2017/08/01 - 2017/08/02
128位(同エリア1078件中)
yokoさん
6年前に初めてのヨーロッパ旅行でスロベニアからクロアチアに移動するときに見た、山の麓の教会と可愛い家のある小さな村。「わぁ、あんな場所に行ってみたい!」と憧れてから、そういう風景はチロル地方でよく見られることを知りました。
でも、なかなか行く機会に恵まれずやっと見つけたリーズナブルなチロルツアー。ツアープランの観光をしても半日または1日フリーで行動をしても良いという私にピッタリのプランでした。
ポルトガルに行った友人や、クロアチアに二人で行った友人を誘ったら「良いよ♪」との返事。4人では国内はよく行っていたのですがヨーロッパは初めて(*^_^*)。 さっそく申し込みをして出発の日を迎えたのですが、ポルトガルに引き続きハラハラドキドキの旅行になってしまいました。
これまでは「持っている」私でしたが、今回もそうなるのか?・・・一緒にドキドキしてくださいね。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- LOTポーランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
8/1(火)
関西に住む私たちは、前泊で成田ビューホテルに宿泊し温泉も楽しんだ後、シャトルバスで成田空港に到着しました。
LOT(ポーランド航空)は昨年から日本に就航した航空会社です。
機材は、B787ドリームライナーです。 -
ドリームライナーは、乾燥もなく過ごしやすいです。
機内食は日本発のは、美味しかったです。
ポーランドビールもGood!
エンターテインメントは邦画が4本、字幕はいちいち1本ずつチェックしないと分からないし、操作方も分かりづらい。おまけに行きはタッチパネルが壊れていて最悪でした。 -
11時間ほどで、ワルシャワショパン空港に到着しました。
ショパンの音楽が流れ、優雅な雰囲気です。 -
3時間弱で余裕のトランジット・・のはずでした。
-
ところが・・・。
エンジントラブルのようで機内に閉じ込められたまま、ベストを着た整備士がタラップを使って乗り込んできて状態のチェック。機長のアナウンスはあるもののあまり意味が分からず不安は募り・・。
一度は行けそうな雰囲気になったものの、またもや「チェックします。」と乗り込んできた整備士がコックピットに入って行きます。
結局2時間後、バスに乗せられてターミナルに逆戻り。
荷物をピックアップした後にカウンターで翌日の飛行機を取り直して、タクシーの往復とホテルのバウチャーをもらいます。空港からホテルに着いたときには10時を過ぎていて、疲労困憊^^; -
8/2(水)
朝になりました。空港から15分ほどのホテルはお部屋は小さくてシャワーも使いにくかったのですが、廊下(?)にあるラウンジのようなところもいい感じです。 -
気持ちの良い朝なので、お散歩に出ます。
まずは中庭 -
きれいな白いテッセンが咲いていました。
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再び中にに戻り、今度はホテルの外に出てみましょう。
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ホテルの裏には、こんな可愛いお花畑がありました♪
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色とりどりのお花がいっぱい!
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チロルのお花畑に行くはずでしたが、なぜかここはワルシャワ。
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本当は1日自由行動にしていて、今日はクーフシュタインやムッタース村に行っているはずでした。
一番楽しみにしている場所でした。
でも、こうなってしまってはどうしようもなく・・。
開き直って楽しみましょう♪
道路を渡って向こう側に行ってみますよ。 -
少し歩くと牛舎が見えてきました。
朝から作業をされている男性に友人がにこやかに挨拶をすると、手招きをして「入っておいで」の合図を送ってくれています。 -
では、お言葉に甘えて・・
牛さんも顔を出して歓迎ムード♪ -
何十頭の牛さんが一斉にこちらを向いて、「かわいい!」
実家が牛を飼っていたことがあるという友人は近づいて撫でていましたが、私は写真を撮るのが精一杯。
ポーランドは、酪農が盛んだというのが分かりました。 -
気持ちのいい木立の中をホテルに戻ります。
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いい雰囲気の池やトウモロコシ畑を見ながら、空港へ向かいます。
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黄色と赤のかわいいトラムが行き過ぎます。
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昨日の夜の段階で始めは2便に分かれないと席が取れないとのことだったのですが、1便に全員が乗れることになり夕方のチェックインまでの時間に、添乗員さん同行でワルシャワ観光をさせてもらえることになったのです。
空港で荷物を預けた後、ぼったくりが多いという噂のあるポーランドのタクシーでしたが、添乗員さんが大型タクシーに乗り合わせで一人いくらで交渉してくれていました。
30分ほどで旧市街に到着しました。
曇り空が残念ですが、想像以上の美しさです!
とにかく予想していなかった観光なので、なんの下調べもしていません。
とりあえず感性のままに写真を撮りましょう。(コメントは、日本に帰ってから調べてつけました。野生の感性はイケテるかも?(^-^)v) -
まずはぐるっと市壁の方へ廻ります。
「バルバカン」は16世紀の中頃建設されました。旧市街を囲む市壁に付随している「バルバカン」は、バロック様式の砦で馬蹄型をしています。
現在ヨーロッパに3つのみ残る貴重なものです。 -
赤い壁越しの旧市街が美しいです。
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面白い時計です。
-
再び歴史地区入り口に戻ってきました。青空が広がり始め街が引き立ちます。
ワルシャワ最古の歴史地区ですが、第二次世界大戦中に破壊され、約8割が瓦礫(がれき)に帰してしまいました。
しかし人々がこの街並みを忠実に蘇らせたその熱意が評価され、世界遺産に登録された希有な例です。 -
旧市街はもともと13世紀に建設され、19世紀までは首都になっていました。
当時はゴシック様式や新古典主義様式などの歴史的建築物が多く建ち並び、その美しさから「北のパリ」と呼ばれていました。
16世紀後半以降、近隣諸国の侵略を受け3度の分割の憂き目に遭いながら20世紀に独立を果たします。
ワルシャワを再度の悲劇が襲ったのは、第二次世界大戦のときのことでした。ナチス・ドイツの侵攻ににより20万人のポーランド人が犠牲となり街の80%が瓦礫と化してしまったのです。
しかし戦後、ポーランドの人たちは立ち上がり、スケッチや風景画を元に街の復元作業に取りかかります。
元々のレンガや残った建物を再利用し、旧市街の要素を含むものはすべて使用しました。専門家だけでなく一般市民も無償で作業に参加したそうです。
その結果、街は元の街並みをレンガのひび割れ一つに至るまで取り戻したのだそうです。この「不屈の熱意」が世界遺産の審議において高い評価を受けたことも頷けます -
新世界通りを「聖十字架教会」まで歩きます。
きれいなバラに囲まれた銅像はどなたでしょう? -
騎馬像は軍人ユゼフ・ポポニャトフスキ大公で、後ろの建物は「ラジヴィラ宮殿」です。
1818年2月24日 フレデリック・ショパンが初めて公式演奏会をした場所だそうです。現在は、大統領官邸になっています。 -
綺麗な門・・と思っていたら、ワルシャワ大学の門でした。
ショパンも学んでいたということです。
日本語学科があると聞くと、親しみを感じますね。 -
ワルシャワ大学のお隣のクリームイエローの建物は、チャプスキ宮殿(クラシンスキ宮殿)です。
ショパンが住んでいた住居の一つです。1830年11月2日に、ショパンがフランスに旅立つまで住んでいた最後の住まいです。
ショパンはここに移り住み初めて自分の部屋を持ち、安心して作曲に専念したのだそうです。 -
正面の壁には、記念のプレートが埋め込まれています。
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歩道には、ショパンに関係する場所の前に地図と共に、タッチするとショパンの曲が流れるようになったベンチがありました。
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聖十字架教会です。
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19世紀の初頭には、ワルシャワ最大のカトリック教会でした。
ショパンの姉妹の洗礼式が行われたところでもあり、ショパン一家の歴史に大事な出来事がいくつもあったのだそうです。 -
39歳に結核で亡くなる前、ショパンは自分の亡骸をポーランドに戻して欲しいと遺言を残しましたが、政治的な理由でそれは不可能でした。
96年の歳月を経て、ショパンの心臓はこの教会の支柱に安置されました。 -
ポーランド科学アカデミー前にあるのは、コペルニクスの像です。
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天動説を唱えたコペルニクスの像の右手にはコンパス、左手には天球儀を携えています。
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2時間以上のフリータイムがあるので、新世界通りを戻って旧市街のほうへ戻ります。
聖十字架教会のクリームイエローが、青空に映えます。 -
小さな公園には木々がたくさん植えられ、花々が彩りを添えています。
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日差しが出ると暑くて・・。
所々に自転車のスタンドで、レモネードを売っています。
ハーブ入りのもあって、目にも爽やかです。 -
旧王宮前広場手前の橋の近くレストランの斜面には紫陽花が植えられていてました。ピンクに変化していて可愛さに、お花好きの私はついカメラを向けてしまいます。
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橋を渡ると・・
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旧王宮前広場に出ます。
たくさんの観光客がいます。 -
右手の赤い建物が、旧王宮です。
ナチスドイツによって破壊された王宮は、ジグムンド3世時代のバロック様式で復元され、1988年に完成しました。
現在は博物館になっており、破壊を免れた美術品や調度品が展示され、当時の王族の絢爛豪華な生活をうかがい知ることができるということです。 -
建設してからわずか30年足らずとは思えない佇まいに驚かされます。
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旧市街を入って行くと、カラフルで可愛い建物が出てきました。
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景色の良さそうなところがあるので、行ってみましょう。
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展望台の柵には、最近よく見かける鍵が付けられています。
川越しの景色を見ることが出来ました。 -
左手の茶色いレンガ壁の前では、どこかの国の観光客のガイドさんが何か説明をしています。
崩れかけたような壁ですが、ここだけがオリジナルのレンガ壁と言っているのか、ここまで忠実に復元されたと話しているのか・・残念ながら内容は分かりませんでしたが、貴重な壁のようです。 -
14世紀に建てられた洗礼者聖ヨハネ大聖堂は、ワルシャワで最も古い教会です。
レンガ造りのファサードが印象的なようですが、道幅の狭い通りに面しており写真が撮れませんでした。
洗礼者ヨハネとは、イエスに先立って生まれイエスに洗礼を授けた有り難い方のようです。 -
ステンドグラスの数がとても多い教会です。
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偉人がデザインされているようです。
左側はショパンのように見えますが・・。 -
ステンドグラスには、ナンバーが打ってあり何か意味があるようでしたが、ガイドさんもいないので分かりませんでした。
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旧市街広場には、剣と盾を構えた勇ましい人魚像があります。カラフルな建物と青空を背景に、今にも動き出しそうです。
この人魚像には諸説あるようですが、私が気に入ったストーリーを紹介します。
昔々、バルト海からヴィスワ川を遡ってこの辺りに住み着いた人魚が、漁師の網を破って魚を逃がしては人間をからかっていました。怒った漁師達が人魚をとっちめようとしても、つい許してしまうくらい美しい歌声を持っていたそうです。彼女の歌声を利用して一儲けしようと企んだ商人が人魚を捕まえましたが、悲嘆にくれる美しい歌声を聴いた若い漁師が人魚を助け出して川に逃がしました。
自由になった人魚は人間の恩に感謝して、ワルシャワが危機に直面したときは必ず馳せ参じて守ると誓い、海に帰っていったそうです。
人魚の像は、ワルシャワ市の紋章のデザインにもなっています。 -
旧市街広場にはたくさんのパラソルが広げられ、食事や飲み物が提供されています。
歩き回った後のビールは最高!ロケーションも最高! -
甘党の友人はアイスクリーム。かなり甘かったようです。
-
おこぼれをもらいに雀がやってきます。
くちばしも背中の羽も薄茶色で、雀までヨーロピアンカラー。 -
チェックをお願いすると伝票と一緒に食後酒?を持ってきてくれました。
ワインのようでしたが、サービス満点♪ -
テーブルを担当してくれた笑顔の素敵な彼は、ちょっと「イチロー」似?
「写真を撮らせて」と言うと、お隣のテーブルの彼も「いえーイ!」と参加してくれました(*^_^*) -
旧市街の街並みには馬車が似合います。
2頭立ての馬車の御者のお二人も、暑さには勝てずアイスクリームをカプリ。 -
白いプチトランと旧王宮と青空。
似合いますね♪ -
再びワルシャワショパン空港に戻ってきました。
さすがショパンの街、空港にもピアノがあり、旅行鞄を横に置いて楽譜を広げてピアノを弾き始める彼。ただの観光客?音楽を勉強する学生?
この後、私たちは無事に出発できたのでしょうか?
長くなったので、気を持たせつつ・・Continue.
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sanaboさん 2017/08/09 21:58:37
- 「持っている」yokoさんは野生の感性も持っていた〜!?(笑)
- yokoさん、こんばんは
またまたヨーロッパに行ってらしたのですね〜(#^.^#)
本来ならクーフシュタインやムッタースにいらっしゃるはずだったということは
ミュンヘンへ乗り継ぐはずだったということでしょうか?
まさかの飛行機トラブルでしたけど、予定外のワルシャワ観光も出来て
やっぱり「持っていた」yokoさんというべき?(笑)
予定外のワルシャワ観光で立派な旅行記も出来上がり、
yokoさんの野生の感性はすんばらしい〜(´艸`*)
yokoさんと一緒に森の中で迷っても安心な気がしました(笑)
結局スケジュール上、クーフシュタインとムッタースは行けなかったのか気になりますが、
持ってるyokoさんのことだから、どこかの合間にスケジュールを押し込めたかしらと思ったりもして…
続きを楽しみにしています♪ ポルトガル旅行記の続きにもまたお邪魔いたしますね。
sanabo
- yokoさん からの返信 2017/08/11 16:16:18
- RE: 「持っている」yokoさんは野生の感性も持っていた〜!?(笑)
- sanaboさん、こんにちは♪
早速のご訪問そしてコメントまでいただき、ありがとうございます!
前回はポルトガル格安ツアーでドキドキさせられたにも関わらず、またもや懲りずにマイナーツアーに参加して参りました^^;
ずーっと憧れていたチロルの小さな村に行けるはずだったのに、まさかの飛行機が飛ばないというなかなか体験できないアクシデントに見舞われ、結果的には行けず・・(T-T)
友人3人との旅だったので、一人だけ勝手なこともできませんものね。
またご縁があれば、行くこともあるでしょう。
前回は「持ってる!」をテーマにしていましたが、今回は「ム・フ・フ・・・なサプライズ★」がありましたよ(*^_^*)
野生の感性(普段は方向音痴)と、強運だけは持っているらしいです(^_-)
所詮はツアー旅ではありますが、HISさんにとっても今回が初のチロルツアープランらしく、改善点はあるもののこれまでに経験した人がないであろう体験ができましたよ。
もしよかったら、これからもお付き合いくださいね。
yoko
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