スイス・ミュージアムに行こう21.　バカンスしよう！～チューリッヒデザイン美術館

2017/03/10 - 2017/03/10

Museum für Gestaltung/チューリッヒデザイン美術館があるのは、チューリッヒ・ウエスト地区のToni-Areal/トニ・アレアルという場所。
チューリッヒ・ウエストというのは、もともと工場地帯だったのですが、時代の流れで工場が閉鎖され大きな建物だけが残っていました。
近年になってこのエリアでは再開発が進み、オシャレなショップやらカフェ、レストランが立ち並んでいます。
トニ・アレアル周辺は、州立の芸術大学があるためか、特にアート系の施設が集まったエリアになっています。

この美術館に行くには、チューリヒ駅横のトラム駅Bahnhofquaiから４番トラムAltstetten行きに乗って約15分、Toni-Arealで降ります。
すぐ目の前にある大きな建物の中に美術館があります。同じ建物の中にZurich University of the Artsも入っているので、この周辺には学生と思しき若い人たちが多く、学生向けのカフェなどもよく見かけます。

私がここを訪れた目的は、スイスの観光産業100周年を記念して開催された「Macht Ferien！/バカンスしよう」という企画展のため。この企画、レトロな観光ポスター好きの人にはたまりません。
ただ、スイスの美術館は入場料が高く、またこのデザイン美術館は部屋が数室あるだけの小さな場所なので、よほどデザインに興味のある方以外はふらっと立ち寄っても楽しめないと思いますのでご注意を。

エリア チューリッヒ(スイス)

Toni-Arealはいわゆる再開発地区で、こんな感じでまだ景色が広々としています

今日ここに来た目的はコレ、バカンスしよう！展を見るためです

この建物の中にあるんですが・・・

トラムを降りてすぐ、この階段の下の入口から入って中で迷って大変なことになったんだな(￣▽￣;)）
なので建物の反対側にある入口（やっぱり長い階段がある）から入ってください！

いや～なんか若い人がいっぱいここに入っていったもんで、そのままついて行っちゃったんだなｗ
後で知ったんですが、実はここにはチューリヒの芸大が入ってるんですよ

正しい入り口はここ

中に入ると、もう美術館の入り口です

美術館といっても展示室は３つだったかな？規模は小さいです

この時は他の部屋ではタイポグラフィーと現代アート系フィルムの展示をしてましたね

では本命の展示室へ

お～ポスターがいっぱい！(´∀｀)

この赤い傘が印象的なポスター、実はグラウビュンデン州の観光ポスターなんですが、観光の役にはあまりたってなさそう・・・
でも、私はメッチャかっこいい～と思って、絵葉書ですけど買ってウチで飾ってるんです
素敵なのも納得、ここにきて知ったんですがアルベルト・ジャコメッティ作でした

ポスターの奥になんか気になるデカいオブジェが・・・
あれ、ピタゴラスイッチ(正確にはなんて言うんだろうか?）になってて、時間が来ると動くんです

ポスター以外にも昔のパンフレットとか、観光地を映したフィルムなんかもありましたよ

では、美しいポスターの数々をご覧ください

動物を使ったデザインもかわいらしいですね

カワエエ～(´∀｀)

でもやっぱり・・・

魅力的なポスターには美女ですね

あ、これ「ティチーノ州でスパゲッティを収穫している映像」です
BBCで本当に放送されたエイプリルフールの映像で、放送後に視聴者から自宅でスパゲッティの木を育てる方法を問い合わせる電話が数百本もかかってきたとか

ちなみに問い合わせに対しては「パスタを１本トマトソースの中に挿し、あとは育ってくれるよう願うだけだ」と答えたそうです
くぅ～イングリッシュジョーク～

さて、オブジェが動く時間になりました

係の人がスイッチを入れると上から大きな銀色の玉が動き始めました

色々なものを動かしながら球が滑り降りていきます

フォンヂュとラクレットは欠かせませんな

スイスに実際にある乗り物がいろいろ出てくるのも面白いですね

球が電車に乗る前にちゃんとトイレに入っていきましたよ(￣▽￣;)

電車に乗ったかと思ったら船に乗ったり、ケーブルカーやら気球まで出てきて、上に行ったり下に行ったりしたあげく、最後にホテルに入って終了です

思わずうちに持って帰りたくなりようなポスターの数々でした