「チロルから旅するヨーロッパ３カ国（→４カ国）７日間」　何かある旅（８）＜ボルツァーノ街歩き＆レノン鉄道乗車体験（イタリア）→帰国編＞

2017/08/05 - 2017/08/05

８／５（土）

フネスの谷（サンタマッダレーナ村）のハイキングを楽しんだ後、ボルツァーノの街に戻ってきました。

美味しいイタリアンの昼食をいただき、ボルツァーノの街でお買い物。フネスの谷では、ナナカマドの実を見て夏の終わりを感じた私でしたが、ボルツァーノ街歩きでは、夏全開の暑さに逆戻りでした。

荷物はバスに置いて（ツアーの良いところ）、レノン高原からのドロミテｲの山々の眺めを楽しみます。涼風の中で景色を楽しんで、レノン高原鉄道・ゴンドラを乗り継いで下界に下りてくると、ゲ・ゲ・ゲ・・の暑さ。

涼しいバスに戻り、「今日は渋滞に巻き込まれず帰れそう。」と安心したその時・・。

「何かある旅」なんです。何があったのでしょう？

エリア ボルツァーノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

８／５（土）

フネスの谷（サンタマッダレーナ村）のハイキングに満足して、ボルツァーノの街にやってきました。

この日は、ツアーについているイタリアンランチ♪
「たまたま？」だそうですが、街の中心のお店です。

ワインの種類も豊富そうです。テーブルクロスが二重になっているのは高級店の証とか（友人曰く）(^_-)

友人は赤ワイン、私は暑さに負けてビール。

ラザニアが美味♪　

でも、完食したら絶対にメインが食べられなくなるので、が・ま・ん！

メインの牛肉は、ヨーロッパでは珍しく量は少なめでお味もGood！

パンも美味しいのは分かっていますが、ギブアップ。

デザートは、「ティラミス」・「チョコレートタルト」・「セミフレット（写真のアイスクリームを使ったデザート）」の3種類から選べるという気の利いた企画。

ところが、甘いのが苦手で選んだはずのセミフレットが、何と一番甘かったという大失敗　^^;

ランチの後は、フリータイム。

せっかくのイタリアなので、お買い物をします。

ヴァルター広場は、カラフルな建物が青空に映えますが、ドイツやオーストリアに比べてイタリアは咲いているお花も悲鳴を上げているような・・・。

やっぱり、イタリアは暑いわーー！

ゲーテ通りという芸術的な名前ですが、暑すぎて日陰を求めて歩きます。

テントのお店では、日本語で「ポルチーニ茸あるよ。」と呼び込みをしていました。

袋入りの乾燥ポルチーニ茸を売っていました。

大規模なブドウ畑を見た私はワインと、息子のお土産にジーンズショップでベルトを買いました。

このツアーは珍しく、お土産物屋さんへの立ち寄りが一軒もなく（それはそれで、お買い物のタイミングを失うのですが）、短い時間でのお土産ゲットとなりました。意外とその方が、満足する買い物ができたのは何故？

ドゥオーモ近くの通りには、サルスベリの花が彩りを添えています。

ボルツァーノ駅です。

その近くのロープウエイ乗り場は、新しくなったようでエアコンが効いていて、トイレも綺麗な建物でした。

ゴンドラを撮ろうとしたら、さすがのイタリアンガイがカメラ目線(^^)/~~~

ゴンドラに乗るとすぐに、美しい景色が広がります。

向こうにねぎ坊主のような教会と、小さな町の景色が見えてきました。

ソプラノボルツァーノ駅に到着しました。

次は、レノン高原鉄道に乗り換えます。

向こうに見えているのは、創立当初の木製の車体です。

電車が入ってきて、新旧の車体を並んで激写ーー♪

と喜んでいたら、思った以上に電車が突っ込んできて目の前に乗車口が・・(･o･)

少し前に後ろに下がっていて、ぎりぎりセーフ！

残念ながら読めないのですが、１９０７年８月に創業して今年が110年の記念の年らしいですよ。

イタリア人のガイドさんは、親戚がレノン鉄道で働いているらしくその話に力が入っていました　^^;

私たちが乗った車両は新型ですが、記念の年だからか向こうに見える車両に乗れる日もあるとか・・。

残念です。

とにかく目の前の出入り口から右側座席に座れて、ホッ。

眺望が売りの電車なので、発車してすぐに美しい景色が現れます♪

途中駅です。

バカンススタイルで下車した方達は、どこに向かわれるのでしょうか？

美しい山々と草原の景色

「世界の車窓から」を意識して撮ろうと思いましたが、それほどの曲線はなく・・草原の次は林です。

最終地点に近くなり見えてきたドロミティの山群。

とがった手前のが「Marmolada(3342m)」で、右が「Santnerspize punta Santner(2424m)」だと思います（いただいた地図で見ると）。

最終地点の駅「COLLALBO　コラッボ」に到着しました。

たくさんの人が降りる中、イタリアガイドさんが「降りずにそのまま座っていて。」と話しているようです。

普通は一度降りないといけないようですが、「乗車体験」の私達は駅員さんともお友達のガイドさんのお陰でそのまま乗車。

ドロミティ山群の見える窓側を他の方に譲って、私たちは反対側の窓際に移動します。

ラッキーなことに、座席が確保できました。

小さな木造の無人駅に入ってくる車両をパチリ。

大きな赤いトラクターが1台。

斜面には野の花。

「レノン高原列車」の後、ロープウエイに乗り継いで・・。

緑濃き小さな村を眼下に納め、ボルツアーノに向かいます。

アレッ？

上では心地よかった風が、何だか生暖かくなってきましたよ。

ボルツアーノ駅のすぐ近くにバスが待ってくれていたのですが、降りた途端に降り注ぐ熱波！

たった1分を日陰を求めててダッシュします。

乗ってからバスの温度計（外気温）を見ると、なんと39度！！
アスファルトの道路で停車して待ってくれていたからかとは思いますが、納得してしまうほどの暑さでした。

冷房の効いた車内で一息ついていると、山の上に怪しい雲が現れ・・。

バスの屋根に打ち付けるような激しい音が・・。

外を見ると、ヒョウ？アラレ？というような白い物体が山の斜面や道路際にも・・(･o･)

私の座席は反対側で写真を撮り損ね、あわてて友人にお願いしたスマホ画像です。少し前はもっと真っ白でした！

車内の温度計は、39度→14度になっていました！寒っ！！

「何かある旅」なので、こんな自然現象にもぶち当たったりします(｡･ω･｡)

ヒョウ？アラレ？の後に降っていた雨も止み、外には美しい景気が広がります。

変わりやすい山のお天気は、二度とない絶景を生み出します♪

白い雲がたなびき、明るい日差しが緑の草原にスポットライト☆☆

と、短い時間で天文気象ショーを見せてくれましたが、渋滞にも遭わず無事にゼーフェルトのホテルに到着。

ゼーフェルトの町歩きを楽しんだ後に、ホテルで夕食です。

このツアーで利用したホテル「TYROL ALPENHOF　チロル・アルペンホフ・ゼーフェルト」はスタッフがフレンドリーで、この日もビールを上から注ぎ入れるパフォーマンスを見せてくれたり、「日本語の挨拶の言葉を教えてほしい。」を聞いてきて、言ってくれたり・・と楽しい時間を過ごすことができました♪

お料理も美味しい(^^)

あっという間の7日間が終了です。

色々あったけど、帰りは何事もなく帰れるといいな・・・。

８／６（日）

朝食はバスケットにして、早朝5時にホテルを出発します。

ミュンヘンに入ると、メルセデスベンツのビルにまるでおもちゃのように車が並びます。

ミュンヘン空港に到着しました。

ワルシャワショパン空港まで1時間半。

無事に到着しました。

最後のお買い物（スワロフスキーを半額で、美味しいポーランドビールもゲット！）無事に済ませて、ランチまでちゃっかり!(^^)!

帰りのLOTポーランド航空は、あっけなく出発ーー！

機内食は、私にとっては「うーん^^;」でしたが、ケーキは美味しかったです。

そして、成田到着！
「めでたし、めでたし。」となれば良かったのですが・・。

何と、JAL成田→羽田→伊丹のうちの羽田からの13:30発の便が台風5号のために、出ないかもしれないというのです。

羽田空港で昼食を済ませながらも、情報には目が離せません。

何とか「引き返すかもしれない。」という条件付きで飛び立ちました。

そして、無事に伊丹空港に到着。自宅に着く頃には雨も小降りになり、ホッ♪

後で知ったのですが、16時以降の便は欠航になったという、「ぎりぎりセーフ」の最後まで「何かある旅」でも「持ってる！」私たちなのでした。

チャンチャン♪

この旅行記へのコメント （2）

• akikoさん 2017/08/24 23:52:57

  素敵な旅の終わり

  yokoさん、こんばんは〜
  
  もう楽しかった旅も終わりなのですね〜
  
  旅に出る前は、期待に心を膨らませて楽しみに出発日を待ち、
  旅に出ると、次は何？次は？と毎日次のことを楽しみにし、
  半分を過ぎると、あと何日？と心でカウントダウンをし、
  
  あと一日となると、もう直ぐ終わってしまうとあせりの気持ちになり
  そして、帰国日。やれやれという気持ちともっと旅がしたかった
  という残念な気持ちが交錯する・・・
  旅ってこの繰り返しですね。
  
  今頃、今回行かれたところの美しい景色が懐かしく思い出され、
  キュンとしているのではないですか。
  
  とにかく一面広がる牧草地の美しい緑がとても美しかったですね！
  その中に、可愛らしい家々や教会が建っていて...
  長閑で癒やされる素敵な風景を見ることができて、ずっと心に残る
  良い思い出がたくさんできましたね♪
  
  私もyokoさんの行った先を追体験させてもらって、チロルが大好き
  になりました♪
  
  akiko
  
  

  yokoさん からの返信 2017/08/25 18:29:05

  RE: 素敵な旅の終わり

  akikoさん、こんばんは♪
  
  
  > もう楽しかった旅も終わりなのですね〜
  >
  > 旅に出る前は、期待に心を膨らませて楽しみに出発日を待ち、
  > 旅に出ると、次は何？次は？と毎日次のことを楽しみにし、
  > 半分を過ぎると、あと何日？と心でカウントダウンをし、
  >
  > あと一日となると、もう直ぐ終わってしまうとあせりの気持ちになり
  > そして、帰国日。やれやれという気持ちともっと旅がしたかった
  > という残念な気持ちが交錯する・・・
  > 旅ってこの繰り返しですね。
  
  akikoさんのこの文章に、キュンとしてしまいました♪
  
  旅行が好きで・・、ワクワクしながら計画をして、実際に旅行し、旅行記を書き終える・・・。
  その全てが終わったときに感じる達成感と喪失感。
  だからこそ、つい次の旅行を計画してしまうのですよね　^^;
  個人旅行なら尚更でしょうね。
  
  私のマイナーツアー旅行記でも、チロルに興味を持ってくださったのなら（多分、以前からお持ちだったとは思いますが・・。）、私が行きたくて行けなかった場所に行って、また素敵な画像と共に旅行記をアップしてくださいね。
  
  次の旅行記を楽しみにしています(^o^)
  
  yoko