2017/04/30 - 2017/05/05
29位(同エリア398件中)
くわさん
2017年のゴールデンウィーク、急きょ5月1、2日に休みが取れることになり、なんと9連休となりました。
くわの巣では毎年この時期は混むので近場をうろついていましたが、せっかくの9連休、前回行った韓国・釜山が消化不良だったのでまたまた行くことにし、博多港から高速船やホテルを予約し、準備万端整えた直後から、韓国の隣国の状況がおかしくなり、いつ休戦が終わって軍事的衝突が起こっても不思議ではなくなってきました。
で、結局、泣く泣く韓国旅行はキャンセル。
↓[臆病者韓国旅行をキャンセルす]
http://4travel.jp/travelogue/11236233
旅行をキャンセルした記事なのに、「いいね」をたくさんいただきまして、ありがとうございました。
しかし、このままどこへも行かないのは、せっかく休みをくれた会社にも申し訳ないので、急きょ、韓国から南に離れた鹿児島県は与論島へ行くことにしました。
(ここならミサイルは飛んでこんやろ、軍事基地もないし)
与論島というと鹿児島へ行ったときフェリー乗り場が見えて「ここから離島へ行けるのか」と漫然とした思いがありましたが、いよいよ実現です。
予約してからみなさんの旅行記を拝見すると、飛行機で行く方が多いようでしたが、飛行機で行けるとは全く考えも及ばず、この島へは鹿児島から船でしか行けないと思い込んでいました。
この鹿児島からのフェリーは二社運航していて、一日毎に会社が交互に入れ替わっているようです。
当初韓国へ出発する日の4月29日の鹿児島からのフェリー運行状況を調べてみるとあいにく満席。やはりゴールデンウィーク初日は混むようです。
で翌日は船会社がマリックスラインに替わりますが空席ありで、ネット予約はめんどくさいので電話で予約しました。
宿はこの4travelなどからはゴールデンウィークの混雑時期はネット予約はできないようで、電話予約。
当初、星空が奇麗と紹介されていた明星荘に何度も電話しますが誰もでてきません。
もう営業してないのだろうかと、明星荘の近くの海水館へ電話すると難なく予約が取れました。
急きょ決めた行先で、全然下調べもせず、鹿児島から一晩程度で行けるつもりだった与論島、さてどんなところだったのでしょうか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
与論への旅の出発は博多駅。
ここから新幹線で鹿児島まで移動します。
まずここで駅弁を購入。銘柄はもちろん北九州市民のソウルフード、東筑軒の「かしわ飯」です。博多駅 駅
-
切符はあらかじめ指定席を買っておきました。
もっと混んでいるのかと思ったら意外と空いています。
やはり明日が平日だから、みなさん手控えているのでしょうか。 -
新幹線は11:55のさくら。
まだ30分の待ち時間があるので構内をうろつきましょう。 -
この奥のコンビニでビールなぞを買います。
-
ホームに上りましょう。
-
11:27発のみずほがやってきました。
こちらの方が停車駅が少なく、鹿児島には早く着くのですが、急がない身の旅、ゆっくりと行きましょう。 -
さくらはこのホームに入ってくる予定です。
-
みずほが出発して、次に来るのがさくら。
-
やっときました。
九州新幹線 800系 さくら 乗り物
-
今まで博多駅から新幹線に何度も乗りましたが、すべて西行の山陽新幹線で、南行の九州新幹線は初めての乗車です。
-
祝! 九州新幹線初乗車。
-
木目調の落ち着いた車内で、おまけに指定席は2列×2列のゆったり仕様です。
-
ゆったりゆったり。
-
さてさてお楽しみの駅弁タイム。博多駅で買った北九州市民のソウルフード、東筑軒のかしわめし。
-
他社のではなく、東筑軒なのです。
ビールも進む。 -
ほろ酔い気分で、熊本からは各駅に停車。
ここは懐かしの出水。
新幹線で来たよ、壇蜜。
http://4travel.jp/travelogue/10961147出水駅 駅
-
ここは出水の武家屋敷に行く途中、道に迷って迷い込んだ駐車場。
http://4travel.jp/travelogue/10962082 -
13:30、博多から一時間半で鹿児島に着いてしまいました。はや!
-
終着駅です。
-
鹿児島中央駅は、列車の先頭方向に出口があります。
-
エスカレーター待ち。
エスカレーターの片空けをするとこのように列が伸びてしまうのでやめてほしいものです。 -
コンコースに下りてきました。
ゴールデンウィーク期間中ですが、そんなに混んでいません。
(帰りは混んでいた) -
吞み助はこういうのに自然に引き寄せられてしまいます。
-
改札を出ましょう。
-
改札を出て、更にエスカレーターを下りると駅の外に出てきます。
鹿児島中央駅 駅
-
駅前広場ではドイツの国旗。ビアフェストをやっています。
時間がたっぷりあるので入っても良かったのですが、以前別のビアフェストで意外とビールが高かったので、パス。 -
ややビアフェストに後ろ髪を惹かれながら路面電車乗り場へ。
-
路面電車乗り場近くには、薩摩から留学した人たちの銅像があります。
今では気軽に(でもないか)行ける海外旅行、当時の人たちは命がけだったのでしょう。 -
振り返るとこんな観覧車もありました。
都会ですね、鹿児島市。 -
船の出港時刻は18:00。現在13:45。まだまだ時間かあるので鹿児島市の繁華街、天文館に行って見ましょう。
この電車は既に満員。鹿児島市電 乗り物
-
次の電車を待ちます。
鹿児島の路面電車は温暖化対策で、軌道に緑が植えられています。 -
電車はすぐにやってきて、これに乗り込みます。
-
車内は、外国から来ている人が意外と多く、国際色豊かでした。
-
10分ほどで天文館に到着。
天文館商店街 名所・史跡
-
天文館のアーケード。
ゆうに「天文館に行こう」と言ったら、てっきり天文台へ行くものと思っていたようです。 -
江戸時代に薩摩藩が天体観測や暦の研究施設をこのあたりに作ったことから、この名前がついているとのこと。
-
おっと、道を間違えた。
港方向へUターン。 -
こっちが港側。
港側と言っても歩いていくわけではないのですが。 -
天文館というだけあって、歩道には天体写真が張り付けてあります。
これはかの有名なオリオン星雲。 -
プレアデス星団。
-
ゴールデンウィーク前期の日曜日の午後。
-
キャリーケースを引き天文館を歩く。
-
星座もある。
-
アーケードのほぼ端でこんな行列を発見。
なんじゃろなと覗いてみると・・・ -
「しろくま」というスイーツのお店らしい。
天文館のことは全く下調べもせずにやってきて、こんなお店は知らなかったのですが、"ゆう"が言うには有名なお店らしいです。 -
なので、食べてみることにしました。
ただ、量が多そうなので2人で一つを注文します。白熊菓琲 グルメ・レストラン
-
ただのかき氷とは違う、クリーミーなおいしさでした。
これなら一人一つにすればよかった。 -
アーケードを抜けると、天文館は飲み屋街になってきます。
-
夜は活気があるのでしょう。
-
なんとなく雰囲気がよさげな食堂。
中途半端な時間なのか、営業している雰囲気ではありません。 -
なんとなく引き付けられるお店。
-
時刻はまだ15時にはなっていませんが、特にお目当てもないので、タクシーでフェリーターミナルにやってきました。
鹿児島港には対岸の桜島行、種子島などの近距離、そして奄美・沖縄航路の新港フェリーターミナルに分かれているので要注意です。鹿児島港フェリーターミナル 乗り物
-
乗船手続きは二階。
-
17:00~17:45と書かれていますが、現在15時。
-
早すぎるのか、と心配しましたが、予約番号を伝え、乗船券をもらいます。
17:00~17:45というのは乗船案内の時間ですね。 -
こちらが待合室。目の前に桜島が「どーん」と見えていい眺めです。
-
これが本日乗船するクイーンコーラル8。
荷役作業中。 -
こちらがライバル社、A-Lineの波の上丸。
交互に運航しているので明日出港なのでしょう。
こちらの方がデッキの階数が多く、ゆったりしていそうな感じでした。 -
こちらのフェリーは種子島へ行く船のようです。
-
ヒマや。
ターミナルから出て、桜島でも見に行きましょう。
(この後、フェリーからもいやというほど桜島を見ることになるが) -
ちょっと霞んでいますが、立派な山容です。
-
あっ、水中翼船。
多分、種子島とか屋久島への船でしょう。
奄美諸島に水中翼船で行ったらどんなに便利になることか。
(この後実感することになる) -
再びターミナルに戻ってきました。
こんなポスターが掲示してあります。
沖縄に3年、ハブが生息しているといわれる地区で暮らしましたが、結局、生ハブは見たことがありません。
しかも、これから行く与論島にはハブはいません。 -
そういえば一つ忘れていたことがありました。
フェリーでの食事はお値段が高いので、船内で食べる朝食はコンビニでパンなどを買おうと思っていたのですが、すっかり忘れていました。
このターミナルの売店でパンを買っておきます。
一つ150円とちょっと高かったですが、フェリーで買うより、若干安く買えました。 -
16:58、ようやく扉が開き乗船通路に出ます。
-
と、思ったらまたここで足止め。
ちなみに私たちはタクシーでここまで来ましたが、鹿児島中央駅からターミナルまでバスが出ています。
このバスだとターミナルに着くのは17時ちょっと前になるようです。 -
17時ちょうど乗船開始です。
-
二等室でも指定席なのであわてる必要はありませんが、ついつい韓国旅行の時に着いた習性で、一番乗りを目指してしまいます。
結構な大部屋。ひっとして難民船状態になるのか、という不安がよぎります。マリックスライン (鹿児島~那覇) 乗り物
-
船内を探検しましょう。
-
右が案内所、左が売店。
どちらも時間になると閉まってしまいます。 -
こちらが自販機コーナー。命水がそれほど高くない価格で買えます。
-
ここは休憩ロビー。
-
船上に出てみましょう。
-
桜島がどーん。
-
-
-
さて、船室に戻りましょう。
-
戻ってみると・・・おっと混んできました。
この後さらに増え、結局ほぼ満席の難民船状態になってしまいました。
一応、船室は、奄美大島へ行くお客さんと、それ以遠へ行くお客さんに分かれていて、早朝に着く奄美大島のお客さんに起こされなくて済むようになっています。 -
さあ、そろそろ出港時間の18時、出港風景を見に行きましょう。
18時ちょうどにタラップが外されました。 -
船はゆっくりと岸壁を離れます。
-
見送りのお客さんはもういません。
-
この白灯台と・・・
-
赤灯台を通過し・・・
-
鹿児島を離れます。
-
桜島の雄大な景色を見ながら・・・
-
アップで迫ってみましょう。
-
こちらは以前乗った桜島からのフェリー。
-
-
鹿児島新港を後にしました。
-
鹿児島の沖にはこんなかわいらしい灯台。
-
-
この辺まで来ると、桜島の迫力が増してきます。
-
そんな景色を見ながらクイーンコーラルは南に向けて走ります。
そうだ、出来るだけ南に逃げるのだ。 -
時刻は18時30分を過ぎ、そろそろ日の入り時刻です。
船内には日の入り時刻が掲示されているので、皆さん船上に出てきます。 -
そんな時、桜島が噴火したようです。
せっかく南に逃げようとしているのに、大丈夫か?
この2、3日後、桜島が本格的に噴火して、大量の火山灰が降り注いだそうです。 -
そんな噴火を気にせずに、夕陽を楽しみましょう。
-
こういう情景を「アベック」というと歳がばれてしまいます。
カップルです、カップル。
このカップル、実は同じ船室で、隣の列に寝ていた人でした。
多分新婚さん、旦那さんが与論出身なのか、母親らしき人と三人で里帰りのようでした。 -
-
ああ、陽が沈む。
-
さて夕食でも食べましょう。
ここのレストランの営業時間は限られていて、それ以外は自由に出入りでき、売店や外で買ってきたものもここで食べることができます。
昼間のしろくまのかき氷が結構腹に持たれているので、先ほどのターミナルの売店で押し売りのように無理やり買わされたさつま揚げで夕食です。
これだけでも油ギトギトなので結構満腹になってしまいました。
このようにしてフェリーは夜の海を南に向けて走るのでした。
次の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11245665
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 与論島旅行2017
0
100