大船切通ー2017年秋

2017/10/10 - 2017/10/10

　鎌倉市大船にある熊野神社と多聞院の裏山の尾根を通るのが大船切通で、切通で道が交差した三叉路となっている。一方は西側から、他方は北側から入り、六国見山に向かうのである。この北側から入る旧道には10基程度のやぐらが見られる。ただし、現在はこの北側から入る旧道は通れなくなっている。
　また、この三叉路には隧道（トンネル）が掘られ、熊野神社北側の平地にも出られる。現在、ここの場所は資材置き場か何かになっており入れない。
　さらに複雑なことに、熊野神社の北側の尾根を貫いて手掘りの隧道（トンネル）もある。この隧道（トンネル）は三叉路にある隧道（トンネル）の機能を代替したものであろうか。なお、この隧道（トンネル）の中には熊野神社に向かって戦時中に防空壕が掘られた。
　すなわち、やぐらが掘られた鎌倉時代頃には大船切通が掘削され、以降、時代が下がっても手掘りの隧道（トンネル）が掘られて、大船切通へ街道が集まるように改修されてきたようだ。
（表紙写真は大船切通の交差点）

エリア 鎌倉(神奈川)

大船切通の北側の入口。現在は通れなくなっている。

切通直下には隧道（トンネル）。

防空壕。

隧道（トンネル）を出た横の道。

隧道（トンネル）を出た横の道の出口。

大船切通の西側入口。

大船切通の三叉路。

大船切通の三叉路。

大船切通への北側入口。

大船切通の三叉路に隧道（トンネル）。

大船切通の三叉路に隧道（トンネル）。

大船切通。

大船切通。

大船切通。

大船切通。

大船切通が終わりに近づく。

竹林の下に熊野神社。

竹林の下に多聞院の墓地。

多聞院墓地のやぐら。

多聞院墓地とやぐら。

多聞院。

多聞院の裏門。

多聞院の裏道。

切通は終わって山道。

大船高校横のT字路。

「高野１号緑地」。