2017/09/28 - 2017/09/30
79位(同エリア619件中)
naoさん
旅の行程
9月28日 郷原宿、村井宿
9月29日 松本、会田宿、稲荷山宿
9月30日 戸隠
長野県長野市戸隠は、豊かな自然環境に抱かれた標高1000mを超える戸隠山の中腹に位置しており、「奥社」、「九頭龍社」、「中社」、「宝光社」、「火之御子社」の五社からなる、創建以来2000年余りに及ぶ戸隠神社の門前町として知られています。
日本神話として永く語り継がれている「天の岩屋」伝説によると、天照大神が弟のスサノオノミコトの乱暴ぶりを怒って洞窟にお隠れになった際、開けられた「天の岩戸」が放り投げられた先が戸隠山だとされていて、戸隠神社の五社には、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々が祭神として祀られています。
古くから水神や農業神として信仰を集めてきた戸隠は、平安時代中期には修験道の一大霊場として全国に知れ渡るとともに、戸隠神社の前身である神仏習合の「戸隠山顕光寺」が成立します。
鎌倉時代後期までに「奥社」、「中社」、「宝光社」が整備されると、各社周辺には「戸隠三千坊」と比喩される修験者のための僧坊が構えられ、高野山や比叡山とともに「三千坊三山」とたとえられるまでになりました。
江戸時代になると、徳川家康の手厚い保護のもと信濃を代表する天台宗の寺院として隆盛し、先達と呼ばれる世話人達によって全国各地に組織された戸隠講により、広く信仰を集めるようになります。
中でも、善光寺から戸隠神社奥社へ至る戸隠道によって結ばれた「中社」と「宝光社」の参道周辺には、戸隠講を中心とした多くの参詣者を宿泊させるための宿坊群をはじめ、参詣者がもたらす消費活動を支えた「在家」と呼ばれる農民や職人などの住まいが広がる門前町が形成され、その町並みは現在まで継承されています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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戸隠にやって来ました。
先ずは中社の駐車場に車を停めさせてもらって町歩きを始めます。
こちらは社殿が建ち並ぶ中社の境内です。 -
中社の本殿にごあいさつした後・・・
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階段を下りて中社周辺の町並みへ向かいます。
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階段を下りた所には、中社周辺にある三本杉の内の一本があります。
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中社の大鳥居がある表参道です。
では、中社から東西に延びる「横大門通り」を歩きます。 -
中社大鳥居のすぐ右手にあるのが、この地区の氏神様である五斎神社の拝殿です。
積雪で重くなる屋根を支えるため、拝殿の軒は「セガイ造り」という建築様式になっています。
なお、この日は拝殿本体を持ちあげて、大々的な修理が行われていました。 -
こちらは、戸隠神社の歴史と共に歩んできた宿坊の極意旅館です。
旧徳善院本堂(極意家神殿)だったこの建物は、文化12年(1815年)に「セガイ造り」により再建されたものだそうです。 -
こちらは本堂とともに再建された旧徳善院の庫裏(極意家宿坊)です。
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それでなくても郷愁をそそられる茅葺屋根なのに、こちらの厚さ1mにも及ぶと言われる茅葺屋根の佇まいは、日本人の心の奥底に響いて来ます。
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棟飾りと破風。
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奥に見えているのは五斎神社の拝殿です。
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こちらは旧成就院の成瀬旅館です。
所々に信州らしい白樺の木が植えられています。 -
こちらは旧十輪院の横倉旅館です。
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江戸時代後期に建てられた十輪院のベンガラ塗りの門が残されています。
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こちらの土蔵は、横倉旅館に併設されている喫茶室です。
では、「横大門通り」から分岐して南に延びている脇道を歩きます。 -
旧戸隠村の公共下水道の蓋。
旧戸隠村の木「白樺」の枝にとまった「キビタキ」がデザインされています。
ちなみに、「特環」とは特定環境保全公共下水道の略だそうです。 -
同じデザインの小ぶりの蓋です。
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戸隠独特の棟飾りを見せるこの建物は・・・
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旧金輪院の今井旅館です。
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正式な玄関は、破風に懸魚を備えた重厚なものです。
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こちらも宿坊だと思われますが、廃業されたようです。
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こちらは旧安住院の安藤旅館です。
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並木の向こうに雰囲気のある民家が見えます。
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民家の白い屋根と青い空のコントラストが眩いばかりです。
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民家の畑に植えられたダリアの花。
ちなみに、私も珍しいな~と思って食べたことがあるんですが、ダリアの茎は「おやき」の食材として使われています。
では、中社から南北に延びる「大門通り」へ向かいます。 -
「大門通り」へ出てきました。
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脇道と「大門通り」の分岐点から少し南に下がった所にある竹かご細工のお店です。
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軒先には、商品の竹かごが吊られています。
では、ここで折り返して中社へ向かいます。 -
「大門通り」の町並みです。
正面が脇道と「大門通り」との分岐点です。 -
秋満載のお花畑。
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こちらの民家は軒の出が深いので、車が接触しないよう注意喚起のポールが立てられています。
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ここにも竹細工のお店がありました。
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店先には多彩な商品が並べられています。
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郵便ポストのある町並みです。
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こちらは旧正智院の二澤旅館です。
かつては、常夜燈が旅人のために「大門通り」を照らしていたんでしょうね・・・。 -
「大門通り」に面して門柱のあるこちらの宿坊は・・・
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旧宝蔵院の宮澤旅館です。
重厚な玄関の佇まいに圧倒されそうです。 -
宮澤旅館の、「大門通り」に面する佇まい。
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まるで林の中に佇むような風情の宿坊は・・・
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旧観法院の宿坊神原です。
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旧智泉院の武田旅館では大規模な改修工事が行われています。
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「大門通り」の町並みです。
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大きな一対の常夜燈があるのは、旧行勝院の武井旅館です。
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正面入口は、土塀を巡らせた立派な門構えです。
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こちらは旧摂善院の高山坊です。
高山坊は「大門通り」から少し入った所にあります。 -
「大門通り」の先に中社の大鳥居が見えてきましたが、このお店の手前を左手に入ります。
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こちらはお蕎麦屋さんです。
大八車の車輪が所狭しと並べられた佇まいを見れば、「あっ、あのお店だ!」と一目で判ります。 -
「大門通り」の途中から迂回して、中社へ戻って来ました。
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こちらは旧宝泉院の中谷旅館です。
中社大鳥居の目の前に宿坊を構えています。 -
中社大鳥居の手前を西に進むと・・・
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戸隠神社の前身である「戸隠山顕光寺」の本坊を務めていた、旧勧修院の久山館があります。
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ちなみに、中社周辺にある三本杉の内の一本が、こちらの敷地に植えられています。
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さて、中社周辺の町並みをひと通り歩いたので、車で宝光社周辺の町並みへ移動します。
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宝光社周辺の町並みへやって来ました。
町並みの中ほどにある宝光社の駐車場に車を停めさせてもらって、北側から町歩きを始めます。
こちらは旧普賢院の宿坊築山です。 -
こちらは、立派な門を構えた旧善法院の宿坊山本館です。
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荘厳な寝殿造りの本館。
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奥に見えるのは、戸隠神社から分社された神殿です。
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宿坊山本館の神殿の外観です。
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こちらは旧玉泉院の宿坊楠川です。
こちらの宿坊は、内田康夫氏小説にも登場するそうです。 -
こちらは車を停めさせてもらっている宝光社です。
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階段を上った所に社殿が見えています。
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阿形の狛犬と・・・
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吽形の狛犬。
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こちらは旧教釈院の宿坊岸本です。
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造園業者さんが敷地内の植木の手入れに入っておられました。
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これは宿坊岸本の門に吊られているものです。
これが何なのかは知りませんが、戸隠神社の札が下がっているので縁起物なんでしょうね。 -
民家の庭ではモミジが色づき始めています。
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こちらは旧智照院のお宿富岡です。
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建物は石垣を積んだ上にあります。
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お宿富岡の向かいで、同じように石垣を積んでいるのは・・・
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旧広善院の越志旅館です。
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築250年の茅葺屋根が歴史を物語っています。
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こちらは旧安楽院の清水旅館です。
埼玉県大滝村の戸隠講の方が、参拝100年記念の石碑を寄贈しておられます。 -
こちらは旧福寿院の武井旅館です。
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こちらも茅葺屋根の宿坊です。
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こちらは旧法教院の御宿小谷です。
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旧仏性院の宿坊渡辺の敷地の中には・・・
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土蔵がありました。
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こちらは旧遍照院の宮本旅館です。
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坂の下から宮本旅館を見た光景です。
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こちらは、外からお見掛けする限り一般の民家なんですが・・・
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かつては宿坊をされていたようです。
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宝光社周辺の町並みです。
正面奥に見えている石段を上った所に宝光社があります。 -
坂道になっている脇道を上った所にある民家です。
規則正しく配列された壁の軸組みを見せています。 -
前の写真の民家の並びにあるお宅です。
敷地内の建物は建て替えられていますが、この土蔵は残されています。
では、ここから脇道を戻ります。 -
坂の上から見下ろした脇道の様子です。
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坂道の途中にあった茅葺屋根の民家。
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一部2階建てになった、珍しい外観を見せています。
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こちらは別の脇道を入ったところにある民家です。
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土蔵と「セガイ造り」の建物が見えてきました。
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2ケ所の窓を開けた土蔵。
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「セガイ造り」の建物は、長屋門の様な造りになっています。
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標高1000mを超える戸隠山の中腹に位置し、創建以来2000年余りにも及び戸隠信仰の中枢として、多くの参拝者を惹きつけてきた戸隠神社。
中でも、「中社」及び「宝光社」の参道周辺には、戸隠講を中心とした多くの参詣者のための宿坊群をはじめとして、農民や職人などの住まいが連なる門前町が形成され、戸隠神社の歴史と共に歩んできました。
今もなお多くの信仰を集めるこれらの門前町には、戸隠特有の「セガイ造り」や茅葺屋根の宿坊などが建ち並ぶ、たぐい稀な町並みが広がっていました。
またまた、再訪したい町がひとつ増えました。
では信州の旅を終え、そろそろ家路につくことにします。
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