ヨーロッパ3か国　結婚25周年記念旅行　⑨　ローマ観光その1

2016/11/15 - 2016/11/17

少し前になるけれど，忘れないうちにヨーロッパの旅行記を書こうと重い腰を上げました。
記憶違い，勘違いなど多々あると思いますが，初めての旅行記なので，温かい目で見てください。
主人が永年勤続表彰で会社からリフレッシュ休暇という名の3週間の休みとお小遣いをいただけるという。
たまたま結婚25周年の年でもあるし，しばらく日常とは離れてみようというプランを数か月かけて考える。
ヨーロッパに行きたいが，12時間もつらいのでビジネスクラスで行こうとマイルを貯めてきた。
主人が学生時代にみたサグラダファミリアが見られれば他はどこでもいいというので，私の希望でミラノ，ヴェネツィア，フィレンツェ，ローマとパリを追加した。
初めて訪問する国はその印象を左右するホテルは大切。4つ星を中心に，個人旅行なので駅や空港からのアクセスなどを考え，口コミを参考に選んだ。

11月 8日～10日　バルセロナ　　
　　　　　　　 ユーロスターズ・モニュメンタル　　　　　
10日～11日　ミラノ
　　　　　　　　グラムホテル
　　11日～13日　ヴェネツィア
　　　　　　　　ホテル　アル・コ・デガ
　　13日～15日　フィレンツェ
　　　　　　　　グランドホテル・ミネルヴァ
　　15日～17日　ローマ★
　　　　　　　　ザ・インディペンデント・ホテル
　　17日～19日　パリ
　　　　　　　　ホテル　ドヌーオペラ
　　20日　　　　帰国　

エリア ローマ(イタリア)

朝焼け。
このホテルの朝食会場は最上階にあり，気候のいい時ならこのように外で食べることができますが，今日は寒い…

なので，ささっと写真だけとったら，室内に入ります。

駅からそんなに来ていないのに，ちょっと見渡すと遺跡らしきものがたくさんあります。

今までのところからしたら一番こじんまりした朝食会場

甘いものや，シリアル

フルーツや野菜もあります。

ライスもあったんですね。

長女が生まれた年の1993年，夫の仕事の都合で私の知り合いのほとんどいない関西に住んでいたわが家。冷夏の影響で日本がコメ不足になり，はじめてタイ米を食べたのを思い出します。

そろそろ日本のコシヒカリが恋しくなってきました。

旅行記の題名がヨーロッパ3か国とありますが，バチカン市国は世界最小の独立国家です。ガイドブックにはローマのカテゴリーになっていることがほとんどなので，3か国としまたが，バチカン市国さんごめんなさい。

地下鉄A線のチプロ駅から歩いてすぐらしいのに，迷いました。
色んな人に聞きましたが，？？？
自力で何とかたどり着きました。

こんな階段を登るんです！

これがバチカン博物館の入り口

チケットは日本で2か月前にオンライン予約済。

この日は水曜日。
ローマ法王の謁見の日。
でもこの日にしかローマ観光をできない。

なので，午前中に博物館をゆっくり回り，午後謁見が終わってからサン・ピエトロ大聖堂に向かおうと考え，9時の入場を予約。

事前予約手数料　　4ユーロ×2
大人料金　　　　 16ユーロ×2
オーディオガイド　7ユーロ×2
合計　　　　　 　54ユーロ

まずは「ピオ・クレメンティーノ美術館」

もう入ってすぐから細かい彫刻の数々

テルマエ・ロマエを思い出します。

こんな中庭のようなところを通り

「ラオコーン」

これはさすがの夫も「見たことあるぞ」といってました。

もうバチカン博物館の中なのか…？

とにかく見どころが多すぎて，オーディオガイドを聞いているときは納得しても，今見返すと何が何だかわからない…

壁面見たり，天井見たり，忙しい。

ただ，朝一のためかすいているのがよかった。
混雑時は竹下通りのようになると聞いていたので，そんな状況ではこんなにゆっくりは見れないな。

タペストリーのギャラリーと言われているあたりでしょうか
この絵をぼーっと見ていたら，係の人？が寄ってきて，この絵はこちらから見るんだよ。と向かって右側においでと言ってきました。

同じ絵なのに，まったく別のものに見えませんか？
テーブルが正しい形になっています。

こういうこともガイドツアーに申し込んだりすると教えてくれるんでしょうね。

左下が本物のドアで，奥のほうに続いているように見えるのは絵なんですよね。

知らない間に「ラファエロの間」に来ていたようです。

「署名の間」

ピカソのお手紙やマチスの絵の後に，日本人の名前のある作品が

バチカン博物館に日本人の作品があるなんて知りませんでした。
とても誇らしかったです。

システィーナ礼拝堂は撮影禁止です。

バチカン博物館に来たかった理由の一つに，私が携わっている英語の教材にバチカン博物館の天井に描かれた絵について書いてある文があって，一度は実物を見ておきたいなというのもありました。

内部はとても厳かな雰囲気だったのを覚えています。

有名な天地創造，ノアの箱舟，アダムとイブを題材にした絵が天井一面にあり，一夜漬けで少し知識をかじっただけの私には奥が深すぎます。

そして，壁に描かれた「最後の審判」
天国へ行く人，地獄へ行く人の表情…ミケランジェロってほんと，天才！

急に進んで…

システィーナ礼拝堂と同じくらい楽しみにしていたのがこの螺旋階段。

ほかにいくらでもお宝があるのに！
と，怒られるかもしれませんが，この螺旋階段の写真をいろいろなところで見て，絶対行きたい！とひそかに思ってました。

大きさが伝わらないので，私と一緒の写真を

下から見た図。
上からくる人，下からくる人が交わらない構造なのです。

天井はこんな感じ

一番下まで降りてきました。

いったん外に出て，サン・ピエトロ大聖堂に行きます。

ここで，謎の行列が…
中に入れません。
警察官のような人たちが何か言っているけれど，イタリア語が分からない。
英語を話せる人が一人くらいいてもいいのに，フランス語，スペイン語を話せる人はいるのにね。

どうやらローマ法王の謁見が終わって，帰る人が全員いなくなるまで入れないようで，後ろにいた唯一の日本人の女性(一人旅)と少し話して，おとなしく待つことに。

iphoneの写真の時間を見ると，1時間半くらいここで待っていたようです。でも，みんな暴動を起こすことなくおとなしくしていましたね。

やっと入れます。

ほんとはクーポラへも登りたかったのですが，またの機会のお楽しみに。

ミケランジェロの「ピエタ」

ベルニーニの「バルダッキーノ」

ここは誰でもは入れるところのせいか(無料)すごい混雑。

しかも，さんざんお宝を見た後なので，そんなに心に響かなくなっている…ごめんなさい

なので，さっさと出てスイス衛兵にサヨナラ言ってバチカン市国を後にします。
まだ，バチカンしか行ってない！
長くなりそうなので，その2へ続く…