2016/05/01 - 2016/05/02
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RAINDANCEさん
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スペイン北東部、アラゴン州都でありサラゴサ県都でもある町、サラゴサを訪れました。ローマ帝国、ウマイヤ朝、アラゴン王国等の数々の支配を経て「アラゴンのムデハル様式の建築物」としての世界遺産など、多くの歴史遺産を抱く町です。
★町のシンボルである聖堂と、世界遺産の大聖堂と宮殿へ。
★観光の合間にタペオ(バルのはしご)。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カスティーリャ・ラマンチャ州からアラゴン州へ入りました。
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林立する風力発電の風車はスペインの風物詩。
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サラゴサ県に入りました。
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さらにサラゴサ市街へ。
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旧市街の中心、ピラール広場に近いホテル「カタロニア・エル・ピラール(Catalonia El Pilar)」にチェックイン。
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20世紀初頭のモデルニスモ風の建物を改装したホテルです。
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モダンで快適でした。
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創建当時の古いエレベーターも残してあったりして、レトロ感も。
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客室もモダン。
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広くて清潔、ハイセンス。
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バスルーム。
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立地も良く、おススメのホテルです。後で紹介しますが、朝食もGood。
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さて、街歩きへ出かけます。ホテルの目の前のフスティカ広場(Plaza del Justicia)では、週末の街なかで良く見られるちょっとしたエンターテイメント。
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このフスティカ広場に面して建つ、サンタ・イサベル・デ・ポルトゥガル教会(Iglesia de Santa Isabel de Portugal)、17世紀のバロック様式です。
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ピラール広場の西の端に来ました。ローマ遺跡の砦があります。
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...ということで、カエサル(シーザー)の像。
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同じく、ピラール広場の西に建つサン・ホアン・デ・ロス・パネテス教会(Iglesia de San Juan de los Panetes)、18世紀のバロック様式です。
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広場の下が駐車場になっており、ホテルの駐車場はここと提携してます。
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その傍には、イスパニダの泉。そしてその向こうに...
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東西に長細いピラール広場(Plaza del Pilar)に来ました。ここにそびえ建つのが、サラゴサのシンボルとも言える聖母ピラール聖堂(Basilica de Nuestra Sen~ora del Pilar)。
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言い伝えによると、西暦40年にキリスト12使徒のひとりである聖大ヤコブが、このエブロ川岸にて祈った際に、柱に聖母マリアが舞い降りたという奇跡を発端に、教会が建てられたとか。なので、名前にピラール(柱)が付くものと思われます。
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その後損傷や改築を繰り返し、現在の建物は17世紀のバロック様式とのこと。
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内部には、聖母ピラール礼拝堂があり、聖母ピラール像が祀られていますが、残念ながら内部は撮影禁止でした。
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聖堂の向かいには、ちょっとしたパッサージュみたいなものがあります。
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中にはカフェやお土産の店があり、なかなか良い雰囲気。
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聖堂前でもカフェできます。
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ピラール聖堂の横には、堂々たる市庁舎(Ayuntamiento)。
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さらにその横には、ラ・ロンハ展示場(Sala de Exposiciones La Lonja)。
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そして、ピラール広場の東端に鎮座する、サルバドール大聖堂(Catedral del Salvador de Zaragoza)。ここまで来るとピラール広場は終わりです。
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12世紀にロマネスク様式として建設が始まったこの大聖堂の後陣、礼拝堂、ドームが、「アラゴンのムデハル様式の建築物」として世界遺産に登録されています。
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美しい束ね柱と天井のアーチ、。
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さて、ピラール広場を後にし、南へ300mほど歩くと、ローマ帝国時代の遺跡であるカエサルアウグスタ劇場博物館(Museo del Teatro de Caesaraugusta)があります。
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帝国の植民地として紀元2世紀頃に最盛期を迎え、劇場や浴場などの公共施設が建てられたそうです。
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こちらはその浴場。
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スペインでは、多くの町でこのようなローマ時代の遺跡を見ることができます。
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ここらでちょっと休憩。サルバドール大聖堂にほど近いところにあるBAR「メリ・メロ(Meli Melo)」にて。
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人気の店の様で、お客さんが多いです。かき分けてカウンターに場所を取り、まずはカーニャ(ビール)。
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美味しそうなタパスが並んでいますね。
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ビールのお供に、これと...
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これを戴きました。うま。
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町の観光を再開。サンタ・マリア・マグダレナ教会(Iglesia de Santa Maria Magdalena)、14世紀のムデハル様式です。
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サン・ニコラス・デ・バリ教会(Iglesia de San Nicolas de Bari)、元は13世紀で17世紀にバロック様式に改築。
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旧市街の南部に位置する新市街に出てきました。スペイン広場(Plaza del Espan~a)。
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この広場を、欧州ではおなじみのトラムが横切ります。
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こちらは裁判所。
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そんな近代的な新市街の建物群に紛れて、この17世紀のマンテリア教会(Iglesia de la Manteria)の様に歴史の遺物が佇んでいます。
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こちらにも。エスコラピオス教会(Iglesia de los Escolapios)、18世紀のバロック様式。
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再び、旧市街の細い路地へ入ると、サン・フェリペ教会(Iglesia de San Felipe)、17~18世紀のバロック様式。
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教会が面するサン・フェリペ広場には、博物館があります。
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そして、広場の真ん中に空を見つめて座る少年の像。
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少年が見つめる先は...博物館?
...ではなく、その昔、少年の見つめる先に15世紀に建造されたムデハル様式の塔(Torre Nueva)が建っていたそうです。町のシンボルであり展望台でもあったその塔は、惜しまれながらも19世紀後半に老朽化のため取り壊されてしまったそうです。 -
こんなBARを見つけてしまいました。エル・アンヘル・デル・ピンチョ(El Angel del Pincho)、シンボルマークはピンチョを意味する漢字「串」。
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これはもう入ってみるしかありません。Hola~
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天ぷらのタパスです。こちらは野菜とエビ。
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こちらはイカ。天ぷらはまあまあで、店員さんも明るくて良かったのですが、店内の雰囲気がちょっと暗かったのが残念。
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15世紀に建造されたピエドラ橋(Puente de Piedra)を渡ってエブロ川の対岸へ行ってみます。
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対岸から見たピラール聖堂。
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イチオシ
サンティアゴ橋から望む、聖堂と橋とエブロ川。
世界で初めて聖母マリアに捧げられたという聖堂は、サンティアゴ・デ・コンポステーラのように多くの信者が献花に訪れるそうです。そんな聖地の雰囲気を醸し出すのがこの角度。 -
イチオシ
ちなみに、夜にはこうなります。夜景もかなり良いですよ。
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さて、夕食をどうしようか考えた結果、昼間にBARに行き過ぎてレストランはきつそうだったので、BARで済ますことにしました。で、ここロス・ビクトリノス(Los Victorinos)へ。
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人気のBARの様で、多くのお客さんで賑わっていました。イイ雰囲気のBAR。
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タパスが沢山。
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ワインは...どれにしようかな...
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この日もやはりハモン・イベリコで。
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赤ワインと共に。...最高です。
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さっぱりとサルピコン・デ・マリスコ(海鮮マリネサラダ)も。
今日は観光の合間にBARざんまいでした。 -
ピラール広場で聖堂のライトアップを見ながらホテルへ。この日はこれにて。
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翌朝...ホテルの窓から。何か騒がしいと思ったら、労組らしき団体がデモやってました。
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朝食は地下のレストラン。
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料金を考えると、雰囲気も品揃えも申し分なし。
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ホットミールも充実。今日も観光に向けてしっかり腹ごしらえ。
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チェックアウト後、旧市街から東へ1kmほどのアルハフェリア宮殿(Palacio de la Aljaferia)へ。
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11世紀のムデハル様式で、こちらも「アラゴンのムデハル様式の建築物」として世界遺産に登録されています。
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ムデハル調がムンムンと漂う内部。
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中世にスペイン北東部を治めたアラゴン王国の宮殿でした。
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各部屋には、アンダルシア地方のアルハンブラ宮殿もこの宮殿の影響を受けたと言われるムデハル調の装飾。
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アルハンブラほどの絢爛豪華さではないですが、かなり見応えはありました。
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この美しいいでたちと保存状態の良いムデハル様式の宮殿を再度眺め、サラゴサを後にします。
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スペイン第5位の人口を擁し、世界遺産を含め、ローマ帝国やアラゴン王国以降の多くの遺跡を持ちながら、その立地からちょっと敬遠されてしまうサラゴサですが(かく言う私たちも)、実際訪れてみると見どころ満載でぜひおススメしたい町でした。
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あ、もうひとつの世界遺産、サン・パブロ教会に寄ることを忘れていた...と気付いたもののあとの祭。スッパリ諦めてさらに北東へ、ソス・デル・レイ・カトリコの町へ向かいます。
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