2017/05/17 - 2017/05/18
1位(同エリア10件中)
めておら☆さん
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アルタムーラはプーリア州とバジリカータ州の境界、標高480mの高地にある町。この辺りは硬質小麦の一大産地であることから、上質のセモリナ粉を使った美味しいパンで有名です。
食いしん坊の私はそのパンが食べたくて食べたくて、ずーっと前から恋い焦がれていた町でした。
ところが!アルタムーラに行こうと決めていろいろ調べ始めたら、パン以外の大きな魅力が隠されていることにだんだんと気づいて行く・・・
始めは「パンだけ買えればいいや~」くらいに思っていたのですが、もはや街歩きに重点を置きたいと思うようになりました。
そうして訪れたアルタムーラ。
さて、まずはどんな表情を見せてくれるんでしょうか♪
□1日目 5/12 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→バーリ・パレーゼ空港
□2日目 5/13 バーリ・パレーゼ空港(レンタカー借出)→カステッラーナ・グロッテ→ポリニャーノ・ア・マーレ→モノーポリ
□3日目 5/14 モノーポリ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→チステルニーノ
□4日目 5/15 チステルニーノ→オストゥーニ→ブリンディジ→レッチェ
□5日目 5/16 レッチェ→オートラント→ガッリーポリ→レッチェ
■6日目 5/17 レッチェ→ターラント→アルタムーラ
□7日目 5/18 アルタムーラ→カステル・デル・モンテ→バーリ・パレーゼ空港(レンタカー返却)→バーリ
□8日目 5/19 バーリ
□9日目 5/20 バーリ・パレーゼ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6日目 5/17(水)
「ターラント(後編) 海と廃墟と魚介料理、なんじゃこりゃ?!な魅力満載の町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11280327
楽しかったターラントを後にし、次の町アルタムーラ(Altamura)へ向かいます。
洞窟住居で有名なマテーラの近くなのですが、マテーラは一度訪れているので今回はパス。大好きだから、いずれもう一度行きたいのですが・・・
マテーラの旅行記はコチラ → http://4travel.jp/travelogue/10684343?lid=prev_travelogue_from_travelogue
ターラントからアルタムーラまでは車で約1時間半、途中ターラントからボローニャまでを結ぶ高速道路、A14(アウトストラーダ・アドリアーティカ)を通ります。 -
高速道路のゲートで券を取り、快調にドライブスタート♪
これが今回の旅で唯一通った有料区間です。イタリアは、高速道路といっても無料の区間もかなり多いし、料金もすごく安い。高速料金の高い日本からすると、とても羨ましい限りです。 -
青い空、ラジオから流れるポップイタリアーノ、交通量も少ないのでついついスピード出ちゃう♪
あっと言う間に出口の料金所に着きました・・・・・ -
・・・が!!
調子に乗って、うっかり現金払いではなくカード払いのゲートに入ってしまった(大汗)
カード使おうか迷いましたが、よく「入れたカードが出てこなくなった」などの話を聞いたことがあったので、使いたくない・・・
そうしてると、「カード使わないなら、レシート出すから後払いして!」とマイクの声。そして支払機からペロペロとレシートが出て来た。
けど・・・後払いってどうやってやるの??
「このレシートでどうやって後払いすればいいんですか??」とマイクに向かって問いかける。
しかし・・・無情にも応答は無いのでした(泣)
聞かれてもわからないように日本語で「なによぉ、教えてくれたっていいじゃん(怒)」と悪態をつき、その場を立ち去る。
・・・ま、そもそも間違った自分が悪いんだけど(^^;) -
これがその時のレシート。
一番上の赤線の部分に、”MANCATO PAGAMENTO(未清算)”と書かれています。その横にある10ケタの番号(一部消してありますが)が、問合せ番号。
その下には”IMPORTO DA PAGARE(支払金額)”とあり、2.6ユーロの金額が入っています。私がこの時乗った区間、約30kmの料金です。
さらに下の四角で囲んだ部分には、「通行した日から15日以内に、ホームページwww.autostrade.itにアクセスして支払ってください。」てなことが書いてあります。
すぐに払ってしまいたかったのですが、当日は未払いのデータがホームページに反映されず、翌日にスマホでせっせと手続きしました。
ホームページにアクセスし問合せ番号を入力すると未払金額が表示されるので内容を確認、OKなら決済手続きに進みます。支払いはカード利用となります。
わずか2.6ユーロの為にこんな手間がかかってしまったという情けないお話・・・。
ま、こんなことするのオッチョコチョイな私くらいのもんでしょうが、何かの参考になればと思い、書きとめました。 -
高速道路を降りると、こんな田園風景が延々と続きます。
のどかな景色を眺めながら走っていると、正面に小高い丘が見えてきた。
あれがアルタムーラの町かな?あと30分ほどで到着するので、わくわくしてきます♪ -
アルタムーラの町に入りました。
旧市街まで、どんどん坂を上って行きます。 -
16:00 旧市街の入口にほど近い、サンタゴスティーノ通り(Via Sant'Agostino)に到着。今夜宿泊する”B&B Sant'Agostino”があります。
事前にオーナーに問合せて、車はB&Bの建物の前に無料で路駐できると聞いていたので、入口の真ん前に駐車。
ちなみに、写真の奥に鐘楼のようなものが見えますが、あそこが旧市街なのでホントにすぐ近く。しかも無料駐車場がある宿を探していたので、このB&Bはまさに理想的でした。 -
ここがB&Bの入口。この建物の2階がB&Bになっています。
到着時間を連絡していたので、オーナーのローザがやって来て中へ案内してくれました。
B&B Sant'Agostino
Via Sant'Agostino 19 2°piano, 70022 Altamura
Tel:+39 333 695 2885
※HPが無いので、Booking.comで予約しました。 -
まずは朝食ルームへ行きチェックイン。簡単に説明を受け、支払も済ませます。
オーナーのローザはとても気さくで親切、町の観光スポットについていろいろと教えてくれ、また、夕飯にオススメのお店を尋ねると、親戚がやっているお店に連絡して予約もしてくれました。
ちなみに、朝食はこの部屋でいただくのですが、別途2.5ユーロのオプション。
私はBarで朝食を取りたかったので、素泊まりのプランにしていました。 -
そしてこれが私の部屋。1泊40ユーロ、ダブルのシングルユースです。
とっても清潔で調度品も落ち着いた色合い、安らげる雰囲気で、一目見ただけで気に入りました。 -
ベッドの寝心地もよし。
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ソファや壁の絵なども趣味がいい。
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小さいけど冷蔵庫も付いてます。
タオルはもちろん、ドライヤーもちゃんと備わってました。 -
バスルームも掃除が行き届いていて清潔。
-
シャワーも広々使えます。
-
アメニティーはバスソープくらいだけど、1泊40ユーロというリーズナブルな料金を考えたら、全然問題ありません。
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バルコニーから外を眺める。
B&Bのあるサンタゴスティーノ通りは、静かで落ち着いた印象。安心して滞在できそうです。 -
バルコニーの花がとってもキレイ☆
-
真下を見ると、私のSmartくんが駐車してあります。
宿のすぐ下に、しかも無料で駐車できるってホントに便利♪ -
16:30 B&Bを出て、アルタムーラの街歩き開始!
サンタゴスティーノ通りを西に100mほど歩くと、もう旧市街の入口が見えてきます。 -
”バーリ門(Porta Bari)”
旧市街北端の入口。高い壁と住居が一体になった部分にアーチが開いています。
アルタムーラの名前は、高い壁を意味する”アルタ・ムーラ(alta mura)”に由来しています。旧市街はこの6mもある中世の城壁に囲まれた町なんです。
ま、現在残っているのは城壁のほんの一部になっているのですが。 -
バーリ門のアーチには神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(イタリア語だとフェデリーコ2世)の紋章が。
プーリアを旅していると、”フェデリーコ・セコンド・ディ・ズヴェーヴィア(Federico Ⅱ di Svevia)”の名をよく耳にします。
ズヴェーヴィア(svevia)とは6代に渡り神聖ローマ帝国の皇帝を排出した、ドイツのホーエンシュタウフェン王家を指し、イタリアではフェデリーコ2世がシチリア王となってからホーエンシュタウフェンの支配が始まります。
フェデリーコ2世はプーリアをこよなく愛していたと言われ、その為か、プーリアには彼ゆかりの建造物がいくつも残されています。代表的なのはアンドリアの郊外にあるカステル・デル・モンテですね。
このアルタムーラも、実はフェデリーコ2世ゆかりの町。この旧市街にある大聖堂は彼の命により造られたものなんです。
さて、どんな町なのか・・・楽しみ♪ -
アーチをくぐると旧市街を南北に貫くメインストリート、フェデリーコ2世通り(Corso FedericoⅡ di Svevia)に入ります。
ターラントで廃墟をたくさん見てきた後なので、なんだかとっても閑静な佇まいに感じる・・・ -
あ、またアーチだ。
アーチのある風景は、いつも素敵。そして通り抜けるワクワク感がいい。 -
ここは店先?
おっちゃんが二人、イスを並べて談笑してます。私が通ると不思議そうな顔で眺める(笑) -
ちょっと歩くと、またおっちゃん。こちらはゆるゆる~なムードで立ち話。
東洋人が珍しいのか、私をガン見してます(笑)
旧市街にちょっと足を踏み入れただけで気づいたのですが、アルタムーラはおっちゃん率が高い!
あちこちで、こんな風に集うおっちゃんを見かけます(^^;) -
ふと脇をみると、気になるお店の看板。
”かて(KATE)”って何?!
UOMOは”男性”の意味だから、男性服のお店らしいけど・・・
”かて”って何よ、”かて”って(?_?;) -
フェデリーコ2世通りを歩いていると、右手にこんな広場が。
どこだろう? -
レプッブリカ広場(Piazza Repubblica)でした。
通りや広場を示すプレートは町によってイロイロでとてもお洒落なものもありますが、アルタムーラのプレートもステキ♪ -
レプッブリカ広場の一画にツーリストインフォメーションがあるので地図をもらおうと思ったのですが、閉まってた(-_-;)
-
レプッブリカ広場を奥へ進むと、市庁舎(Municipio)があります。
町の規模に合ったさほど大きくない建物ですが、気品と風格を感じさせるには十分な風貌。 -
フェデリーコ2世通りに戻ると、またもやおっちゃんの集い!
こうして日がな1日同じところに集うおっちゃん達は、イタリアではよく、ホントによく見かける光景だけど・・・
それにしたってアルタムーラは、おっちゃんパラダイス☆ -
おっちゃん達に気をとられていたら、小さな教会に辿りついてました。
”サン・ニコラ・デイ・グレーチ教会(Chiesa di San Nicola dei Greci)”
1232年にギリシア正教会の建物として建てられましたが、16世紀後半に再建されたのが現在の建物になっています。
司教であり神学者でもあったミラの聖ニコラオス(イタリア語だと聖ニコラ)に捧げられた教会。 -
アーチが重なる美しい扉口が印象的なファサード。
この扉口は1574年から1576年にかけて造られ、アーチの一つ一つに繊細なレリーフが施されています。
この写真ではわかりませんが、新約・旧約両聖書の場面が彫られているんだそうです。 -
内部は小さいながらも手の込んだ装飾が施されている印象。
まず最初に目が行くのは、木製の天井です。 -
17世紀に南イタリアの無名の画家によって描かれた天井画。
無名とはいえ、その素晴らしい作品に心が動かされます。
中央には”聖ニコラの栄光(La Gloria di San Nicola)”、その周囲4ヶ所には聖ニコラの生涯が描かれています。 -
主祭壇。
色大理石を用いた祭壇は、独特な形状をしています。 -
祭壇画は”聖母戴冠(Incoronazione della Vergine)”。
17世紀のもののようです。 -
クーポラは淡いクリーム色で、品があります。
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入口上部にはシンプルなパイプオルガン。
その後ろのバラ窓からは明るい光が煌々と射し込みます。 -
主祭壇右手には小さな木製の説教壇。
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主祭壇に向かって左手はこんな感じ。
アーチを象った祭壇が3つあります。 -
”ミラの聖ニコラの祭壇(Altare di San Nicola di Myra)”
教会の守護聖人を祀るのは、みごとな彫刻が施された木製の祭壇。 -
細やかな彫刻。黄金に塗られまばゆいばかりです。
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-
中央の聖ニコラの像は、褐色の肌でオリエンタルな雰囲気。
左手には聖書を持ち、右手で祝福のポーズをとっています。 -
こちらはキリストの磔刑像が飾られた祭壇。
-
うつろなキリストの表情、傷口から流れる血・・・
あ~、見てるだけで痛い(><;) -
”ラ・サレットの聖母の祭壇(Nostra Signora de La Salette)”
1846年9月19日にフランスのラ・サレットで、2人の子供の前に聖母マリアが現れたという逸話に由来する祭壇。
19世紀に作られた木製の聖母像は、聖母マリアが出現した際に身につけていたとされる金色のエプロン、白い靴、大きな冠、そして首から下げた十字架を忠実に再現しています。 -
主祭壇に向かって右手。
こちらにも祭壇が3つあります。 -
”聖ベアトリーチェの祭壇(Altare di Santa Beatrice)”
304年に殉教したローマの聖女、ベアトリーチェの祭壇。
他の祭壇同様、唐草の彫刻が本当に美しい。 -
聖ベアトリーチェが描かれた祭壇画。
304年にローマで殉教した際の様子が描かれているようです。 -
祭壇の下には聖ベアトリーチェの遺体が安置されています。
-
”アッシジの聖フランチェスコの祭壇(Altare di San Francesco d’Assisi)”
中央には聖フランチェスコの木像が置かれています。
同じ木製の祭壇とはいえ、それぞれ趣が違う。この祭壇は目の覚めるような金と赤のコントラストが印象的です。 -
サン・ニコラ・デイ・グレーチ教会に向かってすぐ左手にも教会があります。
”サン・ビアージョ教会(Chiesa di San Biagio)”
1628年に建てられたこの教会、ファサードはシンプルなのですが、左側に描かれた大きなフレスコ画が特徴です。 -
5mもの大フレスコ画には、幼子キリストを背負う聖クリストフォロが描かれています。
-
サン・ビアージョ教会からほどなくして、高い鐘楼がそびえる建物が見えてきます。
アルタムーラのドゥオーモです。 -
ドゥオーモの北側にはドゥオーモ広場があります。
広場の中央には”戦没者慰霊碑(Monumento ai Caduti)”が。 -
広場の西には”時計塔(Torre dell'Orologio)”があります。
ドゥオーモとくっついてるみたい。 -
ドゥオーモ広場の東側、ドゥオーモの入口の向いにあるステキな邸宅は、”メロディア邸(Palazzo Melodia)”。
19世紀半ばに建てられたものですが、20世紀になってから有力貴族であるメロディア家の所有となった為、その名がついています。
ネオクラシック様式のエレガントな風貌。1階と2、3階の中央に施された円柱が特徴ですが、2階の大きなバルコニーもいい雰囲気です。 -
そしてこれがアルタムーラのドゥオーモ、”サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta)”。
フェデリーコ2世の命で13世紀に建てられたもの。時代の流れとともに幾度か改修が行われ、プーリアロマネスク、ゴシック、バロックなどの特徴が融合しています。
フェデリーコ2世はプーリア州に数多くの建造物を残していますが、その中でも聖堂建築は、このドゥオーモが唯一のものなんだそうです。 -
まず大きな特徴と言えば、ファサード上部にそびえる2つの鐘楼。
もともとは右側に1つだけだったのですが、16世紀に全く同じものを左側にも付け加えたんだそうです。 -
そして、このバラ窓の繊細な彫刻!
16世紀に作られたものです。美し~い☆ -
この大聖堂の一番のみどころは、この扉口。16世紀のもので、扉まわりの細やかな彫刻が圧巻です!
扉を囲むアーチにはキリストの生涯における22のエピソードが描かれていて、物語は反時計回りに進行して行きます。
また、アーチの右下にはひざまづく処女マリア、左下には大天使ガブリエルが彫られており、この2つを合わせると”受胎告知(Annunciazione)”を表現していることになります。 -
右下の処女マリアと左下の大天使ガブリエルを組み合わせてみると、受胎告知のできあがり。
-
扉のすぐ上には”最後の晩餐(L'Ultima Cena)”が彫られています。
横長のテーブルにキリストと12使徒が並んでいる感じ。よく見ると、テーブルにはパンやワイン、魚などもちゃーんと彫られているんです。
最後の晩餐の上には聖母子像も彫られています。 -
それにしてもスゴイ!ほんとにスゴイ!!
こんなに繊細に彫り込めるなんて、職人の執念みたいなのを感じます。 -
こちらはアーチの左側なので、物語の終盤。
キリストの磔刑や復活などが見て取れます。 -
アーチ左下に、受胎告知の大天使ガブリエルがいます。
この扉口は本当に素晴らしかった。しばし舐めまわすように見てしまいました。 -
扉の両脇には2頭のライオン。
神社でいうと、狛犬かな。こうして聖堂を守っているんですね。 -
内部はパステルカラーの色彩豊かな空間。比較的新しく感じるのは19世紀に大掛かりな改修が行われている為です。
-
平面はこんな感じ。
三廊式になっており、円柱で仕切られた両側廊にはそれぞれ6つずつの礼拝堂と、扉口も1つずつあります。 -
黄金の漆喰装飾が美しい天井。
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内陣は円形の窓から差し込む神々しい光に照らされています。
白と多色の大理石を用いた祭壇は1735年に作られたもの。主祭壇の両側にパイプオルガンが配置されているのが珍しい。 -
祭壇画は”聖母被昇天(Assunzione della Vergine)”、1546年にナポリの画家によって描かれたものです。
鮮やかな色彩が美しく、また遠近法も有効に用いられています。 -
主祭壇右手、つまり右側廊の奥に備わっているパイプオルガン。
1879年にトリノから取り寄せたものだそうです。 -
こちらは主祭壇左手、つまり左側廊奥のパイプオルガン。
アルタムーラのオルガン職人が1860年に作ったものだそうです。とても可愛いデザイン☆ -
重厚感のある木製の説教壇は16世紀のもの。
-
反対側から見ると、鉄の螺旋階段がとってもエレガント!
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聖堂内を歩きながら、時折上を眺める。
どこにも隙の無いみごとな装飾と心まで明るくなるようなその色彩に、ただただ見惚れます。 -
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側廊の礼拝堂はどれも、こんな風にアーチの中に祭壇があり、その中央に祭壇画又は聖人像が置かれ、両脇の壁には絵画が飾られている、というパターンになっていました。
写真は”受胎告知を受けた最も尊い聖母の礼拝堂(Cappella della Santissima Annunziata)”・・・長い名前ですが。
中央のステンドグラスの下にキリストの顔だけが残るフレスコ画がありますが、これは14世紀から15世紀のものではないかと言われています。 -
”受胎告知を受けた最も尊い聖母の礼拝堂(Cappella della Santissima Annunziata)”
左手の壁には”守護天使(L'Angelo Custode)”、1875年の作品です。
少女を導く優しげな表情の天使、見ているだけで心が穏かになる絵です。 -
”受胎告知を受けた最も尊い聖母の礼拝堂(Cappella della Santissima Annunziata)”
右手の壁には”聖母マリアの神殿奉献(Presentazione di Maria al Tempio)”、1874年の作品。
幼い聖母マリアがエルサレムの神殿を訪れる場面です。 -
”コスタンティノープルの聖母の礼拝堂(Cappella della Madonna di Costantinopoli)”
大理石の祭壇と中央の聖母子の石像は1535年に作られたものです。
どちらも同じ人物が手掛けたものですが、石像は色を塗る段階で作者が亡くなった為、下部が未完成、つまり色が塗られていない状態のままなんだそうです。 -
”コスタンティノープルの聖母の礼拝堂(Cappella della Madonna di Costantinopoli)”
左手の壁には聖トンマーゾ・ダクイーノ(San Tommaso d'Aquino)の絵が。1875年の作品です。
イタリアの神学者、そして哲学者でもあったドミニコ会士のトンマーゾ・ダクイーノ。ドミニコ会の修道服を着て机に向かう姿、とても知的です。 -
”嘆きの聖母の礼拝堂(Cappella dell'Addolorata)”
上部にキリストの磔刑像、その下にキリストの死を嘆く聖母マリアの像と、一つの場面のように演出された礼拝堂です。 -
”嘆きの聖母の礼拝堂(Cappella dell'Addolorata)”
祭壇上部、大きな木製の磔刑像。 -
”嘆きの聖母の礼拝堂(Cappella dell'Addolorata)”
磔刑像の下には天を仰いで嘆き悲しむ聖母の像。こちらは多色大理石で作られています。 -
”嘆きの聖母の礼拝堂(Cappella dell'Addolorata)”
左手の壁には”聖家族(Sacra Famiglia)”、19世紀にジュゼッペ・マラスキーニという画家が描いたものですが、実はラファエロの聖家族のコピーなんだそうです。 -
オリジナルと比較してみる。
右がラファエロのものですが・・・
ちょ~っと違うかなぁ(^^;) -
”嘆きの聖母の礼拝堂(Cappella dell'Addolorata)”
右手の壁には”San Giovanni Evangelista”の絵。19世紀の作品で、これもジュゼッペ・マラスキーニが描いたドメニキーノのコピーなんです。 -
これもオリジナルと比較してみる。
右がドメニキーノのものですが・・・
う~ん、やっぱり違いますねぇ(@@;) -
その他にも絵画がたくさんあり、さながら美術館のようでした。
これは”洗礼者ヨハネの礼拝堂(Cappella di San Giovanni Battista)”にあったもの。
”キリストの変容(Trasfigurazione)”ですが、これもラファエロのコピー。
もう比較はしないでおこう・・・ -
これも”洗礼者ヨハネの礼拝堂(Cappella di San Giovanni Battista)”の1枚。
”聖母の結婚(Sposalizio della Vergine)”、言わずと知れた、ラファエロのコピー。 -
”プレゼーピオの礼拝堂(Cappella del Presepe)”
アルタムーラのドゥオーモで私が一番興味深かった礼拝堂。
1587年に地元の石を彫って作られたプレゼーピオがあるんです。
私はプレゼーピオを見るのが大好きなので、ことさら食い付いて眺めてました。 -
上部は大勢の民や羊、その中を東方三博士が通る様子が彫られています。
-
中央の洞窟になっている部分にはプレゼーピオの定番、キリストの誕生が表現されています。
-
プレゼーピオの礼拝堂には美しい多色大理石の祭壇もありました。
18世紀のもので、中央には同じく多色大理石で作られた聖体容器が置かれています。 -
円柱に支えられた天蓋のような洗礼盤(fonte battesimale)もありました。
-
美術館のようなアルタムーラのドゥオーモを満喫して、そろそろ外へ出ることに。
入口の方を眺めても、やっぱり美しい・・・☆
バラ窓から射し込む光で、パステルカラーの色彩がより明るく映えています。 -
ドゥオーモを出て、フェデリーコ2世通りをまた南に向かって歩く。
何歩か歩いたかな、ってところでまた教会が。
”サン・ミケーレ教会(Chiesa di San Michele)”
わっ、大好きな大天使ミカエル様の教会だ♪
17世紀建造で、煉獄の魂に捧げられた教会なんだそうです。 -
入口上部には大天使ミカエルの像。
今日もドラゴンを退治して、足で踏んづけてます。カッコイイ~(笑)
残念ながら閉まっていたので、中は見られませんでした。 -
フェデリーコ2世通りをさらに南へ歩く。
でも、どうやらもう終点が見えて来ました。
小さなアルタムーラの旧市街。その真ん中を南北に貫くフェデリーコ2世通りは、端から端まで歩いても500mに満たないですからね。 -
路地があるといちいち覗いてしまう癖がついてますが、そうすると、時折こんな素敵なシーンに遭遇するからやめられない。
-
あれ?!また”かて(KATE)”がある!!
さっきは男性服だったけど、こっちは女性服の店だ。
ますます深まる謎・・・”かて”って何よ、”かて”って・・・(?_?;) -
あ、また素敵な路地♪
-
そしてもう旧市街の終点に到着しました。
北のバーリ門同様、こちらも一応門のようになってます。 -
門をくぐると新市街。
向こうに大きな大きなクーポラを持った”サン・ドメニコ教会(Chiesa di San Domenico)”が見えます。
行きたい気持ちは山々・・・でも、まずは街歩きしたいから、後で時間があったら行ってみよう。 -
そしてもう一度旧市街へ戻ります。
折り返して、先ほど通り抜けた門を再び入る。ここにもフェデリーコ2世の紋章が掲げられています。
この後はじーっくり街の中を巡って、アルタムーラの町の魅力を探ります。
そして、楽しみにしてたパンも買いに行くぞ~♪
アルタムーラ1日目の後編に続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- tamaemonさん 2017/09/27 20:40:12
- パン屋パン屋・・・お預け?!
- めておら☆さん、コンニチハ!
アルタ村!?ある田村?日本語にすると覚えやすい町の名前ですね・・・妄想状態!
初めて聞いた名前ですが、イントロに美味しいパン屋さん!これは楽しみ!って見てたら、何て素適な教会が!その中の絵画も無名?すっばらしい!じゃあないですか?ミケランジェロと同じ頃の作品でしょうか?画風が似ているような作品もありましたね。
少なからず影響は受けているのでしょうね。
ふと、ロシアの教会の絵を思い出し苦笑・・・誰かのいたずら描きかと思ったくらい酷かったので、それと比べると本当にイタリアは小さな町の教会でさえ、見事な作品が多くて、そのまま美術館状態ですよね。
もちろん、教会の装飾や建物も素晴らしいですが・・・。
「かて」「はて?」にしたほうが日本人にはインパクトありますよね。どういう意味なんでしょう?
20年ほど前にフランスのスキー場のブティックで購入したTシャツに「緑の園」って書かれてたんです!?お店の人から「どういう意味?」「グリーンパーク」って言っときましたが、どこかに載っていた漢字をそのまま使ったんでしょうね。変な意味ではなかったので問題ないですが、日本で売ってる英字、怪しいのが多いですからね!
続きのパン屋さん、楽しみにしてます!
tamaemon
- めておら☆さん からの返信 2017/09/27 22:26:23
- Re: パン屋パン屋・・・お預け?!
- tamaemonさん、こんばんは~☆
いつもご訪問&いいね、そしてコメントもありがとうございます(^^)
>アルタ村!?ある田村?日本語にすると覚えやすい町の
>名前ですね・・・妄想状態!
ちょっとちょっとぉ、しょっぱなから笑っちゃうじゃない!
座布団一気に10枚あげたいよ~(笑)
>ミケランジェロと同じ頃の作品でしょうか?画風が似て
>いるような作品もありましたね。
>少なからず影響は受けているのでしょうね。
同時代のものもあったけど、もっと近代になってからのものも多かったですよ。
偉大なミケランジェロだもん、後世の画家たちはやはり憧れとか目標とか、彼に追いつけ追い越せみたいなのはあったでしょうね。
>ふと、ロシアの教会の絵を思い出し苦笑・・・
>それと比べると本当にイタリアは小さな町の教会でさえ、
>見事な作品が多くて、そのまま美術館状態ですよね。
そうなんだぁ。私はイタリアしか知らないからわからないけど、他国には結構レベル低めの作品もあるのかな?
いや、イタリアの教会はホント、ヘタな美術館より秀逸な美術品が揃ってますよね。絵画がたくさん飾られてる教会もあって、しかもそれが無料で見られちゃうなんて、イタリアってそういうとこが太っ腹だなぁって思いますよね。
>「かて」「はて?」にしたほうが日本人にはインパクトありますよね。
も~~う、tamaemonさん、お願いだから笑点出てよぉ(笑)
そしたら私、座布団運びで出るから。
>20年ほど前にフランスのスキー場のブティックで
>購入したTシャツに「緑の園」って書かれてたんです!?
>問題ないですが、日本で売ってる英字、怪しいのが多い
>ですからね!
海外で見る日本語って、そりゃ違うだろう?!ってのよくありますよね。私はイタリアで「牛肉」って書いてるTシャツ着てるイタリア人に遭遇し、笑いこらえるのに必死でした。
逆に考えると、日本で売ってる英字のTシャツなんかも、アメリカ人が見たらとんでもないこと書いてるかもしれない・・・
って考えると、英字のロゴが入ってる服は必然的に避けるようになりますよね。
いやいや、コメントでこんなに笑わせてもらっちゃうのも珍しいわ♪
tamaemonさん、ありがとー♪
次の旅行、もう計画中?何が飛び出すか楽しみです。
めておら☆
-
- るなさん 2017/09/23 02:45:17
- パンの街アルタムーラ!
- めておら☆さん、こんな時間におばんです☆
今、すごい雨や...
アルタムーラと言えばPane♪だよねぇ〜
私もマテーラに行くからアルタムーラまでパン食べに行こうかな?なぁんて思ってはいるんだけど、マテーラでも食べられるってことなんでたぶん行かないだろうな(苦笑)
そう言えば神楽坂にフォカッチャ専門店があって、アルタムーラで修行された方がやってるお店があるんですよね。行ってみたいな。
こんなところに日本語が見られるとはびっくりですね。しかも意味不明(爆)「カテ」ってなんやろ?
しっかしホントにおっちゃんだらけだね( ;∀;)たいていたむろってるのはおっちゃんだもんね。おばちゃんはあんまりこういう光景には存在してないから不思議。
最初の教会はこんなに簡素なのに、中はすごいのねぇ〜天井も美しいし祭壇の装飾もまた繊細で美しいわ。
大聖堂はさすがの存在感!でも、逆に中はパステル調でちょっと意表を突かれた感じだな〜こんな色味の教会あんまり見たことないかも。
アルタムーラってこんなに見所があるんだねぇ。知らなかったわ。
ちょっと行ってみたくなってきた(笑)でも、マテーラは1泊やしあんまり時間ないしな...
るな
- めておら☆さん からの返信 2017/09/23 08:29:22
- RE: パンの街アルタムーラ!
- るなさーん、おはようさんです!
めっちゃ遅い時間に旅行記覗いていただいたんですね!わたしゃぁもう鼻ちょうちん(←これも古い!)で寝ていたってのに・・・
ありがとうございました♪
> 私もマテーラに行くからアルタムーラまでパン食べに行こうかな?
> マテーラでも食べられるってことなんでたぶん行かないだろうな
そうですよね、マテーラすっごく近いもんね。
私もマテーラ大好きだから、アルタムーラでパン買ってマテーラに泊まろうかと思ってたんです。でも、アルタムーラって町の中にオモシロイ仕組みがあって、それをどうしても見たくなっちゃった。
> そう言えば神楽坂にフォカッチャ専門店があって、アルタムーラで
> 修行された方がやってるお店があるんですよね。行ってみたいな。
うぅ〜、わたしゃあ東北人なので、そんなこじゃれたお店はあまり無いのですよぉ(泣)
東京とか羨ましい。イタリア料理とかイタリアの文化に関する施設やお店がたくさんあって。イタリア人もいっぱい居るしねぇ。
> こんなところに日本語が見られるとはびっくりですね。
> しかも意味不明(爆)「カテ」ってなんやろ?
でしょ、でしょ?!すっごくモヤモヤするの。何?なんなの、”かて”って?!
「買って」って意味だったら超ウケるけど。
> しっかしホントにおっちゃんだらけだね( ;∀;)たいていたむろって
> るのはおっちゃんだもんね。
そうなんですよねぇ。イタリア七不思議のひとつだわ。一番の謎と言っても過言ではないくらい。どこの町に行っても、かならーずああやって日がな一日たむろしてるじゃないですか。
こっちが1日かけて町をぐるっと回って元の場所に戻ると、まだ同じメンツで同じ状態でいる!!あれ、ほんと笑えますよね〜。すごく愛らしい風景ではあるけど。
女性が強いイタリアだから、父ちゃんは家に居るよりガキんちょの頃からの友達とたむろしておしゃべりしてた方が気楽なのかな(笑)
> 大聖堂はさすがの存在感!でも、逆に中はパステル調でちょっと意表を
> 突かれた感じだな〜こんな色味の教会あんまり見たことないかも。
ね、ね、あんなパステルカラーって見たことないですよね。近代になって改修されてるから、ちょっと今風になり過ぎちゃった感もありますけどね。
> アルタムーラってこんなに見所があるんだねぇ。知らなかったわ。
> ちょっと行ってみたくなってきた(笑)でも、マテーラは1泊やし
> あんまり時間ないしな...
うん、マテーラは絶対的に魅力的な町だし、やっぱりそっちを優先するべきだと思う。
アルタムーラの町の魅力は、超微力ではありますが次の回で書こうと思ってますので。写真ヘッタクソだから伝わらないかもしれないけど・・・(^^;)
そうそう、るなさんのポジターノ編にお邪魔したら、”写真撮るるなさんの写真”があった!かっちょえぇ〜!また得した気分♪
ああやって1枚1枚を丁寧に撮られてるんだなぁって感じた。私は歩きながら流れの中でバシャバシャって感じなので。しかも古いコンデジ(大汗)
ポジターノはアマルフィに行くとき通過して、バスの中から見ただけなんです。いつかじっくりと訪れたいと思ってた。いいねぇ、やっぱりアマルフィコーストの町々は☆
ではでは、よい週末を〜(^^)/
めておら☆
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