2017/05/07 - 2017/05/07
7位(同エリア664件中)
旅猫さん
新緑の信州への旅の二日目は、上田にある酒蔵の蔵開放に参加。
実は、今回の旅を計画するきっかけになったのが、沓掛酒造の蔵開放のチラシを見つけたから。
就職したころ、先輩に毎日のように連れて行かれた居酒屋に良く置いてあったお酒を醸す蔵元だったこともあり、行ってみようということになったのだ。
ただ、開放時間が10時からだったので、それまでの時間をどうするかは直前まで決めかねず。
結局、信濃国分寺から北国街道を西上田まで歩くことに。
しかし、旅の初日に布引観音を訪れたことが、大きな予定の変更につながるのだが。。。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
二日目は、朝から良い天気。
今日は、浅間山も顔を出しくれた。
逆光なのが残念。 -
朝食はバイキング。
こちらは、普通の宿と変わらない感じだ。
ただ、肉じゃががあったのが面白かった。 -
8:37に小諸駅を出る列車に乗るため、20分ほど前に宿の車で駅まで送っていただいた。
日曜日の朝とあって、ホームはかなり混んでいた。
軽井沢から到着した列車からも、たくさんの人が降りて来た。 -
列車は定刻に小諸駅を出発。
そして、思い出のある大屋駅を通り、信濃国分寺駅には8:54に着いた。信濃国分寺史跡公園の最寄り駅 by 旅猫さん信濃国分寺駅 駅
-
目指す信濃国分寺跡は、駅を出てすぐのところに広がっていた。
跡は遺跡公園になっていて、発掘された礎石が置かれ、金堂などの位置が分かるように整備されている。信濃国分寺跡史跡公園 公園・植物園
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講堂跡の礎石は、27個が良好な状態で発掘されたそうだ。
平安時代初期に建てられた当時のものが残っているなんて、何とも言えない。 -
歩いていると、遺跡を横切るしなの鉄道の列車が走り抜けて行った。
-
遺跡のすぐ近くには、現在の国分寺が建っている。
交通量の多い道を渡ると、向かい側に山門が建っていた。信濃国分寺 寺・神社・教会
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そこから参道だった道を歩いていくと、国分寺の本堂が見えてきた。
緑が綺麗で、春らしい境内だった。 -
入口からは、三重塔の頭が。
何だか、古都にいるような気分になる。 -
本堂は、万延元年(1860)に建てられたもの。
近くで見ると、どこか善光寺の本堂に似ているような。
どっしりとしたこのお堂は、長野県宝に指定されているそうだ。 -
本堂に入ると、大きな提灯が掛けられていた。
ここの本尊は薬師如来。
病気を治す仏様と言うことで、ひとつ大切なお願いを。
お寺の方らしい人に御朱印をお願いすると、呼んでくるという。
地元の毎日お参りに来る方だったらしい。 -
本堂から見て左手に、重要文化財の三重塔があった。
源頼朝の発願によるものと伝わるが、実際には室町時代のものらしい。
三重塔を眺めていると、先ほどの方がお寺の方を連れて来てくれた。
訊けば、御朱印受付は10時からとのこと。
まだ9時半前だったが、快く対応していただいた。 -
国分寺の参拝を終え、史跡公園へと戻る。
途中、国道を渡る歩道橋のそばに、信濃国分寺を瓦窯跡観察施設なるものがあった。
コンクリート造りの建物の中に、ガラス張りの見学施設があり、半地下になった窯の跡が薄ら見えた。
ここは、国分寺の大修理の際に使った瓦を焼いた窯跡とのこと。 -
歩道橋で国道を渡ると、向かいには資料館が建っていた。
市立にしては、かなり立派な施設だ。
時間もあるので、ちょっと寄ってみることにした。信濃国分寺資料館 美術館・博物館
-
中には、発掘された資料のほか、復元された国分寺の模型も展示されてた。
-
資料館を見学した後、今度は国分尼寺跡を歩いてみる。
国分尼寺跡は、ほとんどの部分がしなの鉄道の線路の南側にある。
そちらに行くには、線路の下を潜る道があった。
基本的には国分寺跡と同じ感じだが、礎石はほとんどなかった。 -
予定では、旧北国街道を歩き、上田宿から西上田へと歩くつもりだったが、前日歩き過ぎたのか、足の裏からふくらはぎにかけてが痛くなり、街道歩きは諦めた。
そこで、駅へ戻り、10:19発の列車に乗り西上田駅へと向かことに。
車内は結構混んでいて、上田駅からもたくさん乗って来た。
そして、次の西上田駅ではかなりの人が降りたのでびっくり。北国街道歩きに便利な駅 by 旅猫さん西上田駅 駅
-
降りた人のほとんどが、同じ方へと歩いて行く。
みなさん、お目当ては同じ場所らしい。
その場所は、国道から分かれる旧道沿いにある。
この旧道が、北国街道だ。 -
目指す酒蔵が近づいてくると、右手に滝のように藤の花が咲いていた。
-
土蔵の壁が剥がれて、何とも言えない模様に。
-
その土蔵のすぐ先に、目指す沓掛酒造が現れた。
入口の手前にテントが立っていて、そこで受付をしていたので、入場料1000円を払って中へ。年に一度の蔵開放 by 旅猫さん沓掛酒造 名所・史跡
-
この酒蔵では、年に一度、蔵を開放している。
今回、偶然それを聞きつけ、訪れることにしたのだ。
入場料を払う必要があるが、それだけで、お酒は飲み放題。
とは言え、プラ製の小さな枡なので、一回の量はかなり少な目。
でも、二十種類ほどお酒があるので、全部味わうにはちょうど良い。
しかも、つまみを売る店も出ているので、半分居酒屋のようだ。
最初に食べたのは、『美味だれ焼き鳥』。 -
入場料を払うと、大吟醸引換券が付いてくる。
三つの大吟醸から一杯無料で飲める券だった。
選んだのは、『袋釣り大吟醸生原酒』。
これは美味しかった。 -
試飲会場は、一番奥の倉庫。
たくさんの人が来ているので、中は大混雑。
座れる場所が少ないので、立って飲んでいる人ばかり。 -
数種類飲んだところで、再びつまみを。
今度は、炙りベーコン。 -
試飲会場には、お燗をいただける場所も。
お燗が試飲できるなんて初めて。
これは嬉しかった。 -
枝豆、イカ揚げ、竹輪など、つまみも充実。
蔵開放と言うより、蔵居酒屋だな、これは(笑) -
少し休憩しようと、一旦会場から外へ。
テントの受付で、蔵見学の受付をやっていたので、せっかくなので予約を。
時間があるので、旧街道沿いを散策することに。 -
街道沿いで見つけた趣のある建物。
上田紬の工房らしいので、後で寄ってみようと思う。
とりあえずは、行けるところまで歩いてみることに。 -
さらに歩いて行くと、いい感じの町並みが現れた。
蔵造りの家がかなりあり、独特な感じだった。 -
その先には、崩れかけた土塀が続く場所も。
水路もあって、いい感じだ。 -
街道筋らしい風情が漂い、心が和む。
石垣とか土塀とか、日本の町並みらしい趣だな。
緑もあって、とても美しい。 -
この辺りの民家は、綺麗に手直しされているものと、崩れるに任せているものがあった。
人が住んでいるものの、主屋以外はかなり傷んでいる家も。
やはり、維持していくのは大変なようだ。
でも、残してほしいものだと思わずにはいられない。 -
山を背にした大きなお屋敷も。
石垣に門。
変に飾らず、落ち着いた感じが好きだな。 -
それにしても、大きな家が多い。
ここは、江戸時代から明治にかけて蚕種業で栄えたところだそうで、屋根の上に越屋根と呼ばれる小さな屋根が載っているのは、蚕室造りと呼ばれる民家。
今でも、かなりの数の建物が残っているみたいだ。 -
集落を過ぎたあたりに、神社があった。
藤の花が咲く急な石段を登ってみたが、鳥居の場所から、さらに上の方にあるようなので、今回は諦めることにした。 -
神社の場所から沓掛酒造へと戻る。
ちょっと迷い込みたくなる路地があったが、時間も無いので通り過ぎた。 -
土壁の蔵の前でオダマキの花が咲いていた。
-
歩いていると、前から猫さんがやってきた。
見廻りお疲れ様。 -
上塩尻と言うこの界隈は、蚕都と呼ばれていたらしい。
往時は、とても栄えた土地らしい。
立派な民家があるのも、その面影ということだ。 -
往きに見つけた上田紬の工房に立ち寄った。
暖簾が無ければ、普通の古民家と言った感じで、入ってみると、まさに普通の家の玄関だった。
来訪を告げると、奥様が出てきてくれ、案内してくれるとのこと。 -
自宅と工房が繋がっていて、そこではご主人が制作中だった。
手織りと言うのが素晴らしい。
機織りの音がとても心地よかった。 -
色とりどりの糸を使ったものも。
これだけでも美しいなと。 -
糸を紡ぐのも手動。
この時点で、何か作品を買いたいと思い始めていた。 -
綺麗な糸たちがたくさん。
本当に美しいなぁ -
一通り見学した後、反物や小物が置いてある部屋に通された。
反物は高価だし、お土産にしてもどうにもならないので、小物を観させていただいた。
その中から、小物入れと名刺入れを購入。
良い記念になったな。 -
沓掛酒造に戻るとちょうど良い時間。
酒蔵見学に参加したが、入口近くだけで、しかもありふれた内容で、ちょっとがっかり。
帰りがけに、何かお酒をと思ったが、結局、購入しないで出て来てしまった。 -
西上田駅に戻ると、ちょうど13:52発の列車がやってくるところだった。
その列車に乗り、すぐ隣の上田駅へ。 -
上田駅には13:56に到着。
持っていた指定券は、15:36発の『あさま622号』。
まだ1時間半もあったが、もう歩き疲れたし、ほろ酔い気分なので、もう帰ることにした。
14:39発の『あさま620号』の自由席はガラガラだった。
GW最終日とは言え、日曜日の午後なので混んでいるかと思ったのだが。
でも、軽井沢駅からどっと乗り込んで来て、デッキまでいっぱいになった。
熊谷駅で高崎線に乗り換え、あとはのんびりと。
今回は、酒蔵開放に吊られての旅。
急に計画したものの、コモロスミレや布引観音、美味しい蕎麦に美しい上田紬など、心に残るものに出会えた良い旅だったと思う。
さて、次は箱根の旅だ。
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旅行記グループ
【信濃国】東信
この旅行記へのコメント (10)
-
- rupannさん 2017/07/23 21:25:40
- 沓掛酒造の蔵開放のチラシが旅のきっかけとは
- いいですねぇ
旅猫さん、こんばんわ〜
おつまみ色々、お燗もありの飲み放題
いや、試飲放題〜羨ましすぎですよ〜♪
朽ちかけた土塀にもそそられますねぇ
旅猫さんが足を痛めるとは...大事にね。
暑いし、大雨だし地球は不穏な動きをしてますね...
by rupann♪
- 旅猫さん からの返信 2017/07/28 16:38:33
- RE: 沓掛酒造の蔵開放のチラシが旅のきっかけとは
- rupannさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
蔵開放では、珍しく1000円で呑み放題!
つまみも豊富で、完全に居酒屋常置です(笑)
お燗があったのも感動ものでした。
足を痛めてすでに一年半ほど。
未だに痛みがあり、困ったものです。
旧北国街道も、もう少し歩きたいところですが。
大雨も、少し休憩のようですね。
まさに、梅雨末期の大雨だったのかも。
旅猫
-
- pedaruさん 2017/07/08 05:20:11
- 街並み
- 旅猫さん おはようございます。
国分寺の遺構も素敵ですが、旧街道の風情が何とも言えません。ほとんど観光化されておらず土塀も崩れかけたのもあったり、(風情としては最高ですが崩れてしまっては元も子もありません)手入れされた立派な住宅など興味が尽きません。
北国街道というのですね。いつか行ってみたいところへリストアップです。
pedaru
- 旅猫さん からの返信 2017/07/08 07:04:46
- RE: 街並み
- pedaruさん、おはようございます。
書き込みありがとうございます!
あの渋い街並みは、北国街道の塩尻と言う集落です。
往時は、養蚕で栄えたそうで、蚕室造りという大きな建物がたくさん残っていました。
蚕都と呼ばれた街も、かなり建物や土塀が崩れ始めていて。
新しい家も増え始めているので、早目に訪れることをおすすめします。
上田紬もぜひ。
旅猫
-
- ガブリエラさん 2017/06/27 17:12:25
- お酒飲みでなくても、楽しめそうです♪
- 旅猫さん☆
こんにちは♪
お酒が飲めない私ですが、居酒屋の雰囲気は好きで、最近は行けてないのですが、昔はよく友人と「食べに」行ってました(*^_^*)
お酒の蔵の試飲って、お酒だけだと、縁のない場所になっちゃうのですが、ここみたいに、おいしそうな焼き鳥とか、ベーコンがあると、行っても楽しめそうですヽ(^o^)丿
見回りの猫ちゃん、可愛いですね♪
凛々しいお顔ですね!!!
ローカルな電車も、たくさん見られて、プチ鉄子の私はとても嬉しかったです!
色々あったようですが、それでも大切なお願いを続けてらっしゃる旅猫さんは、本当に優しい方ですね(*^_^*)
ご朱印、早めに書いて下さったお寺の方の優しさにも、感動です(^O^)
ガブ(^_^)v
- 旅猫さん からの返信 2017/07/01 09:27:38
- RE: お酒飲みでなくても、楽しめそうです♪
- ガブさん、こんにちは。
いつもありがとうございます!
お酒は飲めなくても、居酒屋が好きな人って結構いますよね。
普通の飲食店には無い食べ物がありますからね。
実は、昨日もちょっと呑んできました(^^;
沓掛酒造の蔵開放は、ソフトドリンクも売っているので、吞めなくて十分楽しめますよ。
つまもも豊富ですし。
この時も猫さんに出会えてよかったです。
しかも、なかなかの美形で。
それにしても、人生いろいろありますね。
友人とは離れてしまいましたが、やはり唯一無二の人だったと思っています。
今はただ、元気でいてくれることを願うだけです。
旅猫
-
- 前日光さん 2017/06/25 21:19:40
- 蔵元の試飲は。。。
- そりゃあ、そういう情報をゲットしてしまったら、行こうじゃないか!となるのは人情ですよね!(^^)!
というわけで、「沓掛酒造」ですか。
5年前の信州旅行で、この蔵元の「互」という辛口を飲みました。
懐かしいです。
酒造に行く前の散策が、面白そうですね。
かつて養蚕で栄えた町の栄華の名残が、立派な構えのお屋敷に感じられます。
時間があれば路地に迷い込みたかったことでしょうね。
そぞろ歩きで出会った猫さん、器量よしですねぇ〜
かわいがっていたお隣の猫さん(昨年の1月に故猫?となりました)によく似ています。
散歩中に猫さんに会いたいと思っても、なかなか会えません。
この間岩宿遺跡で見かけた猫さんは、こちらを向いてくれませんでした(T_T)
旅猫さんには、旅先の猫さんとリンクする何かがあるのでしょうね?
上田紬が、本当に美しいですね。
紬用の糸が糸巻きに巻かれている様も絵になります。
試飲でほろ酔い気分となり、少し早めの列車で帰るというのも、自然な感じがしていいですね(^-^)
前日光
- 旅猫さん からの返信 2017/07/01 08:51:19
- RE: 蔵元の試飲は。。。
- 前日光さん、こんにちは。
お返事が遅くなりすみません。
蔵元開放の情報を見て、急遽宿を取りました(笑)
GWでしたが、最後の週末だったので、思ったよりも混んでいなかったかも。
「互」を飲まれましたか!
今回、私も呑みました。
三種類くらいありましたよ。
販売は無しでしたが。
『蚕都』と言う言葉を初めて知りました。
その名にふさわしい、立派な家屋が多かったです。
時間があれば、ゆっくり路地裏を歩いてみたかったです。
そこで出会った猫さんは、ちょっと怖い顔でしたが、野性味があってかっこよかったです。
5月の後半に訪れた男鹿半島でも、猫さんが寄ってきましたよ(^^)
でも、出会わない時は、まったく出会わない時もあります。
出会うと、旅が上手くいくことが多いですね。
上田紬は気に入りました。
すべて手作業で、しかも自宅兼工房で作られているのもよかったです。
糸を紡ぐのも手作業なので、工房では機織りの音しか聞こえません。
この時は、結構飲みましたからね(笑)
もういいかなって(^^;
旅猫
-
- salsaladyさん 2017/06/25 09:31:05
- 小諸なる古城のほとり〜大吟醸で千鳥足。。。
- ☆真面目な旅行記にふざけたタイトルをつけて失礼!(自分も利き酒大好きなので、振り返ってみると、2016年正月に”誉国光”でほろ酔い記が!)
お酒ってほどよく飲めば、世界を明るくしてくれる〜我が家の次男も隔世遺伝で日本酒党!
親の誘いを断って、彼女と京都まで着流しで灘の生一本を味わいに行く強者です。
子の幸せを願う親と、自由に生きたい!息子との葛藤は生涯続くのでしょうか?なんてね〜
旅猫さんは、『そんなこと知ったこっちゃねえよ。酒が旨けりゃそれで良い』心境?
- 旅猫さん からの返信 2017/07/01 08:28:32
- RE: 小諸なる古城のほとり〜大吟醸で千鳥足。。。
- salsaladyさん、こんにちは。
お返事が遅くなりすみません。
いえいえ、真面目ではないですよ(^^;
salsaladyさんも日本酒がお好きでしたか!
息子さんは着流しで呑みに行くとは粋ですね(笑)
美味しいつまみと旨い酒があれば幸せです〜、なんてね。
でも、今、お酒の在庫を切らしていて。。。
健康診断も近いので、ちょうどいいかも(笑)
旅猫
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