2017/07/25 - 2017/07/26
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norijiroさん
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日本からベルギーへ入国する際、ブリュッセル空港で入国審査官に「ブルージュには行くよね」と聞かれた。「行きません」と答えると奇人扱いされて入国できない、ということはないと思うが、それほどにブルージュはベルギー随一の観光名所といってよいだろう。なにせ街がまるごと世界遺産に登録されている。数年前に私の両親が行き、彼らから「とてもよかった」という雑な感想を聞いたこともあった。何がどうよいのか、それは自ら確かめるしかない。「前世はロンドンっ子だったかも」などとロンドンにシンクロしきった身(胃腸以外)に、中世の古都はどう映るのか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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世界に冠たる大都市・ロンドンを後にしたわれわれ。やっとこさ乗り込んだユーロスターでふたたびドーバー海峡を越え、ブリュッセルへと戻ってきた。ブルージュはローカル線でさらに1時間ほどの場所にある。
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ブルージュ駅へ到着。駅と市街地は歩いても15分ほどらしいが、荷物もあるためタクシーでホテルへ。
ブルージュ駅 駅
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ブルージュの宿は、「ザ・タウンハウス・ラグジュアリー・ゲストハウス」。朝食付きのいわゆるB&Bで、このタイプの宿泊施設に泊まるのは初体験だ。到着早々、フレンドリーなオーナーと握手で英語初級テキスト的挨拶を交わすことに。ホテルとはまた違ったアットホームな感じがよい。
The Townhouse Bed & Breakfast ホテル
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B&Bの設備はピンキリと聞いていたが、ここの客室はホテルにもまったく引けをとらない。
セーフティボックスがなかったので、その旨をオーナーに尋ねたところ、「ここいらでは泥棒なんて聞いたことないよ、あっはっは」とのこと。 -
子どもたち歓喜の2段ベッド。
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水回りも清潔で新しい。
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夕食のため、ホテルを出て散策。世界遺産になっているだけあって、中世の雰囲気そのままの町並みがどこまでも続く。
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築200年、300年は当たり前、といった感じ。
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ブルージュのシンボル・鐘楼が見えてきた。旧市街の中心に位置するマルクト広場に面したレストランに入店。
ベルギーとフランスの鐘楼群(ベルギー) 史跡・遺跡
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待ってました、バケツいっぱいのムール貝。もちろん、ビールとフリッツも忘れない。久々の黄金三点セットに大満足。
マルクト広場 (ブルージュ) 広場・公園
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こちらもベルギー名物のコロッケ。ソースはかけないようだが、チーズ味でサクッといける。ご飯がおいしいって、幸せだ。「食事とは栄養素をとるもの」と割り切れる英国人にはなれそうにない。
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夜景をみながらホテルへ帰還。翌日からの散策も楽しみだ。
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「北のベネチア」といわれるだけあって、水路と建物の美しさはひときわ。むしろベネチアを「南のブルージュ」と呼ぶべきではないか。夜の短い散歩だったが、あたりの素晴らしい景色に感激し、早くも「前世はロンドンっ子だが、前前前世くらいはブルージュっ子だったかもしれない」などと思うのであった(適当すぎる)。
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翌朝。B&Bの魂ともいうべき朝食がはじまった。シンプルながらも気合いが入っていて、朝から活力がみなぎる。
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メインのオムレツ。見た目よりも具材が多く、なかなかのボリューム。
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こちらは目玉焼き。卵料理はとにかく丸く薄く、という調理方針のようだ。
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街歩きを開始。環状の水路で囲まれた旧市街は、どの通りも中世のまま。
ブルージュは13世紀から15世紀ごろまで、ヨーロッパの一大貿易港として大繁栄した歴史をもつ。中世のユーロポートといってよい。しかしその後は北海までの運河が土砂の堆積により使用できなくなり、港はすっかり衰退してしまった。その間にこの地方の中心はアントワープへ移ってしまったため、ブルージュは近代の開発にさらされることなく、中世の栄華がそのまま残されているという。このあたりの経緯は台湾の鹿港とよく似ている。 -
旧市街の外とつながる目抜き通りの一つ・カーテライネ通り。午後になると各地からやってくる多数の観光客でにぎわう。
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ホテルから5分ほど歩いてやってきたのはベギン会修道院。他都市の修道院と合わせて、13施設が「フランドル地方のベギン会修道院群」として世界遺産となっている。
ベギン会修道院 寺院・教会
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門をくぐれば、時が止まったような静かな空間が広がる。
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真っ白な壁が美しい。
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質素な雰囲気の教会。ろうそくを灯して功徳を積んだ。
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修道院に併設された博物館では、かつての修道女たちの共同生活の様子が展示されている。ベギン会修道院は女性の自立を目的に建設されたもので、一般的にイメージする信仰一筋な施設とは少し異なるらしい。経済活動が大いに奨励されていたようで、手広く事業を営んでひと財産築いた修道女もいたとか。
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修道院の前には、白鳥で有名な「愛の湖公園」が広がる。すごいネーミングだ。
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修道院から世俗に戻り、街いちばんの高さを誇る聖母教会をめざして移動。
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ここから船に乗り、運河クルーズに出発。出来損ないのような人魚姫像?がお見送り。
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運河にかかるいくつもの橋をくぐりながら進んでいく。被写体になるわれわれ。
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工事用の鉄パイプで分かりづらいが、写真中央に見えるのが「世界一小さい窓」。うちの窓のほうが小さい! と思われる方もいると思うが、一応「ゴシック建築で」という条件だそう。残念ながら、家の壁に小さな穴をあけても世界一の称号は得られない。いろいろな世界一があるものだ。
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水路に面したクラシカルなホテルの建物。石造りの建物に木の壁というのはめずらしい。
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全裸で馬跳びをする謎の像。
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古い街並みがどこまでも続く。
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30分のクルーズで、街並みを存分に楽しめた。
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クルーズの後は聖母教会を見学。塔は高さ122mで、完成までに約200年かかったらしい。ほぼ30階建てのビルに相当する巨大建築だ。
聖母教会 (ブルージュ) 寺院・教会
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教会の内部には、ブルージュの至宝と称されるミケランジェロの聖母子像が飾られている。聖母は憂いを含んだ表情、などと紹介されているものを見たが、育児疲れ、という気がしないでもない。
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祭壇に手をあわせるシャルル突進公。かつてこの地を支配したブルゴーニュ公国の王様である。突進公って何となくかっこいいと思ったが、「無鉄砲公、軽率公などとも訳される」とあり、どちらかというと無謀系の人だったようだ。先祖には「豪胆公」「無怖公」などがいて、「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」を地で行くような方だが、一国の王ともなれば、2階から飛び降りて腰を抜かす程度ではすまない。無鉄砲な王様が軽率に突進するとどうなるか…というわけで、1477年、ナンシーの戦いで戦場に散った彼の代で公国は滅びたのであった。
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隣には一人娘のマリーが並ぶ。美女中の美女とたたえられたらしい。
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聖母教会の向かいにあるメムリンク美術館へ。12世紀半ばから19世紀末まで聖ヨハネ病院として診療していたもので、病院に寄進された多くの美術作品が展示されている。
元病院だけあって、かつての手術道具なども紹介されている。メムリンク美術館 (聖ヨハネ施療院) 博物館・美術館・ギャラリー
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【閲覧注意】人の目にメスを刺したままカメラ目線でキメる。現代ならインスタ映え間違いなし?
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【閲覧注意】どう見ても患者さんはお亡くなりのようだが、なぜか満足げな執刀医たち。
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有名だという「聖カタリナの神秘の結婚」の絵だが、意図はよく分からない。メムリンクという15世紀の画家の代表作らしく、好きな人にとっては必見の傑作なのかもしれない。
が、正直なところ、序盤でみた医学系の絵のほうがインパクトがあった。 -
ぶらぶらと散歩しながら、マルクト広場にやってきた。
同じ名称の広場が各地にあるが、マルクトというのはオランダ語やドイツ語で市場を指す語だという。ここブルージュのマルクト広場でも、毎週水曜日に青空市が開かれている。マルクト広場 (ブルージュ) 広場・公園
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鐘楼にのぼろうと思ったものの、入り口には50人程度の行列ができていた。しばらく並んでみたが、一向に行列が進まない。内部に入れる人数を最大70人に制限しているようで、先に入場した誰かが出てこないと新たに入れない仕組みだ。5分に1人くらいしか出てこないので、そのペースだと優に2時間は待つことになる。せっかく近くに泊まっているのだから、朝のオープンと同時に第一陣として一気に入ってしまったほうがよいだろう。今回はパスして、また来ることにする。
ベルギーとフランスの鐘楼群(ベルギー) 史跡・遺跡
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市役所前のブルグ広場にある聖血礼拝堂へ。
聖血礼拝堂 (聖血博物館) 寺院・教会
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2階がメインの礼拝堂になっており、右側のホールに「聖血」が展示されている。
聖血とは、なんとおそれ多くもキリストの血である。これは12世紀に十字軍に参加したフランドル伯が、エルサレムから持ち帰ってきたものだという。壇にのぼって神父から見せていただくような形になるのだが(撮影厳禁)、長さ20cmくらいのガラス管のなかに、鼻血をふいたティッシュのようなもの(失礼)が詰めてあった。たいへん貴重なものを見ることができてありがたい。 -
ブルージュの飲食店は、なぜか水曜日に休みというところが多い。この日がまさにその水曜日である。どの店も休みで困ったが、かろうじて営業していた「マクシミリアン・ファン・オーステンレイク」へ。ベギン会修道院の向かいにあり、店内の雰囲気はブルージュの街並みに合っている。
マクスィミリアーン ファン オーステンレイク 地元の料理
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軟らかく煮込まれたビーフシチュー。
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クリームソースのかかった鮭のムニエル風。揚げてない魚を久しぶりに食べた。毎食お腹いっぱい食べているせいか、イギリスで減った体重が利子つきで戻ってきた感がある。
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ブルージュの地ビール。さっぱりと軽い感じで飲みやすい。
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