
2017/02/24 - 2017/02/25
85位(同エリア307件中)
Kaiwarenattoさん
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去年の冬の旅行記です。突然休みが取れたので、どこに行こうか、と思ったときに30年前に尋ねた津軽鉄道に行ってみよう!と思い立ちました。どうせ行くなら、グランクラスも体験しようということで予約。これは二日目の記録です。いよいよ津軽鉄道へ、30年ぶりの訪問です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨夜の吹雪が嘘のように晴天の朝です。サンルート五所川原の朝食バイキングのフロアは最高の眺めで、心も体も癒される朝食ができます。ただ残念ながら岩木山は見えず。ちなみに私はいつもホテルに泊まるときは素泊まりにせず、朝食は必ずしっかり取るようにしています。
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ホテルを出ると結構な雪。関東住まいの人間はそろりそろりと足を進めていきます。
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ゆっくり歩いてようやく津軽鉄道五所川原駅へ。JR五所川原の隣に駅舎があります。
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中に入ると、昔のままの雰囲気でした。このままずっといて欲しい、そんな雰囲気の駅です。
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時刻表も昔ながらの地方私鉄様式です。昔は地方の私鉄に行くとたいていこういう時刻表でした。懐かしくて涙が出そう…
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さて、列車まで一時間以上時間があるので、散策ついでに腕木信号機を見に行きます。駅から徒歩10分ほどで、五所川原駅の場内信号機にたどり着けます。日本の鉄道を黎明期から支えた通票閉塞(津軽鉄道はスタフ閉塞ですが)、そして腕木信号機。腕木信号機が現役で活躍してるのはもはや津軽鉄道だけ。
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これは、出発を示しています。この後、気動車の列車がやってきて、「バタン!」という音と共に赤い部分がまっすぐになり、「停止」現示となります。それも一部始終録画し、まずは大満足。この後、ゆっくりと構内の入れ替え作業などを見ていました。たとえ寒くても鉄道好きにはたまらない鉄道の原風景です。
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そうこうしているうちに、ストーブ列車の出発時刻です。ストーブ列車の一番列車はお客が少ないようで、オハ46一両が気動車に牽かれていく列車です。
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とはいえ、貴重な旧型客車には変わりません。乗車券とともにストーブ列車切符を購入して乗車。
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30年ぶりの感動のご対面でしたが、思ったほど雰囲気が変わっておらず、ホッとしました。ただ、津鉄ハッピでおもてなしをする乗務員がおられ、観光に特化している点がまったく変わったところです。昔は通勤通学もこの客車で、到着した客車から大量の学生やサラリーマンが降りてきて、活気のある街だなぁと思ったものです。今は地元の一般の方は追加料金のいらない気動車側に乗る、という形になっています。
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車内にはいると、昔と同じく石炭ストーブが鎮座。前はこんなテーブルなかったですね。地元の人が陣取って、ストーブの上で色々焼いていたものです。
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今は津鉄の係員が、するめや地酒の販売とともに、するめを焼いてくれます。すなわち、勝手には焼けない。まぁ当然これは仕方ないことなのでしょう。無くなってしまうよりは、観光列車としても残ってくれた方がはるかによいわけで。私は地酒(津鉄の絵が付いている純米酒)だけをいただき、いつもながらチビチビ呑んで車窓を楽しみます。
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車端のワンボックスを占領できるぐらいの混み方でした。いい感じです。
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ゴトリゴトリ、ギシギシという音がしながらも、モーターがない分軽やかに進む旧型客車。昔はこういう客車ばかりだったよなぁと思い出に浸ります。車窓は真っ白の美しい津軽平野。以前来た時はきれいに岩木山が見えましたが、今回は曇って見えませんでした。
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いい感じの駅舎です。次回は訪ねたいですね。
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終点津軽中里まで、そんなにはかかりません。到着したらすぐに気動車が切り離され、機回し線に入り、逆側に連結します。「日本国有鉄道」の銘板も凛々しいオハ46。ちなみに津軽中里駅近くの踏切は、貴重な電鈴式です。これも必見、必聴の鉄道施設です。
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津軽中里駅は、五所川原と違ってまったく変わっていました。でもまあこれは、地元で生き生きと活躍していることでもあるわけで、これはこれでいいな、と思いました。
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中は物産展のようなものが。祝北海道新幹線開業、確かに、ですね。昔来た時は夜行で青森まで来ました。確かに旅情はありましたが、仕事をするようになると、どうしても時間が限られます。ですので新幹線で手早く移動できるのは意味があるでしょうね。こんな遠くでゆっくりしていても、確実に夜には自宅に着けるのですから。
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途中、金木でスタフ交換などを眺めた後、また五所川原に戻りました。天気は一気に急変、結構な雪になってきました。そして驚いたのが、ホームには大量の人が!そうです、観光客です。それも日本人ばかりではなく、海外からのお客の多いこと。主に欧米系の方でしたが、ものすごくハイテンションで停車中の機関車に上って写真を撮ったり…。雪を見るとテンション上がるのは、万国共通なのですかね。
客車が増えると、気動車ではけん引できないので、機関車の登場です。昔とまったく同じ機関車。これを見れたことで良しとしましょう。私が乗ったストーブ列車とはまったく違って大量の人で満席で出発しました。 -
五所川原からは五能線で弘前方面へ向かいます。もう外は完全に吹雪。ちなみに途中で携帯のバッテリーが危うくなり、この吹雪の中五所川原のダイソーに乾電池を買いに行きました。。。
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キハ40ともこれでしばらくお別れ。やっぱりいいなぁ国鉄車両。
帰りは結構な混み方の新幹線。グランクラスじゃないと、やっぱり長く感じますね。
この旅は、ちょっとした思い付きのものでしたが、1泊2日でも凝縮したいい旅ができることを実感しました。新幹線は、どうしても旅にはイマイチの乗り物というイメージです。でもグランクラスを組み込むだけで、かなり非日常感が加わり旅の醍醐味が広がります。お金に余裕があれば?おすすめの方法かもしれませんね。
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