トルコ最高！（３）～セルチュク～シリンジェ

2001/10/06 - 2001/11/05

～チャナッカレ～セルチュク（6泊）

ギョクチェ島のバスで一緒になった美形の学生さんに見送られて、イズミル経由で
19時ごろセルチュク到着。

エリア セルチュク(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

ガイドブックに載っていたゲストハウスへ。
疲れたのでそのままホテルで夕飯をいただく。
これは、ヤイラチョルバス（ヨーグルトスープ）。
美味しかったなぁ。

翌朝、聖母マリアの家に行くのにゲストハウスの人に車で送ってもらう。
もちろん有料。昨夜の食事も高め設定だった。
兄弟で運営してて、みんな良い人達なんだけど、何でも料金設定されてるんだよね。
でも途中で歩いている日本人の女の子を拾ってくれた。
その人が素敵な人だったんで、まあいいか。

その女の子はなかなかすごい人だった。

日本で旅行会社に勤めていたそうで、今回は中国を横断して、パキスタン、イラク、そしてトルコ、これからブルガリアに向かうそう。
半年の旅だって！すごいなぁ。小柄で幼く見えるのに実は30才。
とても気持ちの綺麗な人で、すっかり好きになってしまった。
エフェソスのトイレに二人で座って話し込んだ(笑)
はるか昔もこうしてここに人が座っておしゃべりしてたのよね。

戻ってから一緒に博物館や、近所の見どころをまわった。
初めてヴァクラワを買ってみた。ゲストハウスに戻って二人で食べた。
うまい！

図書館を下から。
エフェソスはかなり大規模に街が再現されている。
遺跡好きじゃなくても楽しい♪

世界の七不思議のアルテミス神殿。らしい。
のどかな原っぱで、観光客の方が戸惑う（笑）
エフェソスの後に行くと、なんとも・・・。

それから彼女を見送りにオトガルへ行って、オトガルの人達も一緒に時間までおしゃべりした。
彼女を見送ってから、そこにいた別のゲストハウスのお兄さんに誘われて、そこのゲストハウスでなごんだ。
宿泊客みんなでDVDを見たりゲームをしたり。
こっちに移ろうかなぁと思いつつ、自分のゲストハウスに帰った。

泊まっているゲストハウスの１DAYツアーに参加してみた。総勢7人。
チャナッカレはあんなに寒かったのに、真夏みたいだ。
でも海のきれいさは同じ。
トルコの海はどこも、透明度がハンパない！！！
トルコの人々の心のように、きれいなのね～。

ツアー最後のディディマで、ぼーっと座っていたら、おじいさんが話し
かけてきた。
韓国人かと思ったらしい。
例の戦争の時に、NATOで3年間派遣されて、韓国軍に参加して戦ったと言っていた。
周りの人が、一緒に写真を撮って送ってやってくれというので、喜んで撮った。
ツアーのトライバーの人が、握手して手にキスをしていた。
尊敬の証らしい。
私もおじいさんの顔に刻まれたしわを見ていたら、じんとした。
沢山の人の犠牲の上に今の平穏がある。
何物にも代えがたいありがたいものだ。
トルコでは年配の人はみな尊敬され、大事にされている。
特にこのような人は特別だ。
日本人は、家族の邪魔者扱いにしたり、あまり大事にしないよね。
もっと尊敬され、大事にされてしかるべきだと思うけど。
社会全体に余裕がないからなぁ・・・。

ホテルのお兄さんと夕食後に長いおしゃべりをした。
とても穏やかで優しい人だ。
とても結婚したいらしいけど相手が見つからないそうだ。
ちょっと小柄だけど、見た目も悪くないのに。
うーん。いい人で終わっちゃうタイプなのかな。
良い人に出会えるといいね。GOOD LUCK!

翌日、オトガルで明日のパムッカレ行きのチケットを買った。
そのままドルムシュ乗り場に行ったらシリンジェ行きのバスが出るところだったので、乗った。
シリンジェは小さな村で、昔トルコとギリシャの人民交換が行われた村と聞いた。
あるものすべてが可愛い。

町並み全てが可愛くて、絵本の中に入ってしまったよう。
女性が作るレース編みなんかがここのお土産みたい。

シリンジェで革製のマスクを作っていた人。
40歳の職人さんで、落ち着いていて、すてきな人だった。
小さくて静かなところが好きなんだとのこと。
まさにシリンジェのことだね。
話していて、すっかり参ってしまった。
足るを知る、という言葉を思い出した。
ジョンレノン風なマスクを１つ買った。

村のおばちゃん方やホテルの客引きはなかなか押しが強くて閉口した。

セルチュクに戻ってネットカフェに入ったら途中で停電・・・。
外にでておやつでもとチュロスを買ってかじったら、
「おいしいですか～？」と後ろからナンパな声が（笑）
昨夜遊びに行ったゲストハウスのお兄さんだった。
楽しいゲストハウスだったので、宿を移ることにした。

この宿は独自に町の便利マップを作っている。さすが。
日本人ツーリストも何人かいて、なごんだ。
イスタンでコックをやってた人や、バンコク、インド、ネパール、パキスタン、イランと1年間放浪しているお姉さんとか、ツワモノぞろい。
3人でスープのおいしいお店へ行ってご飯を食べた。
お姉さんは今夜旅立つということで、アンタルヤに行くならこれをお願いと手紙を託された。
アンタルヤで2週間長逗留したゲストハウスのみなさん宛だ。
ってことは私もそこに泊まらないといけないのね（笑）

お姉さんをみんなで見送りにオトガルへ行って、そのままオトガルの
皆さんとワイワイして宿に戻った。
セルチュクのオトガル、なんかいつもみんなでなごんでて、楽しい。
深夜12時ごろになったら宿のお兄さんが（以下A君）がDISCOに行くよ！と起こしにきて、宿泊客とオトガルのお兄さんも連れて車でクシャダスへ。

アイルランド人観光客が多いらしく、アイリッシュバーの看板がたくさん。
明け方近くに戻ったけど、A君はそのままオトガルにお客さんを拾いに
行くと言って出て行った。
タフね・・・。

お昼頃起きて洗濯。外がにぎやかだなあと思って外を見たら、バザールの日だったらしい。
辺り一帯お店がぎっしり。部屋からのパラソルの眺めはなかなか楽しい。

何でもとても安い。ブドウがかわいかったので買った。
日本のと違って、皮ごと種も食べられる。
イソップの絵本に出てくるようなブドウ♪

ヨーグルトの前菜？、ジャジュク。
とても簡単で美味しい。日本に帰ってからもよく作っている。
トルコには甘いヨーグルトはほぼない。
塩とガーリック。私もすっかり塩派になった。
ジャジュクはガーリックヨーグルトに小さく切ったきゅうり、上にドライミント、お好みでオリーブオイル。
これをキンキンに冷やして食べます。
夏はこれが夏バテ予防に最高。
トルコはブルガリアの隣の国で、実はトルコがヨーグルト発祥の地。

チューリップの原産地もオランダではなくてトルコだそう。
だからか、イスラムは幾何学模様が多いけど、トルコはチューリップ柄が多い。

シリンジェ村でワインフェスティバルがあると聞いて、再び村に行って
みた。
人が多いのでゲストハウスのA君がバイクで連れてきてくれた。
ワインと言っても、オレンジとか薔薇とかの甘いワインがいろいろ。
小さな村がなかなかの人出で渋滞＆大賑わいだったので、バイクで正解。

シリンジェの町並み。すごく雰囲気がある。
おばちゃんたちが素朴に商売根性丸出しなのを除けば（笑）

セルチュクに戻って、エフェス方面にあるレストランでA君がごちそう
してくれた。
トルコの粉物は何でも驚くほどおいしいけど、私のベスト３に入るギョズレメ。
薄い生地に好きな具を挟んだもの。
私はカッテージチーズにほうれん草なんかが好き。
めちゃくちゃ美味しい。日本でもやったら絶対はやると思う。
クレープよりおいしいよ♪

泡泡の飲み物はアイラン。塩味のヨーグルトドリンク。
これに慣れると甘いのはもう飲めない。
インドでも屋台のレモンスカッシュが砂糖か塩か選べたけど、同じね。
トルコに来て以来、モロッコの反動でめっちゃ食べてる（笑）
確実に肥大化してモロッコに帰る予感・・・。