★街十色～ 滋賀 近江八幡のいろ うみのいろ　その１ 長命寺と沖島に行った所まで 篇★

2017/10/05 - 2017/10/05

京都で大好きなバンドのライブがあり、平日だといつも
「一日休んでライブの後一泊、始発の新幹線で帰ってそのまま出勤」
というパターンで生きております。

が、今回、秋分の日に取れなかった連休をここで使う
→丸二日間遊べる→ずっと温めていた近江八幡プラン
（近江八幡と沖島を巡る）を実行する時では！と行って来ました。

近江八幡で宿が取れず彦根に泊まったり
二日目が雨の予報だったので直前で予定を変えたり、
などがありましたが、それが逆に良い方向に行った
とても素敵な旅になりました。
滋賀、近江八幡（と彦根）大好きです！また行きます！

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは今回も東京駅の祭。

『駅弁味の陣』というイベント中でした。

前回が思い出せないくらい久々のひかり。

イベントの企画にまんまと乗らされ
食後気を失ってるうちに、

米原到着～。そして、

近江八幡駅へ。

駅から長命寺経由休暇村行きのバスに乗車。

近江八幡駅から琵琶湖に浮かぶ沖島行きの船の出る
堀切港に直接行く方も、北口６番乗り場のこのバスですが
平日は特に本数とても少ないです。

約３０分で長命寺のバス停、降りました。

看板犬と猫の居るお店は、平日はやってないのかな。

本来は、ここのお店の前を通り過ぎて奥へ進むと
長命寺への808段の階段が現れるのですが、

「長命寺→」の看板がいくつも立っている
こちらの道を進んでしまいました。

この道は長命寺に一番近い駐車場（八合目）まで行く車道で
「道を間違えた」と気付いた頃には
行くのも戻るのもどうにもならない辺りまで来ていた。

仕方ないのでそのまま車道を登る。

山道を登る事約20分で長命寺駐車場に到着。

ほとんどの方はこちらに車を停めたり
タクシーでここまで来たりしていました。

駐車場からでも100段の階段があります。

淡々と辿り着いた様に見えるかもしれませんが
きつ過ぎて写真は撮れず、徒歩で登り始めた事を後悔したり
なんてのを始めとして、何の感想も持つ余裕無し。

最初の目的地で汗だく既にボロボロ。

とりあえず「ふえぇー」みたいなアホな声しか出ませんが
お地蔵さん、ひとつよろしく。

西国三十三カ所第31番札所

関西には一年に何度も行っていて
札所巡りもずいぶん前に始めたのに
終わる気配がありません。

本堂の前から更に登って、

振り返ると、琵琶湖の絶景。

トンビが輪を描いて飛んでいて
（でも写真を撮るのにちょうど良い所には来ない）
のどかです。登って良かった。

太郎坊の前からの景色、とか
少しずつ眺望が良くなって行くのですが
見てる人にはほとんど同じ写真ですね。

団体さんがいらっしゃったので
参拝を後にしていました。本堂へ。

別の団体さんが。大人気だな。

西国三十三カ所は期間限定のお札が頂けたり
散華が頂けたり何かしらのイベントがあるので
本当はイベント毎に巡ると良いのですよね。
今は記念印が頂ける様です。
いくつものイベントを跨いでいて申し訳ない。

寺院に置かれるカメヤマローソクのベンチ。
この文化は是非次世代にも継承して行ってもらいたい。

滋賀には更にたねやのベンチも。

秋空の下、参拝を終え、

さて、下山。
まずは駐車場までの１００段の階段を降り、

下りは行きで登った車道ではなく
本来の参道、808段の残りの階段を降ります。

下りの階段は時間としては10分程度なのですが
駐車場より下は手すりが無く（撤去された跡はあり）
かなり危険です。ここもお遍路転がし。

「階段を上るのも修行のうち」などと言わず
素直に８合目までは車で行った方が良いのでは、
というのが私の感想です。

本来の長命寺参道入り口まで降りて来ました。
これにて長命寺参拝終了。
予習しないと分かりにくいです。

長命寺から堀切港までは公共の交通機関では
どう考えてもアクセスが抜群に悪かったので、

タクシーを呼びました。

長命寺タクシーが一番近くのタクシー会社で
電話してから７、８分で来てくれました。

時間が読める人は８合目の駐車場で待ち合わせるのが良いかも。

滋賀で見る西武のバスは何度見ても違和感ある。

ナイスミドルなタクシーで10分（￥2610）ほど
飴ちゃんまで貰って堀切港に到着。

船乗り場に、あ、

にゃんがもういた。

12時15分発の通船に乗り込みます。

片道￥500、船内の券売機で購入。

往復で購入（片道が二枚出て来ます）

船内、長閑というか、和やか。

「猫に餌をやるな」の貼り紙と
右上には校長の名で「子供の写真を撮るな、
ネットに上げるな」の貼り紙。かなり強い口調で。
怒ってはる。

10分弱の船旅、

沖島に到着～。

「日本で唯一の湖上に浮かぶ有人の島」だそうで
では、以前行った同じ琵琶湖の竹生島の人達は
全員通いだったという事なのか。

瀬戸内海の様な静かな海なのに
潮の香りが全くしなくて、不思議な雰囲気。

漁協前。

沖島に観光客が利用できる様なお店は一切無く
食堂なども事前予約が必要、と聞いていたのですが、
漁協婦人部で軽い食事は出来る様です。（日によるのかも）

お弁当を注文したらその場で詰めてくれる事に。

「沖島もアスクルは来るんだ」などと
ぼんやり考えながら待つ事暫し、

来ました。特製弁当 ￥800。

琵琶湖のお魚・海老の佃煮や天婦羅など。
美味しかったです。ゴチソウサマデシタ。

ばあさん家がある千葉の下の方で取り皿の事を「おてしょ」と言っていて
生まれ育った千葉市では聞かないので
方言かと思ってウン十年生きていたんですけど
沖島で見てビックリしたんですね。
ザッと調べたら「手塩皿」が訛ったもので主に京都で使われる、
と出て来たので「庄内で京言葉」「北前船」の様に
千葉で見られる京文化なのかとテンション上がりましたね。
房総半島でも下の方が「上」総だし。
で、帰って来て良く調べたら、九州や中国地方、北関東でも
「てしょ」「てしょう」はよく使われている所があって
むしろ東京近辺だけで使われていない言葉、と分かりガッカリした、
というオチの無い長い話でスミマセン。

一家に一隻船のある沖島、ですが、車は一台も無いそうです。

島民の陸の足は三輪車。

GO！GO！

この後は沖島猫めぐり。

続く（予定）