2017/11/06 - 2017/11/06
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Masakatsu Yoshidaさん
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ヴァラナシは、デリーの南東約700km、ガンジス川の中流に位置する人口約120万人の都市です。ヒンドゥー教最大の聖地としてインド全土から敬虔なヒンドゥー教徒が押し寄せますが、その数は年間100万人を超えるそうです。
私は、ヴァラナシを訪れるに当たって、聖なるガンジス河をじっくりと眺めながら河畔に沿ってウオーキングをしてみたいと思っていました。従ってガンジス河沿いのアッシー・ガートに近いホテルを選びました。
ガートとは、傾斜した階段状の沐浴場ですが、沐浴のみならずアールティ(炎を神に捧げるお祈りの儀式)が行なわれたり、火葬場として使われたりしている所もあります。ガンジス川の西岸に沿って、約 6.4 kmの距離に84 箇所のガートがあるそうです。
ガートは、殆どが1700年代に建てられたもので、現在では旧王族とか支配階級の私有地が多く、伝説や神話も沢山残っているそうです。
私は、アッシー・ガートを皮切り、北に向かって、言い換えるとガンジス川の上流に向かって歩き、約40か所以上のガートを探訪しました。
今回は、次のガートで見かけた景観を紹介します。
1. アッシー・ガート Assi Ghat
2. ガンガ・マハール・ガート Ganga Mahal Ghat
3. リーワ・ガート Reewa Ghat
4. ツルシ・ガート Tulsi Ghat
5. バダイニ・ガート Bhadaini Ghat
6. ジャンキ・ガート Janki Ghat
7. ジャイン・ガート Jain Ghat
8. シュリ・ニシャドラジ・ガート Shri Nishartraji Ghat
9. パンチャコット・ガート Panchakot Ghat
10. プラーブ・ガート Ourabhu Ghat
11. チェット・シン・ガート Chet Gaht
12. ニランジャニ・ガートNiranjani Ghat
13. マハニヴァーニ・ガート Mahanivani Gaht
14. シヴァラー・ガート Shivara Ghat
15. グラリアー・ガート Gularia Ghat
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
私が宿泊したホテルです。
ガート群の南端にアッシー・ガートがありますが、ホテルから河畔を歩いて10分くらいの所にあります。つまり、ガートを探訪するためには最適の位置でした。
私の部屋は2階でしたが、窓からはガンジス河に沿って並んでいるガート群が壮観でした。ホテルの門を出ると、そこはガンジス河の河畔でした。
ガート巡りをするために、8時半頃にホテルを出発しました。 -
1.アッシー・ガート
前夜のことですが、私はホテルから アッシー・ガートの近所のホテルに出かけました。ホテルの屋上からは、ガートの駐車場が見えました。アッシー ガート 観光名所
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今朝は、水際のビーチの様な地面を歩いて向かいました。
ガンジス河に沿って、遠方にはガート群が並び、近くの岸辺には多数のボートが係留されていました。 -
アッシー・ガートの岸辺には、アールティaarti のために僧侶が儀式を行うプラットホーム(演台)が数個並んでいました。
アールティとは、ヒンドゥー教の僧侶がバターとか樟脳を満たしたランプの炎を神に捧げる儀式で、プージャ(お祈り)の一種です。 -
階段の付近にはインド人の姿が多く、沐浴の準備をしている人もいました。
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ガートの階段には、ASSI GHATと書かれた標識がありました。この様に、ガートには、目につく場所に標識が示されています。
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ガートの上には、ヒンドゥー教のラクシュミナラヤナ寺院が聳えていました。
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階段を上ると小さな広場があり、そこにはヒンドゥー教の祠が立っていました。
ここで、20分ほどぶらぶらしてから、次のガートに向かいました。 -
2. ガンガ・マハール・ガート Ganga Mahal Ghat
ここには、小ぶりで古びた感じですが 宮殿風の立派な佇まいの建物が聳えていました。 -
この建物の2階の入口には、インド文化スエーデン研究センター Swedish Study Centre for Indian Culyureと書かれの標識がありました。
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この付近には、のんびりし風情の牛さんがいました。
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このガートの上には、ASHISH CAFÉ と言う喫茶店がありました。暑い中を歩いていて疲れたので、ここでコーヒー・ブレークを取ることにしました。
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3.リーワ・ガート Reewa Ghat
次に訪れたガートには、クリーム色の古びた宮殿様式の建物が聳えていました。
この建物は、1879年にリーワー藩王が買い取ったので、このガートはリーワ・ガートと呼ばれるようになったそうです。 -
ガートの河岸には、女性の顔が現代アート風に描かれた石板が置かれていました。
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4.トゥルスイーガート Tulsi Ghat
ここには、2階建ての邸宅風の建物がありましたが、白壁の2階には衣類の洗濯ものが並んでおり、住居として使われていることが窺えました。 -
泥んこの河岸には、前夜のプージャで使われた思われるランプのカップが残されていました。
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階段の中段付近には、ヒンドゥー教の小さな朱色の祠がありました。
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階段下の広場では、ヒンドゥー教の苦行僧あるいは聖者と言われるサドゥ sadhu を見かけました。
私がカメラを構えると、Vサインのポーズを取ってくれました。
サドゥの説明については、次のブログをご参照ください。
ブログのタイトル:アメーイング・インディア
記事のタイトル:神に祝福されたインドの聖者
ブログのウエブサイト:https://ameblo.jp/amazing-india/entry-12285150373.html -
背筋をピンと張って座り、瞑想しているヒンドゥー教徒(あるいは僧侶か?)もいました。
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ガンジス河を背にして、シタールを引いている楽師の巨大な模型も。
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ガンジス河の水に浸かって沐浴をしている人びともいました。
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河に浮かぶボートでは、洗濯物を干していました。
ひょっとすると、このボートに住んでいる人がいるのでしょうか? -
5.バダイニ・ガート Bhadaini Ghat
このガートでは、断崖の様にそそり立つ壁面の上に、住宅が築かれていました。
この付近の地名がバダイニなので、このガートは地名で呼ばれるようになりました
このガートでは、全く宗教的活動は行われないと言うことなので、この付近では余り人影を見かけませんでした。 -
ここには、ガンジス川から汲んだ水道用の貯水タンクが設置されていました。
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6.ジャンキ・ガート Janki Ghat
階段の中段くらいの場所に、神殿を思わせる古風な佇まいの建物が建っているガートです。 -
ガートの下では、沐浴を終わっt休んでいる人や沐浴中の人を見かけました。
特に寺院がある訳ではありませんが、清潔に保たれているので、沐浴にやって来る人が多い様です。 -
7.ジャイン・ガート Jain Ghat
このガートには階段がなく、全面に石畳が敷き詰められた斜面になっていました。
斜面の上に築かれているのはジャイナ教の寺院なので、このガートには主にジャイナ教の信者がお祈りや沐浴のために訪れる様です。 -
8.シュリ・ニシャドラジ・ガート Shri Nishardraj Ghat
ここは、通常ニシャドラジ・ガート Nishad Ghat と呼ばれますが、赤く塗られた建物の上部にはシュリ・ニシャドラジ・ガート Shri Nishartrajと書かれていました。 -
9.パンチャコット・ガート Panchakot Ghat
このガートは、高い崖の上に建設された邸宅風の建物となっておりますが、2つの寺院が付設されているそうです。 -
10.プラブー・ガート Prabhu Ghat
このガートの上部には、窓や入口のない城壁の様な建造物が建っていました。 -
階段の上には、多くの衣類が干されていました。
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11.チェット・シン・ガート Chet Singh Gaht
このガートには、ヒンドゥー寺院を思わせる様式の建物があり、荘厳な雰囲気を湛えていました。 -
ガートの入口には、サドゥが座っていました。
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ガートの上の広場に立つヒンドゥー教寺院 Shiv Mandir。
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ヒンドゥー教寺院のストゥーパ群。
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12.ニランジャニ・ガートNiranjani Ghat
青空をバックに鮮やかな赤壁が映える美しい建物が印象的でした。
屋上には広場の方向を見下ろしている見物人がいました。 -
私も屋上に上ってみましたが、そこにはヒンドゥー寺院がありました。
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これは、もう一つのヒンドゥー寺院です。
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屋上から下の広場を見ると、映画かテレビの撮影が行われていました。
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撮影現場の様子。
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リハーサルの様子。
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本番の様子。
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13.マハニヴァーニ・ガート Mahanivani Gaht
このガートは、ニランジャニ・ガートの北隣にあります。マハニヴァーニ・ガートの建物は、くすんだ茶色で、城塞の様な風格を持っていました。
この近くには、マザー・テレサのホームがあるそうです。 -
建物の入口は扉が閉じており、内部には入れませんでした。
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14. シヴァラー・ガート Shivara Ghat
ここの建物は、下層がまだらな粘土色、上層が明るい白色の2層構造となっています。
このガートは歴史が古く、当時のヴァラナシの王様によって1767年に建造されています。 -
15.グラリアー・ガート Gularia Ghat
このガートには、レンガ造りの広い斜面に、色とりどりの洗濯した衣類が並べられていました。上を見るとレンガ造りの貧相な小屋が数棟並んでいただけで、他のガートの様な壮麗な建物は見当たりませにんでした。 -
このガートの階段の上には Everest Café と言う喫茶店があったので、一休みすることにしました。ビールを注文すると、5分ほど待ちましたが、しっかり冷えたKarl Fisherが出て来ました。渇いた喉を潤し、疲れた体を癒すには何事に替えがたい喜びなりました。
休憩後、ガート巡りを続けましたが、その様子はガート探訪(2)として、別途投稿します。
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