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今年最初の温泉旅は、四万の病を治すと云われる上州四万温泉。旅行会社のポイントの有効期限が迫っていたので、その利用を兼ねて訪れたのだ。とは言え、二年前の夏にも訪れたので、今回は、その時立ち寄れなかった場所を中心に歩いてみることにした。<br /><br />(2026.01.14 投稿)

四万の病を治す湯へ

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2018/01/13 - 2018/01/14

4位(同エリア490件中)

旅行記グループ 【上野国】四万・沢渡温泉

6

72

旅猫

旅猫さん

今年最初の温泉旅は、四万の病を治すと云われる上州四万温泉。旅行会社のポイントの有効期限が迫っていたので、その利用を兼ねて訪れたのだ。とは言え、二年前の夏にも訪れたので、今回は、その時立ち寄れなかった場所を中心に歩いてみることにした。

(2026.01.14 投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
JTB
  • 熊谷駅を9時52分に出る特急『草津31号』に乗車。乗り慣れた列車だが、最近常磐線からやって来た車両は、上州路にしっくりと来ない。常陸路で馴染み過ぎたのかもしれない。満員の乗客を乗せた列車は、1時間少々で中之条駅に着いた。ほとんどの乗客は、この先の長野原・草津口駅まで行くのだろう、この駅で降りた人は、多くは無かった。

    熊谷駅を9時52分に出る特急『草津31号』に乗車。乗り慣れた列車だが、最近常磐線からやって来た車両は、上州路にしっくりと来ない。常陸路で馴染み過ぎたのかもしれない。満員の乗客を乗せた列車は、1時間少々で中之条駅に着いた。ほとんどの乗客は、この先の長野原・草津口駅まで行くのだろう、この駅で降りた人は、多くは無かった。

    中之条駅

  • 駅前から、11時05分発の路線バスに乗り、四万温泉を目指す。中之条の街を抜け、川沿いに25分ほど走ると、四万温泉の南の端に位置する清流の湯入口バス停に着いた。降りたのは私一人だけである。

    駅前から、11時05分発の路線バスに乗り、四万温泉を目指す。中之条の街を抜け、川沿いに25分ほど走ると、四万温泉の南の端に位置する清流の湯入口バス停に着いた。降りたのは私一人だけである。

  • バス停からすぐのところに架かる橋を渡る。橋の上からは、冬枯れの景色が見渡せる。流れる川は、四万川である。景色はどことなく、初春の風情を感じるが、冬はこれからだ。

    バス停からすぐのところに架かる橋を渡る。橋の上からは、冬枯れの景色が見渡せる。流れる川は、四万川である。景色はどことなく、初春の風情を感じるが、冬はこれからだ。

  • 清流の湯バス停で降りたのは、立ち寄り湯をするため。その名も、『四万清流の湯』。四万温泉の入口にある立ち寄り湯である。500円(2時間)を支払い中へ入る。

    清流の湯バス停で降りたのは、立ち寄り湯をするため。その名も、『四万清流の湯』。四万温泉の入口にある立ち寄り湯である。500円(2時間)を支払い中へ入る。

    四万清流の湯 温泉

    四万温泉の入口にある日帰り温泉施設 by 旅猫さん
  • 大浴場へと向かう廊下の途中に飲泉所があった。四万の病に効くという四万の湯は、飲むこともできるのだ。味はまろやかで、温泉にしては飲み易い方だ。

    大浴場へと向かう廊下の途中に飲泉所があった。四万の病に効くという四万の湯は、飲むこともできるのだ。味はまろやかで、温泉にしては飲み易い方だ。

  • 大浴場は、内湯と露天風呂があった。天気も良いので、まずは。露天風呂でまったりする。内湯に先客が一人いただけなので、貸切状態である。

    大浴場は、内湯と露天風呂があった。天気も良いので、まずは。露天風呂でまったりする。内湯に先客が一人いただけなので、貸切状態である。

  • 気持ちの良い露天風呂を堪能した後、新湯温泉街へと向かう。予定では、バスに乗ることにしていたのだが、春先のような穏やかな陽気なので、のんびりと歩いて行くことにした。途中の町並みは、時間がゆっくりと流れているような風情があった。

    気持ちの良い露天風呂を堪能した後、新湯温泉街へと向かう。予定では、バスに乗ることにしていたのだが、春先のような穏やかな陽気なので、のんびりと歩いて行くことにした。途中の町並みは、時間がゆっくりと流れているような風情があった。

  • 四万温泉には五つの地区がある。四万川の上流から、発祥の地である日向見、ゆずり葉、新湯、山口、温泉口と続く。今回は、温泉口から新湯へと歩いて行く。途中で、見回り中の猫とすれ違う。

    四万温泉には五つの地区がある。四万川の上流から、発祥の地である日向見、ゆずり葉、新湯、山口、温泉口と続く。今回は、温泉口から新湯へと歩いて行く。途中で、見回り中の猫とすれ違う。

  • 温泉口から山口地区へと向かう途中で、蕎麦屋を見つけた。ちょうど昼時だったので、そこで食事をすることにした。

    温泉口から山口地区へと向かう途中で、蕎麦屋を見つけた。ちょうど昼時だったので、そこで食事をすることにした。

  • 店内は落ち着いた佇まいで、客の姿も店員さんの姿も無かったが、奥の方から話し声が聞こえていたので声を掛けると、女将さんが出てきた。鴨そばがおすすめだったが、初めてなのでもりそば(600円)を注文。蕎麦は、ざると猪口置きなどが一体となった木製の器で出て来た。食べてみると、こしがかなり強い。訊けば、店主の手打だそうだ。

    店内は落ち着いた佇まいで、客の姿も店員さんの姿も無かったが、奥の方から話し声が聞こえていたので声を掛けると、女将さんが出てきた。鴨そばがおすすめだったが、初めてなのでもりそば(600円)を注文。蕎麦は、ざると猪口置きなどが一体となった木製の器で出て来た。食べてみると、こしがかなり強い。訊けば、店主の手打だそうだ。

    つちや グルメ・レストラン

    温泉街の素朴な蕎麦屋 by 旅猫さん
  • 蕎麦が美味しいので、つい地酒を追加。銘柄は、『貴娘 精選』。普通酒らしく、癖のない、とても呑み易いお酒である。自家製の伽羅蕗は、少し甘めだった。

    蕎麦が美味しいので、つい地酒を追加。銘柄は、『貴娘 精選』。普通酒らしく、癖のない、とても呑み易いお酒である。自家製の伽羅蕗は、少し甘めだった。

  • しばらくお店の方と話した後、店を辞して再び歩き始める。しばらくすると、先の方に大きな宿が見えてきた。それが、今宵お世話になる『四万やまぐち館』であった。

    しばらくお店の方と話した後、店を辞して再び歩き始める。しばらくすると、先の方に大きな宿が見えてきた。それが、今宵お世話になる『四万やまぐち館』であった。

  • まだ時間が早いので、宿の前を通り過ぎる。そして、この辺りが山口地区である。趣のある民家や宿が建ち並び、四万温泉の中でも、最も雰囲気の良い場所だ。

    まだ時間が早いので、宿の前を通り過ぎる。そして、この辺りが山口地区である。趣のある民家や宿が建ち並び、四万温泉の中でも、最も雰囲気の良い場所だ。

  • 山口バス停の脇には丸いポストもあり、町並みに良く似合っている。

    山口バス停の脇には丸いポストもあり、町並みに良く似合っている。

  • その先には、老舗宿の鐘寿館がある。仲居さん不足で、廃業を考えているという。温泉宿には欠かせない仲居さんだが、日本人の成り手が無く、今や外国人に頼るしかないのが現状だそうだ。ここも、今の内に泊まっておきたいところだが、結構宿代が高いのである。

    その先には、老舗宿の鐘寿館がある。仲居さん不足で、廃業を考えているという。温泉宿には欠かせない仲居さんだが、日本人の成り手が無く、今や外国人に頼るしかないのが現状だそうだ。ここも、今の内に泊まっておきたいところだが、結構宿代が高いのである。

    四万温泉 鍾寿館 宿・ホテル

  • その鐘寿館のすぐ先にあるのが、共同湯の上の湯。前に訪れた時にも立ち寄ったのだが、一応覗いてみることにする。すると、誰も入っていなかったので、使わせていただくことにした。

    その鐘寿館のすぐ先にあるのが、共同湯の上の湯。前に訪れた時にも立ち寄ったのだが、一応覗いてみることにする。すると、誰も入っていなかったので、使わせていただくことにした。

    四万温泉 上の湯 温泉

    四万の小さな共同湯 by 旅猫さん
  • ここの湯は激熱と言う記憶があったのだが、今回はやや熱めと言った感じであった。冬は少し湯温が下がるのだろうか。おかげで、ゆっくり浸かることができた。

    ここの湯は激熱と言う記憶があったのだが、今回はやや熱めと言った感じであった。冬は少し湯温が下がるのだろうか。おかげで、ゆっくり浸かることができた。

  • 湯口には、白いものがびっしり付いている。これは、湯に含まれる塩分が結晶化したものである。四万の湯は硫酸塩泉だが、上の湯は、塩の湯源泉を使っているので、塩分がかなり濃いのだろう。

    湯口には、白いものがびっしり付いている。これは、湯に含まれる塩分が結晶化したものである。四万の湯は硫酸塩泉だが、上の湯は、塩の湯源泉を使っているので、塩分がかなり濃いのだろう。

  • 上の湯から、四万川沿いに歩いて行く。流れはとても穏やかで、水も澄んでいる。この日は陽が弱く、淡い水色に見える。

    上の湯から、四万川沿いに歩いて行く。流れはとても穏やかで、水も澄んでいる。この日は陽が弱く、淡い水色に見える。

    四万川 自然・景勝地

  • 川に流れ込む小さな滝は、氷柱ができるほどに凍っていた。

    川に流れ込む小さな滝は、氷柱ができるほどに凍っていた。

  • それにしても綺麗な水だ。まるで、そこに水がないかのように底が透けて見えていた。

    それにしても綺麗な水だ。まるで、そこに水がないかのように底が透けて見えていた。

  • 四万街道と別れ、橋を渡り対岸へと渡る。今度は、四万川を右手に観ながら歩いて行く。歩道には雪が積もり、少し歩き難い。だが、目指す新湯地区はもう少しだ。

    四万街道と別れ、橋を渡り対岸へと渡る。今度は、四万川を右手に観ながら歩いて行く。歩道には雪が積もり、少し歩き難い。だが、目指す新湯地区はもう少しだ。

  • 新湯地区に入った。道が二手に分かれていたので、とりあえず左へと入ってみる。これが失敗で、温泉街からどんどん離れてしまい、慌てて戻る羽目になった。

    新湯地区に入った。道が二手に分かれていたので、とりあえず左へと入ってみる。これが失敗で、温泉街からどんどん離れてしまい、慌てて戻る羽目になった。

  • 温泉街へ戻り、町並みの中を散策。その途中で、美味しそうなものを見つけた。四万温泉名物の焼きまんじゅうだ。炭火と団扇で炙り焼きにしているのを見て、思わず注文してしまった。

    温泉街へ戻り、町並みの中を散策。その途中で、美味しそうなものを見つけた。四万温泉名物の焼きまんじゅうだ。炭火と団扇で炙り焼きにしているのを見て、思わず注文してしまった。

    焼きまんじゅう島村 グルメ・レストラン

    パンのような食感のまんじゅう by 旅猫さん
  • 焼きあがるまで、店の一角の休憩所のような場所で座って待つ。温泉街を歩く人たちが見えて、なかなか良い。

    焼きあがるまで、店の一角の休憩所のような場所で座って待つ。温泉街を歩く人たちが見えて、なかなか良い。

  • 焼きあがったのを見ると、結構大きい。だが、食べてみると、パンのようなふっくらとした食感で、ぺろりと平らげてしまった。

    焼きあがったのを見ると、結構大きい。だが、食べてみると、パンのようなふっくらとした食感で、ぺろりと平らげてしまった。

  • 焼きまんじゅうに満足して、散策を再開。その先には、旅籠のような雰囲気がある商店があった。文房具屋だったらしいが、今は温泉協会が管理する『美遊時庵まるたか』という展示施設のようだ。

    焼きまんじゅうに満足して、散策を再開。その先には、旅籠のような雰囲気がある商店があった。文房具屋だったらしいが、今は温泉協会が管理する『美遊時庵まるたか』という展示施設のようだ。

  • 開いていなかったが、硝子戸に、温泉街の古い写真がたくさん貼ってあった。明治40年頃の山口地区の写真を見ると、四万川の畔から、湯煙がもうもうと上がっている。今は旅館が建ち並び、湯煙を見ることは無い。写真の景色のほうが、温泉場らしく情緒がある。

    開いていなかったが、硝子戸に、温泉街の古い写真がたくさん貼ってあった。明治40年頃の山口地区の写真を見ると、四万川の畔から、湯煙がもうもうと上がっている。今は旅館が建ち並び、湯煙を見ることは無い。写真の景色のほうが、温泉場らしく情緒がある。

  • 新湯川との合流点を橋で渡る。その橋の袂に、共同湯の『河原の湯』がある。覗いてみると誰も居なかったが、ここには入らず。<br />

    新湯川との合流点を橋で渡る。その橋の袂に、共同湯の『河原の湯』がある。覗いてみると誰も居なかったが、ここには入らず。

  • 四万温泉バス停を通り過ぎると、左手に赤い橋が見えてくる。その向こうに建つ古風な建物が、元禄の湯で有名な積善館だ。前に来た時は、多くの観光客で賑わっていたので立ち寄らなかったが、今回は入ってみることにした。

    四万温泉バス停を通り過ぎると、左手に赤い橋が見えてくる。その向こうに建つ古風な建物が、元禄の湯で有名な積善館だ。前に来た時は、多くの観光客で賑わっていたので立ち寄らなかったが、今回は入ってみることにした。

    四万温泉 積善館 宿・ホテル

  • この宿には、趣のある本館と山荘、そして近代的な佳松亭がある。本館は、元禄四年(1691)の建築で、創業320年余りの歴史を持ち、現在は湯治棟として利用されているようだ。アニメ『千と千尋の神隠し』に出てく油屋の着想の一つとも云われている。

    この宿には、趣のある本館と山荘、そして近代的な佳松亭がある。本館は、元禄四年(1691)の建築で、創業320年余りの歴史を持ち、現在は湯治棟として利用されているようだ。アニメ『千と千尋の神隠し』に出てく油屋の着想の一つとも云われている。

  • 受付で、細かい注意事項を聞き、元禄の湯へと向かう。驚いたことに、一度外に出なければ浴室に辿り着けなかった。浴室内は広いが、脱衣所と湯船の間に仕切りは無く、数段下がった場所に、五つの小さな湯船が並んでいる。昭和四年に建てられた当時は、かなり洒落たものだったようだ。この日は、湯の上りが悪いとのことで、湯量が少なく残念であった。<br />※浴室内は撮影禁止のため、その素晴らしさは、ぜひ現地で。

    受付で、細かい注意事項を聞き、元禄の湯へと向かう。驚いたことに、一度外に出なければ浴室に辿り着けなかった。浴室内は広いが、脱衣所と湯船の間に仕切りは無く、数段下がった場所に、五つの小さな湯船が並んでいる。昭和四年に建てられた当時は、かなり洒落たものだったようだ。この日は、湯の上りが悪いとのことで、湯量が少なく残念であった。
    ※浴室内は撮影禁止のため、その素晴らしさは、ぜひ現地で。

  • 館内には、古風な電話室などもある。

    館内には、古風な電話室などもある。

  • 本館の一部は見学も可能なので、見せてもらうことにした。この宿の本館は、湯治宿として創業し、江戸時代の典型的な湯宿だったようだ。

    本館の一部は見学も可能なので、見せてもらうことにした。この宿の本館は、湯治宿として創業し、江戸時代の典型的な湯宿だったようだ。

  • 手を加えてはいるが、なかなか趣のある佇まいだ。夜は、かなり風情があるだろう。

    手を加えてはいるが、なかなか趣のある佇まいだ。夜は、かなり風情があるだろう。

  • 湯治客の増加により、建物が増築されたため、館内はかなり複雑である。そこがまた、建物に魅力を与えているのだ。

    湯治客の増加により、建物が増築されたため、館内はかなり複雑である。そこがまた、建物に魅力を与えているのだ。

  • 旅籠時代を彷彿とさせる場所もあった。今は使われていないようだが、ある意味、寝るだけならば、これで十分だと思う。最近の宿や客は、贅沢過ぎるのだ。

    旅籠時代を彷彿とさせる場所もあった。今は使われていないようだが、ある意味、寝るだけならば、これで十分だと思う。最近の宿や客は、贅沢過ぎるのだ。

  • 本館と山荘を繋ぐ浪漫トンネルを通る。殺風景な感じだが、丸みのある細長いトンネルが、美しく優し気である。元禄の湯とは別に、混浴の岩風呂もあり、誰もいなかったので入ってみる。なかなか良い感じであったが、女性が入るには、かなり勇気がいる造りであった。

    本館と山荘を繋ぐ浪漫トンネルを通る。殺風景な感じだが、丸みのある細長いトンネルが、美しく優し気である。元禄の湯とは別に、混浴の岩風呂もあり、誰もいなかったので入ってみる。なかなか良い感じであったが、女性が入るには、かなり勇気がいる造りであった。

  • 積善館を堪能した後、15時10分発のバスに乗り、宿のある山口バス停へと戻る。玄関の暖簾に染め抜きされた『△□○』は、『やまぐち館』を表すものだ。この宿も、300年以上の歴史がある。

    積善館を堪能した後、15時10分発のバスに乗り、宿のある山口バス停へと戻る。玄関の暖簾に染め抜きされた『△□○』は、『やまぐち館』を表すものだ。この宿も、300年以上の歴史がある。

    四万やまぐち館 宿・ホテル

    お風呂は良いが。。。 by 旅猫さん
  • 通されたのは、本館の10畳和室。広縁に炬燵があるのが面白い造りだ。青がさり気なく使われていて、好印象である。

    通されたのは、本館の10畳和室。広縁に炬燵があるのが面白い造りだ。青がさり気なく使われていて、好印象である。

  • 茶筒や菓子置きも良い感じだ。

    茶筒や菓子置きも良い感じだ。

  • 一息ついた後、早速温泉を使う。まず向かったのは、大浴場『薬師の湯』である。途中の廊下には、なぜか小さなお社が祀られていた。

    一息ついた後、早速温泉を使う。まず向かったのは、大浴場『薬師の湯』である。途中の廊下には、なぜか小さなお社が祀られていた。

  • 薬師の湯の入口は、とても風情があった。だが、この後、中はありえないことになっていた。

    薬師の湯の入口は、とても風情があった。だが、この後、中はありえないことになっていた。

  • 戸を開けて中へ入ると、宿の方が浴室内で仁王立ちしている。訊ねてみると、何と、湯船にお湯が溜まらないとのこと。15時から入浴可能と書いてあり、すでに15時半を過ぎているのにである。入れないことはないが、湯量が少ないし、湯温がかなり低い。すべて木造りで、素敵な感じの浴室だったので残念である。<br />

    戸を開けて中へ入ると、宿の方が浴室内で仁王立ちしている。訊ねてみると、何と、湯船にお湯が溜まらないとのこと。15時から入浴可能と書いてあり、すでに15時半を過ぎているのにである。入れないことはないが、湯量が少ないし、湯温がかなり低い。すべて木造りで、素敵な感じの浴室だったので残念である。

  • 奥の湯船の脇には、名前の通り、薬師如来が祀られていた。湯は、この薬師如来の下から湧いているようだが、確かにちょろちょろとしか出ていない。機械の故障だそうで、食後に行くと、閉鎖されていた。温泉宿で大浴場に入れないというのは、初めてである。

    奥の湯船の脇には、名前の通り、薬師如来が祀られていた。湯は、この薬師如来の下から湧いているようだが、確かにちょろちょろとしか出ていない。機械の故障だそうで、食後に行くと、閉鎖されていた。温泉宿で大浴場に入れないというのは、初めてである。

  • 薬師の湯から、露天風呂へと移動する。露天風呂のある階は、食事処や小宴会場が建ち並び、なかなか雰囲気がある。この宿は、館内を江戸時代の町のような雰囲気にしているので、なかなか良かった。

    薬師の湯から、露天風呂へと移動する。露天風呂のある階は、食事処や小宴会場が建ち並び、なかなか雰囲気がある。この宿は、館内を江戸時代の町のような雰囲気にしているので、なかなか良かった。

  • 露天風呂は、『お題目大露天風呂』と『渓流露天風呂四万川の湯』の二ヶ所があり、時間で男女入れ替えとなる。

    露天風呂は、『お題目大露天風呂』と『渓流露天風呂四万川の湯』の二ヶ所があり、時間で男女入れ替えとなる。

  • 四万川の湯は、その名のとおり、四万川に面した露天風呂である。内風呂もあるが、やはり露天風呂が良い。湯船は二段に分かれていて、造りも風情があり、なかなか良かった。

    四万川の湯は、その名のとおり、四万川に面した露天風呂である。内風呂もあるが、やはり露天風呂が良い。湯船は二段に分かれていて、造りも風情があり、なかなか良かった。

  • 温泉をいただいた後は、館内を散策。俵町通りと呼ばれる場所には、土産物屋などがあり、その一角には俵町広場なるものもある。そこでは、夜、女将による紙芝居が上演されるのたが、すっかり忘れてしまった。

    温泉をいただいた後は、館内を散策。俵町通りと呼ばれる場所には、土産物屋などがあり、その一角には俵町広場なるものもある。そこでは、夜、女将による紙芝居が上演されるのたが、すっかり忘れてしまった。

  • 館内の設え悪くはなく、派手さも抑えられ、和の趣も随所に見られるが、少々凝り過ぎているような気もする。

    館内の設え悪くはなく、派手さも抑えられ、和の趣も随所に見られるが、少々凝り過ぎているような気もする。

  • ロビーも広く、控えめな照明も好ましい。

    ロビーも広く、控えめな照明も好ましい。

  • 懐かしい玩具などを売る店もあった。最近、この手のものを扱う宿が増えたような気がする。

    懐かしい玩具などを売る店もあった。最近、この手のものを扱う宿が増えたような気がする。

  • 泊まった部屋のある七階には、露天風呂付き客室などもあるため、他の階には無い空間もあった。それが月見台ラウンジだ。

    泊まった部屋のある七階には、露天風呂付き客室などもあるため、他の階には無い空間もあった。それが月見台ラウンジだ。

  • エレベーターホールの前にあり、軽く寛げる場所になっている。夜は落ち着いた雰囲気で、本を読むにもちょうど良い。

    エレベーターホールの前にあり、軽く寛げる場所になっている。夜は落ち着いた雰囲気で、本を読むにもちょうど良い。

  • 食事の時間になったので、食事場所へ向かう。すると、会場は大宴会場を区切っただけである。しかも、隣では大宴会中。大音量でカラオケをやっていて、煩いどころではない。肝心の料理も、老舗とは思えない内容でがっかり。味も大したことはなかった。

    食事の時間になったので、食事場所へ向かう。すると、会場は大宴会場を区切っただけである。しかも、隣では大宴会中。大音量でカラオケをやっていて、煩いどころではない。肝心の料理も、老舗とは思えない内容でがっかり。味も大したことはなかった。

  • お酒も、かの浅間酒造『秘幻 純米酒』だけで、いまひとつ。

    お酒も、かの浅間酒造『秘幻 純米酒』だけで、いまひとつ。

  • 係の人の動きなども悪く、かなりいらいらさせられる。館内の造りにこだわり過ぎて、料理やもてなしが疎かになっているようだ。期待していただけに、非常に残念である。

    係の人の動きなども悪く、かなりいらいらさせられる。館内の造りにこだわり過ぎて、料理やもてなしが疎かになっているようだ。期待していただけに、非常に残念である。

  • 夜、もう一度温泉に浸かる。薬師の湯は、結局、滞在中ずっと閉鎖されていたが、お詫びなどの対応もいまひとつであった。

    夜、もう一度温泉に浸かる。薬師の湯は、結局、滞在中ずっと閉鎖されていたが、お詫びなどの対応もいまひとつであった。

  • 翌朝、まずは朝風呂を使う。さっぱりしてから、昨夜と同じ大宴会場へと向かう。夜は気付かなかったが、宴会場の前のテラスからは、四万川の流れが望めた。

    翌朝、まずは朝風呂を使う。さっぱりしてから、昨夜と同じ大宴会場へと向かう。夜は気付かなかったが、宴会場の前のテラスからは、四万川の流れが望めた。

  • 朝食も、普通の宿の食事と代り映えは無く。昨年11月に仲間たちと泊まった越後湯沢の宿の朝食が美味しかったので、この落差は大き過ぎる。

    朝食も、普通の宿の食事と代り映えは無く。昨年11月に仲間たちと泊まった越後湯沢の宿の朝食が美味しかったので、この落差は大き過ぎる。

  • それでも、温泉だけは良かった。朝食後にもう一度入った『お題目大露天風呂』も、四万川に臨み、景色もなかなかである。湯船も川に沿って横に長く、ゆったりと入れるのが良かった。

    それでも、温泉だけは良かった。朝食後にもう一度入った『お題目大露天風呂』も、四万川に臨み、景色もなかなかである。湯船も川に沿って横に長く、ゆったりと入れるのが良かった。

  • しかも、湯船の何か所からは、直接源泉が湧き出している。あの、川の畔から湯煙が上がる古い写真を彷彿とさせるものである。ただ、かなり熱い湯が湧き出てるので、注意が必要だ。

    しかも、湯船の何か所からは、直接源泉が湧き出している。あの、川の畔から湯煙が上がる古い写真を彷彿とさせるものである。ただ、かなり熱い湯が湧き出てるので、注意が必要だ。

  • この宿は、六つの自家源泉を持っていて、露天風呂の一角には、その第一源泉である『神告の湯』が湧いていた。それにしても、昨夜は、大浴場の閉鎖だけではなく、麺処も、ガス器具の故障で臨時休業と、週末に客を迎えるにしては、あまりにも疎かである。

    この宿は、六つの自家源泉を持っていて、露天風呂の一角には、その第一源泉である『神告の湯』が湧いていた。それにしても、昨夜は、大浴場の閉鎖だけではなく、麺処も、ガス器具の故障で臨時休業と、週末に客を迎えるにしては、あまりにも疎かである。

  • 10時過ぎに宿を辞し、目の前にあるバス停でバスを待つ。温泉街にあるバス停には、かもしかの形をしているものもあった。確か、沢渡温泉街にもあったような気がする。

    10時過ぎに宿を辞し、目の前にあるバス停でバスを待つ。温泉街にあるバス停には、かもしかの形をしているものもあった。確か、沢渡温泉街にもあったような気がする。

  • 10時23分発のバスに乗り、四万の甌穴を観に行くことにする。バスは五分ほどで四万甌穴前バス停に到着。そこから歩いてすぐのところにある入口に向かったのだが、何と、上流のダムの放流のため、立ち入り禁止となっていた。仕方が無く上から眺めたが、良く分からなかった。

    10時23分発のバスに乗り、四万の甌穴を観に行くことにする。バスは五分ほどで四万甌穴前バス停に到着。そこから歩いてすぐのところにある入口に向かったのだが、何と、上流のダムの放流のため、立ち入り禁止となっていた。仕方が無く上から眺めたが、良く分からなかった。

    四万の甌穴 自然・景勝地

  • 時間が余ってしまったので、次のバスが来るまで、駐車場近くにあった喫茶で寛ぐことにした。

    時間が余ってしまったので、次のバスが来るまで、駐車場近くにあった喫茶で寛ぐことにした。

    森のカフェKISEKI グルメ・レストラン

    バス待ちに美味しいりんごジュースを by 旅猫さん
  • 店内に客は無く、窓際に席を取る。窓の外には、冬枯れの森が望めた。暖かい季節には、外のテラスにも座れるようだ。

    店内に客は無く、窓際に席を取る。窓の外には、冬枯れの森が望めた。暖かい季節には、外のテラスにも座れるようだ。

  • 注文したのは、ベイクドチーズケーキのセット。飲み物は、地元のりんご園のりんごを使ったジュースとしたが、どちらも美味しかった。<br />

    注文したのは、ベイクドチーズケーキのセット。飲み物は、地元のりんご園のりんごを使ったジュースとしたが、どちらも美味しかった。

  • バスの時間が近づいてきたので、バス停に向かう。近くにあった温度表示器には、零度が表示されている。穏やかだった昨日に比べると、今朝はかなり冷え込んでいた。

    バスの時間が近づいてきたので、バス停に向かう。近くにあった温度表示器には、零度が表示されている。穏やかだった昨日に比べると、今朝はかなり冷え込んでいた。

  • 二分遅れでやって来た11時03分発のバスに乗り、中之条駅へと向かう。車内は満員で、後ろ扉からは乗れず、前扉から乗り込むほどであった。

    二分遅れでやって来た11時03分発のバスに乗り、中之条駅へと向かう。車内は満員で、後ろ扉からは乗れず、前扉から乗り込むほどであった。

  • 予定より早く着いてしまったので、窓口で、次に出る特急の指定席に変更する。それでも一時間ほど待ち時間があるので、駅前で食事でもと思ったが、食べたいものが今一つなかったので、駅の待合室で文庫本を読みながら待つことにする。そして、12時29分発の特急『草津32号』に乗り、中之条駅を離れた。

    予定より早く着いてしまったので、窓口で、次に出る特急の指定席に変更する。それでも一時間ほど待ち時間があるので、駅前で食事でもと思ったが、食べたいものが今一つなかったので、駅の待合室で文庫本を読みながら待つことにする。そして、12時29分発の特急『草津32号』に乗り、中之条駅を離れた。

  • 今年最初の温泉旅であったが、美味しい蕎麦に出会えたのは良かった。だが、宿が期待外れだったのと、まさかの四万甌穴立ち入り禁止とで、どうも不完全燃焼で終わってしまった感じである。それでも、帰りの車窓からは、抜けるような青空の下、雄大な裾野を広げる赤城山が、旅の終わりに花を添えてくれた。

    今年最初の温泉旅であったが、美味しい蕎麦に出会えたのは良かった。だが、宿が期待外れだったのと、まさかの四万甌穴立ち入り禁止とで、どうも不完全燃焼で終わってしまった感じである。それでも、帰りの車窓からは、抜けるような青空の下、雄大な裾野を広げる赤城山が、旅の終わりに花を添えてくれた。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • 群青さん 2022/02/05 20:51:43
    四万温泉
    旅猫さん こんばんは。

    僕の過去の旅行記にコメントを頂戴しありがとうございました。
    旅猫さんもかつて四万温泉を2度ほど訪れていると知り、この旅行記ともう1本の旅行記を読ませていただきました。
    とても詳しくいろんなことが書かれていて、とても勉強になると同時に、地元のことなのにあまり詳しく知らない自分がチト恥ずかしいような・・・(汗)

    四万温泉の清流の湯、男湯の露天風呂は対岸の宿から丸見えだと聞いたことがありますが・・・
    木々が生い茂る季節ならきっと適度に目隠ししてくれているはず?

    かつて山口露天風呂だった場所、足湯になったのですね。
    四万やまぐち館、雰囲気は良さそうだけどどうもクチコミが芳しくない理由をこの旅行記で知り、さもありなん!って印象。
    女将や料理長が有名になり、マスコミ媒体に出演することに現を抜かすようになると、宿自体の足腰が衰える典型みたいな話ですね。

    四万温泉自体、確かに湯がさらっとしていて特徴が分かりにくい面があるのは事実ですが、草津の上がり湯として昔は珍重されたのも理由があるのでしょうね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/02/06 08:34:52
    RE: 四万温泉
    群青さん こんにちは。

    四万の旅行記を二冊とも読んでいただきありがとうございます!
    性分か、行った先々で、小まめに歩いて詳しく知りたくなってしまうのです。
    おかげで、いつもひとつの場所に時間を使い過ぎ、あまり多くは回れない。。。

    露天風呂、確かに対岸から見えたような気がします。
    冬以外は、たぶん大丈夫でしょう(笑)

    四万やまぐち館は、温泉も良いし、施設自体も雰囲気は悪くないのに、基本的な所が抜けているような宿でしたね。
    週末に大浴場が閉鎖とかありえませんし。

    草津の湯が酸性の強い湯なので、四万のさらりとした湯が肌に優しく、上がり湯としてちょうど良かったのでしょう。
    今は、草津の喧騒が無く、静かに過ごせる温泉街ですね。

    旅猫
  • hot chocolateさん 2018/03/20 01:31:32
    ちょっと消化不良の旅だった四万温泉
    旅猫さま

    こんばんは~
    3月に入って、気温は上がったものの、三寒四温で、また冬に逆戻り・・・
    本格的な春が待ち遠しいです。

    四万温泉の旅行記にお邪魔しています。
    名前だけは知っているものの、まだ行ったことはありません。
    三百年もの歴史があるやまぐち館ですが、温泉宿なのに温泉に入れないとは残念な!
    しかも大音響の宴会場で、夕食を楽しむこともできず、食事内容もいまいちとはかなり残念なお宿です。

    「館内の造りにこだわり過ぎて、料理やもてなしがおろそかになっているような」というのは、宿として本末転倒のような気がします。
    お料理やもてなしは、旅の楽しみの一つと思っているので・・・

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/03/20 19:18:21
    RE: ちょっと消化不良の旅だった四万温泉
    hot chocoさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。

    今日は肌寒かったですね。
    桜も咲き始めたというのに。

    四万温泉自体は好きなのですが、今回の宿はがっかりでした。
    女将と料理長がTV出演などでお忙しいらしく、なんだか宿自体に寛げる雰囲気が漂っていませんでした。
    それでなくても煩い食事処で、女将が入ってきてマイクで挨拶。
    話すだけ話すと、せわしなく出て行ってしまい。。。
    料理は老舗とは思えないほど酷かったですし。
    大浴場が利用できなかったこともあり、散々でした(^^;

    旅猫
  • salsaladyさん 2018/02/24 17:30:01
    随分レトロ感のある♨ですね!
    ☆別府“アジア太平洋大学”を思い出させて下さって~別府の温泉も良いんですよ~

    ☆四万温泉へ、何度か行こうとしたのですが、結局わかりやすい草津へ行ってしまう。

    ☆次男が♨好きなので、彼を誘うと『三月いっぱいは仕事でいっぱい!』と毎年敬遠されてしまうのです。年度末は官庁の仕事が一杯有るらしい。予算の消化?

    ☆今年の四月は何としてでも“万座温泉”に連れ出したい(チョンガーの内に?)ね!

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/02/25 17:57:50
    RE: 随分レトロ感のある♨ですね!
    salsaladyさん、こんにちは。
    書き込みありがとうございます。

    この宿の風呂は、かなり立派です。
    でも、大浴場は木造りで結構渋い感じがしますね。

    別府は、まだ2,3回で、しかも温泉はちょっとだけ。
    いつか、ゆっくりと浸かりに行きたいのですが。

    草津は名湯ですが、人が多いのが難点ですね。
    四万温泉も有名なので人は多いですが、温泉街が素朴な感じなのでぜひ。
    お勧めは、四万温泉の近くにある沢渡温泉です。
    秘湯感すら漂う渋い温泉街ですよ。

    万座温泉は最高ですよ!
    泉質は圧倒的に良いですし、自然も豊かで。
    温泉、いいですよね〜

    旅猫

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