2017/07/01 - 2017/07/16
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falcon38さん
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2017年7月2日、パリのオペラ座(バスティーユ宮)でカルメンを見てきました。少しだけ残念でしたが楽しい観劇になりましたので、あれこれご報告させていただきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
パリのオペラ座は2つあります。
有名なガルニエ宮とこちらのバスティーユ宮です。
バスティーユ宮は、バスティーユ広場にあります。
写真右は、1830年の七月革命の記念モニュメント。
ガルニエの設計した優美なガルニエ宮と違って、こちらは手厳しいパリ市民からは「まるで郵便局(>_<)!」と言われることもあるそうですが、オペラの公演は多くはこちらで行われます。 -
バスティーユ宮の座席は、舞台側からみるとこのようになっています。
一番いい席はoptimaといいます。
そのあとcategory1、2、3・・・と続きます。 -
公演に先立つこと4ヶ月の3月中旬に、オペラ座のHPよりチケット購入を試みました。
写真一番上のoptimaは180ユーロですが、すでにsold outです。
Category 1~4までは、ご覧の価格で購入できます。
Cat5以下の席は、すべてsold outでした。
私はこれを見て、「カルメンはフランス語のオペラなので、きっとフランス人には人気があるのだろう。だから券もすぐに売り切れるに違いない。」と想像しました。 -
同じ日に業者のサイトをのぞくと、ここではoptimaが購入できるようです。
255ユーロです。
ど~しよ~かな~
ん~、まあ、たったの255ユーロじゃないか(^_^)
人気があって売り切れているoptimaが購入できるんだから、いいか!
お金のある私は、1枚購入しました\(^o^)/
オペラ座は自分のHPで売る以外に、業者に流す分があるのでしょうかね。
この3ヶ月後、私は興味深い事実を知ることになるのです。 -
フランス行きを1週間後に控えた6月23日のオペラ座のHPです。
なんと、optimaとCat4がまだ正規の価格で購入できます!
キャンセルでもあったのでしょうか?
トホホ、やられますたorz
75ユーロの損失です( ゚Д゚)
これも、私にお金があったのが悪いんです!
お金さえなければ、最初からcategory1とか2とかで甘んじていたのに(>_<)!
あ゛~、お金があるって罪なことなんですね~
と、反省する私なのでした(^_^;) -
オペラの観劇前には、可能なら楽譜をチェックします。
できるかぎりYouTubeで予習もするようにしています。 -
オペラ観劇は4回目というまだ初心者の私。
ミラノスカラ座でヘンデルのオラトリオ「時と真理の勝利」を観劇した際には、ストーリーがわからず撃沈した苦い経験があります。
今回は、カルメンの対訳本も購入してみました。 -
これはいいです!素晴らしい\(^o^)/
解説があったり、台詞が韻を踏んでいるところなどもわかります。
今後のオペラ鑑賞に必須と悟りました。 -
7月1日、パリに着きました。
ホテルもバスティーユ付近の2つ星ホテルを取りました。
ホテルは5つ星に泊まってあげてもいいんですが、私は2つ星の雰囲気がたまらなくスキなのです(^_^)
ホテルからバスティーユ宮へは徒歩5分。
場所の確認に行きます。
お~、モニターでカルメンの宣伝やってますね(^_^)
期待に胸が膨らみます。 -
ん?
何か様子が・・
ちょっと現代風なんじゃ・・(*_*) -
やっぱり!
ベンツから男が飛び降りています。
初めてオペラを観たのは2年前のヴェネツィアのフェニーチェ劇場で、「椿姫」でした。それは現代風にアレンジされていて、私はその演出にいたく感激したのです。
するとイタリア在住の日本人ガイドさんが、
「あれね、お金がないからなんですよ~(^_^;) 私なんか、蝶々夫人がキティちゃんのTシャツとジーパンだったことあります(>_<)」
と、教えてくれました。
どっひぇぇぇ~っ!
そうなの?そうだったの!?
これが私の初オペラの体験エピソードです。 -
いよいよ当日です。
正面の階段のところからではなく、写真の右下のところから入場します。 -
こちらです。
-
一応、ユルめのセキュリティ・チェックがあります。
ナポリ、ミラノではこれはなかったのではないかと思います。 -
中はもっと広いのかと思っていましたが、ほどほどの大きさですね。
ボックス席らしきものは、側面にわずかにあるだけのようでした。 -
私の席は前から2番目で、オーケストラ席まですぐです。
-
ふと気付いたのが、みなさんの服装が派手ではないことです。
ほぼ普段着といってもよいのでは?
私はジャケットにネクタイで入場しましたが、
ネクタイ着用の人は、誘導の係員以外には数えるほどしかいません。 -
もちろんドレスでみえている方もおられますが、
-
Optima最前列のこちらのお父さんは、Tシャツにジーパンでした。
この2日後にフランス在住30年の日本の方にうかがったのですが、「最近は初日のGALA公演でもないかぎり着飾って入場する人は少なく、特にバスティーユではなおさらではないか?」とのことでした。 -
演出は、他にはみられないユニーク(と言っておきましょう)なものが処々に見られました。
しかしその多くは、私にはガッカリするものでした。
全裸の男がでてくる等、意味不明な失笑場面も複数ありました。
カルメンは公衆電話ボックスから登場します。
ジプシー女たちはディスコかポールダンスのような踊りをするのですが、下手( ゚Д゚)
極めつけは、最後のカルメンが死ぬシーンです。
ドン・ジョセはカルメンの胸ではなく首を刺すのですが、この時おそらくカルメンが隠し持っていた風船か何かをつぶし赤い液体がカルメンの首から流れます。ここまでやる意味あんのか?しかも、カーテンコールの時にその赤い液体がぬぐいきれずに首と前胸部に付着していました( ゚Д゚)
演出によって、こんなにもひどいカルメンができあがるのかと感嘆しました。
やい!ク〇演出家野郎よ!!
よくもこんなカルメンを見せてくれたな(>_<)!
券が売れ残ってた理由がわかったゼ!
金、返せ~っ!!!
しかし、
これらを補って余りある歌い手たちの素晴らしさ!
ビゼーの音楽に酔いしれたと語っておきましょう(^_^) -
カーテンコールでは皆さん写真を撮っていたので、私もパチリ。
カルメンの友人のメルセデスとフラスキータです。
メルセデスだけにベンツで登場したときには、笑わせていただきました。
密輸人たちは何台ものベンツで登場します。 -
ミカエラです。
以前見たYouTubeの公演では、ミカエラは青い服を着ていました。
Oui, et gentiment habillée, une jupe bleue, des nattes tombant sur les épaules...
(きれいな服を着て、青いスカートで、お下げが肩まで垂れていた・・・)
という台詞が原作にはあります。 -
闘牛士エスカミーヨ。
最初に登場する場面では、グレーの三つぞろいを着ていました。
会社員かよっ(笑) -
ジーパンに皮ジャンのドン・ジョセです。
おそらくこの格好で地下鉄で帰ったでしょうね(笑) -
カルメン役のAnita Rachvelishvili。
ジプシー女のイメージではなかったですが・・・
主役級の歌い手たちはさすがに素晴らしく、許しましょう! -
【追記】(2017.8.8)
旅というものは、帰った後から思い返すのも楽しいものです。
去年の秋から放送されたEテレの「旅するフランス語」でバスティーユ宮をやっていました(2017.1.25放送)ので、ビデオを見直してみました。
ご紹介します。
常盤貴子さんが出演しています。 -
バスティーユ宮は、フランス革命200年を記念して1989年に完成しました。
コンセプトは、当時のミッテラン大統領の提案で「現代的で誰もが楽しめる身近なオペラ座」ということなのだそうです。
もともとパリには、「オペラ・ブッファ」という庶民のオペラ喜劇が上演されていた歴史があるのです。
パリの皆さんが、さほど着飾らずに見えていた理由がわかりました。 -
「意外と広くない」なんて思ったのですが、座席数2745席は世界トップクラスだとか。
そして、どこからもよく見えるように設計されているのだそうです。 -
したがって、予算に合わせて気軽に楽しめるということです。
じつは私も今回255ユーロの券は「まるでNHKホールかどこかのこけら落としを見に行くような値段ですね~(^_^)」と言われていたのです。
いや~、お金があるってツラいな~(^_^;)
でも、今回わかりました!
それは良い席のほうがいいのでしょうけれど、一番安い天井桟敷の観客が最も鋭い批評をするというように、安い席でいいので自分の力をもっと高めるよう努力したいです。 -
といいながらも、番組で常磐さんはoptimaを買っていましたが(笑)
まあ、せっかく来たんですからね~ -
そして驚いたのが、オペラ座の構造。
そういえば外側から見て「なんでこんなに大きいのか」と思ったのですが、ここは巨大なオペラ工場みたいな施設なのです。
なにしろ舞台のそばには8つの舞台が用意できて、セット転換も自在に行えるそうなのです。 -
こちらは見学ツアーの一幕。
舞台裏では、セットの制作や保存・解体など裏方さんが仕事をしています。 -
地下6階の舞台を、
-
エレベーターであっという間に地上へ上げてしまうこともできます。
-
衣装を作る人々。
-
オーケストラの指揮者の方です。
-
できれば昔風の豪華な衣装のオペラを観たいけれど、当然予算のこともあるでしょう。
おちゃらけて「金返せ~」なんて思ってましたが、いろんな条件の中で皆さんが頑張ってカルメンを作っていたのかな?と、思い直しました。
それにしても歌い手さん、良かったです!
楽しい時間が過ごせました\(^o^)/
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この旅行記へのコメント (4)
-
- duc teruさん 2017/08/21 19:00:09
- ご訪問ご投票ありがとうございました
- falcon38さん
あ〜面白かった、そして勉強になりました、お礼に参上して楽しませて頂きました。
的確な写真と、簡にして要のコメントとても素晴らしい旅行記ですね!
モントルーのジャズフェスティバルもとってもお洒落な出来でした!
続けてお邪魔します。
duc teru
- falcon38さん からの返信 2017/08/22 15:52:46
- RE: ご訪問ご投票ありがとうございました
- duc teruさま
ありがとうございます。
カルメン前日の15時ごろですが、お教えいただきましたChartierにうかがいました。
驚いたことに、アメリカからお越しの美女とお一人様同士で同席になりました。
私は馴れていないので無難にmenuを注文したところ、彼女はエスカルゴと鴨のコンフィをたのんでいて、「パリにきたらコレよ!」とメチャ自慢されてしまいました。ギャルソンもとても明るい人でした。おかげさまで楽しく食事ができました(^_^)
10月から始まるEテレのフランス語講座は、やはり常盤貴子さん起用の第2弾で今度は南フランスが舞台のようです。
フランス語で「duc」の意味、わかりました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
falcon38
-
- 夏への扉さん 2017/08/08 01:46:24
- カルメン見たかったけど・・
- falcon38さん、こんばんは。
私も、このカルメン見たかったんですが、オペラ座ガルニエのバレエのチケットを買ってしまっているし、唯一行ける日が7月13日だけで悩んでいました。
その後、booking.comから、素敵なチケットもらったので13日はディズニーランドに行くことにしてあきらめました。
ところが、7月1日に、この日のチケット50ユーロ・デスカウントってメール来たんですよ! よほど空席があったみたいです。
カルメンは、区民オペラのエキストラ(歌わない)に出してもらったので全曲わかる、唯一のオペラです。しかもスペイン・セビージャが舞台。見たかったなあ・・でも!現在版だったんですね!
falcon38さんの旅行記見てから、オペラ座のサイトで動画も見ました。うーん・・見に行っていたらがっかりだったのか、訳の分からないオペラよりマシだったのか、十分楽しめたのか・・・
オペラを好きになってしまうと、お金がかかって大変かな?
次の旅行記にもカキコミします。
なつ
- falcon38さん からの返信 2017/08/08 18:22:09
- RE: カルメン見たかったけど・・
- 夏への扉さん
コメント、ありがとうございます!
7月1日に届いたオペラ座からのディスカウントのメール、私も見ました!
確か、最終日の公演のことだったでしょうか?私がカルメンを見たのが7月2日ですので、前日のことだったんです。ホテルでPCみて唖然とした思い出が、まざまざとよみがえってきました。ただ後日、こういうことは「ままある」と在仏30年のガイドさんに教えてもらいました。
夏への扉さんのコメントに触発されて、旅行記に追記を加えてみました。
私はこのフォートラで、オペラの先輩に質問して情報を教えていただいたりするんです。その中から、いつか行きたいヴェローナの野外オペラのとっておき情報をお教えします(^_^) ヴェローナのオペラ観劇で重要なことは、入場券の確保ではないそうなんです。オペラが終わるのが夜遅くなので、「歩いて帰れるホテルの確保」、これにつきるんですって!
オペラが現代風だとガッカリというのは、私の思い上がりだったようです。
きっと予算さえあれば、歌い手さんだって、演出家だって、豪華な衣装でやりたいに違いありません。いろいろな条件の中できっとすごく努力して公演してくれているんじゃないかと思い直すことにしました。
オペラの対訳本、スッゴく良かったです\(^o^)/
私はミラノのスカラ座で、スケジュールの関係からヘンデルの「時と真理の勝利」というオラトリオを初めてボックス席(←キャハハ〜、確か300ユーロ位)で見たんですが、事前にどうやっても情報を集めることができずにストーリーがわからず撃沈した苦い経験があるんです。
私はもうこれからは、対訳本がないとオペラは観られないかも知れません。大袈裟ですが、たった1400円で世界が変わりました。ですからきっと100ユーロの座席と1400円の対訳本で十分だったのでしょうね。エキストラのご経験(貴重ですね!)があって全曲おわかりになれば、カルメンをご覧になる際は絶対おすすめしたいです。
いままでお茶目しすぎて、高い席で見過ぎました。これからは考え直します。ですから、思慮深い皆さんには、きっと「お金かかって大変?」ではないと思います。
こういう思いって、旅をして経験したから感じられると言うことですよね。
旅というものの素晴らしさを感じて、ちょっとウレシイこのごろです(^_^)
falcon38
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