2017/07/21 - 2017/07/21
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norijiroさん
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2017年の夏休み、近年の渡航先とは違った場所へと考えつつ、頭に浮かんだのはヨーロッパ。この方面は2013年のクロアチア旅行以来、疎遠となっている。次男も4歳になり、12時間のロングフライトも問題ない。よし、久々にヨーロッパへ行くか! やはり夏の海外旅行の花形はヨーロッパだ。
が、実際に航空券の価格を見ると、その決意がみるみるしぼんでいく。長男が小学生なので、渡航期間は学校の夏休み中にならざるをえない。そう、欧州旅行のウルトラハイシーズンである。候補地や日程をいろいろと変えて予約を試みるが、航空券だけで4名様往復60万円、甚だしきに至っては70万円超! この無慈悲な狂乱プライスと妻の顔を交互に見れば、ブラウザの「戻る」ボタンを押す以外の選択肢がなくなる。妻からは「航空券の予算50万円以内」と厳命されているのだ。
もちろん、海外の航空会社、さらに経由便ともなれば、かなりお手ごろなものも存在する。しかし、以下の理由でこれらは泣く泣く却下した。まず、子連れなので面倒なトランジットは避けたい。ただでさえ長い搭乗時間がさらに長くなるのも避けたい。年末年始にマレーシアで遭遇したロストバゲージ(正確にはディレイ)もマイナスに作用する。経由地が増えるほど、荷物がなくなる可能性は高まるのだ。さらに、直行便であったとしても機内映像プログラムの問題がある。字幕の洋もの映画では、子どもたちは退屈しのぎができない。やはり、日本のアニメやバラエティ番組が大量に用意されているほうが望ましい。昼便ならなおのことである。というわけで、もうはっきり言えば、JALかANAの直行便しか選択肢がないわけだ。もちろん、子どもたちが「日系航空会社がいい」と要望したわけではなく、親側の勝手な「忖度」の結果ではあるのだが。
日系2社のサイトで、めげずに片っ端から調べていった。すると、どういうわけか1か所だけ、総額40万円台前半という航空券が見つかった。それがANAの成田-ブリュッセル便である。際立つ安さの理由は不明であるものの、これに乗らない手はない。よし、これも何かの縁。ベルギーへ行こう!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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搭乗を前にはしゃぐ二児。二人とも飛行機は大好きなのだ。次男は前日に微熱を出して体調が懸念されたが、1日ゆっくりと寝て無事に快癒。冬に比べて体調管理は容易とはいえ、悪名高き「夏かぜ3兄弟」などがあったりするので油断ならない(かぜ、という割には症状が重い)。
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昼便での12時間移動だが、映画を見たり本を読んだりして、意外と退屈しない。おもしろそうな本はすぐに読まず、この日のためにとっておいたかいがあった。
機内食はまたしても特別オーダーのカレー。通常の機内食の味を忘れつつある。 -
長時間のフライトだと、たいてい一度は激しい揺れに見舞われる「狂おしいひと時」が訪れる。だがこの日は離着陸時以外でベルト着用サインが点灯することはなく、実に快適だった。飛行機の揺れが苦手な自分としては非常にありがたい。ところがまさに着陸の瞬間、乗客の誰もが「?!」となるような不可解な動きをした(機体が斜めに跳ねる感じ)。その後は何事もなかったかのように到着したが、あれは何だったのだろうか。
ブリュッセル空港 (BRU) 空港
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空港から電車に乗って、ブリュッセル中央駅へ到着。ブリュッセル中心部には、北・中央・南の各駅があるが、観光スポットはこの中央駅近辺に集中している。
さてヨーロッパといえば、最近の話題はテロ一色である。ブリュッセル中央駅でも、この1か月ほど前にテロ未遂事件が発生したばかり。駅の各所では銃を構えた2人組の兵士が警戒している。前述のテロ未遂事件でも、その場にいた兵士が容疑者を即無力化し、被害は生じなかったらしい。たいへん頼もしいが、一方でブリュッセルはスリや置き引き等の犯罪が多いと聞く。兵士はコソ泥までは捕まえてくれないだろうから、こちらはこちらでスリに警戒しないといけない。ブリュッセル中央駅 駅
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この日の宿は、中央駅のすぐ向かいにあるヒルトンホテル。部屋が広くて快適だった。ロケーションも申し分ない。今回の旅行ではこの1泊だけだったが、後日、このホテルにピンチを救われることに。ここでもう一度強調しておきます。ブリュッセル中央駅前のヒルトンはとても快適だ。
ヒルトン ブリュッセル グランド プレイス ホテル
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セーフティボックスの内側にコンセントがついていた。中に電子機器を入れながら充電もできるというアイデア商品。
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夕食のため、ホテルから中心部へ向かう。週末ということもあるのか、あふれる観光客でたいへんなにぎわいだ。久々のヨーロッパの町並みに胸が高鳴る。
予想に反して結構暑い。旅行前、ほとんど準備が終わったころに現地の天気予報を見た。すると、気温は晴れ予想の日でも25度にいかないぐらい。2年前に行ったバンクーバーと同じレベルであることが推察された。バンクーバーではほとんどの時間を長袖で過ごし、持参した半袖はほとんど用なしだったことが思い出される。翻ってスーツケースのなかの衣類を見るに、ほぼすべてが半袖。そこで一度入れた衣類を引っ張り出し、急遽長袖メインの構成に修正した。
妻としては本当にそんなに涼しいのか、面倒な衣類の入れ替えまでする必要があったのか、かなりの疑念があったようである。私は天気予報という科学的根拠をもって長袖を決断したのだが、現地に着くとどうも様子がおかしい。夏らしい陽気に包まれ、周囲はみんな半袖ではないか! 子どもが上着を脱ぎはじめたあたりで、妻から「暑い!」との発言があった。これは気温に対する感想ではなく、私に対する当てこすりであることは明白。明日からは涼しくなるといいな…。 -
気を取り直し、5分ほど歩いてやってきた世界遺産・グランプラス。世界一美しい広場ともいわれ、18世紀ごろに建てられた同業者組合の建物がぐるりと広場の周囲を取り囲む。この金ぴかでゴテゴテした感じ、とてもよい。
グランプラス 広場・公園
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それほど大きな広場ではないが、周囲の建物群は圧巻である。一つでも十分に絵になるものがこれだけ並んでいるのだから、オールスター総出演といった趣きだ。
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その右腕(諸説あり)に触れると幸運が訪れると言われるセルクラースの像。今回は何が起きる?
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夕食は、グランプラスから小道を少し行ったところにある「シェ・レオン」。
この「肉屋通り」付近には観光客相手の飲食店が林立しており、歌舞伎町顔負けの強力な呼び込みが各所で行われている。ガイドブックによると、いわゆる「ぼったくり店」も多いそうで、「呼び込みがしつこい店は要注意」とのこと(写真左側の店がそうというわけではありません。念のため)。
そのなかで、ここシェ・レオンは地元の方もよく利用するという優良店なのだとか。シェレオン 地元の料理
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メニューを見てもよく分からないので、とりあえずおすすめのセットを注文。ムール貝にフリッツ(フライドポテト)、ビールという構成である。
湯気をあげながら到着した熱々のムール貝は白ワイン蒸しで、シンプルなあっさり塩味。むにっとした肉厚のムール貝は少々小ぶりだが、まろやかな甘みにほんのりとした磯の風味が加わり、クセもなくいくらでも食べられる。そして、ベルギー名物のフリッツとビールも絶品。日本人には想像もつかないような組みあわせの夕食であるが、ムール貝を食べ続けて「ちょっと脂と炭水化物がほしいな」と思うと、そこにフリッツ、そして「塩気を中和したいな」と思うと、そこにはビール。口の中が冷えたところに再び熱々のムール貝と、抜群のコンビネーションを誇る。この「ムール貝・フリッツ・ビール」を、ベルギーの黄金三点セットと呼ぶことにした。以後、禁断症状があらわれて、ベルギー滞在中は三日にあげず黄金三点セットを所望するのであった。
このベルギー旅行、食という面からも十分に楽しめそうだ。隣国のオランダやらドイツと違い、美食の国として知られるだけのことはある。 -
オリジナルデザインの殻入れ。ほしい(たぶん非売品)。
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子どもにはチャイルドメニューのボロネーゼを。なんと無料サービスである。さすが優良店。
食後も外はまだ明るく、もうすこし町歩きをしたかったが、日本時間ではすでに草木も眠る丑三つ時。翌朝も早いため、体力を温存してホテルへと戻った。
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