インド一人放浪記

2025/01/18 - 2025/03/15

北インドをひたすら歩く一人旅第一弾

聖地バラナシ
ここに流れるガンガーは風呂でもありトイレでもあり、生活用水である。
バラナシに取り憑かれ２週間沈没することになる。

エリア バナーラス (バラナシ)(インド)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 ヒッチハイク 徒歩
• 旅行の手配内容: その他

バラナシについた。と言ってもバラナシ郊外に到着。
ここからバラナシ中心までは23キロ。

早速牛さんが出迎えてくれる。
ここからリキシャーを捕まえて5キロほど距離を稼いだが...
「祭りの影響で渋滞がひどい！！」とクラクションを鳴らしまくるリキシャーのおっちゃん。この後縦横左右もう１ミリも動かないくらいのひどい渋滞にハマる。

「よし歩いて向かう！」と言ってリキシャーを降りた。おっちゃんはいささか心配そうであったが、歩けるならこの道を行くといいと近道を教えてくれた。
比較的歩きやすい道。ここから2時間近く歩いて歩いた...

とうとうバラナシ（中心地）に入った！！
小道がいくつも繋がっている。道には動物の糞や野菜が落ちている。壁にはコンサートの広告やらゲストハウスやレストランの標識があって賑やかで楽しい。

とにかくバックパックを背負ったままガンガーまで行きたいと思い、ガンガーの辺りを目指す。
カラフルな色使い、ボートも人も無数にいる。視覚も聴覚も全てが賑やかなインド色に染まる。

歩いていくとこれがまさにガンガーだ。意外にもガンガーの神聖な地を感じず、インドらしい空気や香り、騒音、人、牛によって眩しくて眩暈がする。聖地バラナシというより賑やかな川のほとりに出たという感覚が強かった。

ガンジス川 滝・河川・湖

端から端まで歩き尽くしたい。そんな衝動に駆られる。
バラナシにはガート（沐浴場）が無数建ち並ぶ。
ガートには野良犬が昼寝をしていたり、沐浴を眺めるインド人集団、家族などで賑わっている。想いおもいの眼差しでガンガーを眺めるそんな素敵な場所。

ナーラド ガート 観光名所

早速チャイをいただく。非常に甘くてうまい！
土器で飲むからこそチャイは美味しい。最近は紙コップのチャイを注いでくれるところが増えたようだ。カーストの関係も色々複雑らしい。
そんなことは気にせず私は土器でチャイを飲みたい。

明早朝のチャイスタンドにはすでに多くの人が集っている。
ここで腰をかけてチャイを飲んでいるとアジア人女性がいるぞとみんな興味津々で集まってくる。
朝の有意義なチャイの時間はいつの間にか「どこから来た」「何をしている」「インドはどうだ」などの井戸端会議並みの凄まじい会になっていた。

髭を剃っている様子。面白い。

みんな一日をガンガーで過ごしている。何をしているのか家族はいるのか何もかも不明な人ばかりだがインド人はそんなことを気にしないようだ。ここを散歩している時に出会ったインド人青年集団は「自由を感じる」ことこそがガンガーだと教えてくれて、日本人はみんな働きすぎだ。もっと自由にゆったり人生を謳歌しないとと言っていた。インド人の考え方や行動の仕方は深く理解できる！！