西洋と東洋の文化が織りなすエキゾチックな街並み in マラッカ★2016-2017　01　0-1日目　【名古屋⇒BKK⇒KL⇒マラッカ】

2016/12/27 - 2017/01/02

2016年の締めくくりを過ごす場所として選んだのは7年半ぶりに訪れる、世界遺産の古都：マラッカ。
以前はクアラルンプールからの弾丸日帰りで駆け足観光だったため、後ろ髪引かれながら去った記憶があるので、今回はマラッカだけに滞在してゆっくりこの小さな街を堪能することに。
1400年に王国が誕生して繁栄した後、400年以上の間にポルトガル・オランダ・イギリスなどのヨーロッパ列強国に支配され、その中で独特の街並みと文化を築いてたマラッカは、徒歩で周れる規模の世界遺産になっている小さな街並みに、ヒンドゥー教寺院や中国寺院やモスクが点在していて様々な宗教を持つ人や、異なるルーツを持つ人々の生活が現在も続いている。
中国人男性とマレーシア女性が結婚して彼らの子孫が守り継いできたババニョニャ文化や、モダンな雰囲気のコロニアルな建物、数あるマラッカ名物のＢ級グルメを食べ歩いたり…と散策するだけでわくわくする、マラッカ旅行がスタート♪

エリア マラッカ(マレーシア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の出発はタイ航空の深夜便。
タイに到着するのが早朝なので、時間が有効に使えるから乗継があるときも移動日で丸1日ロスしなくて済むので助かる。

中部国際空港セントレア 空港

寒い日本からしばしの脱出♪

中部国際空港セントレア 空港

事前に決めていた席は中央だったけど、チェックインの時にダメ元で尋ねたら「英語ＯＫなら非常口前の座席がお取りできますよ」と案内があったのでお願いした。
お蔭で足元が広々。

中部国際空港セントレア 空港

早朝機内食はチキンの黒胡椒焼きと…

エッグベネディクト。
目玉焼きの黄味はちゃんと半熟だったけど食べにくいのが難点。
具材に刻印されたタイ航空印が可愛いかった。

タイに到着し、いつもの神様モニュメントを通り過ぎて…

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

トランジットエリアへ。
夜明け前なので本当に真っ暗。
人が歩くコツコツという靴音だけが鳴り響く。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

バンコクに到着したのはタイ時刻の早朝4：10。
そこからコンタクトを装着したり、メイクが完了してもまだまだ時間があり、当然ゲートも開いていないので空いているベンチで待っていると…

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

空がオレンジ色に染まり始めてゆっくりとバンコクの夜が明け始めた。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

随分待って、ようやくゲートがオープン。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

タイ時刻の9：00のフライトで一路：クアラルンプールを目指す。

機内朝食はパッタイ風の海老入り麺 or オムレツ。

ちょうど2時間のフライトで、マレーシア時刻の12：00過ぎにKLIAに到着し、空港内の電車で移動する。

クアラルンプール国際空港 (KUL) 空港

入国審査前に携帯会社のブースがあったので空いている所へ。
幾つかある携帯会社の中から今回選んだのは“celcom”。

クアラルンプール国際空港 (KUL) 空港

今回は1番上の【1week・INET 2GB】25RMのSIMを購入。
スピードに不満はなく、人が多い場所でも問題なく使用できた。

それから１時間弱…一向に進まない入国審査列に並んで、バスターミナルへ。
オンライン予約でバスチケットが購入できるので手配しようと思っていたけど万が一のことを考えてやめて正解だった。予想以上に入国審査が混雑していたから予定していたバスじゃ間に合わなかったかも。

購入したマラッカ行きのバスチケット。
バス会社は“STAR MART EXPRESS SDN.BHD”でKLIA⇒マラッカセントラルバスターミナルまで1人：35RM。

機内食を食べたっきりでとっくにお昼は過ぎているので何か食べたくてターミナル内をウロウロ。
美味しそうな食堂を発見したので、ナシレマでも注文しようかな…と思っていた矢先、後ろから声が。

「俺たちを撮ってよ」というので撮ってからオーダーしようしたところ、別のスタッフから「ナシレマ、フィニッシュ！」と言われ、目の前で片づけられてしまった。何てこと！

14：00発のバスチケットなので食事は諦めて、教えてもらった5番前で待機…するも来ないバス。

結局10分遅れで到着。

スターマート エクスプレス　 バス系

赤い車体に星印が目印。
スーツケースは車体下のトランクスペースに預けられるけど、狭いから早い者勝ちなので並んでおいて正解。

スターマート エクスプレス　 バス系

マレーシアのバスはとても豪華と聞いていたけど、噂通りかなり広い。
シートは2人掛けと1人掛けの1列：3人なので超広いし、座席と同じ素材のフットレストが太もも裏に延びているので本当に楽チン。

スターマート エクスプレス　 バス系

足元にはコンセントもあるので、数時間かかる超距離移動も平気そう。
一応車内にはフリーのWi-Fiが飛んでいたけど何度試しても繋がらなかった。

スターマート エクスプレス　 バス系

ジャスト2時間でマラッカセントラルバスターミナルに到着。

マラッカ セントラル バスターミナル バス系

マラッカセントラルバスターミナルは中心地から離れているので、帰路のバスチケットを手配しておくことに。

マラッカ セントラル バスターミナル バス系

本当は今乗って来たバスと同じ1列3人シートの豪華バスが良かったけど、生憎希望の時間帯に出発する便が無かったので、帰路は時間重視で普通のバスになってしまった。
料金は1人：25.3RM。

マラッカ セントラル バスターミナル バス系

マラッカ中心地まではTAXIが主流だけど値段を尋ねたら交渉不可で高額だったため、今回は荷物少な目のスーツケース1個＋バックパックだったから市バスで向かう。
17番乗り場から発車するこちらに乗車するも、人気のルートなのであっという間に満員に。

マラッカ セントラル バスターミナル バス系

マラッカセントラル⇒スタダイス前までの料金は2人で4RMだったけど、なぜか2RMが2枚じゃなくて細かい。
荷物の料金？

スタダイスまで行くと少し戻るので、手前のこの建物前で下車。
少し渋滞もあったけど所要時間15分ちょい。

今回宿泊するのは、立地と面白い部屋の構造に惹かれて選んだ“THE RUCK SACK CARATEL”。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-12603958.html

ザ ラックサック カラテル ホテル

場所はスタダイスの真裏。
スタダイスは横切れないからかなり大回りするので、クロックタワーやクライストチャーチがある広場まで5分くらいかかる。

ザ ラックサック カラテル ホテル

入口は目立ちにくく、大きな看板も無い。
付近の交通量は多きけど少し奥まった路地にあるので、スタダイスに遊びに来る鳥の鳴き声が聞こえるほど周囲は静かだった。
ガラス扉の自動ドアから中に入ると…

ザ ラックサック カラテル ホテル

最初に目に飛び込んでくるのはアイス冷凍庫とドリンク冷蔵庫。
このHOTELは部屋に冷蔵庫が無い代わりにフロントで調達できる。
周囲にミニマートもないし最初は不便かもと心配したけど滞在中、特に問題は無かった。

ザ ラックサック カラテル ホテル

その脇にある小さなカウンターがフロント。
スタッフは皆親切で、にこやかに対応してくれた。

ザ ラックサック カラテル ホテル

さらに奥に目を向けると、キャンピングカーのような変わった建物が。
1階はゲストハウス風になっていて窓無しの安価な部屋や、2段ベッドがある部屋だと大人数で宿泊することが出来る。

ザ ラックサック カラテル ホテル

ロビーは遊べるようになっていて、友人同士や家族連れが集まってにぎやかだった。

ザ ラックサック カラテル ホテル

常温だけどドリンキングウォーター（部屋にはペットボトルが1人1本ずつ毎日貰える）と…

ザ ラックサック カラテル ホテル

セルフの珈琲セットが置いてあるのでいつでも好きな時に寛げる。

ザ ラックサック カラテル ホテル

1階のゲストルームの扉にはチョークで様々な絵が描かれていて面白い。
部屋に入るときは靴を脱ぐのがお決まりのようでいつも散乱していた。

ザ ラックサック カラテル ホテル

外には、入口から続く通路脇に朝食スペースが。

ザ ラックサック カラテル ホテル

プールへ続く外の通路にも歓談スペースがあって、ゆっくり過ごせる場所が沢山あるのがこのHOTELの特徴。

ザ ラックサック カラテル ホテル

自転車は料金は不明だけどレンタルできるそう。

ザ ラックサック カラテル ホテル

到着したこの日は曇りがちで少し風もあったせいか、小さなプールには誰も居なかった。

ザ ラックサック カラテル ホテル

エレベーターに乗って上階へ。
3-4人乗ったら満員になるガラス張りの小さなエレベーターはゆっくり進む。

ザ ラックサック カラテル ホテル

マリーゴールドの写真が目印の208が今回滞在する部屋でPremier Deluxe King。
場所はちょうどフロントの真上にあたる角部屋だった。

ザ ラックサック カラテル ホテル

部屋に入って最初に驚いたのは写真通りのこの不思議な配置。
予約するとき、部屋に冷蔵庫が無いことと荷物置き場が無いことが不安だったけど、実際に過ごしてみるとかなり工夫されていて不便を感じることがなく、むしろ手の届くところで全て完結できる便利さが気に入った♪
奥に見える2か所のガラス扉は…

ザ ラックサック カラテル ホテル

左側がトイレ。

ザ ラックサック カラテル ホテル

右側がシャワールームになっていて、トイレと仕切りで別れているし、シャワーの水圧は強めで程よい広さがあって使いやすい。

ザ ラックサック カラテル ホテル

カウンターの奥は壁があるけど、手前はベッド側からもモノが出し入れ可能になっている。
しっかり固定された室内金庫は動かせないけど、使わないものを移動したらカメラや荷物が置けるスペースが出来たので使い勝手が良かった。
ちなみにこの部屋には鏡台が無い代わりに、洗面台の脇に全身鏡が設置されているので特に不便は感じず…本当によく考えられている。

ザ ラックサック カラテル ホテル

ベッド脇には大きな窓があり、サンサンと光が差し込み室内がとても明るい。
外から戻ると少しムワッとするけど、ロールカーテンが二重（遮光と少し光が入るタイプ）になっているので調整しておけば特に困ることは無い。
狭そうに見えるけど天井は高く、スーツケース2個を広げる床スペースもあったので圧迫感は皆無。

ザ ラックサック カラテル ホテル

角部屋なのでロールカーテンを開けておくとかなりの解放感♪
窓から見えるグリーンは、スタダイスの敷地なので毎朝訪れる太極拳グループ以外、裏側までやって来る人が少ないので外からの視線も気になることなく過ごせる。
大きな物干し台があるので、窓際に干しておけば大概のものが乾くのも便利。

ザ ラックサック カラテル ホテル

アメニティは…水・シャンプー・リンス・バスジェル・ローション・歯ブラシ・綿棒・サニタリーバッグ・スリッパ・石鹸とかなりしっかりしている。
恐らく客層が、中国人宿泊客に次いで車でやって来るマレーシア人が多いから、日本の旅館並に揃っているのかも。
その他ドライヤー・室内金庫・ティッシュBOX・替トイレットペーパーが置いてあった。

ザ ラックサック カラテル ホテル

荷物を片付けてから夜ゴハンを食べに。
夜になるとスタダイス前まで続く土産物屋が閉店して、雰囲気が良いこの素敵な壁面の道が現れる。

毎週末の金・土・日の日没後に開催されるジョンカー･ウォークが無い日はこの辺りも人の姿はまばら。

オランダ広場 広場・公園

派手なネオンのトライショーもお客がいなくて暇を持て余していた。

川を渡ってジョンカー･ウォークエリアの手前で左に曲がって…

車通りの多いゲストハウスが集まる道を進んで斜め右へ。
西の方角へ進み、ホーカーセンターを更に超えて…

HOTELを出発して15分弱…ようやく目的のタンドリーチキンの有名店“Pak Putra Restaurant”に到着。
店の周りには香ばしい匂いが漂っていて食欲をそそる♪

パクプトラ インド料理

年季が入ってそうなタンドリー窯で、次々と焼かれていく真っ赤なチキンたち。

パクプトラ インド料理

少し風があって心地良いから外の方が人気みたいで、空いている席を探したけど外は満席の模様。

パクプトラ インド料理

どんどん捏ねられるナン生地。

パクプトラ インド料理

中の席は座る場所が幾つかあったので案内してもらえたけど、間もなく満席になってしまった。
広い店内と外を加えたらかなりの集客集だけど、噂通りの混雑っぷり。

パクプトラ インド料理

Menuは写真付き。
めちゃくちゃ混んでいるので当然かなり待つ。待つのが嫌な人は17：30からオープンしているから開店時間に合わせていくのが良いかも。
（17：30-翌1：00まで。月曜定休）

パクプトラ インド料理

【Mango Lassi】5RM
【Plain Lassi】4RM
手前のプレーンラッシーは表面が細かく泡立っていてサラサラした喉越し。
少ししょっぱくて後味がスッキリしていた。

パクプトラ インド料理

【Chicken Tandori】9RM
量が分からなかったので少な目を頼んだら手羽元と胸肉が登場。
胸肉が好きなので私は嬉しかったけど、夫はモモ肉が食べたそうだった(笑。
胸肉もしっとりと柔らかく、香ばしくて食欲をそそる♪
添えられた緑のタレは塩辛いけど、つけても特に味の変化はなかった。

パクプトラ インド料理

【Garlic Naan】3RM
ナンはふわふわ・モチモチしていて、表面にみじん切りのニンニクが乗った状態で焼いてある。
手前のカレーはタンドリーチキンに勝手についてくるカレー。
全然辛くなくて、具も入っていないので地元の人は「ナンとタンドリーチキンをオーダーして、付いてきたカレーと合わせて食べる」のがこの店のスタイルらしい。

パクプトラ インド料理

【Mutton Roganjosh】12RM
このカレーはインドのもっとも古いカレーレシピの1つらしく、元々はカシミール地方のラムカレーで特徴的なこの赤色は粉唐辛子の色なのだそう。
真っ赤な粉唐辛子に加えて小粒の青唐辛子のみじん切りも入っているから、めっちゃ辛い！
肉質は驚くほど柔らかで、この後引く辛さと絶妙にマッチしてとても美味しかった。
合計：33RM。

パクプトラ インド料理

来た道を戻る途中に出会った猫。
マラッカは猫がたくさん住んでいて、結構人懐っこく撫でさせてくれる子も多いのでこういう出会いがとても楽しみだった♪

夜はひっきりなしに水上ボートが行きかう。

マラッカ川 滝・河川・湖

今日はまだお酒を飲んでないからどこか寄りたいな…と思っていたところ、橋を渡った先にBarを発見。
“Discovery cafe & Guest House”という昔からある有名店が、HOTEL徒歩圏内にあってラッキー♪

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

22：30を過ぎていたけどお客の姿があったので入ってみることに。
マラッカの夜は早いけど、この店は日付が変わるまで営業しているそう。

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

レトロな雰囲気の店内はごちゃごちゃしてるけど可愛い。

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

壁面のライトアップされた棚には、古いカメラや携帯電話、お酒の瓶などが脈略なく飾られていて不思議な雰囲気。

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

Menu。
この店は頼んだものがテーブルに届くたび支払うシステム。

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

【IMPORTED BEER】9.5RM
2BUY1GET FREEだったので2本オーダーしたら、氷が入ったクーラーも用意してくれた。
今回はBroowerというオーストラリア産のビールだけど、その時々で違うらしくお楽しみビールみたいな感じらしい。
ちなみに味は苦みが無くてまろやかで私好み♪

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル

【SAMBAL TAO FOO】11.5RM
大きな絹ごし豆腐のような、ツルッとした食感の温かい豆腐にサンバルソースと葱が味噌のようにたっぷり塗ってあって、ピリ辛で美味しかった。
明日は、出発数日前に届いたばかりの予約していた新レンズ（Olympus 12-100mm F4）を携えて、マラッカの定番観光地を散策する予定。
続きは02へ。

ディスカバリー カフェ & ゲスト ハウス ホテル