2016/10/01 - 2016/10/01
214位(同エリア1088件中)
玄白さん
北信濃でいち早く紅葉が始まるところを巡る今年最初の紅葉撮影行は、雨に祟られたのと、例年より鮮やかさが足りない紅葉でいささか、不満足な結果となった。(八方尾根では、満天の星空と雲海に巡り合えたのはよかったが・・)
志賀高原の紅葉の遅れは大幅で、例年より10日近く遅いのではと思われた。
紅葉撮影にテンション上がらず、丸池と一沼でちょっとだけ撮影して、余った時間は渋温泉郷地獄谷野猿公苑の温泉に入る猿を見に行くことにしたのであった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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前日、今回の旅でたった1日だけ晴天に恵まれ、2度目の栂池自然園で高層湿原の紅葉と白馬連峰の雄姿を堪能したあと、志賀高原に移動。
宿は格安料金だった志賀レークホテル。夏には蓮や水連がきれいな蓮池の畔にあるわりと規模が大きいホテルなのだが、宿泊客は我々を含め、4組しかいない。(食堂に用意された夕食の膳から推測)
いくら天気が悪く紅葉が遅れているとはいえ、秋の行楽シーズンなのに。
料理を見て納得。写真を撮る気にもなれない残念な料理だった。ネットの写真ではおいしそうに見えたのだが。
光熱費の節約だろうが館内は暗く、ウェイトレスのもてなしも素人っぽい。従業員が極端に少ないように見受ける。いままで宿泊した数ある宿でもワースト3に入る残念な宿泊だった。安上りとは言え、あまり宿泊費をケチるとろくなことはないと反省。志賀レークホテル 宿・ホテル
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朝、目覚めると予報どおり朝から雨がぱらつき、ガスが靄っている。
そんな中、早々に宿をチェックアウトし、目の前の蓮池を散策。当然ながら、蓮や水連の花は咲いていないが水連の葉の紅葉が始まっている。蓮池(長野県山ノ内町) 自然・景勝地
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すでに紅葉しているところもある。だが、池の周りの木々の紅葉はこれから。
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蓮池から500mほど渋温泉側に下ったところにある丸池。湖岸の紅葉が池に映り込む紅葉のきれいなところなのだが・・・
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紅葉はまだ少し先になりそう。湖面と背後の霧は、いい感じなのだが・・・
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少し風があるので、きれいな水鏡にはなっていない。
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少し色づき始めた木もある。
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赤く色づき始めた木もある。
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池の水は透明度が高くきれいだ。
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さらに500mほど下っていくと一沼という小さな池がある。ここも紅葉がきれいなところだという。
一沼 自然・景勝地
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丸池よりは紅葉が進んでいるようだ。水面には、蓮池と同じく睡蓮の葉が浮いている。
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イチオシ
一部を望遠で拡大。
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方向を変えて。
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まあ、紅葉はこれからといったところ。
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小さな池なので、風がやむとすぐにきれいな水鏡になる。
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睡蓮の葉。まだまだ緑の葉が多い。
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雨の滴をまとったナナカマドの実。
丸池と一沼でざっと紅葉撮影をしたあと、渋温泉の奥地、地獄谷野猿公苑に移動。 -
古風な感じの渋温泉から、車一台通るのがやっとという細い山道を登っていくと、野猿公苑駐車場へ。駐車料金\500払って、ここから歩いて山道を登っていく。
地獄谷野猿公苑 名所・史跡
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温泉に入る猿で、海外でもすっかり有名になった地獄谷野猿公苑。動物園風の施設をイメージしていたのだが、全く違って、山深い自然の中で野生のままの猿が観察できるのである。
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地獄谷野猿公苑は、志賀高原を源流とする横湯川の渓流沿いにある。今日はときどき小雨が降る天気模様で、渓谷は霧が立ち込めている。
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さっそく、モンキー君おでまし。
野生とはいえ見学する人がいるとき、この公苑内に安定的に居ついてもらうために、最小限の餌付けがされている。
閉苑し夜になると、モンキー君たちは山に帰っていく。 -
ただ、餌付けそのものをショー化はしていないので、いつ何を餌として与えているのかは、不明。自然のままの猿の生態を観察してほしいというのが野猿公苑の方針だという。
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まだ乳離れしていない子ザルもたくさん見られる。猿の赤ちゃん、体の大きさのわりに手足が大きい。猿の出産は春から夏にかけてだそうだ。
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ママに抱かれてスヤスヤ・・・
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イチオシ
何か物音で目を覚ました子ザル君。
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よく見ると人相、いや猿相が皆違う。
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色白の毛並みの雄ザル。尻をポリポリ掻いている。
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温泉があるところに行ってみよう。横湯川の渓流の畔に、サル専用の露天風呂がある。いるいる・・・しかし、温泉には浸かっていない。
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イチオシ
風呂のそばで、お父さんザル、お母さんザルに毛づくろいのサービス中。
毛づくろいは、専門的にはグルーミングというニホンザルに良くみられる行動。一種の愛情表現で、互いの不安を解消し絆を強める行動なのだそうだ。 -
露天風呂の中に飛び地があり、そこに飛び移って温泉を飲んでいる子育て中の猿。
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右側が温泉になっているのだが、このコンクリートの中を温泉が通って、露天風呂に注いでいる。コンクリートが温泉で温められているのだろう。一種の岩盤浴のようなものだ。
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あったかくて、気持ちい~い。
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また、別の背中に子ザルをおんぶした母ザルが温泉にやってきた。
腰に子ザルをのっけたまま、温泉を飲み始めた。
オット、子ザルがズッコケて母ザルから落っこちそうになったが、母ザル構わず温泉を飲み続ける。
こんなユーモラスな行動にも巡り合える。 -
お母さんザルに抱かれて、子ザルは安心しきってウトウト・・
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温泉の傍にいるのだが、飲むだけで、なかなか温泉に入ってくれない。
後で調べてみたところ、温泉に浸かるのは12月から3月の冬だけらしい。
温泉に手をつけてみたところ42℃くらいありそうだった。冬になると湯温が下がり、しかも寒いので温泉に入るようになるのだが、それ以外の季節は入らないらしい。
温泉に浸かっているところを観たかったな~。 -
露天風呂の周りの様子はライブカメラで撮影され、野猿公苑のHPで見ることができる。
http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/livecam/monkey/index.htm -
また、別の猿君が、露天風呂の飛び地に飛び移って温泉を飲み始めた。そんなに、この温泉は美味しいのかな~?
ニホンザルは雑食性だが植物性のエサがメインなので、牛などの草食動物と同様、温泉から塩分を補充しているのかもしれない。 -
イチオシ
赤ちゃんザルも温泉の傍にやってくるが、大人の猿のように温泉を飲むことは決してしない。母ザルのおっぱいに塩分が含まれているから温泉を飲む必要はないのだろうか?
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2匹の子ザルがロープにぶら下がってじゃれあっている。
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岩盤浴の場所にまた一頭やってきた。
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育児に疲れたか、お母さんザル、露天風呂の縁でウトウト居眠り。
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ちょっとアングルを変えて。
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何やら、もの思いにふけっているような・・・
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イチオシ
温泉には入らず、たっぷり飲んだら毛づくろいタイム
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連れ合いの足元で、力比べ?をしている若者ザル2頭。
人間の女性の前で、カッコいいところ見せてどうする!? しかも還暦を迎えたオバサンだよ! -
河原のあちこちで毛づくろいが始まった。お父さんと子供がお母さんに毛づくろいサービス。
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ぼうや、気持ちよかったよう、ありがとう・・・
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イチオシ
こちらは、また大胆なポーズで・・・
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アァ~、気持ちい~い!、こりゃたまらん・・・
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おっぱいを飲み飽きた赤ちゃんザル。もっと飲みなさい!と母ザル・・・
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もう、お腹いっぱいだよう!・・・
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一頭、群れから離れた岩場の上でもくもくと食事中の孤高のサル。
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野猿公苑入口にある後楽館という地獄谷温泉の一軒宿の軒下にも猿君たちがたむろしている。ここの温泉宿の露天風呂に一匹の若い猿が入浴したことがきっかけで猿たちが温泉に入ることを覚えたそうだ。衛生上の問題からその後、サル専用の露天風呂を作り、野猿公苑としたという。
今でもたまに、この温泉宿の露天風呂にもサルたちが入浴しにくることがあるらしい。 -
後楽館の前には、蒸気を噴き上げている噴泉がある。間欠泉ではなく、常時蒸気を噴き上げている。
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駐車場に戻る途中で見つけた巨大なキノコ
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サルたちの楽園で、のんびりかれらの生態を見て楽しんだあとは、渋峠、草津温泉経由で帰宅。渋峠は、ガスに包まれまったく眺望がきかない。その手前のノゾキというところで、紅葉の様子を見たが、ここもやっぱり時期尚早。
今年最初の紅葉撮影行は、紅葉には恵まれなかったが、八方尾根の満天の星空と雲海、野猿公苑の自然のままの姿のニホンザルの生態が楽しめた3泊の北信濃旅行だった。
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