2018芸術の都パリひとり旅７日間vol.4（ポンピドゥセンターでたどる西洋美術史④）

2018/01/01 - 2018/01/01

2017～18年の年末年始，15年ぶりにパリに行ってきました！　芸術に焦点をあてて，パリの美術館や大聖堂などをめぐります。

【３日目】午後はポンピドゥセンターにある国立近代美術館を訪れ，20世紀の美術の流れをたどります。vol.1から続いてきた西洋美術史をたどる旅は，ここでいったん完成です。

大塚国際美術館で西洋絵画史についてまとめた旅行記シリーズはこちら～♪
https://4travel.jp/travelogue/10901178
https://4travel.jp/travelogue/10901851
https://4travel.jp/travelogue/10901966

エリア パリ(フランス)

メトロを降りると．．．

近代的な建築が見えてきました！

ジョルジュ ポンピドゥー国立芸術文化センター 博物館・美術館・ギャラリー

ここはポンピドゥセンターという．．．

現代芸術の総合施設です。

エスカレータをのぼってゆくと．．．

目の前に広がる．．．

昼下がりのパリの風景。

古代からたどってきた西洋美術史．．．

最後は20世紀美術の流れを．．．

ここポンピドゥセンターの中にある．．．

国立近代美術館でたどってみましょう。

20世紀の幕開けは．．．

「色」と「かたち」の革命の時代。

マティスは．．．

色彩の力を最大限に引き出すという．．．

「フォーヴィスム」の流れを確立しました。

その一方で．．．

ピカソが生み出した．．．

立体を幾何学的に平面上に表現する手法は．．．

「キュビスム」の流れを生みました。

このふたつの．．．

大きな流れを受けて．．．

多くの芸術家たちが．．．

独自の画風を模索しながら．．．

新しい時代の表現手法を．．．

切りひらいてゆきます。

シャガールもそのひとり。

まるで宙を舞うかのように．．．

自由な世界を創造してゆきます。

目に見える世界から．．．

目には見えない．．．

人間の内面へ。

20世紀初頭の．．．

色とかたちの革命の流れは．．．

「抽象主義」へと発展してゆきます。

この流れの中で．．．

カンディンスキーは．．．

美しい色とかたちを．．．

極限まで追究してゆきました。

物のそのままのかたちから．．．

離れることによって見えてくる．．．

「存在」の本質。

そしてその「存在の向こう」には．．．

何があるのか？．．．

「シュルレアリスム」の画家たちが．．．

その答えを求めようと．．．

非日常の空間を描きます。

20世紀は．．．

科学技術の時代。

それとともに．．．

さまざまな価値観が．．．

生み出されてゆきました。

芸術の世界もまた．．．

既成の価値観にとらわれない．．．

自由な発想が生み出されてゆきます。

と同時に．．．

20世紀は．．．

度重なる戦禍による．．．

混沌の時代。

我々は何者なのか？．．．

．．．という不安と自己否定の心理が．．．

「アンフォルメル」という．．．

不安定で激しい絵画を生み出しました。

我々はどこに向かうのでしょう？

どこまでも続く地平線を．．．

追いかけてゆくかのように．．．

私たちが存在するかぎり．．．

芸術の世界は．．．

どこまでも続いてゆきます。

太古の昔から．．．

ずっとたどってきた西洋美術史も．．．

ひとまずゴールが近づいてきました。

最後には．．．

フランスの画家，クラインの．．．

青の「無」の世界が．．．

静かに何かを語っているかのようでした。

パリの街に広がる．．．

青い空が．．．

徐々に．．．

赤く染まってゆきます。

さて明日は．．．

パリの名所をめぐることにしましょう。

～つづく～

この旅行記へのコメント （1）

• trat baldさん 2018/01/30 06:31:39

  現代アートはチョット難し過ぎるけど、、、

  ひょっとしたら芸術って時代を写す鏡の一面を持っているのかしら。