バーリ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アドリア海に面したプーリア州の州都、バーリ。南イタリアの玄関口であることから、古くからロンゴバルド、ビザンティン、ノルマンなどの支配を受け、また十字軍の出港地となるなど、常に歴史上重要な都市としてその名を残して来ました。<br />さらに、町の守護聖人・聖ニコラの聖遺物が収められている地であることから巡礼の地として、また、東方諸国との交易の要所として中世ヨーロッパにおける最も重要な町の1つとなっていました。<br /><br />そんな様々な歴史と文化の遺産が残るバーリをじっくり回ってみたい、そう長年思いながら、いつも後回しになってしまっていたのです。<br />今回の旅の最後の地となったバーリの町を、最後の1日でどれだけ満喫できるか・・・<br /><br />街歩き”その2”では、バーリの司教座大聖堂であるサン・サビーノ大聖堂を巡ります。サン・ニコラ聖堂と並びプーリア・ロマネスクを代表する建造物ですが、その魅力は聖堂だけでなく地下にも隠されているんです。<br />そして、楽しみにしていたランチタイム。地元ならではの美味しい料理に大満足するのでした♪<br /><br />□1日目 5/12 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→バーリ・パレーゼ空港<br />□2日目 5/13 バーリ・パレーゼ空港(レンタカー借出)→カステッラーナ・グロッテ→ポリニャーノ・ア・マーレ→モノーポリ <br />□3日目 5/14 モノーポリ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→チステルニーノ<br />□4日目 5/15 チステルニーノ→オストゥーニ→ブリンディジ→レッチェ<br />□5日目 5/16 レッチェ→オートラント→ガッリーポリ→レッチェ<br />□6日目 5/17 レッチェ→ターラント→アルタムーラ<br />□7日目 5/18 アルタムーラ→カステル・デル・モンテ→バーリ・パレーゼ空港(レンタカー返却)→バーリ<br />■8日目 5/19 バーリ<br />□9日目 5/20 バーリ・パレーゼ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

プーリア・レンタカーの旅2017【25】 バーリ(その2)サン・サビーノ大聖堂で地下遺跡を楽しんだら、お楽しみのランチタイム♪

68いいね!

2017/05/18 - 2017/05/20

9位(同エリア377件中)

12

134

めておら☆

めておら☆さん

アドリア海に面したプーリア州の州都、バーリ。南イタリアの玄関口であることから、古くからロンゴバルド、ビザンティン、ノルマンなどの支配を受け、また十字軍の出港地となるなど、常に歴史上重要な都市としてその名を残して来ました。
さらに、町の守護聖人・聖ニコラの聖遺物が収められている地であることから巡礼の地として、また、東方諸国との交易の要所として中世ヨーロッパにおける最も重要な町の1つとなっていました。

そんな様々な歴史と文化の遺産が残るバーリをじっくり回ってみたい、そう長年思いながら、いつも後回しになってしまっていたのです。
今回の旅の最後の地となったバーリの町を、最後の1日でどれだけ満喫できるか・・・

街歩き”その2”では、バーリの司教座大聖堂であるサン・サビーノ大聖堂を巡ります。サン・ニコラ聖堂と並びプーリア・ロマネスクを代表する建造物ですが、その魅力は聖堂だけでなく地下にも隠されているんです。
そして、楽しみにしていたランチタイム。地元ならではの美味しい料理に大満足するのでした♪

□1日目 5/12 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→バーリ・パレーゼ空港
□2日目 5/13 バーリ・パレーゼ空港(レンタカー借出)→カステッラーナ・グロッテ→ポリニャーノ・ア・マーレ→モノーポリ 
□3日目 5/14 モノーポリ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→チステルニーノ
□4日目 5/15 チステルニーノ→オストゥーニ→ブリンディジ→レッチェ
□5日目 5/16 レッチェ→オートラント→ガッリーポリ→レッチェ
□6日目 5/17 レッチェ→ターラント→アルタムーラ
□7日目 5/18 アルタムーラ→カステル・デル・モンテ→バーリ・パレーゼ空港(レンタカー返却)→バーリ
■8日目 5/19 バーリ
□9日目 5/20 バーリ・パレーゼ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 8日目 5/19(金)<br />「バーリ(その1)朝の港から旧市街をぶら~り、そしてロマネスク薫る荘厳なサン・ニコラ聖堂へ」編のつづき<br />→ https://4travel.jp/travelogue/11292616<br /><br />サン・ニコラ聖堂を出て、旧市街をさらに北へと歩いて来ました。<br />やって来たのは古い教会の跡が残る場”サンタ・マリア・デル・ブォンコンシリオ広場(Piazza di Santa Maria del Buonconsiglio)”。<br />ここにかつて、同名の教会がありました。

    8日目 5/19(金)
    「バーリ(その1)朝の港から旧市街をぶら~り、そしてロマネスク薫る荘厳なサン・ニコラ聖堂へ」編のつづき
    https://4travel.jp/travelogue/11292616

    サン・ニコラ聖堂を出て、旧市街をさらに北へと歩いて来ました。
    やって来たのは古い教会の跡が残る場”サンタ・マリア・デル・ブォンコンシリオ広場(Piazza di Santa Maria del Buonconsiglio)”。
    ここにかつて、同名の教会がありました。

  • サンタ・マリア・デル・ブォンコンシリオ教会は5世紀から7世紀に建てられたと言われるビザンティン様式の教会でした。<br />三廊式の構造でしたが、現在はわずかに円柱のみが残っています。

    サンタ・マリア・デル・ブォンコンシリオ教会は5世紀から7世紀に建てられたと言われるビザンティン様式の教会でした。
    三廊式の構造でしたが、現在はわずかに円柱のみが残っています。

  • それでも円柱は、柱頭を見ればコリント式と判別できる状態で残っています。

    それでも円柱は、柱頭を見ればコリント式と判別できる状態で残っています。

  • 広場の片隅には小さな祭壇が、教会跡の無機質な空間に色を添えていました。

    広場の片隅には小さな祭壇が、教会跡の無機質な空間に色を添えていました。

  • 教会跡から折り返し、旧市街の南へ向かってぶらぶらと歩き始める。<br />バーリは都会であるにもかかわらず、旧市街に入ると全く別の世界。外部の喧噪をあまり感じない、のどかな時間が流れています。

    教会跡から折り返し、旧市街の南へ向かってぶらぶらと歩き始める。
    バーリは都会であるにもかかわらず、旧市街に入ると全く別の世界。外部の喧噪をあまり感じない、のどかな時間が流れています。

  • おばぁちゃん、居眠りしちゃってる・・・(笑)

    おばぁちゃん、居眠りしちゃってる・・・(笑)

  • クラシックな雰囲気がステキな玄関口。

    クラシックな雰囲気がステキな玄関口。

  • ”アルコ・デッレ・メラヴィリエ(Arco delle Meraviglie)”<br /><br />日本語で”奇跡のアーチ”、その名はこんな逸話に由来しています。<br />16世紀の初め、向かいの建物に住む男女が恋に落ちました。しかし、女性の両親は交際に反対、2人が会うことを禁じます。

    ”アルコ・デッレ・メラヴィリエ(Arco delle Meraviglie)”

    日本語で”奇跡のアーチ”、その名はこんな逸話に由来しています。
    16世紀の初め、向かいの建物に住む男女が恋に落ちました。しかし、女性の両親は交際に反対、2人が会うことを禁じます。

  • しかし、どうしても会いたかった2人・・・ある日、男性側の家族がわずか一夜にして建物同士を繋ぐアーチを造りあげます。そして愛する2人は窓から出てこのアーチを渡り、会うことができるようになったとか。<br /><br />驚くのは、このアーチが一夜にして造られたという事。まさにメラヴィリア(奇跡)です!<br />”奇跡のアーチ”と名が付いたのはこの為であり、また、アーチを造った男性側の家庭がミラノ出身の貴族、”メラヴィリア家”という名前であった為だそうです。

    しかし、どうしても会いたかった2人・・・ある日、男性側の家族がわずか一夜にして建物同士を繋ぐアーチを造りあげます。そして愛する2人は窓から出てこのアーチを渡り、会うことができるようになったとか。

    驚くのは、このアーチが一夜にして造られたという事。まさにメラヴィリア(奇跡)です!
    ”奇跡のアーチ”と名が付いたのはこの為であり、また、アーチを造った男性側の家庭がミラノ出身の貴族、”メラヴィリア家”という名前であった為だそうです。

  • アーチを反対側から見る。<br />ここで恋人たちは逢瀬を重ねていたんでしょうかね~。羨ましいこっちゃ(^^;)

    アーチを反対側から見る。
    ここで恋人たちは逢瀬を重ねていたんでしょうかね~。羨ましいこっちゃ(^^;)

  • アーチを抜けて、フィリオーリ通り(Via Filioli)を西へぶらぶら。<br />バーリ旧市街を彩るのは、はためく洗濯物と強い陽射しを避ける丸くて黄色いひさし。<br />このひさしは、旧市街で本当によく目にしました。

    アーチを抜けて、フィリオーリ通り(Via Filioli)を西へぶらぶら。
    バーリ旧市街を彩るのは、はためく洗濯物と強い陽射しを避ける丸くて黄色いひさし。
    このひさしは、旧市街で本当によく目にしました。

  • そして、大きな教会堂の側面に出ました。<br />さて、何でしょう・・・?<br />

    そして、大きな教会堂の側面に出ました。
    さて、何でしょう・・・?

  • ”サン・サビーノ大聖堂(Cattedrale di San Sabino)”、バーリの司教座大聖堂です。<br />12世紀から13世紀にかけて、元あったビザンティン様式の教会跡に建てられました。先ほど訪れたサン・ニコラ聖堂同様、プーリア・ロマネスクを代表する建造物となっています。

    ”サン・サビーノ大聖堂(Cattedrale di San Sabino)”、バーリの司教座大聖堂です。
    12世紀から13世紀にかけて、元あったビザンティン様式の教会跡に建てられました。先ほど訪れたサン・ニコラ聖堂同様、プーリア・ロマネスクを代表する建造物となっています。

    カテドラーレ 寺院・教会

  • なんと言っても大きなバラ窓が印象的。この写真ではよくわかりませんが、バラ窓の周囲には怪物や空想上の生物が彫り込まれています。バラ窓の下の二連窓も優雅な雰囲気を醸し出しています。<br /><br />こうした生物の彫刻や二連窓はプーリア・ロマネスクの特徴なのか、これまで目にして来たほとんどの聖堂に施されていました。<br />

    なんと言っても大きなバラ窓が印象的。この写真ではよくわかりませんが、バラ窓の周囲には怪物や空想上の生物が彫り込まれています。バラ窓の下の二連窓も優雅な雰囲気を醸し出しています。

    こうした生物の彫刻や二連窓はプーリア・ロマネスクの特徴なのか、これまで目にして来たほとんどの聖堂に施されていました。

  • 下から見上げると、空に向かってスッと伸びる縦長のラインがとても優雅。

    下から見上げると、空に向かってスッと伸びる縦長のラインがとても優雅。

  • 扉口上部には三体の聖人像。<br />左が聖サビーノ(San Sabino)、右が聖ニコラ(San Nicola)、両者ともバーリの守護聖人です。真ん中は聖母マリアかな。<br />恐れ多くも、三体ともハトがとまっちゃってる(笑)

    扉口上部には三体の聖人像。
    左が聖サビーノ(San Sabino)、右が聖ニコラ(San Nicola)、両者ともバーリの守護聖人です。真ん中は聖母マリアかな。
    恐れ多くも、三体ともハトがとまっちゃってる(笑)

  • こらこら~、マリア様の頭に止まらな~い(^^;)

    こらこら~、マリア様の頭に止まらな~い(^^;)

  • 聖ニコラ。<br />丸みのある司祭冠は東方の特徴なんだそうです。<br />・・・その司祭冠にもハトが堂々と居座ってますが(笑)

    聖ニコラ。
    丸みのある司祭冠は東方の特徴なんだそうです。
    ・・・その司祭冠にもハトが堂々と居座ってますが(笑)

  • 聖サビーノ、この大聖堂は彼に捧げられたものです。<br />しかしなぜ、聖堂の象徴が飾られるこの場所に、聖ニコラの像も置かれているのか・・・?<br /><br />元々は聖サビーノが唯一無二のバーリの守護聖人だったのですが、1087年、バーリの船乗り達が聖ニコラの遺骸をミラ(Myra=現在のトルコ)から盗み出し、バーリに運び込んでから、信仰の対象は聖ニコラと聖サビーノに二分されます。いや、どちらかというと聖ニコラの方が人気で上回っていたかもしれません。ミラから遺骸を盗み出すほど、当時の聖ニコラへの信仰は熱を帯びていたのですから・・・<br />そして現在も、旧市街一の見所と言えば、聖ニコラ教会に傾いている感が否めません。<br /><br />そんな歴史的背景を思いながらこの聖サビーノの像を眺めると、ちょっと切ない気もするのでした。<br />だからハトも気遣って、頭には止まらないであげてるのかな・・・

    聖サビーノ、この大聖堂は彼に捧げられたものです。
    しかしなぜ、聖堂の象徴が飾られるこの場所に、聖ニコラの像も置かれているのか・・・?

    元々は聖サビーノが唯一無二のバーリの守護聖人だったのですが、1087年、バーリの船乗り達が聖ニコラの遺骸をミラ(Myra=現在のトルコ)から盗み出し、バーリに運び込んでから、信仰の対象は聖ニコラと聖サビーノに二分されます。いや、どちらかというと聖ニコラの方が人気で上回っていたかもしれません。ミラから遺骸を盗み出すほど、当時の聖ニコラへの信仰は熱を帯びていたのですから・・・
    そして現在も、旧市街一の見所と言えば、聖ニコラ教会に傾いている感が否めません。

    そんな歴史的背景を思いながらこの聖サビーノの像を眺めると、ちょっと切ない気もするのでした。
    だからハトも気遣って、頭には止まらないであげてるのかな・・・

  • 内部は三廊式、左右の側廊は円柱とアーチによって仕切られています。<br />壁の白と木製天井の黒、モノトーンのシンプルな美しさもロマネスク様式の良さだと、プーリアを訪れてからつくづく感じます。

    内部は三廊式、左右の側廊は円柱とアーチによって仕切られています。
    壁の白と木製天井の黒、モノトーンのシンプルな美しさもロマネスク様式の良さだと、プーリアを訪れてからつくづく感じます。

  • 側廊との仕切りは1段目が円柱と大きなアーチ、2段目は三連窓が連なる。<br />アーチの連続が目に楽しく、シンプルな白の世界にリズムを生んでいます。

    側廊との仕切りは1段目が円柱と大きなアーチ、2段目は三連窓が連なる。
    アーチの連続が目に楽しく、シンプルな白の世界にリズムを生んでいます。

  • 円柱は元あったビザンティン様式の建造物から持ち込まれたものではないかと言われています。<br />この位置から眺めた聖堂内の雰囲気に魅了され、しばらく見惚れていました。

    円柱は元あったビザンティン様式の建造物から持ち込まれたものではないかと言われています。
    この位置から眺めた聖堂内の雰囲気に魅了され、しばらく見惚れていました。

  • 内陣中央に置かれているチボリオ(ciborio=聖体容器)。<br />13世紀に元あったチボリオの断片を集め再生したものだそうです。八角形の天蓋が2段になっており、それを4本の大理石の円柱が支えているこの形状は聖ニコラ教会のチボリオと似ています。

    内陣中央に置かれているチボリオ(ciborio=聖体容器)。
    13世紀に元あったチボリオの断片を集め再生したものだそうです。八角形の天蓋が2段になっており、それを4本の大理石の円柱が支えているこの形状は聖ニコラ教会のチボリオと似ています。

  • チボリオ後部の祭壇にはキリストの磔刑像が。

    チボリオ後部の祭壇にはキリストの磔刑像が。

  • 聖堂内の壁や柱同様、クーポラにもこれと言った装飾はありません。石の白そのまんまの色。でも、今回プーリア・ロマネスクの教会を巡ってみて、どんどんこの純朴な魅力に傾倒して行きました。

    聖堂内の壁や柱同様、クーポラにもこれと言った装飾はありません。石の白そのまんまの色。でも、今回プーリア・ロマネスクの教会を巡ってみて、どんどんこの純朴な魅力に傾倒して行きました。

  • 後陣左手の壁には古い古いフレスコ画が残っていました。13世紀から14世紀のものだと言われています。<br />どこに誰がいるのか、ほとんどわかりませんが・・・

    後陣左手の壁には古い古いフレスコ画が残っていました。13世紀から14世紀のものだと言われています。
    どこに誰がいるのか、ほとんどわかりませんが・・・

  • あ、これは聖母子ですね。<br />しかも、幼子キリストがおっぱい飲んでる。珍しい~☆

    あ、これは聖母子ですね。
    しかも、幼子キリストがおっぱい飲んでる。珍しい~☆

  • 左翼廊のパイプオルガン。

    左翼廊のパイプオルガン。

  • 主祭壇へ上る階段の両脇では、ライオンが番をしています。<br />こうした動物の像が置かれているのも、プーリア・ロマネスクの特徴なんだそうです。

    主祭壇へ上る階段の両脇では、ライオンが番をしています。
    こうした動物の像が置かれているのも、プーリア・ロマネスクの特徴なんだそうです。

  • 左翼廊の絵画。<br />”聖母被昇天(Assunzione di Maria)”かな?

    左翼廊の絵画。
    ”聖母被昇天(Assunzione di Maria)”かな?

  • 右翼廊の絵画。<br />注目はこの絵の下・・・

    右翼廊の絵画。
    注目はこの絵の下・・・

  • 壁に古いモザイクが残っているんです。<br />

    壁に古いモザイクが残っているんです。

  • この大聖堂の場所には元々ビザンティン様式の聖堂が建っていたのですが、恐らくその名残だと思われます。

    この大聖堂の場所には元々ビザンティン様式の聖堂が建っていたのですが、恐らくその名残だと思われます。

  • 右側廊にある説教壇は、11世紀から12世紀の用材の断片を集めて作られたもの。

    右側廊にある説教壇は、11世紀から12世紀の用材の断片を集めて作られたもの。

  • 説教壇。<br />人間が鳥を支えてる。立場逆転って感じですが、それほど神聖な鳥なんでしょうね。

    説教壇。
    人間が鳥を支えてる。立場逆転って感じですが、それほど神聖な鳥なんでしょうね。

  • 右側廊には地下へ降りる階段があります。<br />この聖堂の地下には、二つのお楽しみが待っているんです♪<br />これを楽しみにしていたので、ワクワクしながら階段を降りる・・・

    右側廊には地下へ降りる階段があります。
    この聖堂の地下には、二つのお楽しみが待っているんです♪
    これを楽しみにしていたので、ワクワクしながら階段を降りる・・・

  • まず一つ目はクリプタ(cripta=地下聖堂)。<br />上の聖堂より後の18世紀に作られたものなので、新しい感じがします。

    まず一つ目はクリプタ(cripta=地下聖堂)。
    上の聖堂より後の18世紀に作られたものなので、新しい感じがします。

  • 上の聖堂がモノトーンの世界だったのに対し、こちらは大理石の色彩が美しい。<br />

    上の聖堂がモノトーンの世界だったのに対し、こちらは大理石の色彩が美しい。

  • 渋めの緑と黄金が基調になった、エレガントな天井装飾。

    渋めの緑と黄金が基調になった、エレガントな天井装飾。

  • 主祭壇には、光り輝く”オディジトリアの聖母(Madonna Odigitria)”のイコン。16世紀のものです。<br />また、この祭壇には聖サビーノの聖遺物も収められているというのですが、どこなんだろう??

    主祭壇には、光り輝く”オディジトリアの聖母(Madonna Odigitria)”のイコン。16世紀のものです。
    また、この祭壇には聖サビーノの聖遺物も収められているというのですが、どこなんだろう??

  • ”オディジトリアの聖母”はビザンティン時代に普及したイコンなんだそうです。<br />ビザンティン支配を受けた名残が、この大聖堂だけでもあちこちに残されています。<br />

    ”オディジトリアの聖母”はビザンティン時代に普及したイコンなんだそうです。
    ビザンティン支配を受けた名残が、この大聖堂だけでもあちこちに残されています。

  • 主祭壇の後方には木製の聖歌隊席もありました。

    主祭壇の後方には木製の聖歌隊席もありました。

  • 壁の一部に古いフレスコ画も残っています。<br />これもビザンティン時代のものでしょうか。

    壁の一部に古いフレスコ画も残っています。
    これもビザンティン時代のものでしょうか。

  • あっ、大天使ミカエル(Arcangelo Michele)の祭壇発見!!<br />ミカエルファンは胸躍らせ、祭壇にかじりつくのでした♪

    あっ、大天使ミカエル(Arcangelo Michele)の祭壇発見!!
    ミカエルファンは胸躍らせ、祭壇にかじりつくのでした♪

  • いつもドラゴンやら堕天使やらをやっつける、我らがヒーロー大天使ミカエル様!<br />今日も悪者を踏んづけてます(笑)

    いつもドラゴンやら堕天使やらをやっつける、我らがヒーロー大天使ミカエル様!
    今日も悪者を踏んづけてます(笑)

  • まるで白雪姫を思わせるような可憐な像が飾られた祭壇。<br />手には香炉のようなものを持ってるけど、誰だろう?

    まるで白雪姫を思わせるような可憐な像が飾られた祭壇。
    手には香炉のようなものを持ってるけど、誰だろう?

  • クリプタには絵画もいくつか飾られていました。確かキリストの生涯に関するものだったと思いますが、もう記憶が・・・

    クリプタには絵画もいくつか飾られていました。確かキリストの生涯に関するものだったと思いますが、もう記憶が・・・

  • クリプタの一画に横たわる女性・・・<br />木像かな・・・と思ったら、本物のご遺体でした。もちろんミイラの状態ですが。<br />”聖コロンバ(Santa Colomba)”という聖人で、257年にスペインで生まれ、273年にフランスのサンスで殉教しました。

    クリプタの一画に横たわる女性・・・
    木像かな・・・と思ったら、本物のご遺体でした。もちろんミイラの状態ですが。
    ”聖コロンバ(Santa Colomba)”という聖人で、257年にスペインで生まれ、273年にフランスのサンスで殉教しました。

  • 首をはねられて殉教したというのに、首がつながってる・・・<br />そして、皮膚の色は変わっているものの、まるで朽ちていない生前そのままの質感・・・まさに奇跡です。

    首をはねられて殉教したというのに、首がつながってる・・・
    そして、皮膚の色は変わっているものの、まるで朽ちていない生前そのままの質感・・・まさに奇跡です。

  • そして地下の二つ目のお楽しみ・・・<br />それはスッコルポ(succorpo)と呼ばれる地下遺跡です。<br /><br />クリプタのさらに地下は長い間納骨堂として使われていたのですが、そこから5世紀のモザイクや初期キリスト教会の壁、さらにはローマ時代の建物跡も発見されました。それらが、このスッコルポで目にすることができます。<br />入場料が3ユーロかかりますが、すっごく面白かった♪

    そして地下の二つ目のお楽しみ・・・
    それはスッコルポ(succorpo)と呼ばれる地下遺跡です。

    クリプタのさらに地下は長い間納骨堂として使われていたのですが、そこから5世紀のモザイクや初期キリスト教会の壁、さらにはローマ時代の建物跡も発見されました。それらが、このスッコルポで目にすることができます。
    入場料が3ユーロかかりますが、すっごく面白かった♪

  • 地下遺跡の見取り図。<br />さほど広くは無いのですが、見所はたくさん。遺跡好きは必見の場所です。

    地下遺跡の見取り図。
    さほど広くは無いのですが、見所はたくさん。遺跡好きは必見の場所です。

  • これは現在の大聖堂とその地下に眠るクリプタとスッコルポを重ねた見取り図。<br />クリプタは内陣と翼廊の下に当たる、柱が点でたくさん書かれた部分です。<br />また、スッコルポは聖堂全体の真下に当たります。

    これは現在の大聖堂とその地下に眠るクリプタとスッコルポを重ねた見取り図。
    クリプタは内陣と翼廊の下に当たる、柱が点でたくさん書かれた部分です。
    また、スッコルポは聖堂全体の真下に当たります。

  • 内部へ入っていくと、まずは初期キリスト教時代の墓の跡がありした。

    内部へ入っていくと、まずは初期キリスト教時代の墓の跡がありした。

  • 地下遺跡の中心に当たるこの部分は、クリプタのように柱とアーチで構成されています。<br />今でこそ綺麗に整備されていますが、納骨堂として使われていたところから人骨や溜まった水などを取り除き、壁を強化するなど、一般公開するまでは大変な苦労があったようです。

    地下遺跡の中心に当たるこの部分は、クリプタのように柱とアーチで構成されています。
    今でこそ綺麗に整備されていますが、納骨堂として使われていたところから人骨や溜まった水などを取り除き、壁を強化するなど、一般公開するまでは大変な苦労があったようです。

  • この、遺跡独特の異次元的な雰囲気が大好きなんですよねぇ・・・。

    この、遺跡独特の異次元的な雰囲気が大好きなんですよねぇ・・・。

  • これは古代ローマ時代の碑文です。<br />なんて書いてあるのか全然わからな~い(-_-;)

    これは古代ローマ時代の碑文です。
    なんて書いてあるのか全然わからな~い(-_-;)

  • ちなみに、碑文にはこんなことが書いてあるようです。<br />ラテン語わかる方はどうぞ。

    ちなみに、碑文にはこんなことが書いてあるようです。
    ラテン語わかる方はどうぞ。

  • 発掘作業の様子などもパネルで展示されていました。

    発掘作業の様子などもパネルで展示されていました。

  • この辺りには古代ローマ時代のモザイクが残っています。

    この辺りには古代ローマ時代のモザイクが残っています。

  • 壺などでしょうか、陶器の破片も展示してあります。

    壺などでしょうか、陶器の破片も展示してあります。

  • 石棺のようなものも。

    石棺のようなものも。

  • 床モザイクがチラホラ見え始めました。<br />この地下遺跡一番の見所に近づいています。

    床モザイクがチラホラ見え始めました。
    この地下遺跡一番の見所に近づいています。

  • この地下聖堂一番の見所とは、初期キリスト教時代5世紀の聖堂跡。この図のように三廊式になっており、真上の現在の聖堂はこの形状とほぼ同じ状態で作られています。<br />そして注目は”B”と記載された部分。ここに施された床モザイクが発掘され、現在一般公開されているんです。

    この地下聖堂一番の見所とは、初期キリスト教時代5世紀の聖堂跡。この図のように三廊式になっており、真上の現在の聖堂はこの形状とほぼ同じ状態で作られています。
    そして注目は”B”と記載された部分。ここに施された床モザイクが発掘され、現在一般公開されているんです。

  • その床モザイクは”ティモテオのモザイク”(Mosaico di Timoteo)”と称されています。発掘されたモザイクを表しているのがこの図です。<br />

    その床モザイクは”ティモテオのモザイク”(Mosaico di Timoteo)”と称されています。発掘されたモザイクを表しているのがこの図です。

  • ”ティモテオのモザイク”の発掘作業風景。

    ”ティモテオのモザイク”の発掘作業風景。

  • その”ティモテオのモザイク”はこの入口の向こう。ワクワク感が募る・・・

    その”ティモテオのモザイク”はこの入口の向こう。ワクワク感が募る・・・

  • うわぁ~、ホントに床一面モザイク!<br />素晴らしい・・・こんな良い状態で残ってくれていたことに、心から感謝する瞬間です☆

    うわぁ~、ホントに床一面モザイク!
    素晴らしい・・・こんな良い状態で残ってくれていたことに、心から感謝する瞬間です☆

  • うろこ状のモチーフ、その中央に円形の部分がありましたが、発掘されたのは半円のみ。しかし、その美しさと巧みな技術を見て取るには十分です。

    うろこ状のモチーフ、その中央に円形の部分がありましたが、発掘されたのは半円のみ。しかし、その美しさと巧みな技術を見て取るには十分です。

  • ラテン文字が施されている部分もあります。これはホントにホントに細かい作業だと思う・・・現代人はこれを完成させる忍耐力を持ちあわせてるだろうか??<br />少なくとも私にはありません(汗)

    ラテン文字が施されている部分もあります。これはホントにホントに細かい作業だと思う・・・現代人はこれを完成させる忍耐力を持ちあわせてるだろうか??
    少なくとも私にはありません(汗)

  • 魚や動物などのモチーフもたくさん。

    魚や動物などのモチーフもたくさん。

  • カワイイ☆

    カワイイ☆

  • タコ~~(笑)

    タコ~~(笑)

  • ティモテオのモザイクを堪能し、また古い遺跡が残るスペースを見て回る。

    ティモテオのモザイクを堪能し、また古い遺跡が残るスペースを見て回る。

  • 壁には一部フレスコ画が残る部分も。

    壁には一部フレスコ画が残る部分も。

  • この部分は地下遺跡の一番北側に当たる部分。中世前期、4世紀から6世紀の教会跡で、地上から2m下に位置します。<br />写真は主祭壇があった後陣部分を正面にして撮っています。

    この部分は地下遺跡の一番北側に当たる部分。中世前期、4世紀から6世紀の教会跡で、地上から2m下に位置します。
    写真は主祭壇があった後陣部分を正面にして撮っています。

  • 上から見るとこんな構造になってるようです。<br />半円が3つ並んでいるのが後陣に当たる部分ですね。

    上から見るとこんな構造になってるようです。
    半円が3つ並んでいるのが後陣に当たる部分ですね。

  • 後陣部分に向かって左手から撮影。

    後陣部分に向かって左手から撮影。

  • 写真中央の四角いブロックは祭壇の跡。フレスコ画が描かれていたようですが、今はもう消えてしまっているようです。

    写真中央の四角いブロックは祭壇の跡。フレスコ画が描かれていたようですが、今はもう消えてしまっているようです。

  • 近づいて別の方向からも見たけど、フレスコの”フ”の字も無い(-_-;)

    近づいて別の方向からも見たけど、フレスコの”フ”の字も無い(-_-;)

  • パネルの写真によれば、近くで見るとこんな感じらしいのですが、残念ながらやっぱりフレスコ画の跡はよくわかりません。

    パネルの写真によれば、近くで見るとこんな感じらしいのですが、残念ながらやっぱりフレスコ画の跡はよくわかりません。

  • 切石を組み合わせて敷いた床。<br />こんな歴史の片鱗を眺めながら、見たことも、見ることもないはるか昔に思いを馳せるのは本当に楽しい時間なのでした。<br />クリプタもスッコルポも、見所満載で大満足でした♪

    切石を組み合わせて敷いた床。
    こんな歴史の片鱗を眺めながら、見たことも、見ることもないはるか昔に思いを馳せるのは本当に楽しい時間なのでした。
    クリプタもスッコルポも、見所満載で大満足でした♪

  • 上の聖堂に戻り、入口へと向かう。<br />ファサードの大きなバラ窓が闇に浮かんで、とても幻想的でした。

    上の聖堂に戻り、入口へと向かう。
    ファサードの大きなバラ窓が闇に浮かんで、とても幻想的でした。

  • 大聖堂を出ると、目の前には”オデジトリア広場(Piazza dell&#39;Odegitria)”が。<br />旧市街の中心地に当たるため、人の往来で賑わっています。

    大聖堂を出ると、目の前には”オデジトリア広場(Piazza dell'Odegitria)”が。
    旧市街の中心地に当たるため、人の往来で賑わっています。

  • オデジトリア広場からサン・サビーノ大聖堂を眺める。<br />青い空を貫くような、尖った白亜のファサードがくっきりと浮かんでいます。

    オデジトリア広場からサン・サビーノ大聖堂を眺める。
    青い空を貫くような、尖った白亜のファサードがくっきりと浮かんでいます。

  • オデジトリア広場に、ちょっと味のあるお店を発見。<br />人がひっきりなしに出入りしています。何だろう??

    オデジトリア広場に、ちょっと味のあるお店を発見。
    人がひっきりなしに出入りしています。何だろう??

  • 歴史を感じさせる、素敵な看板には、”マルナリッド・ドルチウミ(MARNARID DOLCIUMI)”と書いてある。<br />ドルチウミとはお菓子の事。そう、ここは150年以上続く老舗のお菓子屋さんなんです。<br />

    歴史を感じさせる、素敵な看板には、”マルナリッド・ドルチウミ(MARNARID DOLCIUMI)”と書いてある。
    ドルチウミとはお菓子の事。そう、ここは150年以上続く老舗のお菓子屋さんなんです。

  • 中に入ってみると・・・すごいすごい、狭い店内にお菓子がびっしりと陳列されています。

    中に入ってみると・・・すごいすごい、狭い店内にお菓子がびっしりと陳列されています。

  • お菓子好きの私は、まるでお菓子の家にでも遭遇したかのように心が躍る・・・<br />何か買いたかったけど、順番待ちのお客さんがたくさんいたので断念しました。

    お菓子好きの私は、まるでお菓子の家にでも遭遇したかのように心が躍る・・・
    何か買いたかったけど、順番待ちのお客さんがたくさんいたので断念しました。

  • マルナリッド・ドルチウミの向かいには小さな教会が建っています。<br />”サン・ジャコモ教会(Chiesa di San Giacomo)”です。<br />その起源は12世紀に遡り、ファサードはシンプルなロマネスク様式ですが、内部は18世紀に改修されたバロック末期の様式となっています。

    マルナリッド・ドルチウミの向かいには小さな教会が建っています。
    ”サン・ジャコモ教会(Chiesa di San Giacomo)”です。
    その起源は12世紀に遡り、ファサードはシンプルなロマネスク様式ですが、内部は18世紀に改修されたバロック末期の様式となっています。

  • シンプルな外観からは想像できませんが、鐘楼がとっても美しい。<br />上段はバロック、下段はロマネスクと異なる様式が混在していて面白い(下段のロマネスクの部分が屋根に隠れて少ししか見えないのですが・・・)。<br />玉葱のような形の屋根は、典型的なバロック様式の特徴です。

    シンプルな外観からは想像できませんが、鐘楼がとっても美しい。
    上段はバロック、下段はロマネスクと異なる様式が混在していて面白い(下段のロマネスクの部分が屋根に隠れて少ししか見えないのですが・・・)。
    玉葱のような形の屋根は、典型的なバロック様式の特徴です。

  • こちらの写真だと、バロック様式の上段とロマネスク様式の下段の違いがわかります。

    こちらの写真だと、バロック様式の上段とロマネスク様式の下段の違いがわかります。

  • 内部は単身廊式で、左右の壁にそれぞれ3つずつ祭壇が設えられています。<br />シンプルながら、白い壁の漆喰装飾や上部を囲む鉄柵の装飾がエレガント。

    内部は単身廊式で、左右の壁にそれぞれ3つずつ祭壇が設えられています。
    シンプルながら、白い壁の漆喰装飾や上部を囲む鉄柵の装飾がエレガント。

  • 鉄柵が、主祭壇を除いてコの字型に祭壇上部を飾る。クラシックな雰囲気が演出されています。

    鉄柵が、主祭壇を除いてコの字型に祭壇上部を飾る。クラシックな雰囲気が演出されています。

  • 18世紀に作られた主祭壇は、白壁の中で多色大理石の色彩が際立つ。<br />祭壇下部中央には、聖ジャコモのレリーフが刻まれています。

    18世紀に作られた主祭壇は、白壁の中で多色大理石の色彩が際立つ。
    祭壇下部中央には、聖ジャコモのレリーフが刻まれています。

  • 祭壇画には聖母子と、その下に聖ジャコモ、聖ロッコが描かれています。

    祭壇画には聖母子と、その下に聖ジャコモ、聖ロッコが描かれています。

  • これも聖ジャコモの像かな。

    これも聖ジャコモの像かな。

  • 左右の壁の祭壇にもそれぞれ聖人を描いた絵画が飾られていました。<br />こちらは天使たちに囲まれた聖母子。

    左右の壁の祭壇にもそれぞれ聖人を描いた絵画が飾られていました。
    こちらは天使たちに囲まれた聖母子。

  • こちらは幼いマリアと、その母アンナが描かれています。

    こちらは幼いマリアと、その母アンナが描かれています。

  • サン・ジャコモ教会の隣には、これまた雰囲気の良い建物。<br />この建物の前を通り過ぎて、オデジトリア広場から西へ向かいます。

    サン・ジャコモ教会の隣には、これまた雰囲気の良い建物。
    この建物の前を通り過ぎて、オデジトリア広場から西へ向かいます。

  • ほどなくして見えてきたのは”ノルマンノ・スヴェーヴォ城(Castello Normanno Svevo)”。プーリア・ロマネスク様式の城で、バーリのシンボルとなっています。

    ほどなくして見えてきたのは”ノルマンノ・スヴェーヴォ城(Castello Normanno Svevo)”。プーリア・ロマネスク様式の城で、バーリのシンボルとなっています。

  • 後ろを振り返るとサン・サビーノ大聖堂とサン・ジャコモ教会の鐘楼が間近に見えます。オデジトリア広場からはわずか50mほどの場所ですからね。<br /><br />城を訪れる前にちょっと休憩。すぐそばにあったBarに入ります。

    後ろを振り返るとサン・サビーノ大聖堂とサン・ジャコモ教会の鐘楼が間近に見えます。オデジトリア広場からはわずか50mほどの場所ですからね。

    城を訪れる前にちょっと休憩。すぐそばにあったBarに入ります。

  • ちょっとコワモテのバリスタに一瞬ひるむ・・・でも、オーダーすると笑顔が優しくてホッとする。

    ちょっとコワモテのバリスタに一瞬ひるむ・・・でも、オーダーすると笑顔が優しくてホッとする。

  • 暑かったので、クレーマ・ディ・カッフェ(Crema di caffe&#39;)にしました。<br />パピコのコーヒー味をもっときめ細かくなめらかにしたような感じ。飲み物というよりはアイスに近く、まろやかで美味しい。

    暑かったので、クレーマ・ディ・カッフェ(Crema di caffe')にしました。
    パピコのコーヒー味をもっときめ細かくなめらかにしたような感じ。飲み物というよりはアイスに近く、まろやかで美味しい。

  • さて、ちょっとクールダウンしたので、また散策開始です!<br />楽しみにしていたバーリのお城へ、足取りも軽く向かいます♪

    さて、ちょっとクールダウンしたので、また散策開始です!
    楽しみにしていたバーリのお城へ、足取りも軽く向かいます♪

    ノルマンノ スヴェヴォ城 城・宮殿

  • ノルマン時代の1132年にルッジェーロ2世の命によって要塞が造られますが、1156年に取り壊されます。その後1233年にフェデリーコ2世が残存していた骨組みなどを利用して再建、さらにアンジュー家の時代には幾度もの改修が行われ、現在の姿になっています。<br /><br />アラゴン朝時代にはイザベッラの宮殿として、またブルボン朝時代には牢獄や兵舎として使用された経緯もあり、時代の流れの中で様々な遍歴を見つめてきた城と言えます。

    ノルマン時代の1132年にルッジェーロ2世の命によって要塞が造られますが、1156年に取り壊されます。その後1233年にフェデリーコ2世が残存していた骨組みなどを利用して再建、さらにアンジュー家の時代には幾度もの改修が行われ、現在の姿になっています。

    アラゴン朝時代にはイザベッラの宮殿として、またブルボン朝時代には牢獄や兵舎として使用された経緯もあり、時代の流れの中で様々な遍歴を見つめてきた城と言えます。

  • 現在内部にはロマネスク様式の柱頭や彫刻などの建築部材が展示されていたり、不定期で特別展や催し物が開催されているようです。<br />

    現在内部にはロマネスク様式の柱頭や彫刻などの建築部材が展示されていたり、不定期で特別展や催し物が開催されているようです。

  • 入口でチケットを買おうとすると、あれ、なんかやけに静か・・・<br />なんとこの日は臨時休館だったのです。え~~、すごく楽しみにして来たのに(T_T)<br /><br />今回のプーリア旅行ではあちこちで城を訪れたのですが、運悪くどこも閉まっていて入れなかった・・・唯一入れたターラントのお城は小学生の遠足と一緒になり、まともに見学できず終い。だから、バーリのお城は特に期待して来ただけに、ホントに残念(泣)<br />

    入口でチケットを買おうとすると、あれ、なんかやけに静か・・・
    なんとこの日は臨時休館だったのです。え~~、すごく楽しみにして来たのに(T_T)

    今回のプーリア旅行ではあちこちで城を訪れたのですが、運悪くどこも閉まっていて入れなかった・・・唯一入れたターラントのお城は小学生の遠足と一緒になり、まともに見学できず終い。だから、バーリのお城は特に期待して来ただけに、ホントに残念(泣)

  • ガッカリしても腹は減る。<br />気がつけば12時をまわっていました。そうだ、ランチタイムにしちゃお~♪<br />B&amp;Bのオーナーが紹介してくれたお店へ向かうべく、城の前から南へ伸びるボエモンド通り(Via Boemondo)へ入ります。<br /><br />ほどなくして、小さく可愛らしい教会が現れました。<br />”サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会(Chiesa di Santa Maria degli Angeli)”<br />1630年に建造されましたが、20世紀になって全面的に改修されたようです。どうりで扉口の彫刻がやけにクッキリしてると思った。<br />バラ窓、その下の二連窓、そして扉口を囲む細やかな彫刻、プーリア・ロマネスクの特徴が表れています。<br />中も見たかったのですが、閉まっていて入れませんでした。

    ガッカリしても腹は減る。
    気がつけば12時をまわっていました。そうだ、ランチタイムにしちゃお~♪
    B&Bのオーナーが紹介してくれたお店へ向かうべく、城の前から南へ伸びるボエモンド通り(Via Boemondo)へ入ります。

    ほどなくして、小さく可愛らしい教会が現れました。
    ”サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会(Chiesa di Santa Maria degli Angeli)”
    1630年に建造されましたが、20世紀になって全面的に改修されたようです。どうりで扉口の彫刻がやけにクッキリしてると思った。
    バラ窓、その下の二連窓、そして扉口を囲む細やかな彫刻、プーリア・ロマネスクの特徴が表れています。
    中も見たかったのですが、閉まっていて入れませんでした。

  • 少し進むと、また目の前に教会が現れました。<br />”サン・ドメニコ教会(Chiesa di San Domenico)”<br />こちらも残念ながら閉まっていて、中には入れませんでした。

    少し進むと、また目の前に教会が現れました。
    ”サン・ドメニコ教会(Chiesa di San Domenico)”
    こちらも残念ながら閉まっていて、中には入れませんでした。

  • 新市街と旧市街を分けるヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り(Corso Vittorio Emanuele Ⅱ)に出ました。この通りを挟んで建つ2つの重要な建造物があります。<br /><br />一つ目は”パラッツォ・デル・ゴヴェルノ(Palazzo del Governo)”、県庁です。<br />19世紀に元々ドメニコ会の修道院があった場所に建てられた、ネオクラシック様式の庁舎です。

    新市街と旧市街を分けるヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り(Corso Vittorio Emanuele Ⅱ)に出ました。この通りを挟んで建つ2つの重要な建造物があります。

    一つ目は”パラッツォ・デル・ゴヴェルノ(Palazzo del Governo)”、県庁です。
    19世紀に元々ドメニコ会の修道院があった場所に建てられた、ネオクラシック様式の庁舎です。

  • 二つ目は”ピッチーニ市立劇場(Teatro Comunale Piccini)”。<br />1854年建造で620席を有する劇場です。こちらもネオクラシック様式のエレガントな風貌。中央に並ぶ円柱が神殿を思わせます。<br /><br />ランチのお店にはこの劇場の西側を走るカイローリ通り(Via Cairoli)へと入って行きます。

    二つ目は”ピッチーニ市立劇場(Teatro Comunale Piccini)”。
    1854年建造で620席を有する劇場です。こちらもネオクラシック様式のエレガントな風貌。中央に並ぶ円柱が神殿を思わせます。

    ランチのお店にはこの劇場の西側を走るカイローリ通り(Via Cairoli)へと入って行きます。

  • カイローリ通りを南へ南へと歩いて行く。<br />途中、アレッサンドロ・マリア・カレガーティ通り(Via Alessandro Maria Calegati)との角に建つ邸宅が美しくて、しばし立ち止まって眺める。

    カイローリ通りを南へ南へと歩いて行く。
    途中、アレッサンドロ・マリア・カレガーティ通り(Via Alessandro Maria Calegati)との角に建つ邸宅が美しくて、しばし立ち止まって眺める。

  • そして目指すランチのお店に到着!<br /><br />”ガストロノミア・デル・チェントロ(Gastronomia del Centro)”<br />宿泊しているB&amp;B Meloのオーナーが「美味しいから絶対行ってみて!」とお勧めしてくれたお店です。<br /><br />Gastronomia del Centro<br />Via Nicolo Putignani, 123 - 129, 70122 Bari <br />Tel:+39 080 521 5220<br />http://gastronomiadelcentrobari.it/index.html#header

    そして目指すランチのお店に到着!

    ”ガストロノミア・デル・チェントロ(Gastronomia del Centro)”
    宿泊しているB&B Meloのオーナーが「美味しいから絶対行ってみて!」とお勧めしてくれたお店です。

    Gastronomia del Centro
    Via Nicolo Putignani, 123 - 129, 70122 Bari
    Tel:+39 080 521 5220
    http://gastronomiadelcentrobari.it/index.html#header

  • お店に着いたのは12:20、まだ少し早いので私が一番乗りでした。<br />明るく清潔感のある店内で、気持ち良く食事ができそう。

    お店に着いたのは12:20、まだ少し早いので私が一番乗りでした。
    明るく清潔感のある店内で、気持ち良く食事ができそう。

  • 店内に入るとすぐ目の前にカウンターがあり、お惣菜や魚介類がたくさん並んでいます。刺身やお寿司もあるんですよ。見るからに新鮮そうでした。<br />テイクアウトもできるようで、ピーク時にはカウンターに並んで順番を待つお客さんがたくさんいました。

    店内に入るとすぐ目の前にカウンターがあり、お惣菜や魚介類がたくさん並んでいます。刺身やお寿司もあるんですよ。見るからに新鮮そうでした。
    テイクアウトもできるようで、ピーク時にはカウンターに並んで順番を待つお客さんがたくさんいました。

  • 魚料理も種類豊富。どれも美味しそう♪

    魚料理も種類豊富。どれも美味しそう♪

  • あれこれ見てたら食べたいものがあり過ぎて、すごく悩む・・・決めかねて女性スタッフにお勧めを尋ねました。<br />そして、まずはこの一品に決定。オオムギ(Orzo perlato)のサラダです。

    あれこれ見てたら食べたいものがあり過ぎて、すごく悩む・・・決めかねて女性スタッフにお勧めを尋ねました。
    そして、まずはこの一品に決定。オオムギ(Orzo perlato)のサラダです。

  • もう一品はモスカルディーニ(Moscardini)、タコのトマトソース煮です。<br />でも、これでは終わりません(^^;)<br />B&amp;Bのオーナーが絶対食べるべき、と言ったティエッラ(Tiella)と言う料理もオーダー。

    もう一品はモスカルディーニ(Moscardini)、タコのトマトソース煮です。
    でも、これでは終わりません(^^;)
    B&Bのオーナーが絶対食べるべき、と言ったティエッラ(Tiella)と言う料理もオーダー。

  • テーブルに着くと、一気にお腹が減りました。<br />グーグー鳴ってるので、パンをちょっとつまむ。プーリアのパンはどこで食べてもモチモチしてて美味しい。

    テーブルに着くと、一気にお腹が減りました。
    グーグー鳴ってるので、パンをちょっとつまむ。プーリアのパンはどこで食べてもモチモチしてて美味しい。

  • そして一品目が登場。オオムギのサラダです。<br />ズッキーニ、パプリカ、ナス、白身魚も入っていて、バジルの風味が効いています。<br />これ、オオムギのプチプチ食感はもとより、バジルと質の良いオリーブオイルの香りが爽やかで、とても美味しかった♪

    そして一品目が登場。オオムギのサラダです。
    ズッキーニ、パプリカ、ナス、白身魚も入っていて、バジルの風味が効いています。
    これ、オオムギのプチプチ食感はもとより、バジルと質の良いオリーブオイルの香りが爽やかで、とても美味しかった♪

  • 二品目、タコのトマトソース煮。オリーブオイルをかけて焼いた香ばしいパンも添えられています。<br />これも絶品!塩加減が日本人にはほどよい加減で優しい味、タコもすごく柔らかく煮てあって、ペロっと平らげてしまいました。

    二品目、タコのトマトソース煮。オリーブオイルをかけて焼いた香ばしいパンも添えられています。
    これも絶品!塩加減が日本人にはほどよい加減で優しい味、タコもすごく柔らかく煮てあって、ペロっと平らげてしまいました。

  • 三品目、お待ちかねのティエッラはリゾットでした。<br />バーリの名物料理らしく、お米と一緒にスライスしたポテト、ムール貝、ズッキーニ、パプリカが炊き込んであります。大地の香りと海の香りが合わさった豊かな風味。<br />これ、B&amp;Bのオーナーが絶対オススメと言うだけあって、本当に美味しかった!イタリアのリゾットは米の芯が残るよう固めに炊くため、日本人が食べると「あれ?ちゃんと炊けてない??」って思いがちなのですが、このティエッラは柔らかめに炊いてあるので日本人にも食べやすいです。<br />ちなみに、このティエッラはランチタイムのみのメニューです。<br /><br />テーブルチャージ 1.5ユーロ<br />水 1ユーロ<br />オオムギのサラダ 3ユーロ<br />モスカルディーニ 5ユーロ<br />ティエッラ 4.5ユーロ<br />合計 15ユーロ 質も量も大満足でこの値段は絶対お得です♪<br /><br />さーて、お腹もいっぱいになったので、また散策を始めよう。<br />続きはバーリの街歩きラストスパートです!

    三品目、お待ちかねのティエッラはリゾットでした。
    バーリの名物料理らしく、お米と一緒にスライスしたポテト、ムール貝、ズッキーニ、パプリカが炊き込んであります。大地の香りと海の香りが合わさった豊かな風味。
    これ、B&Bのオーナーが絶対オススメと言うだけあって、本当に美味しかった!イタリアのリゾットは米の芯が残るよう固めに炊くため、日本人が食べると「あれ?ちゃんと炊けてない??」って思いがちなのですが、このティエッラは柔らかめに炊いてあるので日本人にも食べやすいです。
    ちなみに、このティエッラはランチタイムのみのメニューです。

    テーブルチャージ 1.5ユーロ
    水 1ユーロ
    オオムギのサラダ 3ユーロ
    モスカルディーニ 5ユーロ
    ティエッラ 4.5ユーロ
    合計 15ユーロ 質も量も大満足でこの値段は絶対お得です♪

    さーて、お腹もいっぱいになったので、また散策を始めよう。
    続きはバーリの街歩きラストスパートです!

68いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (12)

開く

閉じる

  • tamaemonさん 2017/11/06 23:58:58
    ポルポ・ポルポ・ポルピーー!
       めておら☆さん、やっとここまで追いつきました!

     10月下旬からバタバタバッタと倒れそうになりながら生きる屍!?
    コメントも中々書けなかったんですが、今回のプーリア、パンが美味しいこと!?ポルポ(タコ)さんに良く出会える?!
    我が家ではシチリア島に行ってから、「ポルポ・ポルポ・ポルピー!」が合言葉?・・・何の意味も無いのですが!?

     歴史が濃い町が多いですね。古い建物も多く、フレスコ画、モザイクに絵画もレベルが高い!・・・こうなるとどうしても思い出してしまうのがロシア・・・あまり書くと怒られそうだけど、イタリアは本当に群を抜いてますね。

     来年の2~3月に、主人がプーリアに出張します。パンが美味しいことは伝えておきました・・・芸術には興味があまり無く、イタリア出張から帰ると、一回り大きくなって!もちろんお腹回り・・・ついでに人間も大きくナアレ!中身のことね!

     前に書くの忘れたんですが、我が家のパスタはアネージ1.7、このパスタ使い始めたら他のが美味しくないの・・・最近はお店であまり売っていないので、アマゾンの業務用3kg買ってます。腕が無くっても美味しく頂けます!

     旅も終盤ですね・・・って私が見てる中ではのお話・・・
    めておら☆さんの旅行記見てると、またイタリアに行きたくなりますね。

     イタリアの夢で!ボナノッテ!

                tamaemon

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/11/07 08:57:40
    Re: ポルポ・ポルポ・ポルピーー!
    tamaemonさん、こんにちは~!

    いつも忙しいところ、ご訪問&嬉しいコメントありがとうございます♪
    ”バタバタバッタと倒れそうになりながら生きる屍”って、仕事忙しすぎ?!風邪も流行ってるし、体調崩したりしてないよね、大丈夫??

    >今回のプーリア、パンが美味しいこと!?ポルポ(タコ)
    >さんに良く出会える?!
    そうそう、ほんとにプーリアではどこに行ってもパンが美味しいし、タコはもちろんだけど魚介類が新鮮プリプリで最高でした。

    >我が家ではシチリア島に行ってから、「ポルポ・ポルポ・
    >ポルピー!」が合言葉?・・・何の意味も無いのですが!?
    ぷぷぷぅ~、tamaemonさんご夫妻ってホントに仲がよろしいですなぁ♪旅行記見てても微笑ましいもんね☆
    私もこれからタコ食べたくなった、またはタコ美味しかったときにはこの合言葉使わせてもらいます(^^)v

    >歴史が濃い町が多いですね。古い建物も多く、フレスコ画、
    >モザイクに絵画もレベルが高い!・・・こうなるとどうして
    >も思い出してしまうのがロシア・・・
    そっかあ、ロシアかぁ。私にとってはまだ見ぬ地、いや、現世ではイタリアでいっぱいいっぱいだから行けないと思うけど、見所は本当に多そうな国ですよね。
    tamaemonさーん、ロシア行ってきて旅行記書いてくださいよぉ~、お願い♪

    >来年の2~3月に、主人がプーリアに出張します。
    おっ、タイムリー!ご主人今度はプーリアですか。美味しいものたくさんあるから、絶対また一回り大きくなって帰ってきそうですね。
    お腹に「あれ、も一人いらっしゃる??」てな具合になって来たら大変!(笑)

    >ついでに人間も大きくナアレ!中身のことね!
    おっと、奥様の辛口コメントだね(笑) でも、イタリア人男性みたいに、大人になっても少年のような心を持ってる人って素敵だと思いますよ☆

    >我が家のパスタはアネージ1.7、このパスタ使い始めたら
    >他のが美味しくないの・・・
    アネージ、名前知らなかったけどネットで写真みたら、見覚えあるよ!
    そっか、これ美味しいんだね。私もネットで買ってみようかな。
    パスタの質によっても美味しさって格段に違いますよね。私の腕でも美味しくなるかぁ~♪ご紹介ありがとうございます。

    そうそう、今回のプーリア旅行記も終盤です。長いこと引っ張っちゃっててごめんね(^^;)
    実際の旅の終わりで寂しさを感じ、旅行記の終わりでまた寂しさを感じ・・・だから、またいっそうイタリアへ行きたい気持ちが募るのですね。
    お互いまたイタリアで素敵な旅をしましょ~う!

    めておら☆

    tamaemon

    tamaemonさん からの返信 2017/11/07 10:37:14
    Re: ポルポ・ポルポ・ポルピーー!
      めておら☆さん、ボンジョルノ!

    tamaemonさーん、ロシア行ってきて旅行記書いてくださいよぉ~、お願い♪・・・だいぶ前の写真で、記憶も喪失!?強烈に残っている壁画のせいかしら?笑

    >来年の2~3月に、主人がプーリアに出張します。
    おっ、タイムリー!ご主人今度はプーリアですか。美味しいものたくさんあるから、絶対また一回り大きくなって帰ってきそうですね。
    お腹に「あれ、も一人いらっしゃる??」てな具合になって来たら大変!(笑)・・・・そうそうイタリアでドラえもん出産!?
    我が家のドラえもんが「パパ・・・」「わしは、お前を産んだ覚えは無い!」???こんな会話してますが、実はイタリア行くたびに産んでた!?大きくなると青い顔が長くなって!?・・・また妄想が始まりました!

     来年の4月下旬頃にヨーロッパ旅行計画中ですが、何にも決まっておらず計画父さん?計画倒産!?・・・このままボケ言葉が一杯になりそうなので、これにて失礼!

                tamaemon

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/11/07 12:06:18
    Re: ポルポ・ポルポ・ポルピーー!
    tamaemonさん、またまたどもです!

    そっかぁ、ロシアはかなり前に行かれたんですね。それじゃあ記憶も薄れちゃうよね。私なんか、昨日食べたものも思い出せないときあるもん。いよいよモーロクしたなぁ~って軽くショック(汗)

    ははは、ご主人イタリアでドラちゃん産み落とすの想像しちゃいました。ドラマみたいな会話もウケる!!(笑)
    こういう妄想って、はじめると止まらなくなっちゃいますよね。私なんかイタリアでたむろしてるおっちゃん達に、勝手にアフレコつけて喜んでるもん。マニアックすぎるね(^^;)

    >来年の4月下旬頃にヨーロッパ旅行計画中ですが、何にも
    >決まっておらず計画父さん?計画倒産!?・・・
    もぉ~、ボケが冴えてるわ(笑)
    計画倒産にならないよう、計画父さん(←ご主人)にしっかりがんばってもらいましょう!早くヨーロッパ行けるといいね♪

    めておら☆

  • masshyさん 2017/11/04 08:46:12
    プーリアもええなぁ~参考になる~
    定年後の移住先を決めるリストに載っけておこうっと!

    私にも二人の娘がおります。
    お金が無いので嫁に出す事が出来ませぬ。
    うちの暖炉に金貨を投げ入れてくれないかな~

    暖炉?無かった!

    私め、現在ダンテに夢中でございます。
    神曲読解に翻弄いたして候。
    そのせいか1300年前後のフィレンツェの歴史を勉強したい。
    でも、フィレンツェには住みたくない。

    住むなら南。
    シチリアかプーリアか?

    気候が良くて、人が温かいところ。

    めておら☆さんだったら何処?

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/11/04 10:32:54
    Re: プーリアもええなぁ~参考になる~
    masshyさん、ぶぉんぢょるのぉ~♪

    いつもご訪問&嬉しいコメントありがとやんす!!

    >お金が無いので嫁に出す事が出来ませぬ。
    >うちの暖炉に金貨を投げ入れてくれないかな~
    ははは、サン・ニコラ様にお願いしないとね~(笑)
    私も一人もんなので、老後の資金お願いしとこうかな~・・・って
    そういや私も暖炉無いわ(汗)

    >私め、現在ダンテに夢中でございます。
    >神曲読解に翻弄いたして候。
    あ、新曲読んでるの?原文で?!私もいつかイタリア語のやつを読破したいと思いつつ、まだ手をつけられずにいます。
    古い言い回しが多くて大変でしょう?すごいねmasshyさんはホントに勉強家だ☆

    >住むなら南。シチリアかプーリアか?
    >気候が良くて、人が温かいところ。
    そうですね、私も南がいいなぁ。シチリアのゆったりした時間の流れや物価やに慣れたら、もう本土には戻れなくなりそうだけどね(笑)
    フィレンツェはきっと色んな意味で住みやすいだろうなってのはわかる。でもね、私もなぜか住む気にはならないなぁ。
    そう、やっぱり人が温かいところがいいね。あ、あと食べ物が安くて美味しいところ~!これ重要!

    めておら☆

    masshy

    masshyさん からの返信 2017/11/04 11:09:03
    Re: プーリアもええなぁ~参考になる~
    YouTubeで今道先生のダンテ解説を聴くと必ずや神曲の虜になりますぞ!
    Nel mezzo del cammin di nostra vita
    mi ritrovai per una selva oscura,
    ché la diritta via era smarrita.

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/11/04 11:54:37
    Re: プーリアもええなぁ~参考になる~
    masshyさん、またまたどもです!

    あれ、そのフレーズ、最近のNHK毎日イタリア語で取り上げてたよ。
    わっ!今道先生ってこんなにyoutubeにUPしてるんだね。
    私も聞いてみまーす。
    またまた良い情報ありがとうございます♪

    めておら☆
  • るなさん 2017/10/31 13:03:26
    偉大なる歴史
    めておら☆さん、ちゃぁぁぁお♪

    2週続けての週末台風にはまいった。
    今日はグッと気温が低いし、いきなり冬になってしまったような感じ。毎年秋が短くなっている気がします。

    やっぱりバーリとかデカイ街はどうしても後回しにしがちよね~
    マリアンヌさんも私もちっこいマニアックな場所が好きだし(笑)めておら☆さんもかな?
    でもさ、イタリアってどの街も、歴史がそのまんまあちこち街角に出現してるからすごいよね。ローマなんて歩けば遺跡にあたるって感じだし。

    お昼寝中のシニョーラが可愛い♪
    私、孫が出来たら「ばぁば」なんて呼ばせない!「ノンナ」って呼ばせるつもり(笑)

    ロミオとジュリエット逸話みたいなArco delle Meraviglie、いいねぇ~とっても素敵な風景だ。これを1日で造るとは、周りをも動かす愛の力は偉大だ。
    メキシコにもあるんだぞ!その名も「Callejon del Beso口づけの小路」(笑)イタリア語なら「Vicolo del bacio」かな?

    プーリアの街を彷彿するような真っ白な聖堂内、アーチが細かくリズムを刻んでいて素敵な空間ね。
    シンプルだとその美しさはストレートに伝わる。
    剥がれてしまっているフレスコ画が何だか切ない...歴史の流れを感じるね。

    古いモザイクもいいな。モザイクを見るとイタリアを感じる。そりゃやっぱラヴェンナだよね♪

    ダスティーカラーのクリプタも素晴らしいねぇ~
    ってかあれ、ミイラなの?????( ;∀;)びっくり。あまりに保存状態が良すぎて怖い。

    発掘士や修復士が成り立って行けるのは、歴史の国イタリアならではなのかも???
    こんな歴史の足跡が残るバーリにあっぱれだ!!

    るな

    るな

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/10/31 14:56:12
    Re: 偉大なる歴史
    るなさーん、ぶぉんぢょ~るのっ♪

    いつもご訪問&楽しいコメントありがとうございます!
    ホントに2週連続の台風には参りましたね。しかも週末って・・・
    あれから気温もガクっと下がっていよいよ寒い季節がやって来たね。カゼっぴきさんも多いので、気をつけてくださいね~。

    >やっぱりバーリとかデカイ街はどうしても後回しに
    >しがちよね~
    そうなの、そうなの!ローマなんてその最たる例だ。行きたい気持ちはいつもありつつも、どこかに”いつでも行ける感”があるからか後回し。そうそう、ローマと言えば、さっきるなさんのローマ旅行記にお邪魔してひとりで爆笑してたんだ。すっごい買い物袋提げて、パニーノばくついてた!イタリア人もびっくりだね(笑)
    私もね、イタリアではあんな感じです。食材買い込んでB&B戻るまで待てずに、大量の袋ブラ下げたままジェラート買ったら地面にボトっと落としたことあるもん(汗)
    ほんと、るなさんの旅行記見てると私の知らないローマの表情が垣間見えて、そんなの探しにまた行きたくなります。

    >マリアンヌさんも私もちっこいマニアックな場所が
    >好きだし(笑)めておら☆さんもかな?
    そうですよ~、私も小さい町の雰囲気の方が好き。基本東北人だから都会より落ち着くってのもあるんだろうなぁ。
    でも、ローマは大好きです。同じ都会でもミラノはあまり興味無いんだけど・・・。

    >お昼寝中のシニョーラが可愛い♪
    >私、孫が出来たら「ばぁば」なんて呼ばせない!「ノンナ」
    >って呼ばせるつもり(笑)
    ね、ね、あのおばぁちゃん、キュートですよね。真っ赤な服もよく似合ってて。
    るなさんがおばぁちゃんになったとこなんて想像できない!
    でも、「ノンナ」って呼び方は響きも可愛いからちょっと許せるね。私の場合は「ノンノ」の方が適当な感じだけどな(^^;)

    >ロミオとジュリエット逸話みたいなArco delle Meraviglie
    そうですよね、バーリ版ロミジュリだ♪でも、ホントに1日で造ったのかなぁ・・・それはちと疑問が残りますが、そもそも”奇跡”が大いイタリアなので、素直に信じておこう。
    「Callejon del Beso口づけの小路」、ネットで見たよ。すごい、これってバルコニーに居ながらにしてキスできちゃうんだ、画期的だわー!!

    >プーリアの街を彷彿するような真っ白な聖堂内
    >シンプルだとその美しさはストレートに伝わる。
    ほんと、仰るとおりです!レッチェで見た極々細かい彫刻の祭壇なんかも美しかったけど、シンプルな美しさこそ胸に染みるなぁ~って、今回プーリア・ロマネスクの芸術を見てつくづく感じました。

    >古いモザイクもいいな。モザイクを見るとイタリアを感じる。
    >そりゃやっぱラヴェンナだよね♪
    ラヴェンナまだ行ってないのぉ~!みなさんの旅行記とか拝見すると、すっごいですよね。生で見たらもっとすごいんだろうな~☆はよ行かねば!

    >ミイラなの?????( ;∀;)びっくり。あまりに保存状態が
    >良すぎて怖い。
    そうでしょう?!私もてっきり木像だと思って近づいたもんだから、ミイラと気づいておったまげ~(@@;)
    しかも、殉教時に首をはねられてるのに元に戻ってる・・・これもやっぱり”奇跡”なんだよね・・・??

    バーリは思いのほか街並みが素敵で、みどころもたくさんあって楽しかったですよ。いよいよ今回のイタリア旅行記もあと2話なので、薄れ行く記憶を辿りながらがんばって仕上げようと思いま~す。

    めておら☆
  • マリアンヌさん 2017/10/30 12:54:30
    Amo cripta♪
    めておらさん、Ciao☆

    旧市街の入り口の広場の遺跡、サンタ・マリア・デル・ブォンコンシリオ教会っていうんだね。時間がなくて気になったけど急ぎ通り過ぎちゃったよ。
    アルコ・デッレ・メラヴィエなんてあったんだ!素敵なラブストーリーもいいね。

    それにしても私が2度も入れなかったサン・サビーノ大聖堂、素晴らしい。
    後塵にもフレスコ画あったのね、ライオンは中にもいて。
    なによりクリプタが凄過ぎる!
    ミカエル様もいるし、聖コロンバのミイラ、極めつけのスッコルポ。
    初期キリスト教的なフレスコ画やモザイクや碑文、書かれたラテン文字、遺跡・・・どれもこれも垂涎ものだわ。
    めておらさんに見せて頂いて、リベンジしなくちゃ!

    スヴェヴォ城、開いてなかったのね。残念。
    でもガッカリしても腹は減るにうけちゃいましたョ♪
    お勧めのガストロノミア、安くて美味しそう。是非、バーリ再訪の時はいかなくちゃね。
    ではまた。
    マリアンヌ

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2017/10/30 13:56:22
    Re: Amo cripta♪
    マリアンヌさーん、ぶぉんぢょるのっ♪

    いつもご訪問とうれしいコメント、ありがとう!

    >旧市街の入り口の広場の遺跡、サンタ・マリア・デル・
    >ブォンコンシリオ教会っていうんだね。時間がなくて
    >気になったけど急ぎ通り過ぎちゃったよ。
    そうだよね、結構マイナーな場所だし、先に教会とか見たいところたくさんあるもんね。
    私は以前にバーリの旅番組でこの遺跡を紹介してて、遺跡好きなもんだから立ち寄ってみたかったんだ。

    >アルコ・デッレ・メラヴィエなんてあったんだ!
    >素敵なラブストーリーもいいね。
    そうそう、一人者の私には羨ましい限りなお話しなんだけどね。
    でもさぁ、あのアーチ、ほんとに一晩で造ったのかなぁ??それはちょっと疑問・・・

    >私が2度も入れなかったサン・サビーノ大聖堂、素晴らしい。
    マリアンヌさんもそんな事あるんだね。私よりは絶対運がいい感じがするんだけどなぁ。私は青の洞窟に2回も入れなかったとか、レッチェまで行って一番楽しみにしてたサンタ・クローチェ見られなかったとか、そんなのよくあるんだけどね(^^;)
    バーリではサン・ニコラの方が人気あるみたいだけど、私はサン・サビーノの雰囲気がすごく気に入ったな。地下がすごかったしね☆
    そうそう、ここのクリプタにもミカエル様居たんだよぉ~♪彼、ホントによく登場するよね。さすが我らがヒーロー!
    あぁ、マリアンヌさんのモンテ・サンタンジェロの旅行記に出てきたミカエル像、また思い出して目がハートになっちゃう(#^^#)

    >スヴェヴォ城、開いてなかったのね。残念。
    バーリはまた次回プーリアを巡る際に立ち寄りたいなぁと思ってるので、お城はリベンジです!
    マリアンヌさんがいつかフェデリーコ2世ゆかりの地を巡る旅したら、また旅行記参考にさせてね。
    ではでは~

    めておら☆

めておら☆さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

めておら☆さんの関連旅行記

めておら☆さんの旅行記一覧

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

イタリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
イタリア最安 307円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

イタリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP