2016/11/25 - 2016/11/25
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naoさん
京都市左京区鹿ヶ谷にある法然院は、鎌倉時代の初め、浄土宗の開祖と仰がれる法然が弟子達とともに六時礼讃を唱えるべく鹿ヶ谷に草案を結んだのが始まりで、延宝8年(1680年)、知恩院第38代門主萬無和尚が、開祖法然ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、現在の伽藍の礎が築かれました。
その後、浄土宗の本山として永い歴史を刻んできましたが、昭和28年(1953年)に単独の宗教法人として浄土宗から独立し、現在に至っています。
銀閣寺寄りの哲学の道を東に上がった所にある法然院は、住宅街に接しているとはいえ参道は静寂そのもので、その静寂さを愛した多くの文人や学者のお墓が建立されています。
参道の先に待ち構える茅葺の山門をぐって境内に一歩足を踏み入れると、お寺の人の手によって四季折々に模様や文字が描かれる、2基の白砂壇が出迎えてくれます。
白砂壇は水を表わしているそうで、『水の間を通ることで心身が浄められる』との意味が込められています。
その意味を噛みしめながら白砂壇を過ぎてさらに進むと、池を配した庭園のそこかしこに紅葉した木々が枝を広げています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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哲学の道から坂道を上がって法然院にやって来ました。
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住宅街に接しているとはいえ、参道には静寂な空気が漂っています。
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参道わきの樹木が張った根が地上に浮き出て・・・
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まるで木の根道の様相を呈しています。
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風情ある茅葺の山門が見えてきました。
ちなみに、法然院は浄土宗の寺院なのに、この山門は禅宗様式なんだそうです。
そこで問答を一つ。
『浄土宗の寺院に、禅宗様式の山門とは如何に?』
『米からできても、ブドウからできても、酒というが如し。 仏教に変わりなし!』
いずれにしても、凡人の私には難し過ぎて判りません。 -
陰と陽。
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山門を額縁にした紅葉の図。
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山門の上には、空の青も交えた・・・
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いろどり豊かなグラデーションが降りそそいでいます。
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山門をくぐって境内に一歩足を踏み入れると、お寺の人の手によって四季折々に模様や文字が描かれる、2基の白砂壇が出迎えてくれます。
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水を表わす白砂壇には、『水の間を通ることで心身が浄められる』との意味が込められています。
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池を配した庭園では、そこかしこに紅葉が枝を広げています。
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苔の上に舞い落ちたひとひらのモミジ。
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上空を彩る紅葉が・・・
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水鏡にその姿を映しています。
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境内に植えられた木々の根も・・・
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地上に顔を出して網の目のように絡み合っています。
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木立の奥に見えるのは方丈です。
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春日燈籠と紅葉。
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方丈と紅葉。
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山門前を抜けて、多層石塔の方へ向かいます。
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紅葉を透かして見た山門。
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ゴツゴツとした木の根に、イチョウの黄葉が降りそそいでいます。
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多層石塔です。
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多層石塔の相輪がモミジの枝を突き抜いてそびえています。
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多層石塔の手前の、右側の建物は経蔵です。
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その経蔵の前で振り返ると、正面に見えるのは講堂です。
ちなみに、皆さんが見ている方向には山門があります。 -
木立の向こうの山門。
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丸竹のはめ込まれた扉が、山門の風情をより高めています。
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池に架かる石橋。
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常に人が歩いていた山門ですが、この時は人影のないグッドタイミングでシャッターが切れました。
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もう少し年月が経てば茅葺屋根は一面苔に覆われるんでしょうね・・・。
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では、法然院を後にします。
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側溝の中の秋景色。
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法然院の南側に近接する安楽寺です。
安楽寺の参道は美しい敷きモミジで名高いんですが、上空には緑葉が残っているので、ちょっと早かったようです・・・。
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