
2018/04/26 - 2018/05/08
28位(同エリア441件中)
2013tomoさん
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- 旅行記390冊
- クチコミ169件
- Q&A回答239件
- 434,381アクセス
- フォロワー83人
5月8日(火)早朝に旅から帰国後、ようやく重い腰を上げて
5月12日(土)からこのブログを書き始めました。
そして8日目の5月19日(土)、英国のロイヤルウェディング
の日に最終稿の(その12)をなんとか4トラさんに投稿する
ことが出来ました。
5月12日に書いたブログ(その1)には最初はおもて表紙の写真
1枚しかありませんでしたのでその後に掲載した写真とブログの
メイン部分を日付順に記載したものを(その1-ダイジェスト編)
と修正して本日再投稿致します。
ご一覧頂き、もし興味のあるブログがありましたら該当日付のブログ
をご参照ください。
このダイジェスト編は5月19日に2013tomoの妻の方が編集
致しました。
2018.5.20 早朝にて(tomoの夫の方)
「12冊のブログが終了して」
今回も私たちの拙いブログをお読みいただき感謝いたします。
いつも旅から帰って来てたちまち発生する記憶劣化のスピードに
抗(あらが)いながら時間に追われてこのブログを書いています。
ある時、私の様子を見ていた友人に
「君の様子は新聞作家が毎日締切時間に追われて
小説を書いているようだな。ブログを書く目的は一体何だ?」と
問われたことがあります。
その時私は次のように答えました。
「私たちのブログは夫婦の旅のタペストリー(綴れ織り)
みたいなもので、
経(たて)糸は「旅の情報」を中心とした妻が書く文書、
横糸は「旅の出逢い」を中心とした私が書く文書なんだ。」
経済学に「比較優位」という考え方がありますが
二人がお互いの強みを活かしてブログの作成に取り組むことで
1+1=3(4くらいかな?)というシナジー効果生まれて
くるようです。
私たちのブログには「一般的市場価値」はありませんが
私たちだけに特化された「二人の想い出価値」があるのではと
思っています。
そしてこのブログを私たちだけの絵(写真)物語として
時々ひも解くことで二人の<人生の深み>と<明日への希望>
を与えてくれるのではと密かに期待しています。
これからも引き続きグログを書き続けられれば良いなと思います。
それでは4トラベルのみなさんまたブログでお会い致しましょう。
2018.5.19(英国ハリー王子のご結婚日をお祝いして)
2013tomo
○今回の13日間の旅行費用の総額(二人分))は約13万円。
但し、日本からの飛行機料金往復はマイレージを使いました。
インドネシア国内便で使ったLCCのエアアジアの料金は安かった。
またホテル代やマッサージ代が安かった。
お酒も日本から焼酎を小瓶(100ml)3本に分けて
機内に持ち込むといった工夫もしました。
アジアはレストランが割安なので
あまり部屋では食べませんでした。
今回の旅行を漢字3文字で表しますと「3安主義」です。
(2013tomoが勝手に作成した言葉です)
すなわち
・「安い(物価が)」、
・「安らか(近くかつ時差がない」、
・「安全(注意すれば)」となります。
今回の旅はバックパッカーの様な貧乏旅行では
ありませんでした。
帰国しても時差ボケもなく体に優しい旅となりました。
今後のアジア旅行のパターンがつかめたと思います。
やっぱりアジア旅行はいいなあ!
インドネシアの世界遺産とバリを訪ねて(2018/4/26~5/8 13日間)
―インドネシア語初級レベルにチャレンジ―
「京まではまだ半空(なかぞら)や雪の雲」
(松尾芭蕉「笈の小文」より)
4月27日(金)、私たちはジャカルタのスカルノ・ハッタ空港の
待合席で一夜を過ごし、
インドネシアの古都ジョクジャカルタへ向け
早朝便で出発します。
いつものことですが離陸時の心地よい加重に
体も心も座席に吸い込まれるようにして
トロトロと寝込んでしまいました。
ふと目が覚めるとフライトは既に
ジョクジャカルタの上空を飛んでいます。
私たちは芭蕉の「雪の雲」の中ではなく亜熱帯の
白く湧き立つ夏雲の「半空(なかぞら)」の中を
飛んでいました。
小さな窓から外を見ると不思議な光景が目に飛び込んできます。
「あれぇ~?富士山が二つ見えるぞ!」
亜熱帯特有の湧き立つような雲の中に
コニーデ型の美しい円錐をした山が二つ
仲良く並んで朝の眩い光の中に白く霞んで見えています。
ムラピ山2,930mとスメル山の二つの火山でしょうか。
ムラピ山で27日小規模噴火があったと日本で知りました。
5月11日には噴煙が5,500mにもなり
フライトに影響が出たそうです。
インドネシアの神の山々がまず私たちを出迎えてくれました。
これから私たち二人のインドネシアの旅が始まります。
今回の旅ではどの様な風光が、
そしてどのような出逢いが私たちを
待っているのか今から楽しみです。
それでは最初に今回の旅のスケジュールを報告いたします。
4月26日(木)出発;成田空港第1ターミナル
第1ターミナル南ウイング
ユナイテッドのマイレージ、一人2万マイル使用した、
他の使用料等一人2,610円
NH835便機種787(成田NRT、T1~ジャカルタT2,
CGKスカルノハッタ)
18:05発⇒23:55着6時間50分
機内持ち込み手荷物23・35・56センチ
ビザ免除はパスポートに「Torrism Purpose Only」と 押印されているかを確認すること
とあったが実際は
「VIZA EXEMPTION、日付」の下に
「PERMITTED TO ENTER AND STAY FOR 30DAYS・・・」と
緑色のスタンプが押印されていた。
出国の際はすぐ隣に三角の印で押印された。
入国時は税関申告書のみ1家族1枚必要、出入国カードは要らなかった。
到着してすぐ空港内で両替1万円したが率が悪かった。
(1円が110ルピア)
4月27日(金)QZ7556便ボーディングパスは自宅で印刷済み
エアアジア(ジャカルタT2~ジョグジャカルタ)
5:35発⇒6:55着2人で10,218円
ジャカルタのプライオリティーパスで入れるプレミアラウンジは
T2,D1-D7の左にあり
朝4時からオープンとあったが探さず利用せず。
空港のタクシーカウンターでタクシーチケットを購入
(2hで20万R、約2,000円)。
途中で航空博物館を見学しホテルへ向った。
4月27日(金)
Gallery Prawirotaman Hotel(ギャラリー プラヴィロタマン ホテル)4星
3泊スーペリアツイン、税金込1,775,000R(二人分で14,075円、
1泊分4,691円)
ブッフェ朝食付
Jl. Prawirotaman 2 (Jl. Grilya) No. 839 B, Mergangsan,
55153 ジョグジャカルタ
(電話:+622744580008 ext. 824)
4/28(土)ジョクジャカルタ観光
(ボロブドゥール&プランバナン寺院等)
現地の英語の
日の出ツアーで3:45にホテル出発
4/29(日)王宮と踊りを見学(行は徒歩、暑くて帰りはベチャ利用)
ホテル近くの両替屋さんで1万円両替した。1円123ルピア
また近くのコンビニにATMがあり4回クレジットで
キャシングした。一回の手数料は108円。
4月30日(月)鉄道チケットは日本で予約。
tiket.comで予約したバーコード付きの用紙を駅に持参して
1時間前までに発券すること
(マシンでもできたが使い方がわからないので窓口で行った)
Tugu Yogyakarta駅のラウンジ(使用料一人5万ルピア)
で出発まで待った、
9:56にジョクジャカルタ駅発、
Probolinggo駅に18:14着。
途中スラバヤで1時間ほどの待ち合わせ。
※日本でチケット購入時クレジットがブロックされたのでカード会社に
電話し金額を言ってセキュリティを外して頂いたら購入できた。
列車番号はNo.2 Ranggajatiという名前で EXSEKUTIFクラス(冷房あり)
シートが選べる。
二人でIDR630,000 クレジットフィーIDR14,500
二人分合計IDR644,500(5,017円)。
予約後にすぐバーコード付きのメールが来たので印刷した。
4月30日(月)
プロボリンゴのClover Homestay(クローバーホームステイ)宿泊
チェックイン、5月2日チェックアウト
JL.Mawar Merah no8 67219 Proboplinggo,インドネシア
電話+628133049 6663、GPS:S00745.090、E11312.354)
一泊¥2,552(Rp300,000税金込)
:デラックスツイン、選べる朝食付
2泊で二人分合計5,105円(同じ宿を1日追加して計2泊した)
1人1日水のペットボトル500mlあり、ガーデンビュー、エアコン付き、
ホテルから到着時刻を連絡してくださいと2回メールが来た。
ホテルからの出迎えを頼んだ、車で2万ルピア、約200円。
○プロモ山観光ツアー日帰り
(宿でツアーが安く申し込めるので便利)
5月2日(水)スラバヤへ移動
PB駅13:24発スラバヤのGUBENG(SGU)駅15:17着
ビジネスクラスで一人10万R(約1,000円)、
EKSEKUTIFクラスでも12万R(約1,200円)
実際はホテルからプロボリンゴのバスターミナルまでタクシーで行き、
そこからスラバヤのバスターミナルまでバス便
(渋滞もあり約3時間の道程)で行った。
一人3万ルピア(約300円)のスラバヤ直行便。
指定席ではないので自由に座れる。
スラバヤに到着した後、バスターミナル付近で
タクシーと値段4万ルピアを交渉してホテルまで行った。
終点のバスターミナルまで乗るとタクシー乗り場がない。
2つ手前の道路沿い
(パルキール:インドネシア語で駐車場の意味)で降りると
タクシーがたくさん並んで駐車していた。
バスからこの駅で5人位降りた。
バスは次のオジェ、バイクタクシーが駐車している場所で停まった。
最後はバスターミナルに到着。
ここには空港行のバスなどが駐車していた。
5月2日(水)スラバヤ1泊
Best Western Papilio Hotel(ベスト ウエスタン パピリオ ホテル)4星
5月2日チェックイン、5月3日チェックアウトスーペリアツイン
1泊二人分¥4,689(Rp585,293)豪華なブッフェの朝食付き
Jalan Ahmad Yani 176-178, 60235 スラバヤ
(電話:+623199043000)ジュアング空港まで9キロ
5月3日(木)
エアアジア(スラバヤT2⇒デンパサール)
18:50発で20:50着(時差1hあり)
2人分、5,731円コーディアル・ブルースカイ・プレミアムラウンジ(T2の2階G5付近)
到着後タクシーでホテルまで18分で到着予定。
値段はドライバーと交渉で15万から20万R,
実際は10万ルピア。
ヴァサンティ・クタホテル4泊(ブッフェ朝食ベランダ付き)4星
5月3日チェックイン、5月7日チェックアウト
4泊で二人で合計¥22,956(1泊分5,739円)
TAXサービス料含むRp2,881,772
Jalan Wana Segara No. 25 , Bari 80361バリ島 クタ
(電話:+62 361 4753111)
ホテルから空港へはブルーバードタクシーで5万Rと行きより安い。
レイトチェックアウトの場合は1時間単位で追加
(但し13時までは無料)、
その後1時間ごとに支払い増える(1万R位だったかも?)。
○バリ島観光(5/4~6日)とマッサージ体験
5月7日(月)帰国
ホテルから空港までタクシーを使わず近道を歩いて行く(約10分)
⇒詳細はブログで記載
TG432X(デンパサール⇒バンコク)16:55発⇒20:05着
TG642X(バンコク⇒成田)23:50発⇒翌日5月8日(火)
8:10着(時差2hあり)
デンパサールから成田まではマイレージで一人2万マイル使用、
サービスチャージ等一人2、030円
デンパサール空港でプライオリティーパス使えるラウンジ有。
アルコールはビール、ワインが3杯まで無料
バンコク空港BKKプライオリティーパスで使えるラウンジは
コンコースA 3階EASTとC3階EASTとD3階D5の向かいにある
(調べたが探さず利用しなかった)。
以下の写真は主だった写真とブログを抜き出しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアアジア ANA タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2018年4月27日
ジョグジャカルタ空港近くにある
タクシーで10分くらいのところにある
戦闘機博物館に到着しました。
「Central Museum of the Air Force Air Mandala」
8時から16時
施設の外は見学は無料ですが
中に入るのは有料です。
入場料で一人1万ルピア(約100円)
カメラの撮影料で1台1,000ルピア(約10円)
でした。
IDは見せませんでした。
内部の見学客は私たち以外は数名程度で
閑散としていました。
ここでは展示されている「ゼロ戦」や
「隼」戦闘機を見ることが目的です。
二つとも格納庫の奥の片隅に展示されているとブログに
書かれていました。
施設内は広い格納庫になっていて
多くの歴史的な戦闘機が陳列されています。
ここを見学するだけでも最低半日はかかり
そうです。
私たちは陳列されている「隼戦闘機」や「ゼロ戦闘機」
を目指します。 -
4月28日
夫は昔来たことがあり3回目のボロブドールだ。
2018年の元日にカンボジアのアンコールワット遺跡の
サンライズツアーに参加した。
インドネシアでは地球の歩き方にも載っているKRESNA TOUR社の
英語ツアーのK12を選んだ。
一人16万RPで9時間コースでプランバナンは後半だ。
ボロブドールの日の出前の入場料が一人45万RP.4,000円と高い。
それ以外の入場なら25ドル。
プランバナンは25ドル。コンビネーションだと40ドルと少し安くなる。
3:45ホテルに迎えに来る。
3:30各ホテルに迎えに行って13名位のメンバーだ。
メンバーは多国籍で
フィリピン人の若い女性たち。
ドイツ人カップル。
フランス人女性3人と男性一人。
フランス人カップルと
チェコ人カップルが新たに来てプランバナンに
行く時にフランス人カップルと交替していた。
ボロブドールには1時間半位で着いた。
入場料とツアー代をキャッシュで
ドライバーに支払った。
二人で122万ルピア、約12、000円位。
プランバナンの入場料は
朝食時で二人で50ドル相当のルピアでドライバーに支払った。
他のメンバーは丘の上から
日の出を見るコースK2だった。
懐中電灯を渡され集合時間と場所を
言われた。
マノハラホテルの庭を見ながら道順の示す通り歩いた。
遺跡の階段を登ったら結構人がいて
カメラを構えて陣取っていた。ボロブドゥール寺院遺跡群 史跡・遺跡
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4月28日
御来光を見ることができなかった観光客がボロブドール
遺跡を下り始めた。
ボロブドール遺跡を上から撮った。
1500年以上も前にこのような巨大な建造物
を構築させた信仰力とはどのようなもので
あったのか。
現在の私たちは同様の信仰にも基づいた生命力
や生活力を持っているか疑問だ。ボロブドゥール寺院遺跡群 史跡・遺跡
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4月28日
ボロブドール遺跡を下部から見上げる。
1500年以上も前にこのような巨大な建造物
を構築させた信仰力とはどのようなもので
あったのか。
現在の私たちは同様の信仰にも基づいた生命力
や生活力を持っているか疑問だ。ボロブドゥール寺院遺跡群 史跡・遺跡
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4月28日
後半はジョクジャカルタ空港を通り越してプランバナン遺跡見学だ。
昼間なので途中に少し渋滞があった。
日中なので日差しが強く暑くなってきた。
遺跡に入る前の広場に日傘売りがいた。
遺跡の中は自由行動だった。
更に暑くなってきたのでささっと
写真だけ撮って木陰で休憩した。
出口近くにあった外国人は無料という
3両連結の小さな緑色の機関車に
乗って遺跡の周囲を見学することにした。
夫は機関車の出発まで隣に座っていたインドネシア人のおばあちゃんと
お喋りしながらインドネシア語の練習をしていた。ブランバナン寺院史跡公園 広場・公園
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4月28日
小さな機関車に乗った。
ゆっくり走るので20分くらいかけて
遺跡の周囲を一周した。
途中のセウ寺院では5分の停車時間があった。
歩かずにすんだので楽だった。
遺跡の出口に行くところには市場があり
たくさんのお土産屋さんの
前を通って行く。
安いお土産もあったがこれからまだ旅が続くので
荷物を増やさないためここでは買えない。
ホテルに帰った時は13時20分過ぎだった。セウ寺院 寺院・教会
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4月29日
写真はSrimpi(スリンピ:ジャワの王家の子女たちに
踊られていたという優雅な古典舞踊)で舞台に向かう
直前のジョクジャの乙女たち。
4人は初めて人前に出る舞台のようで硬く緊張した表情で
舞台脇に立っていた。
舞踊の指導者なのか
おっかなさそうなおばさんに衣装を直され
厳しく気合を入れられていたが
舞台登場の直前には舞踊家として
舞台笑顔も作れるようになっていた。
2番手の踊り手は4人の乙女たちだ。
初舞台なのか緊張している気持ちが
舞台脇で見ていた私にも伝わってくる。
横にいた女性指導者が衣装を手直ししながら
厳しい声をかけていた。
言葉の意味は分からないが気合を入れるごとに
乙女たちの頤(おとがい)が上がり、背筋が伸び、
踊り手としての笑顔が作られて行った。
瞑想的なガムランの調べが奏でられ始めると
乙女たちは優雅に
また密やかに舞いながら
衆目の前に静かに飛び立って行った。
私も緊張感から解放されて
思わず肺の中から「ホーッ」と息を
吐いてしまった。クラトン (王宮) 城・宮殿
-
4月29日
私も他の見学者の記念撮影に
厚かましく紛れ込んで
撮影をお願いした。
踊り手さんの「凛としたお顔」と比較して
酩酊状態に「弛んだ私の顔」が対照的で恥ずかしい。
しかし私が片言のインドネシア語で
「あなたはとても綺麗ですね!(Anda cantik sekaliya!)」
と声をかけるとようやく
白い歯を見せて微笑んでくれた。
こんな時に片言でも言葉が出来るとうれしくなる。
ホテルから王宮までの道程はまるで
『ラビリンス(迷宮)』だった。
カフカの「城」ではないが
ジョクジャカルタの王宮までたどり着けそうで
なかなか到着できなかった。
迷っても30分の筈が2時間近くも迷ってしまった。クラトン (王宮) 城・宮殿
-
4月30日
写真はジョクジャカルタ・トゥグ駅のプロボリンゴ行き
列車が発車するプラットホーム前の待合スペース。
向こうのプラットホームに別の列車が停車しているが
プロボリング行きの乗客は列車の乗車口を通り抜けて
こちらのホームにやって来ていた。
私たちも同様にして乗車口を通り抜けこちらのホームへ来た。
鉄道駅には独特の詩情があるように思う。
T・S・エリオットはボードレールについて新しい提案をする。
現代の旅行の場所や機械の美に表現を与えた最初の19世紀の
芸術家であった、と。
エリオットは書いている
「ボードレールは…・ロマンティックなノスタルジアを発明した。
出発の詩情(ポエジー)を、待合室の詩情を。」
ー大人のための旅行術「旅する哲学」アラン・ド・ボトン 安引宏氏訳
集英社 第二章 船旅の詩情、ドライブウェイのポエジーp.47よりー
私は鉄道駅に来ると何故か心がワクワクしてくる。
ここには旅人の旅情をかきたてるポエジーがある。
4月30日(月)鉄道チケットは日本で予約した。
しかしtiket.comで予約したバーコード付きの用紙を駅に持参して
1時間前までに発券すること必要だ。
(自販機でもできたが使い方がわからないので窓口で行った)
駅の改札口を入った後、Tugu Yogyakarta駅のラウンジ
(使用料一人5万ルピア、約500円 食べ放題・飲み放題)で
列車の出発まで待った。
列車は9:56にジョクジャカルタ駅発、
Probolinggo駅に18:14着である。
途中スラバヤで1時間ほどの待ち合わせがあった。
※日本でチケット購入時クレジットがブロックされたので
カード会社に電話し金額を言ってセキュリティを外して頂き
購入できた。
列車番号はNo.2 Ranggajatiという名前で
EXSEKUTIFクラス(冷房あり)、座席シートは選べる。
二人でIDR630,000 クレジットフィーIDR14,500
二人分合計IDR644,500(5,017円)。
予約後すぐバーコード付きのメールが送信されて来たので印刷した。ジョグジャカルタ駅 駅
-
5月1日
ホテルから2:25出発し午前10時前にホテル着の
往復7時間位のツアーがあった。
費用は
車は6人乗り往復65万ルピアを人数割りする。
助手席一人、真ん中の座席3人、後部座席2人の6名。
・山の入山料兼ブロモ山ジープ代
一人平日22万ルピアを団体割引?で15万ルピア
一人休日32万ルピアを団体割引?で20万ルピア
・村の入村料一人1万ルピア
ツアー客が6人だと一人車代約108,000ルピアなので
平日は一人合計26.8万ルピア
祝日は高くなり一人合計318000ルピアになると思う。
このホテルのツアーは入山料を割り引く(平日7万、休日12万引く)
ので安く済むと思う。
5月1日は祝日でした。
最初は私たちだけで行く積りでアレンジしてくれました。
全部で 二人で車代65万と
ジープ兼入山料40万と
入村料 2万で
合計107万ルピア(約1万700円)
と紙に書いてくれた。
二人で車は貸切で約1万円。
ジープは貸切ではない。
ジープのドライバーに二人で40万ルピアの支払いかと
思っていたが実際には45万と言われ支払った。
満員にならず2人で貸切だからか?
村の入村料一人1万ルピアは車に乗車したままで
ドライバー経由で村の人に支払った。
65万ルピアの車代だが道のりは片道45キロで
山の上の方まで行った。
時間も結構かかった。
片道組の二組のドイツ人カップルからは一人5万ルピア頂いた。
お土産にと日本のお煎餅を1袋づつ差し上げた。
恐縮していたがこちらは年上なのでいいですよと言った。
最初から2人で貸切のつもりだったが
お互いに安くなって良かった。
二人で107万ルピアのところ87万ルピアで済んだ。
ジープのドライバーに5万多く取られたのと
車のドライバーにチップで5万あげたので
計97万ルピア(約1万弱)の支払いだった。
ドイツ人に頂いた
5万ルピアだとユーロだと3ユーロ位だろう。
何万とか言われると高いと感じてしまう。
桁を落とした方が観光客は支払いやすいだろうと思う。
50,000ルピアを50K、100,000ルピアだと100Kと
言っていたのでこちらの方が計算しやすいか?
写真はチェモロ・ラワン村から更に登った所にある
展望台からブロモ山のカルデラ砂丘を見下ろした眺め。
舗装した山道を20分くらいしか登っていないのに
息が苦しかった。
酸素が薄く標高が高いためだろう。
白く煙っているのは強い風が吹くと
小さな竜巻が発生し砂が
舞い上げられるからだ。
また写真では見えないが砂原の中を
小さなジープが何台か疾走しているのが見えた。
ここが終わったらあのカルデラまで
降りて行くのだ。
この展望台はサンライズツアーの時に
日の出を眺める場所で早朝には
観光客で大混雑の状態になると説明された。
今は私たち二人とジョイさんの3人しかいない。
日の出は見れなかったが
ゆっくりとこの時間帯は見学できるので
これもよいと思った。
翌日にベトナム人の女性に聞くと
満天の星と天の川も見れたそうだ。
それを聞くと少し残念な思いもする。ブロモ山 山・渓谷
-
2018年5月1日
坂道も険しくなりここで馬を利用する人
(年配の女性が多いようだ)が増えてきた。
馬はジープの駐車場からブロモ山の火口へ上がる階段の上り口
まで利用できる。ブロモ山 山・渓谷
-
5月1日
写真はブロモ山の火口を覗き込んで撮影した写真です。
もともと高所恐怖症なので足がすくんで怖かった。
火口には神への献花の花束がたくさん落ちていた。
私は振り向いて座り込んでいる中年の男性に話しかけた。
私は家内を山の中腹に残し
火口までの長い山道と階段を息を切らせ
ながら登り、
ようやく山頂までたどり着きました。
登りつめると火口の転落防止柵に
寄りかかって少し白髪交じりの
体格の良い中年男性がこちらに
向かって座りこんでいます。
彼もここまで登って来るのが大変だったのだろうと思い
「ここまで登るのは大変でしたね。
私はもう老人ですからとても疲れました。」と
片言のインドネシア語で
気弱な言葉を思わず吐いてしまいました。
すると彼は意外にも
「おまえは何を言っているんだ?」というような
顔をして「おれはもう下りるよ。」といって
体を動かし始めました。
見ると彼は両手で片方の足を持ち上げ前に放り投げ
また片方の足を
持って放り投げ、
次は両手で体を持ち上げて前へ押し出しながら
階段を一段一段下り始めるではありませんか。
彼は両足が不自由だったのです。
両手だけを使って
このブロム山の急斜面と階段を登りきり、
また両手だけの力を頼りに
この急な階段と斜面を下るつもりなのです。
私は「何と恥ずかしい気弱な言葉を吐いてしまったのか!」
と恥ずかしくなりました。
私はこの神聖なブロモ山を
「旅人」としてではなく
単なる「物見遊山者」として登ってしまったのです。
反省として心の中で
次の言葉を繰り返しつぶやきました。
”「怯懦」の遊山者となるなかれ、「矜持」ある旅人であれ”
私の旅は巡礼です。
私は知らず知らずのうちに旅に対して傲慢になっていたようです。
感謝しながら一歩一歩歩くことが私の旅であることに
気がつかされました。ブロモ山 山・渓谷
-
5月2日
スラバヤのベストウエスタンパピリオ ホテル
ホテル前の立派な幹線道路。
片側が4車線位だが時間によって渋滞している。
立派な緑地帯を少し削れば車線を増やせるのにと思う。
日本でも渋滞していてもなかなか車線を増やしてくれない。
少しずつ増やしてくれているが予算の関係があるのか。
車の10倍は多いたくさんのバイクが走っている。
子供を2人乗せ4人乗り、赤ちゃんを抱いて後ろに横乗り
している。
ヘルメットをしない人もいる。
バイクが車の左右の車線から目の前を横切るのをよく見たが
彼等は慣れているのだろう。
車はどれもきれいで日本車が多い。 -
5月3日
スラバヤからエアアジアでバリ島の
デンパサール空港に着いた。
これはクタの中心地にある浜辺の風景。
浜辺ではマッサージを受けている
アジア系の観光客もいました。
(写真は5月6日に撮影) -
5月4日
3日夜スラバヤからエアアジアでデンパサールに着いた。
私は3回目、主人は2回目のバリです。
1回目は26年くらい前家族と来て「魂のケチャダンス」と
「満天の星空」に感動しました。
写真はバリ島クタの浜辺で見た夕日です。
宿泊したホテルから歩いて10分程度で浜辺に行けますので
夕方の日没前に二人でジャラン・ジャラン(散歩)して
みました。
浜辺は昼間の暑さに比べて過ごしやすく心地よい海風が吹いて
います。
Makan angin(マカン・アンギン「風を喰らう」:散歩)という
言葉の意味が理解できるような甘い風が海から吹いていました。
思わずバリの風を胸いっぱいに
パクリ・パクリと食べてしまいました。
※インドネシア語に「Makan angin(マカン アンギン)」
という言葉があります。
逐語的には「風を食べる」と訳されますがジャラン・ジャラン
と同じ意味で「散歩をする」という意味になるそうです。
黒田三郎さんという詩人の詩集「ふるさと『風を喰う』」に
次のような言葉がありました。
「インドネシア語で
散歩が「風を喰う」であるとは
全くさわやかでしゃれている」
と書かれています。
浜辺には観光客だけではなく
地元の方々も風と一緒に遊んでいます。
夕日を浴びながら赤金色の残照の中、
波打ち際で泳いでいる人もいます。
この光景は観光化されつつあるバリ島に
まだ大切に残されている豊かな自然の美しさが
感じられるひと時だと思います。 -
5月4日
30年ほど前に見たケチャダンスはすごかった。
星空の下、暗闇の中で松明だけに照らされた百人以上の踊り手が
一斉に「チャッ、チャッ」と掛け声を発しながら躍動的に踊り、
後半は何かが乗りうつったようにトランス状態となり、
最後に全員が「チャッ!」と叫んでダンスは終了する。
あとは暗闇の静寂が支配する神聖で神秘的な空気が残るだけの
世界に私たちは感動していました。
やはり本場のウブドで見るべきだったかと思っていました。
たまたまウブドでケチャダンスを見たと言う
日本人夫婦のお話しを
聞きました。
30年前のケチャダンスの方が踊り手の人数も多く
陶酔して踊る様子に感動したと
私たちと同様のことを言っていました。
バリのケチャダンスにも観光化や
商業化が進行しているのかもしれません。
本場のケチャはバリのどこかでやっているのかも
しれません。リッポー モール クタ ショッピングセンター
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5月4日
踊りの後に私も勇気を出して
記念撮影をお願いいたしました。
踊り手の皆さんお疲れ様です。
なぜか「伊豆の踊子」ではありませんが
「バリの踊子」という言葉が
頭に浮かんでしまいました。リッポー モール クタ ショッピングセンター
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5月5日(土)はファイヤーダンスでした。
スリランカのキャンディーでも本物の火渡りを
見ましたが炎は私たちの胸の底にある本能にも火を
つけるような気がしました。
照明が明るすぎるかな?リッポー モール クタ ショッピングセンター
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5月6日(日)はバロンダンスでした。
日本の獅子舞はこのバロンダンスが起源でしょうか。
でも獅子舞よりサイズがでかいので男性が数人で
操っていました。
バロンは間近で見ると恐ろしい顔をしていました。
これで3夜連続のバリ舞踊鑑賞は終わりました。リッポー モール クタ ショッピングセンター
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5月6日
歩いて5分くらいのリッポモールでは
入口でロボットの大きな着ぐるみが
みんなに愛嬌を振りまいていた。
孫たちに見せるために私とのツーショットを
お願いした。
するとどこからか可愛い娘さんが現れて
笑顔で「チップをお願いします。」と言うではないか。
仕方がないので胴体の横についていたチップボックスに
1万ルピアを入れてあげた。
彼は「トリマカシ!」とインドネシア語でお礼を言っていた。
インドネシア製のマジンガーZ風ロボットだ。
翌日も同じ時間に同じ場所で彼は愛嬌を振りまいていた。
この時は小さな男の子と記念撮影していたが
チップを取ってはいなかった。
彼は子供には優しいロボットさんであった。
地下には大型スーパーのプリモがある。
生鮮食品、お寿司、お土産物、
ビールなどアルコールも売っていた。リッポー モール クタ ショッピングセンター
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5月7日
帰国日にもホテルの道向かいにある
歩いて1分のマッサージ屋さんで2回目を受けた。
フルマッサージ1時間6万Rp約600円。
お値段がホテルよりも安いので利用しました。
アメリカ人の親子がペディキュアをしてもらってました。
後から4時に4名来ると予約していましたので
彼等も気に入ったようです。
1階がフットマッサージなど7個位。
鏡の前に椅子は5脚ありシャンプーの
チェアもあります。
2階がフルマッサージを行うスペース7部屋
となっていました。
カーテンで区切られています。デンパサール国際空港 (DPS) 空港
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