2017/10/17 - 2017/10/17
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kasakayu6149さん
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ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
ふとした事から今年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回で11回目です
第 1回:神奈川編 2ダム訪問
第 2回:神奈川編 5ダム訪問
第 3回:埼玉県&山梨県 7ダム訪問
第 4回:山梨県&長野県 6ダム訪問
第 5回:東京都&山梨県 3ダム訪問
第 6回:神奈川丹沢周辺 3ダム訪問
第 7回:群馬県北部周辺 7ダム訪問
第 8回:群馬県&栃木県 7ダム訪問
第 9回:栃木県北西部 8ダム訪問
第10回:栃木県編 11ダム訪問
※第10回の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11301035
第10回終了時点で、7都県の59施設を巡りました
今回の第11回は群馬県南部編です。
群馬・長野・埼玉の県境周辺は秩父山系による山岳地帯で多くのダムがありますが
今回は未訪問のダムカード配布施設9施設を一気に制覇します。
相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、
前編・中編・後編に分けてお届けします
中編は南牧村・上野村地区の「大仁田ダム」「上野ダム」「塩沢ダム」です
「群馬県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・26
中編訪問数・・・ 3(11.5%)
累計訪問数・・・19(73.1%)
未訪問数・・・・ 7(26.9%)
※つたない文章&写真ではありますが、是非最後までお付き合いください
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
PR
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前編にて
群馬県下仁田地区に在る「道平川ダム」を親分として子分の取水ダム
「屋敷川取水ダム」「市野萱川取水ダム」「相沢川取水ダム」を訪問後
親分ダムである「道平川ダム」を訪問しました
※前編の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11304256
※写真は前編の最終地「道平川ダム」道平川ダム 名所・史跡
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「道平川ダム」から「大仁田ダム」にやって来ました
「道平川ダム」から「大仁田ダム」は直線距離だと南に10km程の距離ですが、道のり的には一旦下仁田市街を経由する必要があり26km程の道のり大仁田ダム 名所・史跡
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大仁田ダム
2001年(平成13年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 54.4m
堤頂長 163.0m
ジェットフローゲート 1門
群馬県の南牧村(なんもくむら)にあるダムです
南牧村の西側は、もう長野県
ちなみに長野県にあるのは南牧村がありますが
あちらは「みなみまきむら」と読みます大仁田ダム 名所・史跡
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明け方まで雨が降っていたので水量が多いのか常用洪水吐から放流していました
中々の迫力です。見れて嬉しい♪大仁田ダム 名所・史跡
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ダムの天端まで移動して来ました
洪水期を終えたばかりですが、ここ数日の長雨で通常期の満水位まで既に到達済の様です。
通常期も当然、豪雨の可能性があるので通常水位から非常用洪水吐までは、まだまだ余裕があります。大仁田ダム 名所・史跡
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ダム天端は道路になっていました
と言ってもダム管理所で行き止まりですが大仁田ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム下端を望む
ダム下にも駐車場やトイレ等があります
周辺登山のベースとなっている様です。
とても綺麗なトイレでした維持管理大変だろうに・・・
頭が下がります大仁田ダム 名所・史跡
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ダム天端より下流方面を望む
前編で巡った道平川ダム群達は比較的民家が近かったですが、大仁田ダム周辺は人気(ひとけ)が全くありません。大仁田ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム湖方面を望む
「大仁田ダム」によって形成されたダム湖は「大仁田湖」と言います
ダムのサイズの割に小さな湖です大仁田ダム 名所・史跡
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ダム天端を渡り対岸に来てみました
天端下は自然越流式の非常用洪水吐が配置されています
平成竣工のダムに多くあるスタイルですね大仁田ダム 名所・史跡
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雲が晴れてきました
山梨県の昇仙峡には遠く及びませんが、それでも切り立った岩場にかかる雲は美しかったです大仁田ダム 名所・史跡
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ダム湖が小さ目な分対岸が良く見えます
大仁田川の流れが大仁田湖に注ぎ込んでいます大仁田ダム 名所・史跡
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上の写真の大仁田川が注ぎ込む場所に来てみました
対岸から見た大仁田湖と大仁田ダムです大仁田ダム 名所・史跡
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大仁田ダム
山奥の小さなダムでしたが「小さい分」色々な所が見えて素晴らしい所でした。
秘境感もたっぷり味わえます。来訪者も殆どいないですしね
折角なので大仁田ダムの雄姿とダム巡りの相棒である愛車をパチリ
※気に入ったのでプロフィール写真も変更しました♪大仁田ダム 名所・史跡
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「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第17号(本日の第5号)は
・大仁田ダム
右上の目的記号は「FNW」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
■ W:水道用水
□ I:工業用水
□ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
大仁田ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります大仁田ダム 名所・史跡
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さて次なる目的地「上野ダム」を目指すために上野村に向かいます。
かつての上野村は神流川沿いに藤岡方面からアクセスするのが主流で南牧村からは険しい林道でのアクセスしかなかったそうですが、いまや全長3.3kmほどある一般道としては長大トンネルの「湯の沢トンネル」が出来て本当に便利になりました -
「大仁田ダム」から「上野ダム」にやって来ました
「大仁田ダム」から「上野ダム」は直線距離だと南に10km程の距離ですが、道のり的には一旦南牧村市街まで戻り湯の沢トンネル経由で25km程の道のり
ダム湖を望める駐車場は神流川発電所までの整備された道のトンネルとトンネルの間にあるので、やや分かり辛いかもしれません -
上野ダムは東京電力が管理する揚水ダムの下池を形成するダムです
揚水発電所とは
電気需要が減った夜間に原発など発電変動が難しい発電機の電気を使い、下池の水を上池に汲み上げ、日中電気需要が増えた時に、上池から下池に水を落とし水力発電する仕組みです
電気は沢山貯める事が大変難しいため、電気エネルギーを水の位置エネルギーに変換し蓄電する訳です。
効率は70%程(つまり30%はロス)ですが、科学の粋を集めても現在もっとも効率的な蓄電方法だそうです -
揚水発電の上池は長野県に在る「南相木ダム」
第4回のダム巡りで訪問しました
その時の様子はこちら
※https://4travel.jp/travelogue/11269986
神流川発電所は稼働しつつも現在も工事中で完成すると世界最大級の揚水発電所になるそうです。
長野・群馬にそれぞれ巨大ダムを建設し途中の地下に巨大な発電所を作って、更に揚水時は30%近い損失をしてでも、この方がコストに優れるとは・・・
蓄電技術って本当に難しいです・・・ -
ところで上野ダムのダムカードはダム付近の施設では配布しておらず
・上野村産業情報センター
・浜平温泉しおじの湯
で配布しています。その際に訪問の証として「上野ダムの石碑」の写真を撮る必要があります(自分は写らなくても良い) -
という事で石碑の写真を撮影
-
ダム構造としては主ダムと副ダムから出来ており、写真手前に在る岩場までが副ダムで、そこから提体がやや曲がって主ダムが形成されています
なので主ダムはダム左岸から写真手前の岩場までとなり、写真で見ると非常用洪水吐は左岸側にオフセットしてるように見えますが、実際はきちんと主ダムの中央にあります -
ダム天端は遊歩道として開放されています
-
ダム天端よりダム湖方面を望む
「上野ダム」によって形成されたダム湖は「奥神流湖」と言います
大きな湖です、揚水発電所のダム湖の特徴として、水位の変動が非常に激しいので湖畔に降りる事は出来ません -
ダム天端よりダム下端方面を望む
昨夜の雨の影響で水位が多すぎるのか常用洪水吐から放流していました -
ダム天端よりダム下流方面を望む
険しい山々が連なっています
ダム直下は細い道が伸びています
ダム下からの姿を拝めるかも♪
後で行ってみます -
上野ダム
2005年(平成17年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 120.0m
堤頂長 350.0m
鋼製ラジアルゲート 2門
揚水発電所の下池で、上池の南相木ダムとの標高差は653mあるそうです
上野ダムも結構標高のある山の中ですが、上池ダムの南相木ダムは更に653mも高所に在るとは!
相方の南相木ダムの高さが伺い知れます
因みに上池の南相木ダムは日本一高所に在るダムだそうです -
揚水ダムの下ダムと言っても下流への放流は勿論行います
下流放流時に湖底の低い温度のダム湖水を流すと冷害の危険があるので、殆どのダムに選択式取水設備が有ります。これは取水する高さを自由に変更し最適な温度の水位からダム湖の水を取水するシステム
単純に言えば釣り下げている伸縮自在の給水配管の高さを変えて任意の高さに変更できる構造(勿論規模は大きいですが)
フェンスに囲まれて見えないダムが多い中で上野ダムの選択取水設備は比較的見やすかったです
上からワイヤーで吊るした取水口が水面近くまで伸びているのが分かります -
奥神流湖の上流へ移動してみると南相木ダム(奥三川湖)からの放水口がありました
-
発電時はここから発電所利水が放水され、揚水時は発電機の水車をポンプ代わりにして奥神流湖の水を南相木ダム(奥三川湖)へ汲み上げます
-
更に奥神流湖を遡ると神流川発電所の入口が見えました
発電所は昭和60年の日本航空123便墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」の直下にあるそうです。
御巣鷹の尾根はいつの日か訪問してお祈りしたいのですが、部外者の私が訪問しても失礼な気がして中々踏ん切りがつきません
なので本日もパス。いつか時間をかけて訪問したいと思います -
そしてこちらは神流川発電所までのトンネル
地下500mにある発電設備、いつか見てみたいものです
上野村主催で発電所見学ツアーもしているそうなので、御巣鷹の尾根への訪問と併せて次回の宿題とします -
ダム天端からダム下方面を望んだ際に、道路や東屋が見えたので別ルートから向かってみましたが途中から車両通行止め
フライフィッシングの管理釣り場になっている様で、車両は進入禁止ですが徒歩訪問は可能な模様 -
進入禁止場所から1kmちょっと歩くと少し開けた所に出て
-
ようやく上野ダムの雄姿を拝むことが出来ました
-
ダム天端の非常用洪水吐のラジアルゲートも良く見えます
ラジアルゲートとは
ラジアル(放射状)ゲート(堰)となり
放射状の形をした堰となります
※実際には放射状の一部なので扇状の形 -
上野ダムのダムカードを頂くため
「上野ダム」から「川の駅上野」にやって来ました
「上野ダム」から「川の駅上野」は6km程の道のり上野村クラフトマンショップこかげ 専門店
-
上野ダムのダムのダムカード配布施設の一つ
「上野村産業情報センター」は「川の駅上野」に併設されています上野村クラフトマンショップこかげ 専門店
-
昨年道の駅スタンプラリー2016参加時に訪問して以来ですが相変わらず綺麗な建物です。
その時の様子はこちら
※https://4travel.jp/travelogue/11151316
上野村には「道の駅上野」と「川の駅上野」の両方の施設が数キロの距離であります。その時も思いましたが「川の駅上野」の方が「規模・綺麗さ」で上回っていてお勧めです上野村クラフトマンショップこかげ 専門店
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無事に上野ダムのダムカードを頂くことが出来ました
「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第18号(本日の第6号)は
・上野ダム
右上の目的記号は「P」
□ F:洪水調節
□ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
□ W:水道用水
□ I:工業用水
■ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
上野ダムは「発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります上野村クラフトマンショップこかげ 専門店
-
「川の駅上野」から「塩沢ダム」にやって来ました
「川の駅上野」から「塩沢ダム」は主に国道299号線を神流川沿いに下り25km程の距離 -
自然に囲まれた静かなダムです
-
公園も整備されていました
-
ダム天端も遊歩道として開放されています
-
ダム天端よりダム湖方面を望む
「塩沢ダム」によって形成されたダム湖は「蛇神湖」と言います
山間に佇む小さな湖です -
ダム天端よりダム下端方面を望む
塩沢ダムも連日の雨で水位が上昇したのか常用洪水吐から放流していました -
ダム天端より下流方面を望む
大仁田ダムや上野ダム程は標高が高くありませんが塩沢ダムも人里離れた山間に有るダムであることに違いはありません -
塩沢ダム
1995年(平成7年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 38.0m
堤頂長 157.0m
ローラーゲート 1門
ジェットフローゲート 1門 -
洪水期も終わり、連日雨が続いていたせいもあるのでしょうが
水位はほぼ満水位で自由越流式の非常用洪水吐までもあと数メートルでした -
ダム下も散策路がある様なので行ってみました
-
ダム減勢工です
放水の勢いをここで和らげてダム下端周辺の地盤への影響を抑えます。小さなダムでもこれだけ近づくと中々の迫力です -
ダム下端から望んだ塩沢ダム
ダムはやはり放流している姿が美しいです -
塩沢ダムのダムカードはダム左岸の塩沢ダム管理事務所で頂けますが、定休日や不在の場合は神流町市街にある藤岡土木事務所万場事業所で頂くことも出来ます
本日は火曜日でダム管理事務所は定休日なので土木事務所で頂きました
「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第19号(本日の第7号)は
・塩沢ダム
右上の目的記号は「FNW」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
■ W:水道用水
□ I:工業用水
□ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
塩沢ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります
さてこの後は、ダムカード配布時間の関係もあり一旦「下久保ダム」の脇をスルーして下流の「神水ダム」へ向かい、その後あらためて「下久保ダム」を目指します
とは言え長くなってきたので、後は「後編」に続きます
※つたない文章&写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです
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旅行記グループ 2017年10月:第11回ダムカード収集の旅 群馬県南部編
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