2018/04/22 - 2018/04/22
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5時に目覚めてしまいました。
朝の空気は山の霊気を浴びていて、そのすがすがしさに身震いします。
今日の目的地は、那智の滝と潮岬灯台周辺。
そして串本の橋抗岩(はしくいいわ)の道の駅で車中泊です。
なるべく早く出発して、余裕のある行動に臨むべく、身支度を開始します。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
女房が顔作りに励んでいる間に、湯を沸かしてカップポタージュを作り、バナナを添えて朝食とします。
-
出発すると、濃い霧がたちこめていて、注意深く運転します。
青空も良いけど、霧の中を走るのもこれまた旅の楽しさです。 -
山と山の間をすり抜けていく道路は、右へ左へとカーブし、アップダウンもありましたが、
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1時間半も走ると、「道の駅・紀伊長島マンボウ」に着きました。
道の駅 紀伊長島マンボウ 道の駅
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お決まりの特産物売店に、
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お食事所に綺麗なトイレと、道の駅のツールは全て揃っていて、
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名前の通り、マンボウの串焼きや唐揚げの店もありますが、
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この道の駅の素晴らしさは、外に出ると遊歩道が作られていて、
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ロマンチックな池のほとりにあることでした。
時間さえあれば、ここでゆっくり過ごすのも良いのですが、 -
まだまだ先は長く、小休止しただけで出発します。
カーナビの指示に従ってハンドルを操作していると、突然「紀勢自動車道・紀伊長島」の標識が現れて、 -
これは、いかん!
高速道路だ!
なぜこんな道路に案内される?
それも片側一車線の、中央分離帯もない高速道路です。
カーナビの設定は「有料道路を除外」としてあります。
無料の区間の高速道路があったのか・・ -
いきなりトンネルです。
制限速度は70kmとなっていますが、それを守っている車などなく、前方を走る車は消え去ってしまいました。
後続の車が気になって時速は80km、時に90km。
これで充分のはずなのに、後の車はぴったり寄せてきます。 -
やっとトンネルを抜けたと思ったら、再びトンネルが迫ります。
道路幅は狭く、トンネルでは壁にぶつかる恐怖感で、ハンドルを握る手や肩に力が入り、身体か固くなります。
わずかのハンドルミスで、中央の支柱に引っかかりそうです。
トンネルから出たい、出たい、出たい! -
トンネルの長さは1km以上もあり、やっと抜け出てほっとすると、次のトンネルが見えています。
この道路、トンネル部分の方がはるかに多く、緊張するだけでなんにも楽しくありません。
恐怖のトンネルを10個ほどもくぐり抜け、 -
やっと一般道となりました。
紀勢自動車道の終点で、尾鷲の町に入ったのですが、 -
街中を抜けると、またもトンネルばかりの自動車道に誘導されてしまいました。
熊野尾鷲自動車道です。
3kmも4kmもある長い長いトンネルが連続していて、悲鳴をあげます。 -
一般道に戻った時には疲労困憊で、のどかな海辺を走る嬉しさはひとしおです。
-
そうか、ここが七里御浜なのか・・・
景色を眺めながらゆっくり走りたいのですが、後に張り付いてくる車への迷惑を考えて、60kmほどで走り続けます。
すると新宮を越えた場所でまたまた那智勝浦道路という高架道路に入り込んでしまい、 -
なんとか「道の駅なち」にたどり着きました。
高速道路は時間の短縮には役立ちますが、トンネルだけで景色を楽しむ余裕はなく、前方をみつめる監視カメラになった気分です。道の駅 なち 道の駅
-
この道の駅は、鉄道の「那智駅」と組み合わせられています。
無人駅なので改札口はなく、ホームまで出ることができました。 -
おまけに「丹敷の湯」と名付けられた温泉まで組み合わさっていて、車中泊に便利な道の駅です。
-
直売所はありますが、レストランはありません。
近くに食事のできる店はあるので、困ることはないでしょう。
-
目を引くポスターが掲示されていました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」となっていますが、是非とも行ってみたくなる所です。
もしかしたら、ここは那智の滝付近では? -
ということで、那智の滝に到着しました。
5台ほど停まっている無料駐車場の枠外に、1台分の余裕があったので、ここ
に駐車しました。
小型の軽自動車ならではのことです。
近くに有料駐車場があるのですが、満車状態で空き待ちをしている車がいます。 -
車を停めた目の前に飛龍神社の鳥居があって、この奥に滝まで降りて行く石段がありました。
滝を見るには登るのではなく、降りるのか・・? -
急な石段ですが、降りていくと下にも鳥居が見えてきて、
-
鳥居の先に、しぶきを上げて流れ落ちる滝が出現しました。
これが有名な那智の大滝なのか。
落差水量日本一の滝だと言うことですが、なるほど、それだけの迫力はあるものだ・・・
じっと立ち続けます。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
-
この滝は、南紀熊野ジオサイトの一つです。
1400万年前、この地帯に地球最大級と言われるカルデラ火山活動が勃発しました。
マグマの冷え固まった固い火成岩と、侵食されやすい堆積岩との境目がここにあり、この滝ができているのです。
NHKの「絶景列島を行く」で知ったばかりです。
今回の旅は、その現場をこの目で見て回ることが目的です。 -
鳥居の脇に綺麗な建物があります。
その横から山の上に続く細道があって、入場料300円となっています。
はて、どこに行く道なんだろう?
お拝所と書いてあるけど、山の上に神社でもあるのかな・・?
と思うだけで、戻ることにしてしまいましたが、 -
今になって分かりました。
お拝所はさらに大滝に近い場所で、しぶきを浴びながら滝を仰ぎ見る場所だったのです。
それを知らない私たちは、赤い三重の塔と滝が、重ね合わせて見える場所を探して、山の上に登っていました。 -
長い長い石段が嫌になるほど続きます。
三重の塔はどこかなあ・・
出会う人に聞きながら、三重の塔を目差します。 -
端麗な姿の美男美女が現れました。
まるで古典の世界に住む人のようで、私は口をあんぐりと開けたまま、通り過ぎ行く二人を見送ります。
「あれは、貸し衣装なんだよ・・」
女房は冷静でした。 -
長い石段と格闘の末、三重の塔に到着しました。
-
そして恥ずかしげもなく、みんなの真似をして、滝と塔とのツーショット写真を撮る場所を探すのでした。
-
滝の反対側には、屋根が厳かに重なる建物が見えています。
それが青岸渡寺なのか、那智大社なのかは分りませんが、寺院にはそれほどの興味はなく、 -
戻ることにしました。
急な石段はやめて、遠回りになるけど車の走る道を歩くことにします。 -
昼食です。
山菜とワカメ入りの「滝そば」と、「山菜そば」を注文しましたが、店のお姉さんはひどく無愛想で、 -
私たちはひっそりと、そばをすすったのでした。
-
次は古座の一枚岩を目差します。
海辺の道です。
線路脇に、カメラを構えた鉄道ファンが群れています。
「何を待ってるんだろう?」
「私たちも、待つ?」 -
そんな話をしながら古座駅の前を通過し、踏み切りにぶつかると、
-
チンチンと遮断機が降りてきました。
車から飛び出して、カメラを構えます。
列車がやって来ました。
近くの住人もカメラを構えています。 -
私たちもシャッターを押します。
「今の、どんな列車だったんだろう?」
「かっこ、良かったよねぇ・・」
後日調べると、臨時特急列車「くろしお」でした。 -
古座川に沿った道路を登っていきます。
かなり遠い。
町から離れ、谷間に入って行きます。 -
『古座の一枚岩』が現れました。
日本一の巨大な岩です。
これも1400万年前の「熊野カルデラ」造成期に、地表に噴出するマグマの通路が冷え固まったものす。
延長20km以上にわたる岩脈の一部だといいます。
ここから20kmも離れた那智の滝と、成因は同じです。 -
一枚岩の真正面に「道の駅一枚岩」があります。
道の駅とは言うものの、駐車場の親分と言った感じで、小さな売店とレストランがあるだけです。一枚岩 自然・景勝地
-
一枚岩の巨大さは目をみはるもので、とても写真には納まりません。
ただただ圧倒されるばかりです。
https://youtu.be/LrcZEINdeYw -
NHK「絶景列島を行く」を知っていなければが、「巨大だ!」で終わってしまったでしょう。
日本列島を形成する、途方もない雄大な大地の物語を想像しながら、これらの前に立ちます。
すると、地位や名誉や世間体や、金銭欲や物欲が、浮世のつまらないたわごとだと思えてくるのです。
これが「神に出会った!」という心境なのでしょうか・・
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