2017/07/13 - 2017/07/14
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ケロケロマニアさん
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遠回りしてやって来た利尻島。その散策の様子が本旅行記の内容となります。
お天気は生憎の霧の中で、島の顔ともいえる利尻山は結局一度も目にすることなく終わってしまいました。
まあ、今回は利尻町と利尻富士町のトドックスタンプゲットが最大目的の訪島でしたので、余計な誘惑なしに過ごせたのは役に良かったかもしれません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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という訳で、利尻空港に着陸した所から…。
利尻空港 空港
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搭乗客の殆どが観光客、ということで、いつもは沖止めの航空機など撮影していたら浮いてしまうことが多い(;^ω^)ものですが、今回は何の違和感もなく、搭乗機を撮影できました。
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夢の浮島、だって!!!
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バゲージクレームも一つしかなく、とてもアットホームです。
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そして、荷物を受け取って外に出ると…。
まあ、自分を迎えに来て下さるような変わり者はいらっしゃいませんが…(^^;)。 -
バスの時刻まで少しありますので、展望デッキに上がってみましょう。
スーパードルフィンちゃん、やっぱり現在主流のB社の機材の中では一番可愛らしい風情ですね。 -
でも、空港に設置されていた臨時の観光案内所の人の対応にびっくり。
まず、記念スタンプの場所はどこか尋ねると、”ここにはない”と言われる始末。
後に自分で散策していると、記念スタンプを見つけたので、クレームすると、恐縮しておられましたが、こんな小さな空港で、スタンプのことも知らないなんて、何とも恥ずかしい対応です。
その上、バスの時刻表を下さいと言っても、それも持ち合わせがない、等といわれ、一体、何のための観光案内所なのかと、嘆息せざるを得ませんでした。
バスの時刻のことも、自分が事前に調べてきた情報を提供すると、逆にそのバスがあることにびっくりされる有様です。
現地でも、厳しく説教させて頂きましたが、やはり、観光案内所を謳うならば、それなりのことを事前に知っておいて欲しいものです。
まあ、この事実は、如何に現在の利尻島観光に空港経由でいらっしゃる方が、殆どツアー観光客だということの裏返しなのでしょうけどね…。 -
何はともあれ、多くの方が最初に向かう鴛泊の市街地とは逆方向に向かう、沓形方面行の路線バスがやって来ました。
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宗谷バスはフリー乗降できるのが利点ですが、ここでは町中ということで、素直に沓形市街地にある役場前の停留所で下車しましょう。
尚、利尻島内には現在二つの町がありますが、ここで言う役場とは、空港がある利尻富士町役場ではなく、隣町の利尻町役場です。 -
利尻町のマンホールはこんなデザインです。
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そして交通安全の旗は、こんなデザイン。
この子が利尻町のゆるキャラみたいですね。(りしりん) -
役場前ではカラーでこの子に逢えますよ( ´∀` )。
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同じ利尻島内でも、利尻町の観光テイストはちょっと控えめな感じがしますねぇ~。観光案内所が役場内にあると地図に付されていたので立ち寄ってみたのですが、普通の役場の中に小さな窓口がある、という感じでした。
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ここで漸く、島内のまともな宗谷バスの時刻表をゲット。
これを空港に置いておいて欲しかったのですが…。 -
リシリヒナゲシが咲いていました。
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但し、こちらは栽培種ということで、所謂野生のリシリヒナゲシ群とは別扱いのようです。
山上のリシリヒナゲシと交雑させてはいけないことが記されていました。なかなか難しいものですね…。 -
沓形市街地には、こんな記念碑も建っています。
沓形には悲しい歴史があります。
昭和39年5月15日、町の大半を焼き尽くす大火が発生しましたが、その記憶を後世に伝えるために建立されたものです。
碑の周りでは、間もなく満開を迎えるだろうラベンダーが寂しげに咲いていました。 -
リシリヒナゲシちゃんのシャッターかな?
本物のリシリヒナゲシを目にしたばかりですし、ここでそりゃ、歌うわな…。
♪おっかのうえっ ひなげーしのはながー~
(古くてすいません…。) -
何はともあれ、まずはこちらへ。
俗に、利尻島の駅と呼ばれています。
怪しげな駅名標っぽいのも建っていますね(;^ω^)。カフェ りしりに恋して グルメ・レストラン
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ここで利尻町のトドックスタンプゲット(35)。
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沓形の交通の拠点となっているのがこちらのバスターミナルですね。
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待合所の様子。
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こういう、昔ながらの運賃表も味がありますねぇ~。
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そして、トイレも昭和の風情が残っています。
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バスターミナルに隣接してあるのがセイコーマート。
利尻島内には、実は三つもセコマがあります。
ホットシェフまであるではないか! -
という訳で、ここで遅めの昼食を…。(時刻はもう15時過ぎですが…。)
利尻島内では電子マネーやクレジットカードが使えるお店は少ないので、現金を節約したい場合にはセコマはとても役立ちます。
(それ故、今回の道北旅においては、セコマ飲食を多用することになります…。)
この時期のセコマ・ホットシェフメニューの定番、といえば、やはりサンマ蒲焼重でしょう。ちょっと高いけどうまいんだよなぁ~、これ。(500円) -
腹も満たされたことですし、そろそろ本日のお宿へ。
お宿ってどこ???
やって来たのはこちらの公園です。沓形岬公園 公園・植物園
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ここにキャンプ場があると聞いていたのでやって来ましたが…。
うーん、風が無茶苦茶強いぞ~。 -
ハマナスさんも寒そうに震えています…。
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なんか展望台兼ビジターセンターみたいな建物を発見。
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おおっ、これはかなり快適な空間ではないか!!!
ここで寝られそう、と思っていたら…。 -
そりゃ、観光地ですからね。
現実は甘くはないですわな…(-_-;)。 -
という訳で、強風の吹き荒れる中、意を決してテントを設営。
でも今回は、荷物の軽量化のために、ペグ(テントを固定するために打ち込む金具)を持ってこなかったんだよなぁ~。
こりゃ、油断すると、テントごと風に持っていかれるぞ…。
早く中に荷物を放り込んで重しにしないと…。 -
という訳で翌朝。
朝4時前に起床して、テントをたたんで出発。
前日と全く同じような天候で、風もまだまだ強い状態です。 -
一応、沓形岬公園は周回できるようになっていますので、一通り見ておきましょうね。
まずは植生のお勉強から。 -
島の形成についても学んでおきましょう。
利尻島って、火山島だったんですね。
そういえば、海岸の風景が溶岩的なのがゴロゴロしていて、個人的には韓国の済州島に似ているなという印象を受けました。 -
同じ離島でも、利尻島と礼文島では色々と違いがあるんですね。
それぞれの固有種に関しては、全国的にも有名かと思います。 -
そしてやはり、ロシア帰りの身には気になるのが、海の向こうのこと。
サハリンまで100キロちょっとですねぇ~。
ここからだと、和寒より近いわ…。 -
こういう風景が済州島っぽいんだよなぁ~。
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利尻島内では、16景を巡るスタンプラリーコースが設定されていますね。
スタンプ台紙を200円で購入し、16か所全てを巡って押印すると、記念品が貰えるそうです。 -
岬公園のすぐ近くにあるのがこちらのフェリーターミナルです。
島のメイン入口である鴛泊とは対照的に、こちらは期間限定で礼文島へのフェリーが一日一便運航されているだけですので、普段はひっそりとしています。沓形港フェリーターミナル 乗り物
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本日は鴛泊発のフェリーで礼文島に渡る予定ですが、まだ朝早い段階ですので、取り敢えず歩けるだけ歩くことにしましょう。
途中こんな像を発見。 -
像の名称はこんな感じです。
個人的にはこのデザイン、何となく、石垣港の具志堅氏を思い出してしまった…。 -
鴛泊までは12キロか…。
まっ、全部歩いても3時間位かな? -
と思ってちょっと歩いたら、何故か距離が延びてるし…(-_-;)。
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バス停の侘び寂びある姿も味わいがありますねぇ~。
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如何にもアイヌ起源らしい河川名称にも萌えますねぇ~。
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意味はこちらをご参照ください。
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この辺りには立派なサイクリングロードも整備されています。
実は12年前にここを走った筈(ついでに利尻岳も沓形コースから登った)なのですが、あまり記憶にありません。
ただ、意外とアップダウンが多くて疲れたように思います。
普通に走るなら、実はサイクリングロードでない道道沿いを走った方が楽なんですよねぇ~。 -
サイクリングロードの一例。
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次いでやって来たのがこちら。
沓形市街地の北方、種富町にある駐車公園です。 -
ここには会津藩士の墓があります。
因みに利尻島内には3か所の会津藩士の墓が知られています。
元々は、ロシア人の掠奪事件を機に、警備の必要性から派遣された彼らでしたが、現地での生活は困窮を極めて、大変な生活を強いられたそうです。
結局、彼らは直接ロシア人と戦った、という訳ではなかったのですが、こんな所にも日露関係の負の歴史が残されている訳です。
今後の良好な日露関係の発展を願いつつ、静かに祈りを捧げます。会津藩士の墓 名所・史跡
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まあ、現代のベガートラベラー的には、トイレもあるし、あずまやもあるし、こりゃ、ここで寝ても良かったな、と、しょーもないことをかんガエル訳ですが…。
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そして、驚くなかれ、利尻島には何とサツドラ(サッポロドラッグ)があります。
勿論、通常のサツドラ店舗と同様、電子マネーやクレジットカードも使えますので、セコマと共に、島内における現金以外の決済が出来るお店として覚えておかれると良いでしょう。 -
この辺りは、新湊と呼ばれる地区ですが、小さな赤い灯台もありました。
なかなか抒情的な風情がありますね。 -
そして郵便局もあります。
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そして、こんなバス(?)も…。
こういうのはロシアンテイストが感じられて良いですねぇ~。 -
さて、新湊地区ではもう一か所、知る人ぞ知る名所があります。
それがこちらのミルピス商店です。ミルピス商店 グルメ・レストラン
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ミルピスって何じゃそりゃ?
と言われそうですが、島内で唯一の自家製乳酸飲料として知られているんですね。
朝早くの訪問でしたが、鍵はかかっておらず、代金を料金箱に収めるシステムで頂くことが出来ます。 -
と思ったら、ショーケースに在庫がないではないか!( ;∀;)
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と、失望していた時にこちらを発見。
やれやれ、良かった良かった。
1本350円、というのはちょっと高いですが、島内の製造では色々と経費もかかることでしょうから、ここは有り難く一本頂いていきましょう。 -
飲んでいるうちに、お店の方がいらっしゃいました。
いやはや、こんな朝早く(まだ朝5時過ぎ)に申し訳ない…。
約20分程、お決まりの旅人トークを繰り広げた後、出発します。 -
新湊漁港へと続く道。
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その入口にはこんな看板も。
ホッケとタコとの大きさのアンバランス(しかもタコの絵が凄く雑…(^^;))が味わい深い…。 -
こういう岩場が利尻らしい風景といえますね。
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こんな看板にも癒されつつ歩き続けていくと…。
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いよいよ町境に到達しました。
昨日、空港に着いてすぐ、沓形行きのバスに乗車しましたので、これから先がようやく本格的な利尻富士町内の旅程となります。 -
という訳で…。
さらばじゃ、利尻町!
(でも、昆布のりしりん、お風呂に入っていたら、出汁を取られて死んじゃうんじゃないか?と余計な心配をしてみる…。) -
海沿いのウォーキングでは、フンにもヒナにも注意しないといけませんね(;^ω^)。
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大磯地区までやって来ました。
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こちらにも立派な駐車公園があります。
お車の旅人の方には離島内における車中泊の場所として重宝されているようです。 -
ベガートラベラー的に、やっぱり気になるのがあずまやの構造。
うーん、これだと、風は凌げそうにありませんねぇ~。 -
ここには何故か日時計も設置されていました。
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でも何故にここで日時計かしら???
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ここにもありました。利尻スタンプラリー。
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沓形を出発する時点で鴛泊まで12~13キロでしたので、ここで丁度半分来た、という計算になりますね。
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そんな時に気になり始めたのが、バスの時間です。
そろそろバスがやって来る頃だな、と思いつつ、6キロ位なら歩ける距離だし、フェリーにも十分間に合う時間だし、と、暫く葛藤しながら歩きます。 -
そうこうしているうちに、バスがやって来ました。
これに乗らないと、後続のバスではもう始発のフェリーには間に合わなくなります。
どうしよう…。 -
しかし、この先もまだまだ長い旅ですので、節約しなければなりません。
ここは心を鬼にして、バスに乗るのは諦めました…。
さいなら~。 -
小さな神社などを横目に見ながら…。
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鴛泊までは残り4キロ。
直行すればあと1時間位で歩けるかな? -
しかし、この先には結構見どころがありますので、寄り道時間を含めると、もう少しかかることでしょう。
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本泊地区の最初の見所はこちら。
ここにも会津藩士の墓があります。
(お墓は慈教寺の境内脇にあります。) -
文化五年、江戸時代の年号が見られるお墓のようです。(これは後に建てられたお墓を示す石碑ですが…。)
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本泊地区にはもう一つ、運上屋跡という名所があります。
現在はこのような記念碑と解説板が設置されているのみで、往時の遺構は残されていませんが…。
(登録されている地図の場所が若干ズレているようですのでご注意下さい。)本泊運上屋跡 名所・史跡
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再び、サイクリングロードとの合流点。
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自転車道が道道扱いになっているのが凄いですね。
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確かに立派なサイクリングロードなので、走り応えはあるかと思います。
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この辺りの風景。
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解説板がないのが残念ですね。
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更に進むと、工事中の箇所に遭遇。
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そしてこちらへ。
ここは観光地になっているみたいですね。 -
という訳で、観光バスがやって来た…。
ツアー客が押し寄せると面倒なので、先を急ぎましょう。 -
一足お先に~。
富士野園地 自然・景勝地
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さっさと景色を堪能した後、先ほどの展望台を振りカエルと…。
うわっ、ツアー客で一杯じゃ~。 -
北のカナリアパークは礼文島にありますが、映画のロケ地は利尻島にも幾つかありますね。ここもその一つです。
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そしてスタンプラリーのポイントにもなっています。
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次いでやって来たのがこちらの展望台です。
夕日ヶ丘展望台 名所・史跡
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こうした急な登りがある分、ツアー客には敬遠されることが多いようですね。
その分、静かで良いですけど…。 -
でも4トラさんのこのスポットのピンの位置が確実にズレていますので、正しい位置でピン刺ししておきましょう。
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三角点もありました。四等というのがシブい!
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これは何というお花でしょうか?
ご存知の方は是非教えて下さいね! -
ここから眺める鴛泊市街地の様子。
沓形から歩いてきましたが、流石にここまで歩くのは疲れました。 -
フェリーターミナルまでは残り1.4キロです。
残り時間がそれ程でもありませんので、先を急ぎましょう。 -
そういえば、ここにもセコマがありましたので、フェリー内での飲食物を調達しておきましょう。
利尻のセコマはどこもホットシェフがあって羨ましい…。(和寒のセコマにはホットシェフがありません…。)セイコーマート 利尻店 スーパー・コンビニ・量販店
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鴛泊のランドマークであるペシ岬が見えてきました。
ペシ岬 ビーチ
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ここを曲がるとフェリーターミナルです。
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朝4時に沓形岬を出発して、歩くこと約15キロ。
漸く鴛泊港に到着です。 -
出航までの残り時間は約20分。
急いで乗船券を購入しないと…。鴛泊港 乗り物
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そして忘れてはならない、利尻富士町としてのトドックスタンプはここにあります。
無事ゲット!(36) -
乗船するのはこちら。
9:20発の礼文島(香深)行きです。 -
24年前に礼文に渡った頃は、まだ東日本フェリーだったなぁ~。
と、しばし感慨に耽ります。 -
新たにやって来た旅人をお出迎えするりっぷちゃん。
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顔出しパネルも設置されていますよ。
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それにしても、流石観光シーズンですね。
お客さんの数が尋常でない…。 -
という訳で今回は慌ただしい利尻島滞在(約19時間)となってしました。
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さらばじゃ、利尻島!
という訳で、利尻島の約19時間の滞在に関する本旅行記はこれにて終了となります。最後までご閲覧有難うございました。
もしお時間がございましたら、続編の礼文島編にもお付き合い頂けましたら嬉しく思います。
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