ディスカバー☆ポルトガル！ぐるっと1周ポルトガルの魅力発見の旅(4)【世界遺産シントラのペーナ宮殿＆レガレイラ宮殿とユーラシア大陸の最西端ロカ岬】

2018/04/27 - 2018/04/27

今年のGWは母と一緒にポルトガル1か国で12日間の贅沢2人旅。
ユーラシア大陸最西端の小さな国ポルトガルで12日間も行く所ある！？そう思う人も多いのでは？
私もそう思ってました（笑）リスボンくらいで十分でしょ？と。
そう、ある日偶然シントラのペーナ宮殿を見るまでは…。
こんなカラフルなお城見たことない！見てみたい♪と思ってからポルトガルのこと調べると、行ってみたい所出てくる、出てくる♪
そう思って数年、今回やっと行くことができたポルトガル。
リスボン、ポルトの都市以外にも雄大な自然のドウロ渓谷、モンサントの小さな村までぐるっと1周してみたら、ポルトガルの魅力発見できた。
ポルトガル人のやさしい人柄にも触れあえて、やっぱり行って良かったポルトガル☆☆

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ポルトガル滞在3日目は、リスボンから足を延ばしてシントラのペーナ宮殿＆レガレイラ宮殿とロカ岬へ。
ポルトガルに魅了されたキッカケとなったペーナ宮殿は生憎の霧の中…。
青い空とカラフルな宮殿を見たかっただけにちょっとがっくり。。。
まあ霧に覆われたペーナ宮殿も幻想的で悪くはないけれどやっぱり青空で見たかった～！
霧のペーナ宮殿と奇妙なお庭のレガレイラ宮殿を見た後は、ユーラシア大陸の最西端ロカ岬へ。
断崖絶壁の「地の果て」も、お天気回復して大西洋も綺麗で明るい雰囲気。

そしてリスボン前半最後の夜は、ファドを聴きにO Faiaへ♪
初めて聴いたファドだけど、やっぱりトップクラスのファドは迫力あって素晴らしい☆☆

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【旅行日程】
１日目　成田-ドバイ乗継-リスボン（リスボン泊）
２日目　リスボンベレン・バイロアルト・シアード観光（リスボン泊）
３日目　日帰りシントラ・ロカ岬観光（リスボン泊）★
４日目　リスボン-オビドス観光-コインブラ観光（コインブラ泊）
５日目　コインブラ観光-アヴェイロ観光-コスタノヴァ観光-ポルト（ポルト泊）
６日目　ポルト観光（ポルト泊）
７日目　日帰りサンティアゴ・デ・コンポステーラ観光（ポルト泊）
８日目　ポルト-ドウロ渓谷観光（ピニャオン泊）
９日目　ドウロ渓谷-モンサント観光-リスボン（リスボン泊）
10日目　リスボンアルファマ・バイシャ観光（リスボン泊）
11日目　リスボン-ドバイ乗継
12日目　羽田

エリア シントラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

シントラの日帰り旅は、みゅうポルトガルで専用車のツアーを頼んだ。
2人利用で1人130ユーロと安くはないですが、時間のロスがなくて効率的なのと自分達のペースで気ままに動けるのが嬉しい。
通行許可の必要なホテル前の道でもちゃんとホテルにお迎えに来てくれた。
さすが高いだけあってベンツで来てくれて、ゆったりシートで乗り心地良し。
リスボンから50分くらいで、サクッと10時前にはペーナ宮殿に到着。

チケット売り場も並ぶかもと思って事前に公式サイトでオンラインチケット購入。まだ早い時間だから列はなかったけど、サイトで買うと5%OFFなのでお得。
入口から宮殿まではこんな森の中を歩いていく。う～ん、天気、悪いねえ。。。

10分くらい坂を上るとペーナ宮殿に到着。
坂がキツイ人には有料のバスもある。
なんとペーナ宮殿は霧の中。。。は～がっくり。。。
おまけにすごく寒い…！
昨日までは半袖でちょうといいくらいだったのに、何この気温差～。。。

ペーナ宮殿 城・宮殿

宮殿のオープン時間は9時45分（敷地内には9時半から入れる）。
まだ10時頃でオープンしてすぐだったのでそこまで観光客は多くない。
平日だからか？天気が悪いからなのか？
最近のクチコミの写真を見るとすごい人の数でびっくりするけど、この日はそこまでじゃなかったので良かった。

宮殿の門の向かいにはギフトショップがあって、ここにある商品はけっこう可愛いデザインの物が多かったかな。値段は少し高めだけど。

このドラゴンクエスト的な門をくぐって入場～。
なんだかとってもファンタジーだよね。ヨーロッパのお城でこんな感じ見たことない。
コロコロとしたフォルムがなんだかかわいい。

門をくぐった通路にはお花が咲いていてキレイ～。

黄、紫、赤、クリーム色とカラフルなペーナ宮殿。こんなカラフルな宮殿見たことない！
この近さだと広角レンズでも宮殿の全貌は写らない…。
ガイドブックなんかでよく見るペーナ宮殿はどこから撮っているんだろう？
ムーアの城跡からかなあ？

よく見るとお城の装飾とかデザインのテイストもけっこうバラバラなんだよね。
なにしろイスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルなどなど色んな様式が混ざってるらしい。
色も様式も全てがごちゃまぜになるとそこまで違和感ないという不思議…(笑)

この細か～い装飾はイスラムっぽい！？
あ、また葡萄があった。ポルトガル人葡萄好きだねえ～。

霧だねえ。。。
聞くと霧になるのはけっこう多いらしい。
青空の下のペーナ宮殿の写真しか見てなかったから、普通に晴天とカラフルな宮殿が見れるものだと想定していたら、まさかの霧…！
まあ、霧に包まれたペーナ宮殿もちょっと神秘的で悪くないかも！？

風景写真を撮る時には靄とか霧とかは幻想的な感じになるので、案外と喜ばれるよね。
恐竜とこの霧の風景の雰囲気は、なんだかセンダックの絵本の世界を思い出す。

ペーナ宮殿の建築を命じたのはフェルディナント2世という王様。
この王様、なんとシンデレラ城のモデルとなったとも言われているあの有名なドイツのノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世の従兄弟。

そういえば16年前にノイシュバンシュタイン城に行った時も霧がかかっていた。なんという偶然…！さすが従兄弟。
あの時は霧がもっと酷くてお城もなんにも見えなかった。。。それに比べたら全然マシかも。
それにしてもこの王族からは好かれていないことがわかるわ～(笑)

壁のアズレージョ装飾がとても綺麗だし、デザインが可愛らしい。
ポルトガルの建築物って丸みがあったりしてちょっと可愛い感じのものも多い。
フランス、オーストリア、ドイツなんかのザ・ヨーロッパのお城！って感じも美しくて良いけれど、個人的にはこういうちょっと個性的で可愛い雰囲気の方が好きかな～。

同じアズレージョのデザイン。
よく見ると青以外にもオレンジ色や茶色や黄緑色を使っている。遠くから見ると紫色に見えるのがおもしろい。

周囲の人の流れのままにスルスルと宮殿内部へ。
特に気にしてなかったけど、この時に中に入っていてよかった～。
いつも中に入るのにすごく並ぶらしく、ひどい時は2時間待ちだとか…！
せっかく来ても2時間とかそんなに待てないよ。。。

ダイニングルーム。
壁のアズレージョがとっても可愛い。天井のデザインもすごいね。

ベッドルーム。
ベッドの上に置かれている物は何に使うんだろう？

バスルーム。
ここも床のアズレージョがダイニングの壁と同じで可愛い～。

色んなデザインのアズレージョが散りばめられた回廊。
ここのタイルはずいぶん古くなってきてるね～。

と、下を見るとちょうど修復作業中。
修復作業っておもしろそうだけど、ホント大変そう。

ベッドの上の肖像画、この王様の寝室だったのかな？

こういう形のソファはヨーロッパの宮殿内でよく見る気がするけど、なぜかこの形のソファに惹かれる。。。

ドレッシングルームかな？

ブラシで髪を整えて…。。。

ここでゆっくりティータイムでも♪

この部屋の壁の装飾はすごいね～！
天井まで全部同じデザインでとても美しい☆☆
ベッドも他より豪華だし、一番上の王様の寝室？

デスクでお手紙を読んだり。
このペーパーナイフすごいね。

窓辺でまったりしたり。
王家は夏はこの離宮でのんびりバケーション。

装飾がとっても細かいティーセット。
薔薇の花と小鳥がいっぱいで可愛すぎる。
右のお人形のファッションも、柄オン柄オン柄オン柄でカラフルすぎる(笑)
でもなぜだか上品。

ここも壁のアズレージョが印象的なお部屋。
こういう感じとてもポルトガルっぽい。
リスボンでも普通にアズレージョの建物をいっぱい見かけるからかな？

ちょっと頭弱そうな(笑)狛犬。ちゃんと洋服着てるのね。
これは中国から渡って来たものかな～？

真っ白で装飾も美しすぎる窓辺のスペース。
シンプル・イズ・ベスト☆

シャンデリアが豪華なこの部屋がトルコ人のサロンかな？
白とピンクの壁と天井がとても上品。

ここでお客さまを迎えたり、パーティーしてたりしたのかしら？

ちょっと変わったデザインでおしゃれなステンドグラスだなあ。
よーく見ると、絵の人物とかがすごくゆるくておもしろい(笑)

森の中にポツリと建つ1軒のお家。
ドライバーさん曰く、シントラはここ最近不動産がすごい値上がりしているそう。

宮殿内の最後は広～いキッチン。
フライパンやらお鍋やらがズラリ。

あ～この感じ、なんかすごく好き。
おしゃれキッチンですね。

宮殿内は見終えたので、外もじっくり見てみよう。
ほんとこの門、お城っぽくないよね～。
ちょっと古びた昔の遊園地っぽい。
おもしろいなあ。

お城の裏側へ。
ここの通路の番兵小屋がちょっとおもしろい。

一見アズレージョと壁の装飾が綺麗な小屋なのですが…、

そのアズレージョよく見ると…、、、
兵士が敵を倒す場面。
数枚だけならまだなんかわかるけど、全部この絵のアズレージョって…(笑)兵士の鑑。
ここの小屋、対になっていてそれぞれアズレージョのデザインが違ってる。

裏側に出るとそこには真っ赤な時計塔。
時計塔の下は小さな礼拝堂がある。

ここは元々修道院だったそうで、1755年のリスボン地震で廃墟になったんだとか。
フェルナンド2世がペーナ宮殿の建築を命じて完成したのが1885年なので、古い修道院を改築して離宮部分を増築したということかな？
この礼拝堂は、そのリスボン地震の時でも無傷だったそう。
神に守られていたのかもね。

ほんとに小さな礼拝堂でシンプルなんだけど、十字架に架かるキリストと壁のアズレージョがとても美しい。

そしてこのステンドグラスも素晴らしい☆
マリアや王様に兵士の絵と、背景にはこの礼拝堂と時計塔の建物や、大航海時代の船やベレンの塔もある。
ポルトガルの栄華の時代の絵ですな。

床に書かれたタイルの文字にステンドグラスからの光が差し込んで、なんだかとても神秘的。

ペーナ宮殿はこれで終了。
11時半頃にはすでに観光客でいっぱいになっていた。
やっぱりここは朝一番に来た方が良さそう。（霧の可能性は高いけど…）
見終えた頃にはだいぶ霧も晴れてきたけど、まだちょっと曇り空。
レガレイラ宮殿は庭園をたくさん歩くから天気がよくなってほしいな～。

ペーナ宮殿からレガレイラ宮殿へは車で。
地図を見るとかなり離れているので待ち時間なく移動できるのはやっぱり楽。
レガレイラ宮殿に入るとムーアの城跡が見えた。
城跡からの眺めは良さそうだけど、今日なんかは霧で何にも見えないだろうな。

ムーアの城跡 城・宮殿

一応シントラの文化的景観のひとつとして世界遺産に登録されているものの、いまいち注目度が低いレガレイラ宮殿。
…が、ホントは奇妙で面白いんです、この宮殿。
このお屋敷も不思議な雰囲気がしますが、それよりもPRGのダンジョン的な世界観の庭が変！！
早速不思議な庭から散策していきましょ～♪

チケット売り場で地図を貰ったものの、いまいちよくわからずでとりあえず適当に歩いてみようということに。
個人的にはこの庭メインのイニシエーション井戸(Initiation Well)が見たかったのだけど、初めから道を間違えて到達できず…。。。
この守護者の門(Portal of the Guardians)の方に来てしまい…。
でもこの穴の地下道から井戸につながっていたらしい…！なんと…！
くやしい～。。。

レガレイラ宮殿 城・宮殿

地下道は通らずそのまま進んでいくと何やら井戸のようなものが？
これがその井戸かな～？と思っていたけれどなんか違う。。。
どうやらこれは未完成の井戸(Unfinished Well)らしい。

この井戸も下まで降りれるけど、なんだか不気味なので途中で断念。
どうやらここの地下道からもイニシエーションの井戸に繋がってるっぽいと後から知った。
でも地下道真っ暗すぎて通りたくない～。

なんかこんな感じ、ガウディのグエル公園を思い出した。
他にもジェロニモス修道院のサンタ・マリア教会もサグラダファミリアっぽいと思ったし（サンタ・マリア教会のが先だけど）、やっぱりスペインとポルトガル色々と似てる！？
まあ隣同士で近いから文化的にも似てる物も多いだろうけど、人柄はポルトガル人の方がおとなしめな感じがする。

真っ暗な地下道。
ここは一応下にライトが点いてるけど、何もない所もある。
懐中電灯ないと怖い～。

洞窟から滝のある池(Lake of the Waterfall)に出た。
とりあえず自分でもどこを歩いているのかさっぱりわからない(笑)
ほんとなんでこんな奇妙な庭を造ったんだろう？

ここの飛び石を渡らないと出られないけど…、、、

苔まみれの池！ここは絶対落ちたくない、やだ～！
ここに来るならホントにスニーカー必須！

噴水前のベンチでひと休み。
この庭園かなり広い。しかも色んな所が地下道や地上で繋がっていて迷路みたい。
じっくり楽しみたい人は2時間は時間が必要かも。

魚なの？それとも竜？
よく見ると壁のデザインもモザイクでできていて細かい。

途中で見かけた、アズレージョの道案内？
…と思ったけど、どうやら聖書の中の話っぽい！？

見晴らしの良さそうな塔が見えてきた。
階段が一方通行なので登ろうにも人がいっぱいだと大変。

すぐそばにはまた別の塔が。

このレガレイラ宮殿、私はツアーに含まれていたからそれで知ったけど、母は前から知っていたよう。
どうやらテレビの番組で特集されていたみたいですね。
見ておけば井戸の場所も見逃さなかったかも…！

現地ツアーには安いのから高いのまで色々あるけれど、シントラと言っても王宮、ペーナ宮殿、レガレイラ宮殿といくつかあるので、よく内容確認しないと自分の行きたい場所に行かなかったりするのでちょっと注意。
中にはペーナ宮殿行かないツアーがあって、いくら他より安くてもシントラ来てペーナ宮殿見ないとかないでしょ～！って思うものもあったし。2回目の再訪とかならまだしもねえ。

教会の塔とレガレイラ宮殿。
本当に不思議なこの宮殿、元は17世紀に王族の別荘として建てられた館を、20世紀初めにブラジル出身の富豪アントニオ・モンテイロが買い取って改装し、庭園も今のように造ったそう。
この時は気づかなかったけど、フリーメイソンのマークとかテンプル騎士団のシンボルとか錬金術のシンボルとかあってなんだかとっても怪しさ満載…！な宮殿なのです。

大きな藤の木がとっても綺麗。
藤の花って日本っぽいけど、ポルトガルでもよく見かけた。
日本から渡って来たのだろうか？

ギリシャ神話のスパルタの王妃、レダの洞窟(Leda's Grotto)。
レダの上にある星は、錬金術のシンボル？ダビデの星！？
フリーメイソンのシンボルマークはユダヤ教のダビデの星と同じという話もあるけど、やっぱり…！？

温室の壁に描かれたアズレージョ。
ポルトガルと言えば、やはりここにもアズレージョは欠かせない。

小さいけどちゃんとチャペルもある。中に入ってみよう。

外の古びた感じとは裏腹に内部は真っ白な壁に装飾が施されていてとても綺麗だった。
ちょっと見切れてるけど、床の絨毯に描かれているのはテンプル騎士団のマークではないか…！
テンプル騎士団はフリーメイソンの起源だったとかいう説もあるけど、この辺ほんと謎な都市伝説だよね～。
でもこの宮殿に両方のマークがあるということは…！？
謎は深まるけどやっぱり真実なのかとか思っちゃったり、そういう話が好きな人は色々と楽しめそうな宮殿。

怪しい話はさておき(笑)、チャペルのステンドグラスはとても綺麗。

また別の洞窟(Grotto)の中。
まだこっち行ってない、あっち行ってない、とウロウロ行ったり来たり。
そう言えば留学してたスイスの学校のバーがGrottoという名前だった。
久しぶりに聞いて懐かしい。

鴨がお休み中。

大きなマロニエの木。
マロニエもポルトガルでよく見かけた花。

最後の最後にようやく宮殿に到着。
地上3階、地下2階建ての、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルなどの色んな建築様式が混在した建物。
どこかディズニーのホーンテッドマンションの様な、ちょっと怪しげで神秘的な雰囲気の宮殿。

宮殿内部も見学可能。ペーナ宮殿程は広くないのでそこまで見応えはないけれど、床一面のモザイク画や壁の装飾などが美しい。

背もたれに絵が描かれている椅子。こういうの初めて見た。おもしろい。

宮殿見終えて、これでレガレイラ宮殿はひと通り終了～。
いや～かなり見応えあった宮殿だった。相当歩き回ったし。
結局最後まで井戸が見当たらなかったけど、けっこう疲れてお腹も空いたのでギブアップ。

ここからもレガレイラ宮殿が見える。
さっきまで天気良くなってきてたのに、また霧に包まれ始めた。
まあ山の上だしね～。なかなか晴天に恵まれるのは難しいのかな～？

最初に見えたムーアの城跡も。
こうやって見るとミニ万里の長城っぽい。

歩き回ってかなりお腹空いた！
レガレイラ宮殿からてくてく歩いてシントラ・ヴィラへ。
レガレイラ宮殿は街に割と近い。
シントラ・ヴィラで、いくつか事前にチェックしてたレストランの中から1番近くにあったRomaria de Bacoに行ってみた。
13時過ぎてるのにこっちではランチにはまだ早いのか、席は空いててすぐに入れた。この後どんどんお客さんが入ってきて、後の人は料理が出るのも相当時間がかかってた。
スタッフのお姉さんもすごく感じが良くてサービスもGoodだったけど、後から来た人の中にはかなり待ちくたびれたようにしてた人もいたので、早めに来ておいてよかった～。

ロマリア デ バコ 地元の料理

ポルトガル料理のド定番と言ったらバカリャウ（干しダラ）だけど、タコを使ったメニューもよく見かける。タコは初日にカルパッチョを食べただけだったので、タコのグリルに決まり♪
個人的にはタラはあまり好みでないので、こういうタコのグリルとかイワシの炭火焼きとかの方が好きかな。
タコはタコでも、こんなザ・タコです！みたいな盛り付け方はポルトガルらしい(笑)
オリーブオイルたっぷりなのに油っこくなくて美味しい♪

デザートにシントラのお菓子、ケイジャーダ（丸い方）とトラヴェセイロをPiriquitaで購入。
人気店なのか店内は人でいっぱい！
テイクアウト用の番号札があるので入ったらすぐにゲットしよう。
ケイジャーダはチーズのタルトでトラヴェセイロは中に卵のクリームが入ったパイ。
どちらもエッグタルトみたいに甘すぎずで美味しい。
デザート用に買ったけどランチでお腹がいっぱいで、結局ホテルに帰ってから食べた。けっこう日持ちはするみたい。

パステラリア ピリクイータ パン屋

王宮前でドライバーさんと待ち合わせ。
外観がシンプルすぎて王宮って気づかなそうな建物…(笑)
今回のツアーには王宮を見学する時間はなかったので残念ながら入れず。
プライベートツアーなので、頼めばレガレイラ宮殿の見学と変更してくれそうだったけどね。私達はレガレイラ宮殿の方が見たかったので元のプランのままで。
さっきペーナ宮殿の中見たし、王宮って中はだいたいどの国も同じような感じがするしね～。

シントラの王宮 城・宮殿

この後はリスボンから西に20Km、ユーラシア大陸の最西端ロカ岬へ。
シントラを出発してから車で1時間、やっとロカ岬に到着。
シントラを出る道が途中工事していて渋滞に巻き込まれてしまったので、20Kmの距離なのにえらい時間かかってしまった。
でもちょうど着いた頃に天気が回復して青空になったので、時間帯的には良かったかな。

ロカ岬 海岸・海

断崖絶壁の「地の果て」なのにすごい人だらけ(笑)
仕方なく、でも、お花越しに遠く十字架の塔を見つめるのも悪くない。
ここで今回の旅行で初めて沢山の日本人観光客を見かけた。団体ツアーで来てる人が多い感じ。
リスボンの街では日本人の個人観光客はポツポツ見かけたけど、そんなに多い気はしなかったかな。

ここには、高さ140mの断崖の上にポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ詩の一説を刻んだ石碑がポツンと立っている。
“Aqui...Onde a terra acaba e o mar comeca”
「ここに地果て、海始まる」
この石碑以外周りには何にもなくて、本当に地の果てって感じ。

岬からちょっと離れた所にある灯台は18世紀に建てられたもの。
ちょこんとした赤い灯台が可愛らしい。

海沿いは歩けるようになっているので、ちょっと歩いてみよう♪
一応途中までは柵があるので大丈夫。

海、青い！綺麗！！
天気が良くなったおかげで、地の果てという暗い雰囲気は全くなかった。
でもこれが天気が悪くて、空も海も暗かったらかなり怖い雰囲気だったかも～。。。

ここロカ岬は不思議な多肉植物がいっぱい。
菜の花ギュッと集めた感じのこのお花もおもしろい。
多肉植物は乾燥地帯に多く生育するけど、やっぱりここも過酷な場所なのかも。

遠くに灯台を見つめて。
カルポブローツス・エドゥリスというこの黄色いお花は、本来は南アフリカの植物だそうですが、外来種としてやってきてここに繁茂してしまっていて迷惑しているんだとか。
これはこれで可愛いお花だけどね～、たぶん本来の植物がやられて無くなってしまうんだろうね。

大西洋を初めて見たのは19年前、マイアミの海だったかな？
マイアミビーチは日本の海とは全然違う色のエメラルドグリーンでかなり衝撃だったけれど、ここロカ岬から見る大西洋も劣らず綺麗！

…が、こちらはマイアミビーチとは違って泳ぐこともできない断崖絶壁の地の果て。
そんな断崖絶壁を歩いている人がいるけど…！
ひえ～。怖くないのかな～？
ほんと落ちたらヤバいよ…。。。

ロカ岬の観光案内所では最西端到達証明書を発行してもらえる。
私は興味がないけど、母は欲しいかな～？と思って聞いてみたら、母もあっさり興味ないって(笑)11ユーロはちょっと高いよね。。。
でも10年程前は日本人の発行数が1番多かったらしく、今でもそうなのかな？

ラベンダーも咲いている。
多肉植物といい、ラベンダーといい、この前行ったマウイ島のハレアカラ山を思い出した。
まあ、向こうの方がもっと過酷な場所だけれどね。

予想よりロカ岬で時間取っちゃったのと、シントラの街を出るときに渋滞で時間がかかってしまったので、カスカイスに寄ってる時間がなくなっちゃった。え～がっかり。
まあ寄っても車窓から街を眺めるって程度なんだけどね。
ロカ岬でお天気が回復して景色がいいもんだから、やたら写真撮ったりして時間かかっちゃったな～。
専用ドライバーいてこれなんだから、個人で電車とバスで行ってたら絶対1日で全部は周れなかったな…。。。

ホテルに戻ってひと休みした後は、ファドを聴きにO Faiaへ。
ポルトガルの国民的音楽ファドは一度は聞いてみたいよね♪
現地ツアーで行くファドもけっこうあるけれど、値段が高い割にその質はどうなの？ってちょっと疑問だったので、ならばクチコミでファドのレベルが高いと評判のO Faiaに自分でメールで予約してみた。
成田空港に向かう途中で予約するという、かなり直前の予約になってしまったけれど返事もすぐ来たし、さらにはクチコミでそちらのファドは素晴らしいと聞きましたなどとおべっか使ってみたら、1番前の席にしてくれた(笑)
やったあ♪

オ・ファイア ナイトライフ

ここのファドはファド兼レストランになっていて、ファドショー自体のチャージはないけれど、その代わりに食事は1人50ユーロ以上頼むことになっている。
50ユーロの食事ってけっこう高いって思っちゃうけど、Veltraとかのツアーでも70ユーロとかはするし、そう考えるとレベルの高いファドと料理で案外お得かも。
トッピングが何にもないステーキが出てきた時には笑っちゃったけど、味は美味しかった。

オープンは20時からだけどショーが始まるのは21時半から。ちょうどデザートに入る頃に始まってポートワインを飲みながらファドを楽しむ♪
やはりトップクラスのファドは素晴らしいし迫力がすごい☆
ファドは帰りが遅くなるのが気になる所だけど、終わりになるにつれて歌い手さんのレベルも上がるので、第1部が終了する23時半頃まではショーを楽しみたい。

帰りはお店の人にタクシー呼んでもらったら、たまたま来たドライバーがキャップにタンクトップ、腕にゴリゴリのタトゥーという超ラッパーな兄ちゃんでマジ笑った(笑)
無事ホテルまで送り届けれくれたし（当たり前だが）悪い人ではなさそうだけど、こんな出で立ちの運転手来たらビビるよね～。そりゃUberが流行るのもわかる気がする(笑)
とは言え、このバイロアルト地区は夜は飲み歩いている人ですごくてちょっと雰囲気良くないので、やっぱりタクシーとかで帰るのをおススメします。