2014大塚国際美術館で西洋絵画史めぐる旅vol.2

2014/06/25 - 2014/06/25

2014年6月の平日，徳島県鳴門市にある大塚国際美術館に行ってきました。陶板に再現された約1千もの名画を楽しみながら，西洋絵画史をめぐってきました。

vol.2 は，14世紀以降の［ルネサンス］から［バロック］までの歴史をたどります。

※この旅行記に掲載した作品はすべて大塚国際美術館の写真撮影が可能な展示品を撮影したものです。　

エリア 鳴門(徳島)

［ルネサンス］
次は“ルネサンス”の西洋絵画の流れを見てみましょう。

大塚国際美術館 美術館・博物館

14世紀から16世紀にかけて広まった古典文化の復興運動。

伝統的な考え方にとらわれない．．．

個性的で人間味あふれる芸術の復活。

かつての古代ローマ文化が再び花開き．．．

理性による近代的な西洋の価値観が芽生えます。

中世の教会の権威は衰え．．．

独特の表現様式も生まれてゆきます。

春の花が咲き誇るかのように．．．

再び古代の人間性あふれる美が誕生します。

キリストの生涯を描いて表す．．．

福音書の世界。

イタリアで興ったルネサンスは．．．

アルプスを越えて．．．

中世文化を色濃く残す北方ヨーロッパにも．．．

大きな影響を与えました。

さらに足を進めていくと目に入ってくる．．．

イタリアルネサンスの最高傑作「最後の晩餐」。

「一人がわたしを裏切ろうとしている」．．．

イエスの言葉に驚く弟子たちの動作の瞬間を．．．

レオナルド・ダ・ヴィンチが生き生きととらえます。

損傷が激しいこの名画は．．．

一人の修復家の手によって見事に甦りました。

20年以上の気の遠くなるような作業。

修復前と修復後の姿を一目で眺めることで．．．

この名画の歴史的価値を感じ取ります。

さらに進んでゆくと出会う．．．

モナ・リザの微笑み。

人間という小宇宙と．．．

水と大地の大宇宙が織りなすダイナミズムを感じます。

［バロック］
時代は17世紀以降のバロック期にやってきました。

レンブラントなどの画家たちが挑戦した．．．

躍動感のある．．．

大胆で動的な構図。

光と闇が生み出す．．．

深い精神性や．．．

高い象徴性。

世界が地球規模で拡大していった．．．

絶対王政の時代。

人々は，自然そのものがもつ美しさや．．．

庶民の生活にも目を向けるようになりました。

グロッタ（洞窟）を抜け．．．

ゴヤの家にやってきました。

人間の心の闇を見つめたスペイン絵画の巨匠。

連作「黒い絵」に見る意味深な世界観。

混沌とした世界に生きる孤独を見つめる．．．

徹底した観察眼を感じ取ります。

さて次は外に出て，近代のあの名画を堪能しましょうか。

〜つづく〜