、雨もポツポツ降ったり止んだりで、めちゃくちゃ寒い…！冬みたい。。。
リスボンでは暖かくてちょうど良かったのに、昨日のシントラ辺りから気候が怪しい…。
スペインから来てる団体客はみんなダウン着てるし…！
GWのヨーロッパって日本よりも暖かいイメージだから、こんな寒いと思わなくて防寒対策してなかったよ～。
唯一レインジャケット持ってたのでなんとか助かったけど。
ここから1週間ぐらいずっと寒くてちょっと辛かった。。。
世界中で気候がなんか異常…！

旧大学 建造物

図書館見学の時間まで時間があるので、先にラテン回廊や礼拝堂を見ることに。
パステルカラーの天井が上品で可愛いお部屋。
ポルトガルは色使いがどこもカラフル。

帽子の間。
講堂の様な感じになっているけど、元々は17世紀に造られた宮廷の広間だったそうで、壁にはポルトガル歴代の国王の肖像画が飾られている。
こんな華やかな講堂だったら講義も眠くならなさそう！？

かつてラテン語を話すことが義務付けられていたというラテン回廊。
ポルトガル最古の大学とだけあって年季が入ってるね～。

この王家の紋章が描かれた天井もすごく華やか。

ラテン回廊の建物からの眺めがなかなか良い。
コインブラの街並みが一望できる。ここもやっぱりオレンジの屋根で統一されてるね。
左下に見えるのが旧カテドラルかな？
後で行ってみよう♪

ひと通り見終えてラテン回廊から中庭を眺めてみると…、

おや…？すごい人だかり。
そういえばチケット売り場のお姉さんが、礼拝堂で結婚式をやっていると言っていたっけ。
ちょうど式が終わったところみたい。

花嫁さんに会えた！可愛い～☆綺麗☆
コインブラ大学の卒業生かな？
なかなか貴重な場面に出くわせてラッキー♪
プラハでも見かけたし、台湾＆トルコではプロポーズに出くわしたし、けっこう海外旅行中の結婚式＆プロポーズ場面に出会う確率高いかも。

結婚式が行われていたサン・ミゲル礼拝堂の入口。
もう式は終わったので中に入れそう。

中へ入ってみると、壁一面が青のアズレージョ！！鮮やか～☆
天井の装飾もパステルカラーが可憐で素敵すぎる～☆☆
なんて可愛い礼拝堂なの！！

祭壇の上のマリアが描かれた天井の装飾も美しい～。
ここの礼拝堂は色の使い方がほんと綺麗なのよね。
色んな色を使ってカラフルだけど、パステル系だから派手派手じゃないのが良い。

このパイプオルガンもすごいね。
こんな可愛い礼拝堂で結婚式上げるのいいねえ～☆
チャペルの雰囲気とあの花嫁さんのシンプルなドレスが良く合ってる。

今回の旅ではかなり色んな教会に入ってみたけれど、個人的に一番綺麗だと思ったのが、このサン・ ミゲル礼拝堂かな。
小さな礼拝堂だけれどとっても素晴らしかった☆☆

礼拝堂も見終えたけど、図書館の時間までまだ時間があるのでカテドラルを見に行ってみよう。
大学を出てすぐ見つかったこの教会、カテドラルかな？と思ったら国立マシャード・デ・カストロ美術館だった。

新カテドラルか、旧カテドラルか、とりあえず先に目についた新カテドラルに行ってみる。
かなり大きな教会だけど、外観はシンプル。
ポルトガルの教会ってどこも見た目は質素なのに中に入ると豪華で驚きだよね。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

丸天井が特徴的な内部。
白い壁に赤のカーテンがなんだか重厚感ある。

新カテドラルはイエズス会の教会で、完成に100年費やしたんだそう。
この教会で100年なら、ジェロニモス修道院の100年は相当速いと思う。

右側の赤いカーテンの中は告解部屋？

イエズス会の教会と聞いて納得、この3D感満載の装飾は、リスボンで見たサン・ロケ教会と同じだもん。

ターリャ・ドゥラーダ（金泥細工）が施された祭壇の飾り壁が綺麗。
パイプオルガンの下は聖歌隊の席かな？

明日は日曜日でミサがあるのでお花を飾ってる。

とにかく天使、天使、天使でど派手な祭壇。
ほんとあの外観からは想像できない。。。

暗闇の中で祈りを捧げる。

ちょっと早いけど、旧カテドラルまでは見る時間なさそうなので、図書館を見るために大学に戻ってきた。寒い中外で待つのはツライ。。。

左の手前の建物がジョアニア図書館。
中は撮影不可なので残念ながら写真撮れず。。。
世界一美しい図書館は、1724年に建てられた当時のままって感じで歴史が感じられて凄かった～☆☆
最近やたら色んな所が世界一の図書館になってて、このジョアニア図書館も勿論美しいけど、個人的にはウィーン王宮内にある図書館「プルンクザール」の方がすごい～☆と思ったかな～。
やっぱり一番最初に見た場所が印象に残るのかな？

図書館見学は各グループ15分と決まっているのであっという間に終了。
でも図書館もそんなに大きくないのでちょうどいいくらい。

中庭に戻ってきて、ジョアン3世の銅像を見上げる。
コインブラ大学は元々、ディニス王によりリスボンで創設された大学で、その後リスボンとコインブラを行ったり来たりしていたのだけれど、ジョアン3世の時代にようやくコインブラに落ち着いたんだそう。
なんでそんなに行ったり来たりしてたんだろうな？

図書館を見終えたので、まだ見ていなかった旧カテドラルへ行ってみた。
新カテドラルは1598年建設開始だけど、この旧カテドラルは1162年に建立されたというのだからかなり古い。
ムーア人の侵略を恐れて要塞としても使われたそうで、外観はとても堅牢な造りになっている。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

18時過ぎてたけど、まだ中に入れるみたいだったので入ってみる。
ガイドブックには18時までと書いてあるけれど、どうやら土曜日は19時までみたい。
明日の日曜は午前中はミサで入れないし、お昼にはコインブラを出発してしまうから危うく見逃すところだった。よかった～。

天井の緑の球体がちょっと地球のイメージっぽい。
新カテドラルがあんなに派手だったから、こちらはとってもシンプルに見える。

石造りの祭壇。
これはキリストの十二使徒？
あら？数が合わない！？
聖書についてちゃんと理解していたら、教会はもっと楽しめそう。

タイルで埋め尽くされた壁に映るマリアの影。

教会の一部分に残っているこのタイルは随分と古い感じだね～。
これまで見たアズレージョに比べて、トルコのタイルに似た感じなのがちょっとイスラムっぽい。

暗闇の中、光に照らされた聖母マリア。
この教会の中で、ここの古いタイルとマリア像の感じがとても良かった。

右手の階段を皆が上っていて、気になって行ってみるとなんと回廊があった！
この回廊の感じ、ミニジェロニモス修道院みたい。

ジェロニモス修道院よりも古いこの回廊は、ゴシック様式としてはポルトガルで最も古い13世紀の建造だとか。
確かにこの石の色とか重厚な雰囲気が歴史を感じる。

回廊もジェロニモス修道院のそれと比べるととてもシンプル。

あ、ここにも葡萄！
葡萄カワイイ☆

キリストの十字架。

真っ暗な中で、ちょっとおとぼけ顔の獅子がゆるい。

これでコインブラ1日目は終了。
ポルトガル4日目にして、昼晩とレストランで食事をとるとお腹いっぱいすぎてかなりキツイことが判明。やっぱ量が多い…！
ランチかディナーかどちらか軽めにしないとヤバい。。。
この日もオビドスのランチでかなりお腹いっぱいになったので、ディナーを外で食べるのはやめて、大学近くのサンドイッチ屋で軽くパンとサンドイッチをテイクアウトしてホテルに戻る。

コインブラ2日目。
昨日はコインブラ大学、新カテドラルと旧カテドラルまで見れたので、今日は午前中だけとはいえけっこう時間に余裕があるかも。
対岸からコインブラの景色をみたり、街中を歩いたりしたいな～。

ホテルからすぐ近いArcos do Jardimの水道橋からスタート。

ポルトガルの都市間の移動中によく目にしたのが水道橋。
大体どの都市にも残っているんじゃないかってくらい見かけた。
コインブラにもそんなに大きくはないけど昔の水道橋がちゃんと残っていて、歴史が垣間見れていいな、と思う。

ホテルからコインブラ大学を抜けて、旧カテドラルへ。
昨日見学した旧カテドラルの裏側、屋根のタイルが可愛い。
それにしても昨日とは打って変わっていい天気～♪

旧カテドラルから坂を下ってポルタジェン広場を目指す。
コインブラの旧市街はほんと道が入り組んでいて初めてだととってもわかりにくい。グーグルマップが一番役に立った街だった。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

コインブラの旧市街の入口、ポルタジェン広場に到着。
丘の上の大学に世界一美しい図書館があるコインブラは、街並みもなんだか賢そうな雰囲気。
リスボンともポルトとも街の感じが違うんだよね～。真面目！な印象。

この広場の雰囲気はちょっとウィーンっぽい。
まあこういう銅像見るとモーツァルトの銅像思い出すからだろうけど(笑)

モンデゴ川に架かるサンタ・クララ橋を渡って対岸に行ってみる。
丘のてっぺんに世界遺産の大学があるコインブラの街なみ。
外から眺めてみると、街の地形がよくわかるね～。

対岸といっても5分ぐらいで行けちゃう距離だけどね。
ひと通り写真も撮ったりしてそろそろ戻ろうか～と思ったら、なんだか怪しい雲行き…。。。
まさか雨降らないよね…！？

またまたポルタジェン広場に戻ってそこから旧市街のメインストリート、フェレイラ・ボルゲス通りを歩く。
まだ朝早いので静かな雰囲気。

あ、金平糖だ～！！
ポルトガルから日本に伝わった、元祖金平糖。
こっちではコンフェイトっていうんだね。
今ではポルト、コインブラ、アソーレス諸島などの一部の地域でしか作られていないんだそう。
母が金平糖買いたがってたから、偶然ここで見つけれてよかった。

Pastries Briosa パン屋

これはパンかな？それともコインブラ銘菓かな？

金平糖を買いに店内へ。
BRIOSAというこのパティスリー、カフェにもなっていて店内でも食事できる。
エッグタルトもあるね。
場所はポルタジェン広場のすぐそば。

金平糖を買って、このままフェレイラ・ボルゲス通りをまっすぐサンタ・クルス修道院まで歩こうとしていた所、突然の雷雨！豪雨！
え～、朝あんなに晴れていたのに～っ！！折り畳み傘持っててよかった。。。
あまりにも雨が強いのでアルメディーナ門の下でしばらく雨宿り。
雨宿り中に見つけたショーウィンドウのディスプレイがなんだかオシャレだったのでパチリ。
しばらく雨もやまず、なんだか面倒くさくなってサンタ・クルス修道院へ行くのは諦めちゃった。。。

やっと雨が落ち着いてきたので、コインブラ大学の方に戻ろうとグーグルマップで調べていたら、上の窓からおばあちゃんが「セー、セー」と言いながら指を指している。
指差しの方向へ行けってことかな？
最初何のことかわかんなかったけど、よく考えてみたら、「セー」って"Se"（カテドラル）のことだね！
しかも旧カテドラルまでめっちゃ近かった。
親切なおばあちゃん、ありがとう～！

旧大学 建造物

大学に着いたらこんな青空…！
さっきまでの雨は一体何だったのか…？
しかしこの後、アヴェイロへ出発しようとしたらまた天気が悪くなってヒョウが降ってきたし。。。ほんと謎な天気。
昨日時間切れで上れなかった時計塔は、今日もこんな不安定な天気の為クローズ。上れなくて残念。。。

ちょっと早めにホテルに戻り、荷造りやらしてチェックアウト。
新しいドライバーさんと落ち合ってこれからアヴェイロへ。

ここコインブラでは、晴れていたかと思いきや、突然の雷と大雨、そしてまた快晴、その後まさかのヒョウが降るという目まぐるしく変わる天気に振り回されてしまった。
でも雨も似合う落ち着いた感じの街なのでした。

この旅行記へのコメント （2）

• 66&64さん 2018/08/01 14:36:17

  ディスカバー・フォト

  素晴らしい写真の数々にびっくりです。
  ポルトガル紀行と他の紀行もゆっくり楽しく拝見させて頂きます。
  Maravilhoso！！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  Kittyさん からの返信 2018/08/02 09:43:43

  Re: ディスカバー・フォト

  66&64さん
  
  こんにちは。
  写真のコメントありがとうございます。嬉しいです(*^_^*)
  どこを撮っても絵になってしまうポルトガルの街並み素晴らしかったです！
  Obrigada!!
  
  Kitty