2018/03/09 - 2018/03/11
80位(同エリア446件中)
ニーコさん
昨年の1月は白糠の毛蟹を食べに札幌のイベントまで馳せ参じましたが、昨年秋以降の毛蟹漁は残念ながらかなりの不漁だったようで…なかなか毛蟹に出会う機会がありませんでした。
そんな蟹フラストレーション (笑) が溜まっていたある日、カード会社の会報で福井県越前町の蟹が紹介されていました。
ここ10年程は一途に毛蟹を愛していましたが、ずわい蟹も美味しそう ^^;
ということで、蟹を食べる為に越前の「料理宿やまざき」の予約をしましたが、せっかく飛行機で行くのでそれだけではもったいないと考えて…もしかしてずっと行ってみたかった合掌造りにも行けてしまうのでは?と思いつき、1泊めは富山県は五箇山へ!
タイミングが良いことに、五箇山では3月の毎週金・土はライトアップしているとのこと。もしかして、夜景撮影のまたとない練習のチャンスでは?(笑)
と思っていたら、旅行日程は「春の嵐」だそうで…引き続き雨女っぷりを発揮しています ┌(; ̄◇ ̄)┘
3/9 (金)
NH753 10:40羽田発 11:45小松着
・湯谷温泉
・五箇山 相倉合掌造り集落
・五箇山 菅沼合掌造り集落ライトアップ
五箇山温泉 赤尾館 泊
3/10 (土)
・重要文化財 岩瀬家
・五箇山 菅沼合掌造り集落
・けんぞう蕎麦
・永平寺
・一乗谷朝倉氏遺跡
料理宿やまざき 泊
3/11 (日)
・越前がにミュージアム
・福井県立恐竜博物館
NH756 16:45小松発 17:55羽田着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
NH753 10:40羽田発 11:45小松着。
少しゆっくりめの出発だったので家で軽く朝食を食べてから、車で羽田空港まで行きましたが事故渋滞があって、割とぎりぎりに空港に着きました。
行きだけプレミアムクラスでした。
10:30以降出発の便は朝食ではなく昼食設定になるので、最近のいまいちスープではなく、ちょっとしたお弁当でした。
冷たかったですが、味はまぁまぁで完食。
飛行時間は50分ほどでしょうか。あっという間に到着です。 -
小松空港でレンタカーを借りて五箇山方面に向かいます。
いつもレンタカーはニッポンレンタカーを利用してるのですが、今回はスタッドレスの四駆が確約できないということだったのでトヨタレンタカーにて、C-HRを借りました。先月の北陸の大雪のニュースを見て、かつ、五箇山周辺は元々雪が多い地域なので、四駆の方が安全だろうということ、プラス車好きな相方がC-HRに乗ってみたかったというのもあったらしいです。
小松空港から五箇山に向かう途中で湯谷温泉に立ち寄ります。
湯谷温泉までは1時間ほどでした。
温泉の手前の駐車場から奥を見たら、すごい勢いで水が放流されてるダムがすぐそこに ∑(゚Д゚)湯谷温泉 温泉
-
駐車場から葛折りの結構急な坂道を降りて行きます。
しとしとと雨が降っていて、滑りそうでおっかなびっくり降りていきます。 -
こちらが温泉の建物です。
以前は旅館か湯治宿だったようですが、今は日帰り入浴のみの営業…
と思ったのですが、そしてそうとしか見えないのですが、宿としても営業してる…? -
玄関を入ったところ。
誰もいなくて、入浴料金が500円であることが書いてある紙とその横に料金を入れるプラスチックのかご (釣り銭用に500円玉2枚入り) が置いてあります。
古く寂れた感じは否めませんが、掃除がきちんとされていて、スリッパがきれいに並べてあったり、雨の時は (バス停まで) ご自由にお使いくださいと傘が用意されてたり、ホスピタリティが感じられました。
しかも、お風呂に入って出てきたら、脱いだ靴が揃えられていて、かごに入れた千円札が無くなっていました (・Д・)
恥ずかしがり屋さんなのかな?(笑) -
レトロでいい感じ。
マッサージチェアが渋いです。
そして、飾られてる絵の角度 (笑) 剥製の鳥が背負ってます。 -
ダムがすぐ近くに!
雨と雪解けの水で水量がすごくてちょっと怖いです。
2004年の台風で建物の一部が壊れてしまったそうで、ブルーシートで覆われてたりする場所があります。
2004年って14年前…。
仮営業としては長いような (^_^;)
もう修復とかする予定は無いのでしょう。 -
階段を降りていき、川のすぐ横になる場所に浴場の入口があります。
レトロというか、もはや若干の肝試し感すらあります。
右が男性、左が女性用で、アコーデオンカーテンの中に脱衣スペース。 -
階段を降りるとすぐに湯船になっています。
お風呂自体は大きくは無いですが、お湯がドバドバとすごい勢いで流れています。
というか、溢れています。
洗い場等は無く、イニシエーション的な雰囲気すらあります (笑)
お湯はぬるめで、炭酸の泡がかなりつきました。
何よりも源泉掛け流しの勢いがすごくて、怖いくらいです。
すぐ外の川もものすごい水量だし、この空間で水攻めに遭って逃げ出せなくなるんじゃないかっていう ^^; -
お風呂への通路のビニールシートの隙間から覗いてみると、隣には浴場の痕跡がありました。
こちらがメインのお風呂 (身体を洗ったりする) だったのでしょうか。
先程のお風呂では身体を洗うのはなかなか難しそうなので、やはり宿泊はやっていないのかな?
でも割と最近のネット情報に「宿泊できる」って書いてあるのも見たんですよね。
謎です…が、ここに泊まるのは私にはハードル高めなので (なんかおばけとかも出そう! 笑) どっちでもいいか。 -
時刻は14時半過ぎ、プレミアムクラスの食事は完食しましたが、そろそろ小腹が空いてきました。
今夜はライトアップも見に行きたいので夕食も遅めになりそうだし、途中に立ち寄った道の駅で軽めに食事をすることにしました。
白海老天ぷら蕎麦、850円。
うーん、普通。
というか、蕎麦の食感があまり好きじゃないかも (-_-)道の駅 たいら 五箇山和紙の里 道の駅
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相変わらず小雨が降る中、相倉合掌造り集落へ。
さすがにこの辺はまだまだ雪が残っています。
3月に入ってから急に暖かい日があったりして、屋根の雪はほとんどないですが。
五箇山 相倉集落は、菅沼集落、白川郷の荻町集落と共に1995年に世界文化遺産に登録されています。
世界遺産というブランドに弱い私としては、以前から白川郷の合掌造り集落に行ってみたいと思っていましたが、なんか遠くて行きにくそうだと行くのを先延ばしにしていました。
いざ来てみると思ったよりもあっさりと来れてしまいました。
(白川郷ではなく五箇山ですが。)
山間にひっそりとある合掌造り集落…絵になります。相倉合掌造り集落 名所・史跡
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ちなみに、さすが世界遺産なだけあり、駐車場利用は500円。
集落のパンフレット (地図) をもらえます。
展望スポットがあるらしいのですが、雪が積もっていて、普通の靴で行ってしまっていた為、たどり着けませんでした。
豪雪地帯なので、雪除けでプラスチックの波板のようなもので家屋の下の部分を覆っています。 -
散水銃、だそうです。
合掌造りには火が大敵。
かなり雪深い場所なので目印の為でしょうか、長い竹の棒が刺さっています。 -
今でも合掌造りの住宅には普通に人が住んでいます。
住み心地はどうなんでしょう?
自分の家が世界遺産に登録されて観光客が大勢やって来ることになって大変そうな気がしますが、世界遺産に登録されてからすでに20年以上、その前からきっと観光地だったのだろうから、もう慣れているのかもしれません。
民宿やお土産屋さん、食事処、資料館等をやっている家が結構ありました。 -
土砂降りではないけれど、雨がずっとやまないので、あまり写真を撮ったり歩き回る気になれず、16時には旅館にチェックインしました。
五箇山温泉 赤尾館。
http://www.akaokan.com/五箇山温泉 赤尾館 宿・ホテル
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昭和の雰囲気残る古き良き旅館の風情。
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なんと司馬遼太郎先生も宿泊されています!
あと、秋篠宮殿下も。 -
泊まるのは、和洋室の「石南花 (しゃくなげ)」の部屋。
和室の方が風情がありそうですが、ベッドがあるなら出来るだけベッドで寝たい派です。 -
昭和の人間なもので、こたつがあるといそいそと入ります。
入れてくださったお茶ととちの実饅頭でひと息つきました。 -
昔ながらの硬めのベッドでしたが、良く眠れました。
だいぶ暖かくなったとはいえこの辺はまだまだ寒いので、上掛けを用意してくれてたのが嬉しいです。
部屋に洗面所、お風呂、トイレも付いています。
温泉大浴場があったので部屋のお風呂は使用せず。 -
17:30から菅沼合掌造り集落のライトアップを見に行くので、その前に温泉大浴場で温まります。
お湯は無色透明、無臭で、加温しているとのことですが、良い温度でじっくり温まりました。 -
洗い場もきれい。
シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーの他に洗顔料も用意されているのは嬉しい心遣いです。
シャンプー類は馬油のものでした。
あと、ハンドタオルは自由に使えるように脱衣所に用意されているのも嬉しいです。 -
3月の金・土の日没 (17:30頃) ~20:00の間、菅沼合掌造り集落ではライトアップが行われるということなので、見に行きます。
旅館から菅沼集落までは車で10分ほど (約3Km)。
ライトアップを見に来たと言ったら展望広場駐車場ではなく、下の集落入口付近の駐車場を案内されました。
駐車場利用の場合、保存協力金1,000円が必要です。菅沼合掌造り集落 名所・史跡
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雪をくり抜いてろうそくが灯されています。
18時を過ぎて段々暗くなってきました。 -
ライトアップ期間中は、19:00~19:15 五箇山民謡イベントが開催されるそうですが、この日は雨天中止でした。
ずっとしとしとと雨、というかみぞれっぽいのが降り続いていて、傘を差しながらの見学でした。 -
集落をぐるっと歩いてからエレベーターで駐車場まで上って、また集落入口方面に向かって歩いて行くと道路から集落が展望できます。
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合掌造り集落のライトアップ、幻想的できれいです。
じっくり写真を撮りたいところですが、雨 (みぞれ) に風が加わって、吹き降りになってきたので、名残惜しいですが早々に退散します。 -
こちらはiPhoneで撮影。
あまりちゃんと下調べしてこなかったので、今回初めて知ったことが色々ありました。
・世界文化遺産に登録された合掌造り集落は大 (白川郷 荻町集落)・中 (五箇山 相倉集落)・小 (五箇山 菅沼集落) という大きさの違う3つの集落。
・白川郷は県が違うので遠いのかなと思っていましたが、菅沼集落からは20kmくらいしか離れていないので、3ヶ所を回るのも難しくなさそう。バスも運行しているし、30分ほどで行けるようです。
・江戸時代は白川郷は高山藩、浄土真宗照蓮寺領 (後に天領) で、五箇山は加賀藩領だった。 -
19:00から夕食をいただきます。
夕食の場所がわからず、しばしウロウロしてしまいましたが、2階の広い座敷の区切られた奥でした。
この日は宿泊客が少なかったようで、私たちの他に2組しか泊まっていなかったようです。その2組もすでに夕食は済んでいました。 -
・岩魚と五箇山豆腐のお造り
・赤かぶとそうめんかぼちゃの酢の物
・氷見和牛の陶版焼き
・五箇山豆腐の燻製、ふきのとう味噌、山椒の葉の佃煮
予想以上に食事がとても美味しいです。
岩魚のお造りは脂が乗っているし、五箇山豆腐は味が濃縮されていて味わい深く。
和牛はA5ランクとのことで、柔らかくて美味しい!
ふきのとう味噌と山椒の葉の佃煮も良いお味。 -
・岩魚の塩焼き
・とち餅入りお吸物
・自家製蕎麦
・五箇山産黒米
岩魚塩焼きはじっくり焼いてあるからか頭ごとバリバリ食べられました。
お吸物のとち餅はこうばしくて、たっぷり舞茸が入っていて熱々。
蕎麦は細くてコシがあってツルツルで美味しい!昼に食べたお蕎麦がいまいちだったので、なおのこと美味しく感じました。 -
旅館の近くの食料品店で買った、新潟のヤスダ乳業の飲むヨーグルトが濃厚で美味しかったです。
食後に温泉にゆっくり浸かって、おやすみなさい…(_ _).。o○ -
翌朝の朝食は7:30から (時間は選べました) 1階の大広間でいただきます。
朴葉味噌、昔から大好きなので嬉しいです ^ ^
食後にはコーヒーも出して下さいました。 -
旅館を9時前にはチェックアウトして、向かいの重要文化財の岩瀬家を見学します。
見学料は大人1名300円。国指定重要文化財 岩瀬家 名所・史跡
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岩瀬家は300年前に建てられた、合掌造りとしては最大規模の大きな建物です。
当時、加賀藩の塩硝を取りまとめて納入する「上煮役」藤井長右エ門が天領飛騨白川郷へ加賀百万石の威光を示したものだとも言われているそうです。
1階には家長の間や、加賀藩の役人が滞在するための書院造の間など。 -
見学は4階までできますが、階段がほぼ梯子で上るのが結構怖いです。
住んでいる人は慣れていたのだろうと思いますが、お爺さんお婆さんは基本1階で生活していたのかなぁ。
バリアフリーではないですね (笑) -
3階。広いです。
真ん中まで歩いてみましたが、床が板1枚っていう感じが怖い…。
床が抜けることはないんだろうけど (^_^;) -
4階の隙間から天井を見上げてみました。
この建物は5階建で、3階から5階は蚕を飼っていたそうです。
家の中の空気を循環させるために床板には隙間があります。 -
屋根組みには釘は1本も使わず、縄で固定されています。
これが雪の重みや風等に柔軟で丈夫な作りになっているそうです。 -
蚕棚が再現されていました。
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岩瀬家から、もう一度菅沼合掌造り集落に向かいます。
夜だけじゃなくて昼間の様子も見てみたかったので。
道路以外のところにはまだまだ雪が残っていますが、道路はこんな感じで全く雪はなくて、走行には問題なかったです。 -
集落の上の駐車場に車を停めて (保存協力金500円) エレベーターで集落まで降ります。
合掌造りの建物、絵になります。
が、ほとんどがお土産屋さんや飲食店として営業しているので、建物の下の方まで入れて撮るとなんか商業的なテーマパーク感が…(^_^;)菅沼合掌造り集落 名所・史跡
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昨晩、少し雪が降ったのかうっすらと積もっています。
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塩硝の館。
塩硝は火薬の原料となる硝酸カリウムで、五箇山では植物と蚕の糞を培養して抽出する方法で製造されていたそうです。
五箇山は加賀藩の流刑地にもなるほどの僻地で陸の孤島であった為、幕府や他藩に隠れて塩硝を作るのには適した場所でした。塩硝の館 美術館・博物館
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入場料は大人1名210円也。
そんなに高いわけではないですが、あちこちでお金がかかる印象はあります。
でもこの遺産を維持していくのは大変だということも理解できるのでしょうがないのかな。中の展示は写真撮影不可です。
オーガニックなものからバイオと化学反応で火薬の原料ができるのは、興味深い。 -
だいぶ暖かくなってきて雪も溶けてきましたが、まだ小さなつららができるくらいは寒い山の中です。
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昨晩と同じ、展望駐車場に向かう道の途中からの菅沼集落の全景。
夜のライトアップも良かったですが、昼間もフォトジェニック! -
今夜の夕食は蟹!なので、昼は控えめにしようと、永平寺に向かう途中で福井名物のお蕎麦のお店に立ち寄りました。
住宅街の中にあるそんなに大きくないお店でしたが、駐車場は結構大きくて、人気店のようです。けんぞう蕎麦 グルメ・レストラン
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おろし蕎麦・大 800円。
器が2つあって、並だと500円ですが半分の量なのかな?
そうだとするとちょっと少ないかも。
けんぞう蕎麦というメニューもありましたが、多分辛味大根は苦手そうな気がしたので、普通の大根おろしを使ったおろし蕎麦にしました。
コシのあるお蕎麦で美味しかったです。
つゆに大根おろしがたっぷり入ってるので、あっさり、さっぱり。 -
永平寺に到着。
永平寺の入口まで徒歩5分ほどのところにある駐車場 (400円) に車を停めて、お土産屋さんの並ぶ参道を歩いてきました。
私は来るのは2回目。相方は初めてです。
参拝料は大人1名500円。曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会
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唐門。
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傘松閣「絵天井の間」。
圧巻の天井画です。 -
昭和5年 (1930年) 当時の著名な画家144名による230枚の天井画です。
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山門から中雀門を見たところ。
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スリッパを履くのが嫌いで、家だと靴下も脱いで裸足が好きな相方は、入口で靴を脱いで横にあったスリッパを敢えて履かずに中に進み、私はそもそもぼーっとしてたのかつられてスリッパを取らずに進んでしまい、途中から廊下が冷え冷えで足が冷たい!
スリッパ履かなかったことを後悔しながら、でもちゃんと全部見たいので寒さを我慢しながら進みます。
ピカピカに磨かれた木の廊下や階段の冷えてること! -
修行僧の方たちの脱いで置いてある履物が羨ましい (^_^;)
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瑞雲閣という建物。
パンフレットには出ていませんでしたが、大庫院の隣にありました。 -
仏殿。
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山門の四天王像。
反対側にもう2体いらっしゃいます。
とにかく (自業自得ですが) 足が冷たくてさくさくと拝観を済ませました (^_^;)
ま、私は2度目でしたし…。
駐車場の向かいのお土産屋さんで、永平寺名物の胡麻豆腐と田楽味噌を少しだけ購入しましたが、帰宅して食べたら予想以上に美味しくて、立派なおかず1品になるので (主婦的には助かる) 、もっとたくさん買えば良かったです。 -
永平寺から比較的近い一乗谷朝倉氏遺跡へ。
戦国時代、織田信長に滅ぼされるまで100年に渡りこの地を支配した戦国大名・朝倉氏の館と城下町の遺跡です。朝倉氏滅亡後、この地はそのまま放置されて、400年間地中の中で忘れ去られていました。
昭和42年から遺跡の発掘調査が始まりました。一乗谷朝倉氏遺跡(庭園) 名所・史跡
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朝倉氏遺跡は、一乗谷川を挟んで、第5代当主朝倉義景の館跡と復元された城下町の二つにわかれています。
戦国大名の中でも文化人として知られた朝倉氏の治めるこの地は、多くの文人や商人が訪れ北陸の小京都と呼ばれ繁栄していたそうです。 -
館跡は6,500平米の敷地が三方を土塁と濠で囲まれ、石組みの庭園もあります。
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少し階段を上った丘の上から下の朝倉氏邸宅跡を見たところ。
「1573年(天正元年)8月16日、刀禰坂の戦いに大敗した義景は一乗谷を放棄し大野へ逃れる。翌日、信長の軍勢によって火を放たれ一乗谷は灰燼に帰した。」(Wikipediaより)
100年も栄華を誇った一乗谷も「三日三晩」で壊滅させられ、その後400年も忘れ去られていたので「日本のポンペイ」とも言われるそうです (^_^;) -
だいぶ前にSoftBankのCMで吉永小百合さんがここに来ているのがあったみたいで、入口にその写真が紹介されていました。
なんか見たことあるようなうっすらとした記憶 (^_^;)
こちらでは当時の武家屋敷や庶民の住む町屋などが再現されています。 -
武家屋敷の再現。
台所や井戸、中庭、厠、店舗など、当時の暮らしの様子が再現されています。 -
商店の再現。
ここは事前に歴史のお勉強をしてきた方が絶対楽しめます。
朝倉氏?誰それ?な状態で行ってしまい、後から復習してすごく興味深い遺跡だったんだと知る始末 (^_^;) -
商店の中の様子の再現。
400年前の生活って全然想像がつきませんが、こんな感じなのか… -
ここで段々と鼻がムズムズ、くしゃみが止まらなくなってきて…
ふと裏山を見てみると、山全体にみっちり杉の木が生えていました ∑(゚Д゚)
ひどい状態になってしまったので、資料館の見学もそこそこに退散しますー。 -
一乗谷から今回のもうひとつのメインイベントの蟹を食べるステージへ!
越前町にある、料理宿やまざき
http://yamazaki-r.co.jp/
全6室のこじんまりした、素敵な宿です。料理宿やまざき 宿・ホテル
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海側の和室、もえぎ。
12.5畳と広々です。 -
ウェルカムドリンクのお抹茶と素朴な薄皮饅頭。
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火鉢。
部屋にはエアコンがあって使いませんでしたし、使うことあるのかも不明ですが、インテリアとして素敵です。 -
奥の窓の横のスペースには、炬燵、椅子、冷蔵庫、浴衣などが入っている押入れ。
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部屋からパーシャルビューですが、海が見えます。
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・お茶セット
・洗面所
・スリッパの他に裂織りの草履もありました。
・トイレ
全体的に広々としていてきれいです。
部屋に無料WiFiもありました。 -
お部屋前の廊下 (2階)。
部屋は6室のみで1階に1室、2階に5室。 -
古民家を移築してきた建物。
家具も古いものをこだわって置いていて、素敵です。 -
1階のラウンジ・ロビースペース。
薪ストーブ (暖炉) があって、ジャズが流れていて、自由にコーヒーが飲めます。
新聞や雑誌もありました。 -
まずはお風呂へ。
とにかく蟹のことしか頭になかったのでノーマークでしたが、くりや温泉という温泉でした。 -
湯船の真ん中に大きな石があります。
海が見えて (露天風呂ではないですが) 気持ちの良いお風呂でした! -
夕食前に少しでもお腹を減らすために、ちょっと近くをお散歩してみます。
-
旅館の前の海沿の道には蟹を出す旅館や食事処が何軒も並んでいます。
どちらでも蟹は食べられて、温泉にも入れますがお部屋や雰囲気、値段はそれぞれ。
こんな旅館があった、というメモ:
・料理旅館 金龍
http://www.echizen-kinryu.com/
・越前の宿 うおたけ
https://www.echizen-uotake.com/ -
部屋に戻ったらそろそろ夕食の時間です。
曇っていましたが、夕焼けは見られそう。 -
夕陽。
iPhoneで撮ってみました。 -
18:00から、待ちに待った夕食です!
お部屋でいただきます。
越前蟹 刺し、しゃぶしゃぶ -
・ガマ海老、甘海老お造り
・お造り盛り合わせ (梅貝、鰹たたき、寒鰤)
・旬の握り寿司 (海老、鰤、のどぐろ)
・ガマ海老塩焼き、蛸とアボカドのマリネ、越前産茶振なまこ -
越前蟹 茹でたて!
この茹で蟹がとにかく美味しかった!
ちなみに蟹に付いてる黒いぶつぶつって何?って気になりますよね。
ネットで調べたら、知らない方が良かったかもというものでした (^_^;) -
・活〆 神経抜き 越前かれい
・茹で蟹
・蟹味噌と和えて
・越前和紙奉書焼き -
・蟹味噌甲羅炙り
・岩もずく味噌汁
・黒龍の生酒。相方が飲んで美味しかったとのこと。
・自家製和三盆アイスクリーム 麦こがしがけ
この他にご飯も、とのことでしたがとてもじゃないですが入らないのでお断りしました。
ほぼ蟹でお腹いっぱいという贅沢…(*^ω^*) -
翌朝、8:00から朝食をいただきます。
朝食は1階のお食事処にて。 -
・朝から (2人で) 1パイのイカのお刺身!大根おろしと鷹の爪入りのお醤油でいただきます。
・焼き魚はカレイ。
・温玉乗せご飯♪
・お味噌汁代わりの蟹鍋 ヽ(*´∀`) -
食後のコーヒー。
とても良いお宿でした。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
名残惜しいですが、9:30にはチェックアウト (クレジットカード使用不可です) しました。
相方はとにかく蟹の美味しさに感動しきりで、また次の蟹のシーズンにも絶対来たいと言ってます。 -
道の駅にて。
丁稚ようかんという、いわゆる水羊羹は福井県では冬にコタツに入りながら食べるものなのだそうです。(冬季限定!)
菓子処阿んま屋の丁稚ようかんを買ってみました。
帰宅してから食べてみましたが、甘さ控えめでさらっとしていて美味しかったです。 -
道の駅の向かいにある越前がにミュージアムに行ってみます。
この写真では分かりにくいですが、建物自体が蟹の形をしています。
おもしろい!越前がにミュージアム 美術館・博物館
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入場料は大人1名500円。
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福井県で獲れる蟹の70%近くが越前町で水揚げされるものだそうです。
蟹って水深400mとかの深海にいるんですね。
そう考えるとすごく貴重です…自力では獲れないわけですし (^_^;) -
すごく見にくい写真ですが、水槽の中に浮いている白っぽいつぶつぶは蟹の赤ちゃんです!
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朝は天気良かったのですが、越前がにミュージアムを出たあたりからすごく曇って来て、越前岬水仙ランドの展望台に着いた時には傘をささないといけないぐらいの雨が降ってきました。
例年は1月から2月が見頃らしい水仙ですが、この冬は寒かったからか、まだ結構咲いていました。越前岬水仙ランド 公園・植物園
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展望台からの眺め。
天気が良かったら絶景なのでしょうが…(´-`) -
東尋坊に行こうかと思っていたのですが、雨が降ってきたので、勝山市の恐竜博物館に行きます。
勝山市は越前町、福井市から向かうと、永平寺のさらに奥 (東) で、道すがらどんどん雪が多くなってきました。
車窓から白いティラノサウルスが見えてきました! -
福井県立恐竜博物館に到着。
広い駐車場も車でいっぱいでした。福井県立恐竜博物館 美術館・博物館
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外側からの写真はありませんが、この奥の大きな卵型のドームなど、おもしろい建物です。
黒川紀章氏の設計だそうです。 -
動くティラノサウルス。
ジュラシックパークみたい! -
こちらが丸いドームの内部。
広ーい空間に色んな展示物があって、予想以上に見応えがあります。
基本恐竜に興味がない私でも、楽しめました (笑)
お子さんにはすごく楽しいし、勉強になりそうです。
日曜日というのもあって人が多かったです。
併設レストランで昼ご飯を食べようかと思ったのですが、行列ができていたので断念。 -
ランチ難民になりかけつつ、距離感もいまいちつかめないので小松に向かってしまいます。
小松のレストランを検索したら出てきた「すし食いねぇ!小松沖店」。
14:30に到着したらまだ並んでいましたが、10分も待たずに入れました。
注文は全てタッチパネルでというハイテクな回転寿司は初めて。
忙しい中、注文するタイミングに気を使わなくていいから楽ですね。 -
のどぐろの握り、高かったですが美味しかったー。
回転寿司としてはかなりレベル高かったです。
炙り系も美味しかった♪
タイムマネージメントとしてもちょうど良く、1時間前にレンタカーを返して小松空港に戻ることができました。
小松空港に来るのは久しぶりでしたが、やはり北陸新幹線開業以降どんどん寂しくなってるような気がしてしまいました…。
NH756 16:45小松発 17:55羽田着
なんかこれから北陸にはよく来ることになりそうな予感がします。
☆完☆
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この旅行記へのコメント (6)
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- nankoさん 2018/03/20 18:30:57
- 湯谷温泉!
- ニーコさん、こんばんは。
私もちょうど1年前の3月に北陸旅行しました。
のっけから湯谷温泉が登場してびっくりです!
結構穴場的な温泉だと思ったのでまさか出てくるとは思いませんでした(笑)
去年と雰囲気はまったく変わってないようですね。
私が調べたときは数年前に宿泊はやめてしまって日帰り入浴専門になってたように思います。
少し怖いけど神秘的で素敵な温泉だったのでまた行きたいです。
越前ガニは以前知り合いが食べて絶賛してたので気になってましたが、やっぱり美味しそうですね~。
いつかは食べてみたいものです。
回転寿し屋は前回いくつかまわって「すし食いねぇ」が一番気に入りました。
新幹線が寿司を運んでくれるので今なら電車好きな息子も喜びそうです。
北陸は本当にどのお店もレベルが高くてうらやましいです。
- ニーコさん からの返信 2018/03/20 22:15:48
- RE: 湯谷温泉!
- nankoさん、こんばんは!
湯谷温泉、かなりパンチ効いてますよね (笑)
最近は旅行に行ったら出来るだけ道中の温泉に入りたいと思っていて、
五箇山に行く途中で寄れるところを探していて見つけました。
やはりもう宿泊はやってないのですねー。
そうですよね (笑) さすがに泊まるのは大変そうです。
逆に割と数年前までは泊まれたというのがびっくりな気がします。
身体を洗えるところはなさそうですもんね…
それでも、日帰り入浴は続けて欲しいですね。
ちょっと怖い部分もありますが (^_^;)
うちの旦那さんが今度から北陸に出張が多くなりそうなので、
それに便乗して色々行きたいなぁと思っています。
飛行機よりも新幹線の方が便利そうですけど…
ニーコ
-
- azuraさん 2018/03/20 07:26:11
- 行先だけでなく、日程も!
- ニーコさま
只今、作成中の旅行記ですが五箇山です。
日程もダブっていて、もしかしたらすれ違ってる?
などとドキドキ拝見しました。^^
が、私の方が一日遅れて散策していたようです。
永平寺や、恐竜博物館も暮れに行ったばかりで直ぐに引き戻されました。
GWに予約中のホテルも、ニーコさまがアップされていてビックリ!!
バーチャルさせて頂きました。
ありがとうございました。^^
azura
- ニーコさん からの返信 2018/03/20 09:45:52
- RE: 行先だけでなく、日程も!
- azuraさん
こんにちは!
azuraさんも五箇山に行かれたんですね!
azuraさんの旅行記を拝見するのが楽しみです♪
しかもニアミスだったのですね。
土曜日はお天気良かったのではないでしょうか。
私の行った金曜日は雪のようなみぞれが降ってなかなか写真を撮るのも厳しく、
民謡も中止になっていました。
azuraさんは白川郷まで行かれたのでしょうか?
思ったよりも五箇山と白川郷って近いということを行ってみて知ったので、
ついでに少し寄ってくれば良かったかなーなんて今更思っています。
azuraさんの年末の福井旅行の旅行記、拝見していました。
次は是非せいこ蟹が食べたいです (笑)
GWはどちらに行かれるのでしょうか?
雲仙でしょうか?
雲仙観光ホテルでしたら、すごく良かったです!
ホテル自体も、温泉も、お食事も。
また行きたいところのひとつです。
私はazuraさんの旅行記に触発されて、今度日光に行く計画を立ててます。
ニーコ
- azuraさん からの返信 2018/03/20 12:39:26
- Re: 行先だけでなく、日程も!
- 再びお邪魔いたします。
はい。土曜日のお天気は良かったです。暑いくらいでした。
ホテルのシャトルで、ライトアップを観に行ったので、民謡は私もみられませんでしたが、昼間に丁度訪ねた村上家のご当主が、目の前でこきりこ節を舞って下さいました。
白川郷までは路線バスでも30分程の距離ですね。
白川郷には、以前に泊まったことがあるので、私も今回は五箇山止りでした。
来シーズンの蟹は是非せいこ蟹を
♪
お察しの通り、GWは天草・島原の旅を予定しています。
そして、雲仙観光ホテルに泊まる予定です。
お部屋のタイプも同じみたいです。^^
私も、又お邪魔して参考にさせて頂きます!
日光楽しんできてくださいね!
旅行記、楽しみにしてます ♪
azura
- ニーコさん からの返信 2018/03/20 20:50:49
- RE: Re: 行先だけでなく、日程も!
- azuraさん、こんばんは!
こきりこ節、ご覧になられたのですね〜。
羨ましいです。
村上家にも行かず…
せっかくなのだからもっとじっくり見てくれば良かったです (^_^;)
天草、島原、いいですね♪
私は天草の方には行ってないので、改めて行きたいなぁと思っています。
また旅行記にお邪魔します!
ニーコ
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