2017/01/12 - 2017/01/13
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Takashiさん
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日本での動物観察となると必ず出てくるのが長野県地獄谷のスノーモンキーである。スノーモンキーといってもニホンザルであるが、雪の中にいるのが珍しく、こう呼ばれるようになった。海外に動物ウォッチングに出かけると、しばしばスノーモンキーは良かったとか、今度行くんだとか話しかけられた。ところが、強行軍なら日帰りできる場所にいながら一度も訪問していない。これではいけないと、小旅行を計画した。
少し調べると拠点となる場所に湯田中温泉があった。ここには掛け流しの、評判高い温泉宿よろずやがある。一度訪ねたかった宿である。これは素晴らしいと、よろずやに泊まってスノーモンキーを観察に行くことにした。スノーモンキーは雪の中で温泉に入っているのが有名だ。それで週間天気予報を見て、少しは雪が降りそうなことを確認して直前に宿を予約した。
計画は当たり、沢山のサルが温泉で寛いでいるのを見ることができた。時には雪もチラついた。ことに子ザルたちがかわいらしい。信州の人たちの優しい心を反映したような、のどかな雰囲気で、国際的に評価が高いのもうなずける。よろずやも期待通りであり、幻想的な夜の露天風呂は忘れられない。さらにスノーモンキー送迎付きプランがあったのも、ありがたかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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日本人にとってサルは珍しいものではない。たしかにヨーロッパ、北米、オセアニアにはサルはいないが、欧米人が良く旅行する南米やアフリカには様々なサルがいる。アジアにもサルは多い。サルは熱帯に棲むことが普通だから、雪の中のサルが面白いのは良く分かる。温泉に入るサルも特殊だ。でも、それだけで世界中の人がやってくるのだろうか。世の中に面白いものはたくさんある。
若干半信半疑ながら、評判のいいものは、やはり内容もあるだろうと計画を立てていった。 -
1月12日朝9時、名古屋発の列車で長野へ。長野駅で長野電鉄に乗り換えて湯田中へ向かった。長野駅での乗り換え時間は、列車が少し遅れたので10分を切っていたが、あらかじめ乗り換え経路を確認していたので、ゆとりで間に合った。
長野駅周辺に雪はない。しかし、湯田中が近づくと、うっすらと雪を被った状態になって一安心。そういえばこの電車の愛称ははスノーモンキーだし、欧米系の家族連れが目につく。雰囲気が盛り上がってきた。1時ごろに湯田中に着いた。
駅から宿のよろずやまでは歩いて7分ほどであるが、方向が分からない。それでタクシーに乗った。よろずやに立ち寄って荷物を預け、そのまま地獄谷の入り口(上林温泉)に向かってもらったのである。10分少々の道のりで、駅から1800円の料金だった。掛け流しの湯とスノーモンキーを満喫 by Takashiさん信州湯田中温泉 よろづや 宿・ホテル
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目指す地獄谷野猿公苑は入り口から歩いて1.6キロ、約25分の位置にある。本来、広く歩きやすい道だし、高低差もあまりない。
ただ雪道であることが問題だ。ところどころ滑りやすくなっている。入り口も中央の階段は大丈夫だが左側のスロープはアイスバーン状態で、皆、手すりを掴んで移動していた。
私たちは登山靴と登山杖を持ってきたが、それでも慎重に歩いたほうがいい状況だった。時間も30分以上かかった。上林温泉 温泉
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ぱらぱらと客が歩いている。子供連れが目につく。やはりおサルさんは子供に人気が高いのだろう。若者たちも多い。雪道なので高齢者は敬遠するようだ。外国人が8割というのは当たっていて、欧米系と中国系が多い。
歩かなければ到着できない場所というのがいい。自然好きが多いせいか、道は清潔に保たれていて、ごみ一つなかった。 -
雪景色を楽しんで歩いていくと小さな部落に出た。
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右手に階段を登っていく。
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公苑の入場口に着いた。入苑料は800円。
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目指す露天風呂にサルたちは浸かっていた。背景は雪で雰囲気は上々である。客は多いが観察や撮影が困難という状況ではない。
地獄谷野猿公苑 名所・史跡
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神妙に座っている。
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泳ぎながら手を見ているサル。
全体に平和な雰囲気だ。
私たちは1時間近く滞在し、のんびりとサルを見て、撮影した。
ゆっくりと引き返し、4時少し前に上林温泉に着いた。
タクシーを呼ぶつもりで電話番号を控えていたが、運よく4時6分発のバスがあり、バスで湯田中駅まで戻ることができた。 -
よろずやではロビーでまず抹茶とお菓子を頂いた。和風の雰囲気がいいロビーである。
掛け流しの湯とスノーモンキーを満喫 by Takashiさん信州湯田中温泉 よろづや 宿・ホテル
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部屋は和室が主体でさらに洋風のソファーなどがある。新しい部屋で眺めもいい。
はじめは、ホテル予約サイトで申し込んだのだが、詳しい情報を得ようと、よろずやの公式サイトを見ていたらスノーモンキー送迎付きのプランが出てきて、こちらに切り替えていた。2食付で一人2万円以下という、温泉で有名な宿にしては破格に安い料金で、部屋は大して期待していなかったので、この立派な部屋には驚いた。
暖房は十分に暖かく、しかも障子を閉めると間接になり、加湿器もあるのでのどを痛める恐れもなかった。 -
廊下の飾り照明も趣がある。
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よろずやは掛け流しの温泉で有名である。温泉教授の松田先生はよろずやを鶴の湯、妙見石原荘などと共に全国20数か所の3ツ星温泉宿に選ばれている。
源泉が高温なため、適温にするため加水が必要であるが、お湯が豊かに浴槽をあふれ出していく、掛け流しの湯は貴重である。
よろずやの温泉は桃山風呂の名がとどろいている。午後は桃山風呂は女性用だったが、男性用のしののめ風呂も良かった。冷えた体にはメインな風呂は熱すぎて、まず露天風呂に向かった。庭園の景色が良く、また湯加減もちょうどいい。ここで寛いでから中に戻り、熱めの風呂できりっとした。
夜の10時過ぎから桃山風呂に入った。軽くライトアップされた庭園の壮大な景色を見ながら入る露天風呂が最高だった。桃山時代風の建物が露天風呂に面しているのが素晴らしい。当然のこととして、撮影禁止なので風呂の入り口の写真を示した。
桃山風呂では5人の先客はすべて欧米系の人。それぞれ別行動でグループではないようだ。ここの良さが海外でも知られ始めたのだろうか。
翌朝、雪が降っているので、急いで雪景色の桃山風呂を見に行った。これも良かったが、やはり夜の景色が最も印象深い。 -
お風呂の後、夕食。大変おいしかった。
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間にお蕎麦も入る。
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蒸し物は信州牛と野菜。
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朝食会場の入り口には門松。まだ新春気分である。
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宝船が飾られている。
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立派な絵も。
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朝食も内容豊富である。
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夜のうちに雪が降って、外はすっかり雪景色。
もう一度スノーモンキーを見に行くので、雪はうれしい。 -
宿の人が車で、上林温泉の、歩きはじめる所まで送ってくれた。9時発である。
通常は大きな車を使うのだそうだが、かなりの雪に恐れをなしたお客さんが多かったのか、参加者は私たちだけで、乗用車で行くことができた。
写真は歩きはじめる所にあるカフェ。Enzaとあるが猿座のことである。
雪が積もり見事な冬景色だ。上林温泉 温泉
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新雪なので、道はむしろ歩きやすかった。しかも昨日、滑りやすかった所には融雪剤がまかれていた。
30分もかからず、公苑の入り口に着いた。中に入ると、もうたくさんのサルたちが入浴していた。観客は少なく、観察や撮影には絶好である。地獄谷野猿公苑 名所・史跡
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グルーミング(ノミ取り)のしっこ。
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子ザルがちらつく雪の中に座っている。
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イチオシ
振り返った。
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別の子ザルがやってきた。雪がついていて寒そうだ。
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イチオシ
立ち上がって見ている。
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お風呂は混み合っている。
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軽く傷を負った母親と、傷に気が付いた赤ん坊。
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2匹の赤ん坊が取りついている。朝は赤ちゃん連れが多く、写真撮影にも適しているようだ。
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イチオシ
見張るボスと親子。背後は雪。
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イチオシ
グルーミングの様子を見つめる赤ん坊。
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でも退屈してきた。
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そこへ仲間がやってきた。
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遊ぶ赤ん坊。内緒話をしているようだ。
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泳ぎも上手。
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写真投稿サイトのFlickrをSnow Monkeyで検索すると膨大な写真が出てくる。撮影条件を調べると200mmまでのレンズが多かったので200mのズームを主に使用する計画としたが、適当だった。
なお、Flickrにいずれ投稿する積りで、Monkeyのグループを見たらスノーモンキーからゴリラまでどんなおサルでも結構と書いてあった。ゴリラと同列になるとは大したものだ。 -
雪の中で探し物。
30分以上、観察、撮影してそろそろ十分だと引き上げ仕度に入った。 -
引き上げる前に全体像をもう一度。
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イチオシ
背後の山はびっしりと雪を帯びている。
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雪の部分。
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地獄谷の部落の雪景色もいい。
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やはり30分もかからず、10時50分には上林温泉に帰り着いた。迎えの車は予定の11時より少し前に来てくれた。有難いことに私たちの荷物も積んでいて、湯田中駅へ直行してくれた。なお、もっと長時間いたいときは帰りをバスやタクシーにする選択肢もある。
11時半ごろの電車に乗り長野駅へ。駅で立ち食いのキノコそばを頂き、1時の列車に乗り4時には名古屋駅に着いた。とても順調な旅だった。
スノーモンキーは評判通り素晴らしかった。背後に、公苑を運営する人たちが信州の人らしく優しく、しかもポイントをしっかり管理していることがあると思う。客がサルにエサをやらないことが徹底しているので、サルが客に妙な興味を持たなくて雰囲気がいいのである。
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この旅行記へのコメント (6)
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- olive kenjiさん 2017/02/08 21:52:25
- 2017年度 可愛い動物写真大賞受賞まちがいなし
- Takashiさん クチコミにいいねありがとうございました。
2年前のクチコミでしたが、レストラン名間違っていたので修正したら、また新たに新規投稿で表示されるのですね。どうでもいい話ですが、美味しかったです。
ここの記事とかニュースはよく目につくので今まで無視していましたがTakashi先生が行ったとなれば、見ないと失礼にあたると思い読みましたが、新たな発見があり読んで良かったです。
私の郷里にも猿がいて猿園もありますが、水浴びをしても湯につかることはありません。
こんなに観光地化するなら、こちらもお風呂作ればと思うのですが、いっこうにその気配はありません。
私は子供のころから猿大嫌いで、大人になればそういうことはなくなるだろうと思っていましたが、やはり大人になっても恐くて大嫌いです。
猿は賢いから女、子供、弱そうなおっさんに威嚇してきますからね。
まして、テレビによく出てくる猿と一緒に入浴する外人の映像、信じられません。
気持ち悪る〜病気移らないのでしょうか。
そんな私ですが、子供の猿の写真の可愛いこと。特に立ち上がって見ている の写真は最高です。何でタイトル表写真にしなかったかと思うほどです。
2017年度 可愛い動物写真大賞受賞まちがいなし。
よろずやという旅館もいいですね。早速検索したら2万円以下(2名)ありませんでした。
SO LONG
最後の一節が非常に大事でした。客が猿にエサを与えない。だから猿が客に興味を示さない。私ちんくの猿とえらい違いです。客は猿にエサやり放題。猿は客にエサこびり放題。
ここに問題があるんだな〜と勉強になりました。
遅くなりましたが本年もよろしくお願い申し上げます。
ネタ切れolive kenji
- Takashiさん からの返信 2017/02/08 23:03:20
- RE: 2017年度 可愛い動物写真大賞受賞まちがいなし
- olive kenjiさん
こんばんは
コメントを大変ありがとうございます。クチコミ、とてもおいしそうでした。ドロミテに行く前に読んでおかなかったのが残念です。
olive kennjiさんからの大賞は貴重です。子ザルをパチパチやっていて、写真を整理(どんどん消す)していて、はてと見つけました。こんなポーズがあったっけというところです。動物の子供は皆可愛いけれど、子ザルは特にかわいい気がします。人間の子供に似ているからでしょうか。
よろずやには、とても満足しました。一人2万円以下ですが、お料理、温泉、暖房、スノーモンキー送り迎えと出費はいろいろかかって、大変だなと思ってしまいます。そんなに遠い所ではないので、季節を変えてまた行きたいなと思うほどです。
さすがolive kenjiさん、ポイントを押さえていただきました。エサをやらない。これに尽きますね。私もサルで有名な所で、これはなんだという経験をしたことがあります。
今年もよろしくお願いいたします。
Takashi
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- cheriko330さん 2017/01/18 22:50:38
- 温泉に入る猿は、世界でもここだけ☆
- Takashiさん、こんばんは。
地獄谷野猿公苑に行かれたのですね。海外の方にも大人気v(*'-^*)ゞ
世界でも温泉に入る猿はこの地獄谷野猿公苑だけと言われてますね。
生態観察してたら、すぐに時間が経つことでしょう♪
いろんなお猿さんがいて面白いです。
手をじっと見ているお猿さん、手相占いでもしてるのでしょうか?
振り返った子猿は可愛いですね。
人間模様ならぬ猿模様、飽きる事ないですね。何か通じるものが
ありそうです。
源泉かけ流し温泉でTakashiさんも温泉三昧(*^^)v
温泉は、かけ流しに限りますね。私もセットで行きたいものです。
楽しませて頂きまして、ありがとうございました。週末も寒波のようです。
ご自愛くださいませ、そして今年もどうぞよろしくお願いいたします。
cheriko330
- Takashiさん からの返信 2017/01/19 16:31:08
- RE: 温泉に入る猿は、世界でもここだけ☆
- cheriko330さん
こんにちは
コメントを大変ありがとうございます。
たしかにおサルさんの表情は人間に似ているのか、見ていて飽きることがありません。ことに赤ん坊の表情が興味津々、退屈、期待と目まぐるしく変わるのが愉快です。おサルさんが手を見ているのは、まったく手相を見ているようですね。私もそう思っていましたが、cheriko330さんに言って頂き、意を強くしています。
掛け流しの温泉宿は本当にいいですね。掛け流しを守っている心意気が反映されて、お料理やサービスもいい気がします。よろずやは、行きたい宿のリストに入っていたので、スノーモンキーとの関連が分かってやったと思いました。間違いなく、私の経験した中でベスト10に入る温泉宿です。
こちらこそ、今年もどうかよろしくお願いいたします。
Takashi
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- ドロミティさん 2017/01/18 22:33:58
- サルも温泉三昧とは羨ましいです♪
- Takashiさん、こんばんは。
今年初めての書き込みなので、先ずはご挨拶から^^
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます_(._.)_
いつも拙い旅行記にお付き合いくださって、ありがとうございます。
練られた計画どおり、タイミング良く雪まで降って、最高の温泉旅行になりましたね。
Takashiさんが仰るように、地獄谷野猿公苑には歩かなければ行くことができない場所!
というのが素晴らしいと思いました。
やはり自分の足で歩くから、大挙して土足で(土足ですが^^;)ドカドカ〜っ!
と踏み荒らされることもないような気がします。
温泉に浸かってるサルは温かくて極楽そうに見えますが、湯冷めの心配はないので
しょうか?
ふと気になりましたので、もし、お分かりになりましたら教えてください。
まだまだ厳しい寒さが続きそうですから、風邪など召されませぬようにお気を付け
くださいね。ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2017/01/19 16:05:46
- RE: サルも温泉三昧とは羨ましいです♪
- ドロミティさん
こんにちは
コメントを大変ありがとうございます。こちらこそ、今年もどうかよろしくお願いいたします。お互いに、また素晴らしい旅行ができる年であるといいですね。
本当にタイミングよく雪が降ってくれて嬉しいでした。また翌日からは名古屋にも積もるという大雪でしたので、それほどの雪でなかったのもありがたいでした。
おっしゃる通り、車で乗り付けられる場所でしたら、観光バスがどっと来て、サルを見に行くのか人を見に行くのかという状況になっていたかもしれませんね。よろずやの人がいうには、歩かなければいけないので不便だという人もいるようですが、このままであって欲しいです。
たしかに出ると寒いので、一度、温泉に入ったサルは長時間じっと入っているようです。山へ帰るときは、距離があるので運動によって体温が上がるのでしょうか。
Takashi
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