2016/05/03 - 2016/05/03
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RAINDANCEさん
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スペイン北東部、ナバラ州ナバラ県の町であるオリテを訪れました。中世のナバラ王国の国王の夏の宮殿を中心に、中世の街並みが残る美しい町です。
★オリテ城をはじめとした、中世の趣が残る旧市街を散策。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アラゴン州から西へ、ナバラ州へ向かいます。相変わらずの菜の花畑。
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ナバラ州に入りました。
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高速道路から、点在するこの様な集落を多数見かけます。その昔、小さな丘を中心に一国一城を築いた名残の集落なのでしょう。
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この様な、農業用の運河兼用水路を何度も横切ります。
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オリテの町が見えて来ました。当初の予定はラ・リオハ州のログローニョにまっすぐ向かう予定だったのですが、時間がありそうだったため急遽寄ってみることに。
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旧市街の北側に公共の駐車場を見つけました。
その傍にはサン・フランシスコ修道院と教会(Convento de San Francisco)、元は15世紀、現在の建物は18世紀のものらしい。 -
旧市街を南北に貫くサン・フランシスコ通りへ。
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この様に趣ある通りです。
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少し歩くと、テオバルドス広場(Plaza de los Teobaldos)に出ました。旧市街の中心広場です。
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広場に面して建つのはオリテ城(Palacio Real de Olite)。
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オリテ城の一部がパラドール(スペインのホテルチェーン)になっています。
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王家の礼拝堂だったサンタ・マリア・ラ・レアル教会(Iglesia Santa Maria La Real)。
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城に入ってみましょう。
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14世紀のナバラ王国の王であったカルロス3世のサマーハウスとして建てられたそうです。
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サンタ・マリア・ラ・レアル教会の鐘楼。
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大きなスペース、イベントスペースの様ですが元は礼拝堂でしょうか?
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暖炉のある部屋があちこちに。
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これらの部屋で、ナバラ国王の王族が優雅な時を過ごしたのでしょう。
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ここは「王のギャラリー(Galeria del Rey)」と呼ばれる間。
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城から見下ろすカルロス3世エル・ノブレ広場。
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この城は、その外観や塔など、スペインの他の中世の城とは少し異なる趣を感じます。
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カルロス3世の父は、邪悪王と呼ばれるカルロス2世ですが、母であるフランス王ジャン2世の王女ジャンヌの影響を受け、若干フランスの香り漂う城となっているのだそうです。
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尖塔のデザインも手が込んでいます。
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一番高い塔からは、城と旧市街が一望。
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塔の天辺には、盾を象ったナバラの旗。
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遠く山の上には風力発電の風車がズラリ。
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スペインではお馴染みの風景です
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内部には博物館も。オリテ城は、19世紀にナポレオン軍の侵攻により廃墟となった後、復元されたのだとか。これがその復元前?
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スペインの歴史遺産は、このように他国の侵攻や近代の内戦にで多くのダメージを受けたところが多く、どこも頑張って復元してます。
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復元された歴史建造物は、さらに時を重ねていきます。
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樹齢500年とされる桑の木が立つ、桑の中庭。
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さて、休憩がてらに城の一部であるパラドールに寄って行きましょう。
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パラドールのカフェ。
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いい感じのラウンジです。
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こちらがカフェ&バル。気軽に入れます。
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カフェ・コルタド(エスプレッソにちょっとミルク)で一服。
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カフェの後、パラドールの斜め向かいで同じくテオバルドス広場に面するナバラ ワイン博物館(Museo de la Vina y el Vino de Navarra)へ。
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ナバラは、ロゼワインの産地だったのですが赤ワイン産地へ転換したそうです。
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隣のリオハ州が赤ワインの名産地であり、ナバラはロゼワインでしょ?みたいに思われていたらしいです。
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そこで1980年代に入り、ブドウ種をそれまでのガルナッチャからテンプラニーリョやカベルネ・ソーヴィニヨンを取り入れるべく栽培醸造を研究し、今では生産量の過半数を赤ワインが占めているそうです。
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それほど大きくはない博物館でした。
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入場料はひとり3.5ユーロでワイン一杯の試飲付き。
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ちょこっと寄るにはちょうどいい感じでした。
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続いて、城の南東にあるサン・ペドロ教会(Iglesia de San Pedro)へ。
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元は12世紀のロマネスク様式でしたが、13世紀にゴシック様式の塔、17世紀にバロック様式が織り交ぜられた様です。
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ログローニョの途上で思いついて寄ってみた町なので、残念ながらそう長居はできません。
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ナバラ王カルロス3世の死後、その跡継ぎで女王となった娘のブランカ、そしてその息子のヴィアナ王子は、ブランカの夫となったアラゴン王の息子によって王位を目当てに殺されてしまうという数奇な運命をたどったそうです。
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そんな歴史の舞台を後にし、ラ・リオハ州ログローニョへ進路をとります。
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