2012/11/10 - 2017/08/29
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kawakoさん
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スイス・ドイツの国境に位置する小都市ヴァイル・アム・ライン。
ここ、特に観光地というわけではないのですが、商店街ではスイスフラン高を背景に、日常品の買い物に訪れるスイス人がわんさか歩いています。
ところでこの町の郊外には、デザイナーズ家具で有名なヴィトラ社のデザインミュージアムがあって、ヴァイル・アム・ラインとその周辺の町では、ミュージアムにコレクションされている椅子(マッキントッシュのハイバックチェアーや、リートフェルトのジグザグチェアーなどなど)のレプリカが設置されているんですよ。
椅子が設置されているのはかなりの広範囲にわたっているのですが、機会をとらえて探した椅子の画像がだいぶたまってきたので旅行記に仕立ててみました。
↓ヴィトラ・デザインミュージアムの様子が気になる方はこちら
https://4travel.jp/travelogue/10783921
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
-
ここはスイス・ドイツの国境、バーゼルからヴァイル・アム・ラインへの南側の玄関口といったところでしょうか
バーゼルから車移動の場合はここを通ることが多いです -
国境からヴァイル・アム・ラインの町中へ向かう途中、ラウンドアバウトの中央に鎮座していつも出迎えてくれるのがこの巨大なイスのオブジェ
アレッサンドロ・メンディーニの「Lassu/ラッスー」です -
「ラッスー」とはラテン語で上へという意味です
このラッスー、もともとは燃やして黒焦げになった椅子で、燃やすことで機能物としての椅子が、精神的なオブジェクトに変化して存在し続けることを表現しているとか・・・
ヴィトラ・デザイン・ミュージアムの所蔵品で、ミュージアムショップでは、ちゃっかりコレのミニチュアを販売しております -
ヴァイル・アム・ラインのとあるアパートの壁に、椅子の絵と「椅子の街」の文字が
実はこの町には有名な家具会社 、ヴィトラ社の工場があり、その敷地内にあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムでは、ヴィトラ社が所有する膨大な数のデザイナーズ家具や照明器具などが展示され、ここは「世界で最も重要なデザイン博物館」と言われています
そんな関係からか、ヴァイル・アム・ラインでは町のあちこちに、ヴィトラ社所蔵のデザイナーズチェアのレプリカが設置されているんです -
ヴァイル・アム・ラインで椅子を探すときの必需品がこの本、ツーリスト・インフォメーションで販売されていました
(2013年当時で9. 50ユーロ)
中を見ると町中に設置されている椅子の説明と場所が記載された地図がついています -
この地図を頼りに椅子を探すわけですが・・・御覧の通り、かなーり広範囲に点在しているんですねw 全て見ようとしたら車でもないと無理です
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ではヴァイル・アム・ラインの町を東から西に向かってご紹介していきます
ここは町の東はじの方、ヴァイル・アム・ライン駅からだと徒歩で30分ほど離れてます
この辺りにはまだ古い町並みがまだ少し残っていますね
実はこの日は気温36度オーバー、:(;゙゚'ω゚'):汗が出て出て出て(エンドレス) -
ここは Lindenplatz 、博物館と教会に面した広場です
この辺にあるはずなんですが・・・あったあったw -
ジャスパー・モリソンの「Wingnut Chair」です
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近くに何故かこんなものが・・・この形はオランダの木靴?
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さて、この広場の近くから徐々に椅子を探していきますに
広場からハウプト通りを渡った所、ここホテル・アドラーには・・・ -
二つの建物を挟んで中に椅子が浮いています
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マッキントッシュのハイバックチェア(アーガイル)
彼の故郷グラスゴーのアーガイル・ストリートにあるティールームのためにつくられたもので、最初のハイバックチェアと言われているそうです -
背後から見るとこんな感じ
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さて、地図を片手に住宅街の路地を進んでいくと・・・
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あった!
とあるギャラリーの敷地内にあるって記載されてたんですが・・・普通の家にしか見えんかったぞ( ̄▽ ̄;) -
Herbert von Thaden 「ラウンジチェアー」
彼については、40年代のアメリカの家具メーカー「Thaden Jordan Furniture」の共同所有者であったということぐらいしか知られていないそうです -
普通の町の中に椅子が飾られてるのって、やっぱりなかなかシュールな光景だなぁ
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こちら、ハウプト通り沿いにあるワイナリーの敷地内にニョッキリ生えているのは・・・
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ロン・アラッド「Well Tempered Chair」
4枚のスチールをナットで留めただけのつくりで、彼が世界的に有名になるきっかけとなったイスだそうですよ -
ところでジャスパー・モリソンの「Wingnut Chair」の背後には教会があるのですが、11月にここに来た時、中に入ってみました
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中に入ってびっくり!人形がいっぱい並んでいます
クリッペですよ~( ̄▽ ̄) -
クリスマス前のこの時期、教会ではクリッペを展示していることが多いのですが・・・これだけの規模で生誕から昇天までをなぞっているのは初めて見ました
ちなみにクリッペとはもともと馬の飼葉桶のことで、そこから転じてキリスト生誕の様子を表した木彫り細工のオブジェを指すようになったのですが、今ではさらに大規模になってほかのシーンも再現するように
素材もいろいろになったみたいです -
生誕
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最後の晩餐
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ゲッセマネの園
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ゴルゴダの丘へ
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よく見ると、各シーンでこの二人が成り行きを見守っているかのように佇んでいるのですが、この現代風俗の二人=私たちの分身で、聖書の物語を身近に感じる手助けをしてくれるようです
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西に移動してヴァイル・アム・ラインの中心地にやって来ました
この辺りは道沿いにいろいろな商店が並んでいて、ショッピングストリートになっています -
町のインフォメーションセンターもこの辺りにあります
このイスが目印( ̄▽ ̄)b -
中に入るといろいろなパンフが置いてありました
ヴィトラ・デザイン・ミュージアムへの行き方なんかも教えてくれます
ここからだと15分ほど歩くそうです -
イスをデザインしたグッズも結構取り扱ってます
これは細長いグラスの中にガラスのイスが入っています -
ギフトショップのショウウィンドーにはこんなものも
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ちなみに日曜は休み(他の日に撮影した前景)
まぁ日曜にここに来ても、開いてるのはレストランぐらいなんですけどね -
このインフォ周辺には5点ほど椅子が設置されています
すぐ近くにあるのが・・・ -
ヘリット・リートフェルトのジグザグチェアです
一度目にしたら忘れられない印象的な形です
こんな感じで高所に設置されているパターンが多いので、慣れないと見逃してしまいます -
ここはインフォから道を挟んで向かい側
この風景の中にイスがあるのがわかりますか? -
ひさしの上に鎮座しているのは、ロバート・マレ=ステヴァンの「スタッキングチェア」
ステヴァンはフランスの建築家
が、他にも映画のセットやもちろん椅子のデザインも手がけています
ちなみにスタッキングチェアーとは単に積み重ねができるイスという意味で、個別の作品を指す言葉ではありません
利便性とデザインの美しさを追求するのも、イスという実用品には必要なことですね -
さてさてここにもイスが隠れてますよw
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ヨルゲン・ホヴェルスコフの「ハープチェアー」です
もともとはヴァイキング船の船首の形をデザインしたもので、初期の頃は「ヴァイキングチェアー」と呼ばれていたそうです -
さて、次のイスはでかいですよww
-
アルド・ロッシの「Parigi/パリージ」
アルドロッシはミラノ生まれの建築家で、かのプリッカー賞も受賞してます
ところで「パリージ」はイタリア語でパリのこと
このイスはどっちかって言うと実用性よりもオブジェ寄りのもののようです -
大きさが伝わりますか?
-
こんな何気ない街角にも・・・
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あった!あんな場所に…( ̄▽ ̄;)
ミケーレ・デ・ルッキの「First」
ルッキというとこのイスが出てくるようです -
では更に西へ、陸橋を渡ってフリートリンゲン地区に移動します
ちなみに今はバーゼルから8番トラムが走る新しい橋がかかってます -
この当時(2014年)はまだ工事中だったんですが、今は道路の中央をトラムが走っているので、車窓から見ることも出来ますかね
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Σ(゚∀゚)あ、あったー
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かの有名な、マッキントッシュのヒルハウスチェアーです!
(≧▽≦)カッコイイーー
カッシーナで買うと約30万ほどするらしいですw
私はミュージアムショップで買ったミニチュアで満足です -
またデカい椅子が見えてきたなw
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マシュー・マテゴの「Nagasaki」です
この椅子はミニマリスト的な構造が特徴なんだそうですよ -
フリートリンゲンも道沿いに商店やレストランが立ち並ぶ商業街区です
西の端まで移動してきました -
西端には三国国境橋があって、橋を越えるともうフランスです
ここはその橋のたもとにある公園です -
スイス・フランス・ドイツ三国の旗の向こうに…ありました!
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じゃーん!満を持して登場するのは日本が世界に誇るデザイナー、倉俣史郎の「Apple Honey」です!
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これからご紹介する椅子は、設置されている場所が辺鄙で立ち寄りづらい所にあります
ここは倉俣さんの椅子のある公園から北へ、工場地帯に入ったところにあります -
マルト・スタム、ミース・ファン・デル・ローへ
「ST 12 (椅子)、MR 515 (テーブル)」
この椅子は初の後ろ脚の無いデザインなんだそうです
試作品はガスパイプから作られたんですって!
( ̄ー ̄)?なんで作家名が二人なの?
スタムが考案した(実際にこの構造に対して著作権が認められている)ガスパイプチェアを洗練させ商品化したのがファン・デル・ローへなのかなと思ったんですが、どうなんでしょう? -
ヴァイル・アム・ラインの町から北へ、ハルティンゲンへ移動する途中、椅子の絵がある家を見かけました
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ハルティンゲンのとある電器屋さんの前にあリました
アンドレ・デュブルエリ「Spine」
デュブルエリはこのスパインチェアを含め、全ての作品を手作業で作ったそうで、少量しか生産していないだとか -
屋根の上にもありますよ
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椅子が作る影も美しいです
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同じくハルティンゲンのワイン販売業者の店先です
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ジャスパー・モリソン作「Ply‐Chair」
まさにシンプル・イズ・ベスト!
このプライチェアは、世界の名作椅子を特集する時には必ず名が挙がるものなんだそうですよ -
さて、今度はヴァイル・アム・ラインの町から見て南にあるLaguna というプール&サウナパークに向かいます
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どーん!ロバート・マレ=ステヴァンの「スタッキングチェア」です
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実は既に登場済み、ツーリストインフォの近くに同じものがあります
ま、ここにあるのはグッと大きいんですけどね
ホントはこの辺にもう一点椅子が設置されているはずなんですが場所が分からず…
目の前に建っているラグーナ(椅子の設置をしたスポンサーなので)に入って受付で聞いてみたんですが「え~?知らないわ」と言われましたw -
ちなみにこれはアウトバーンで見かけた看板です
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この旅行記へのコメント (2)
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- 一歩人さん 2013/06/23 13:32:54
- ふ、ふ、 腰掛で表現できる世界かな
- kawakoさんへ
ふ、ふ、とても、いいですね。
擬人化した椅子ですよね。
現代美術感覚でしょうか。
中学生の美術でこうした教育があれば、
義務教育時代の私たちの世界は、広がったと思います。
若さに不可能はないと、今、思うのは、私だけでしょうか。
ありがとうございました。
失礼しま〜す♪
- kawakoさん からの返信 2013/07/01 17:31:40
- RE: ふ、ふ、 腰掛で表現できる世界かな
- いつも訪問ありがとうございます<(_ _)>
ヴァイル・アム・ラインはドイツのよくある国境沿いの街の一つですが、近くにヴィトラ社の工場群があるおかげで「イス」が町のシンボルになっています。
こういう実用品アートはなかなか義務教育では触れられることのない分野ですが、大人になると俄然身近になる世界ではないでしょうか。
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