2016/12/28 - 2017/12/28
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ぱんスキュさん
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2016年12月23日~2017年1月8日
年越しイラン&UAE・カタール旅行
前々から行きたかったイラン。ここ数年は女性1人でのビザ許可も緩和され、それどころかアライバルで簡単に取れるようになったという…行くなら今でしょ!
ついでにトランジットでUAEとカタールにも寄っちゃおう!という、イスラーム満喫旅行の2週間。
★
2016年12月28日
シーラーズ滞在中に現地旅行会社主催のペルセポリス1dayツアーに参加し、シーラーズ近郊遺跡群を見学。
ペルセポリスは公共交通機関でも行けますが、乗換などあり時間がかかるとの情報。それならと現地ツアーに参加し、ついでに近郊の遺跡で古代ペルシャ王の壁画のあるナクシュ・エ・ロスタムと、世界遺産でキュロス二世の墓があるパサルガダエを回りました。
ペルセポリスはマストとして、残る2つの遺跡は訪れる価値のある場所なのか、意見が分かれるところです。
両遺跡とも古代ペルシア文化を深く理解し追体験するには欠かせない場所であり、イランやペルシアの歴史に興味があるなら行くのをオススメします。
あとパサルガダエは墓以外のものは破壊されておりほぼ何もないので、藤原京的なペンペン草系の遺跡がスキな方にもお勧めです。
個人的にはペルセポリスとともにとても良かったのですが、万人に勧められるかといえば…歴史にある程度の興味や知識がある方向けの場所かなとおもいました。
ペルセポリスのwiki
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ペルセポリス
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2016年12月28日
シラーズからペルセポリスへの1dayのtourは、イラン国内の色々な旅行社が開催していたり、シーラーズ市内のタクシー運転手がプライベートツアーを持ちかけてくるほどポピュラーです。さすが中東3P遺跡と言われるだけある!
その中でも地元大手のPars touristで申し込みをしました。
http://en.key2persia.com/iran-tours/iran-day-half-day-tour/iran-historical-tours/iran-persepolis-necropolis-and-pasargadae
入場料と昼食付きで55ドルもしくは2000000リヤル。ツアー会社の近くに良心的な両替屋が何店かあり、そこで替えればイランリアル払いの方が5ドル分ほどレートがよかったです。
Pars Tourist Agency
Fars Province, Shiraz, 71358-18415, Karim Khan Zand Blvd, イラン
+98 71 3223 2428
https://goo.gl/maps/3JNbLqCiJN82 -
翌日、12月29日
朝7時半にNiayesh Boutique Hotelの受付集合。このバックパッカーにも有名なホステル宿は、Pars touristが運営しているようだ。
ツアーの申し込みもここの受付で出来るらしく、自分の泊まっているホテルからここは近かったのでわざわざ会社まで行く必要なかったな…と後悔。しかも旅行社から自分の申し込みが伝わって伝わるってなかったようで、ツアー名簿に名前が載っていなかった…最終的にはもちろん参加できましたが。
最初からニアエシュで申し込んでおけばよかった(´・_・`)Niayesh Boutique Hotel ホテル
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8時
ツアーメンバーも揃い、マイクロバスでペルセポリスへ移動開始。約1時間ほどの道中はスペイン人グループ・フランス人家族・イタリア人などヨーロッパの人が多かった。 -
ツアーバンの外観。
正面にイマーム・レザーと文字が入っていた。 -
午前9時
ペルセポリス入口へ到着。まずはチケット売り場のゲートへ。ペルセポリス 史跡・遺跡
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ペルセポリスのチケット売り場。ツアー参加者はガイドがまとめて購入してくれるので並ぶ必要はありませんでした。外国人旅行者入場料は200000リアル。
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この一角にはペルセポリスや古代ペルシャ、イランに関する本が売っていました。英語バージョンあり。
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壁に貼られていた地図。
アケメネス朝ペルシア最盛期のダレイオス一世時代の支配地。古代ペルシャ文明の栄華を誇った時期。これから行くペルセポリスはそのダレイオス一世が残した宮殿跡です。 -
本日のツアーガイドさん。とても流暢な英語で色々な説明をしてくれました。
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ペルセポリス入口前の敷地には、ホテルやレストランなどが併設されてました。泊まれるのか!あまり客はいなさそうだけど…
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レストランや売店の遠景。時間がなくて中には入らず仕舞いでした。
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ペルセポリスの入口。手前にはチケット&荷物検査のゲートがあり、その後には長い階段がひかえている。
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遺跡の各所にはこのような英語の説明書きがあり、理解を深めるのに助かりました。
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入口の検査はカバンチェックなどあり。ここをくくるといよいよペルセポリス。
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入口への階段。オリジナルの階段の上に保護するための木の階段が作られている。ちなみに10年前に行った友人の話だとこんなのなかったそうです。そして別の友人曰く、5年前にはもうあったみたいです。この後の遺跡たちも、基本は保護を第一に考えられた展示方式です。
説明によればこの階段は111段、登るだけでくたびれそうだけどみんなで頑張って段を踏みしめる。 -
上がりきったところに見えた入口の門"The gate of all-lands"=すべての土地の門
遺跡の北西にあるこの門をくぐり敷地内へ。 -
門の両側には、身体は雄牛・翼は鷲・頭は髭の生えた人間という異形の生物が。
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この門についての説明書き。異形の生物の意味やゾロアスターとの関連性についての記述があった。
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門をくぐると辛うじて残っていた石柱が何本か立っている。遺跡らしい光景がひろがります。ただし建物らしいものは残っておらず、アレクサンダー大王に徹底的に破壊されたままの姿で残っています。
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これぞ中東と遺跡って感じの光景!ただしガラス板があり、遺跡の近くに寄ったり触ったりできないのが残念。そこがペトラやパルミラと違うところ。
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その後には宮殿に上がるための階段があった。残されたレリーフが美しい。
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王に貢物を持ってくる人々。アケメネス朝の巨大な権力がうかがえる。
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そしてもちろん僕らのアフラ=マズダ様のレリーフも発見!ゾロアスター教の最高善神にしてシンボル的存在です。
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宮殿の跡地は楽しそうだったのだけど、登れないようにガラス板で覆ってあり残念。もう少し早く行っとけばよかったな。
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こういうところに登ったり隠れんぼしたら楽しそうなんだけどな…しかしパルミラのようにオープンすぎて、あげくISのならず者たちに破壊されてしまうのも考え物である。
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ガイドの案内で先に進むと屋根で保護された一角へ。
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ペルセポリスの中でも最も精密でかつ保存状態のよい部分、それがApadana=アパダナと呼ばれる謁見の間の階段です。先ほどあった階段よりもよい状態で残っています。
中心にいる王に対し、世界各国の使者たちが貢物を持ってくる絵がこれでもかという量で描かれていて圧巻! -
ガイドさんがここに描かれている人の国や人種について説明してくれました。アフリカ人なども混ざっていた模様。衣服や持っている物でわかるらしい。
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こちらは帰国後ネットで調べていると、海外のサイトから偶然拾ったもの。各レリーフと当時の王朝を地図で表したもの。よく作ったなぁと思います。
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ここもオリジナルの石段は保護のため木の階段に覆われているのが残念。しかし保存を考えると仕方ないのかな。
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遺跡の保護屋根の保存に努める人々も見かけられました。世界遺産ともなるとやはり保存はキチッとする必要があるんでしょうね。
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ガイドツアーはここで終わり、45分ほどの自由時間がありました。まだ行っていない部分を散策。
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石柱が規則的に並んでいる百柱の間と呼ばれる宝物殿。オリジナルを見てみたかったな。柱の一つはテヘランの考古学博物館にあります。
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悠久の時を感じさせるこの遺跡。紀元前4世紀にアレクサンダーが破壊し宝物を奪っていくまで、この都はペルシアの精神的首都として見なされていたのだ。
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遺跡の奥には小高い山があり、登ることができたので頑張って上まで上がる。
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山の上にはさらなる宮殿が。ここにもアフラ=マズダのレリーフが!これはアケメネス朝の王墓だとのこと。
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山の上からのペルセポリスの眺め。さすがに爽快です。
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先ほどの石柱群。
アレクサンダー大王は遺跡のほぼ全てを破壊しつくしてしまったのが返す返すも残念。建物が残っていれば、さぞかし素晴らしい光景だったことでしょう…。
などなど胸中に色々な想いを抱かせられたペルセポリス訪問でした。 -
続いてすぐそばにあるナクシュ・エ・ロスタムへ。説明によればアケメネス朝&ササン朝ペルシアについての重要な遺跡なんだそう。中を見てそのことがよく分かりました。
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ここの入口はあってないようなもので、ペルセポリスに比べてゆるーい感じ。
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観光用ラクダに乗って写真を撮ることもできました
。もちろん有料。中東観光地のお約束ですね。 -
そして古代ペルシャと言えば楔形文字!みんなで読もう!(^O^)
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ナクシュ・エ・ロスタム遠景。4つの巨大なレリーフ+αが彫られていることが分かります。これらのモチーフは、古代ペルシア時代の重要な出来事について掘られているのです。そして十字架が彫られた4つの墓は、歴代アケメネス朝の王の墓です。
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遠景図。一番右端のレリーフが途切れてしまいました…お墓は紀元前のアケメネス朝時代のものですが、レリーフは時代が下った5世紀ごろのササン朝時代に彫られたものもある。
3つしか映りませんでしたが全部で4つあり、左から順に、ダレイオス2世・アルタクセルクセス1世・ダレイオス1世・クセルクセス1世の墓とされています。
このうちダレイオス1世以外は確定ではないそうです。 -
ナクシュ・エ・ロスタムの説明文。これをざっと読むだけでも概略が分かります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ナクシェ・ロスタム -
一番右端のクセルクセス1世の王墓。復元中ですが墓のマークである十字架はよく見てとれる。
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2つ目の王墓、ダレイオス1世。
遠景で見るとかなり大きなサイズ感なのが分かります。古代の人たち、やるなあ…。 -
2つ目と3つ目の王墓の下部にあるレリーフ、騎馬戦勝図。
こちらは王墓ができたBC6世紀アケメネス朝から時代が800年ほど下り、AC3世紀のササン朝ペルシャ時代に彫られたもの。
ササン朝2代目王シャープール1世が、AC260年にエデッサの戦いで東ローマの皇帝ヴァレリアヌスを捕虜としたもの。ササン朝初期のもつ破竹の勢いが記される貴重な遺跡。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シャープール1世 -
3つ目の王墓、アルタクセルクセス1世。下部には騎馬に乗る王と敵との戦いが彫られています。これもササン朝時代のものか。
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そして一番奥にあるレリーフ。王と裁判官たち。
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一番奥にありながら最も重要かもしれないレリーフ。
ササン朝を226年に興したアルダシール1世(左)が、ゾロアスター教のアフラ=マズダ神(右)より間のブレスレットを受け取っているところ。すなわちササン朝はゾロアスター教の神のお墨付きを受けたという王朝の正統性を誇示するレリーフである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アルダシール1世
アケメネス朝の王墓は、ササン朝の歴代王にとっても聖地として見なされていたのがわかる、一連のレリーフでした。 -
背後にはゾロアスターの塔と呼ばれる建物が残されており、はっきりとした用途は分からないが祭祀用に使われたのではないかとのことだった。
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この後1時間ほどドライブのち昼食会場へ。一見レストランとは分からない外観だ。
後に写真の位置情報から調べてみると、ペルセポリスとパサルガダエの間にあるSa'adat shahrという街のAghamir Cottageという宿泊施設兼レストランのような場所でした。
AghamirCottage
Fars Province, Sa'adatabad イラン
+98 71 4356 4652
https://goo.gl/maps/Pgp8AkExQtB2
HPありますが総ペルシャ語です…
http://aghamir.ir -
ドアをくぐった土壁の中には、伝統的な作りの家屋と小さな中庭がステキな邸宅レストランが★
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ここでは昔ながらのイラニアンスタイルで、床に座って皆で取り分けながら食卓を囲みました。スープやサラダ、プラウなどのお料理。
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こんな感じの煮込み系前菜。素朴な味付けで美味でした。
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そしてファールス地方特製のプラウ。草が印象的な味である。
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キッチンではお母さんと子供たちが作ったり運んだり…典型的な家族経営のレストランです。一般家庭でごちそうになってる感があり良かったです。
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食後にはマウンテンハーバルチャイのサービスが。
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そしてご主人によるイラン伝統楽器の演奏!ムード満点で大満足のランチでした★
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最後はパサルガダエへ。見ての通りペンペン草系の遺跡なので訪れる人は選ぶかもしれない。
広大な敷地に遺跡が点在する荒野 by ぱんスキュさんパサルガダエ 史跡・遺跡
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遺跡全図のマップ。数個の遺跡が残っている以外は建物は少ないので、1.2を見て車で10へ移動しました。
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パサルガダエの最初にして最大の見所、キュロス大帝の墓。確かに立派ですが、周りの建物が何もないのでとても寂しい印象…。
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キュロス大帝の墓の説明文。
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2.キャラバンサライ
古代からキャラバンサライがあったのには驚きです。こんな古いのはなかなか無いのでは。でも残念ながら立ち入り禁止。がっくり。 -
遺跡遠景。
ここに遺跡があると言われなければ気づかないのではというレベル。しかし世界遺産なのだ…。 -
10番の遺跡は丘の上にあった。この一帯はかつては全て都市だったそうだ。
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丘の上から眺め。荒野にペンペン草しか生えてないけど、かつては栄華を誇った都市だったらしい。面影0!すばらしいな。
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諸行無常の響きあり、なパサルガダエ。個人的にはここで佇んでいたいほどスキだなぁ…。しかし観光客もあまりおらず、マイナースポットだと思われる。世界遺産なのに。
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とりあえず記念撮影。ペンペン草系遺跡と私。
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暮れゆく太陽の中、なんとも言えない寂寥感に包まれつつパサルガダエを後に。これで本日のツアーは終わり、一路シラーズへ戻ります。
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午後6時
出発時のシラーズ・ニアイェシュ・ホテルに戻ってきました。なかなか公共交通機関で行きにくい場所も回ってくれ、昼食も良かったので概ね満足です。
★
人によってはナクシュ~とパサルガダエは飛ばしても良いかもしれません。ペルセポリスだけであればローカルバスで行ったり、半日ツアーでリーズナブルに行くこともできるので、予算や時間と相談して決めるのが良いと思いました。
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