2016/11/20 - 2016/11/28
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azianokazeさん
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4回目のミャンマー 今回はモン州モウラミャインとカイン州パアン
モウラミャイン1日目は市内の丘陵部に点在するパゴダめぐり
特に、大河タンルウィンと街並みを見下ろす「チャイタンラン寺院」の境内から眺める夕陽と暮れなずむ境内の雰囲気が格別です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月20日(日) 鹿児島→関西(Peach) 関西→北京→ヤンゴン(中国国際航空)
自宅を朝6時前に出て、ヤンゴン到着が夜の11時頃 時差を調整すると実質20時間程度
明日の朝に早朝フライトが予定されているので、ヤンゴン空港近くのホテル(ヤンゴン・エアポートホテル 1泊約5000円)にチェックイン。本当に仮眠するだけ。
ホテルはターミナルから歩いていける距離ですが、真っ暗な中で、方向も定かでないホテルを探すのは実際は大変。結局タクシーで。
なお、空港の両替所はすでにクローズ。使い慣れないATMでとりあえず10万チャットをゲット。1チャットが約0.085円ですが、旅行中は面倒なので10チャット=1円で換算します。(実際、街の両替では10チャット=1円のレートでした) -
11月21日(月)
フライトが朝の6:45ということで、5時前に起きて準備します。
ミャンマーのフライトは朝が早いです。いくつかの都市を回る形が多いので、出発も早くなるのでしょうか。
あるいは、単にミャンマーの人々が朝が早いということでしょうか。
ミャンマーの空港は昔と比べると随分と新しくなりましたが、ゲートに出発便の表示がなく、アナウンスと便名を書いたプラカードを持った係員が待合室を歩き回って、ボーディングの案内をするスタイルは相変わらずです。
アナウンスがあるといっても、現地語だか英語だか判別できないようなもので、勝手がわからない外国人にとっては、自分の便がいつ呼ばれるのかよくわからない不安な空港です。
朝の6時台は混雑のピークで、次々に“呼び込み”が行われます。
気合を入れて早起きし、“呼び込み”を待っていたのですが、定刻を過ぎても案内がありません。
何回か係員に尋ねて、どうやら遅延しているようです。
こうなると、更に訳がわからなくなります。
何時になるかなんて教えてくれませんので、ひたすら待つしかありません。
不安なことと、自分をアピールして置き去りを防ぐために、しつこく係員に「まだか?」尋ねます。 -
遅延理由は「モウラミャインの天気がノーグッドだから」と言っていましたが、絶対にウソです。
ヤンゴンは快晴ですし、モウラミャインはヤンゴンから200km程度しか離れておらず、山深い訳でもありません。
機体の不良もないのでは。もし機体の不良なら2時間ではなく、対応に2~3日はかかるのでは。
このフライト遅延に関する与太話は、ブログhttp://blog.goo.ne.jp/azianokaze/d/20161121にも。 -
結局、2時間以上の遅れで、なんとか飛びました。キャンセルにならなかったことを喜ぶべきでしょうか。
モウラミャインへの移動は、通常はバス(約6時間)ですが、週1便(月曜のみ)のフライトとたまたまタイミングがあったので、飛行機(ミャンマー・ナショナル航空)を利用。料金は1万円程度だったでしょうか。(バスなら500円ぐらい。桁がふたつ違います)日本国内からネット予約できます。
復路ではバスを使います。おなかの調子が悪い時の不安などもあって、バスの長旅は1回で十分です。(歳のせいで、だんだんと面倒なことを避けるようになりました。) -
普段は通路側の席を選ぶので、地上を眺めることもあまりないのですが、今回は1時間半程度の短時間フライトなので窓からの眺めを楽しみます。
と言うか、寝てしまうと次の都市へ連れていかれますので、眠くても寝るわけにはいきません。 -
モン州の州都、モウラミャインに到着
実は、北京からヤンゴンへ向かう機内でミャンマーのガイドブックを読んでいて、「ミャンマーでは米ドル、ユーロ、シンガポールドルからしか両替ができません」とあり、「そうなの?どうしよう、ドルは40ドル程度しかもっていないけど・・・」と慌てました。
これは、2013年の年末にヤンゴンを訪れたときと、まったく同じ展開です。同じ間違いを繰り返すというのは・・・・。
ただ、そのときも何とかなったので、今回も何とかなるだろう・・・と思っていたのですが、先述のようにヤンゴン到着時の両替所はすでにクローズ。朝の国内便でも見当たらず、ATMもうまく作動しません。
「まあ、モウラミャインも州都だから、向こうの空港で・・・」なんて考えていたのですが、なんとも“かわいらしい”空港ターミナルです。両替所はもちんろんATMもありません。JRの無人駅並です。
なお、空港到着時にパスポートチェックがありますが、係員が手書きで台帳に記入します。大勢押し寄せれば大変ですが、外国人はそんなに多くもありません。 -
外国人はそんな多くない・・・ということで、タクシーなども殆どいません。
そのあたりを考えずに、一服したり、トイレに行ったりとのんびりしていたのですが、外国人を集めてワゴン車で市内に移動する白タクが私に狙いを定めていたらしく、待っていてくれました。市内まで7000K(約700円)
モウラミャインでの宿泊は、安宿専門の私としては珍しくりっぱなホテル「Ngwe Moe Hotel」 市内では一番のホテルではないでしょうか。
3泊しますので、WiFi条件とロケーションで選択しました。
とはいっても地方なので1泊4800円程度 ホテル価格が急騰したヤンゴンなら1万円以上するのでは。 -
室内は広くてきれいです。
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なんといってもこのホテルの“売り”は、窓からの眺めです。
目の前に大河タンルウィン(サルウィン)の雄大な眺めがひろがります。
夕暮れ時など、空と川を赤く染めて夕陽が正面に沈みます。 -
“川好き”の私としては、感激ものの眺めです。
スタッフ対応も、朝食もよかったのですが(部屋への翌日朝食クーポン配布でイラッとしたことはありますが)、唯一の欠点は室内のWiFi環境がイマイチだったことです。ページを開くのに2回、3回トライする必要があることも。
PC作業が多い私にとっては大きな負担となりましたが、この部屋からの眺めで許してあげましょう。
まあ、WiFi条件はどこのホテルも同様で、ミャンマー地方都市のホテル室内でサクサク動くことを期待する方が無理があるのかも。 -
まずは両替と今日から3日間の観光の手配です。
川沿いは、日陰を提供してくれる並木になっています。 -
建設中の橋が遠くに見えます。経済活性化が著しい現在のミャンマーの一面でしょう。
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この時期、日中は32℃前後ではないでしょうか。
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熱帯を感じさせる花も。
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街の中心部に出てきました。
人に尋ねて行きついたマネーチェンジャーでは、やはり日本円は扱っていないとのこと。
どこか日本円を両替してくれるところはないか尋ねたところ、近くのゲストハウス「Breeze Guest House」を紹介されました。
そこへ行くと、レートは10K=1円とよくありませんが、日本円も両替してくれました。
ついでに3日間のモウラミャイン観光も、出入りの男性に頼むことになりました。 -
バイクの後ろに乗ってまわる形なら半額ですむと勧められましたが、近場移動ならともかく、3日間バイクの後ろというのは、お尻は痛くなるし、振り落とされないように台座をつかむ手は痛くなるし、暑い中でかぶるヘルメットは不快だし、ほとんど拷問です。高くてもいいからと車にしてもらいました。
3日間で約1万2千円 ミャンマー相場からすれば高いのでしょうが、他のアジア諸国でもガイド付きで1日車をチャーターすると1万円近くはしますので。
その車というのが、軽トラックでした。
私は助手席に座り、ガイド役のくだんの男性は荷台に乗る形です。(屋根はついていますし、日よけのカーテンもあります)
別に私は軽トラックでもなんでもかまいませんが、バイクをしきりに勧めたのは自分が荷台に乗りたくなかったせいかも。
まずは。昼食をとれると店へ連れて行ってもらいました。
見た感じは観光客相手ではなくローカルな店でした。
安心して野菜料理の他に、やみくもに3種類のカレーを注文(店頭に並んでいる料理からチョイス)したせいか、7000K(約700円)と、現地価格水準としては恐ろしく高額の昼食となりました。
案内した男性へのキックバックも入っての値段でしょうが、旅行中で一番高い食事でした。(通常はこの半額程度、屋台で済ませれば3分の1ですみます) -
初日の今日は市街地背後の丘陵部に並ぶお寺めぐり
先ず向かったのは「ウージナパゴダ」
狛犬というか獅子が迎えてくれます。ヤンゴンのシュエダゴンの獅子はもっと巨大です。 -
案内男性は、ガイドというより「ほれ、あっちだ。今度はこっちだ」と指示する程度。お互い拙い英語ですし。
私としてはそのくらいの方が気楽でいいのですが、詳しい説明もないので、お寺ごとの特徴とかわかりませんし、見逃している部分も多々あります。
まあ、私も(旅行記訪問者も)、個々のお寺や仏像にそれほど関心がある訳ではないでしょうから・・・・
ご本尊のようです。各お寺で、一応短くお参りはします。 -
高台にありますので、眺めは素晴らしいです。
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きちんとしたガイド付きなら「いつ頃、誰それがつくった」云々の説明もあるのでしょうが、そうした説明も今回はありませんので、見たまんまです。
モウラミャイン及びパアンのお寺については、深草縁夫氏のサイト「日本すきま漫遊記」(ミャンマー編目次はhttp://www.sukima.com/list/index_49000.html)に非常に詳しく紹介されています。
関心のある方は、そちらへどうぞ。 -
境内の一画にある建物 壁沿いに不思議な人形が並んでいます。
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ミャンマーの民間信仰「ナッ」の関係でしょうか?わかりません。
楽しく踊っている人形もあります。 -
「愛し合う二人」ではなく、先述「日本すきま漫遊記」説明によれば、天界からのお迎えのようです。
これなどはわかりやすい方で、さっぱりわかないものが多々並んでいます。 -
お昼寝中の猫の親子
日陰のタイルはひんやりして気持ちいいのでしょう。 -
私も自宅に部屋飼いの猫を一人(一匹?)残してきました。
便利屋さんに毎日の餌やりなどはお願いしてありますが、元気にしているでしょうか。
人間が心配するほど猫は気にしていない・・・ということであればいいのですが。 -
中央右寄りの奇妙な塔は、ホテルの裏手に見えていたものです。
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次に訪れたのは「ウカンディ寺院」
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ここのご本尊は巨大なケースの中に安置されています。
ミャンマーではときどきこのタイプがあります。 -
前出【すきま漫遊記】によれば“浮かれたデブがもっこを担いでいるモチーフのゲーム系賽銭箱(回転している托鉢に願いが書いてあって、自分の狙った鉢に賽銭が入れば叶うというルール)”といった面白いものもあったようですが、私は見逃しました。
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次は「View Point」(展望台)
ちなみに、地図で「View Point」の横に一列に並んでいるお寺群が今回っているもので、5つ並んでいるうちの下二つをクリアしたところです。 -
「View Point」と言っても、お寺境内からの眺めとかわりません。
お寺の方が高い所にある分、眺めがいいかも。
中央川沿いの白い建物が宿泊ホテルです。 -
お次は「ニーペヤーディー寺院」。
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ここの特徴は、竹で編んだ仏像です。
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やや細面の仏像ですが、確かに竹で編まれています。
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作業中の様子を示す写真 僧侶たちがつくるようです。
竹製ですから、定期的に作り直すのでしょうか? -
ガンガン行きます。次は「YADARBON MYINT僧院」(多分)
昼寝中の坊さんを叩き起こして、中へ入れてもらいました。 -
19世紀のMindon王の妃Sein Donの寄進によるものだそうで、多分、写真の肖像画がその二人と思われます。
Mindon王はマンダレーを建設し、王朝を開いた王様ですが、その支配地域はモウラミャイン一帯に及んでいたということでしょうか。 -
中央の、ヤクザが詰めた指のようなもの、案内男性は“仏陀の歯”と言っていましたが、いくらなんでも“歯”ではないでしょう・・・では何か?知りません。
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王妃の寄進によるもののせいか、装飾は凝っています。
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柱の天井部分にはこんな装飾も。
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扉の装飾も由緒ありげです。
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次は「マハミャムニ寺院」 「View Point」で見た地図の寺院群の一番上に位置しているパゴダです。
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豪華絢爛、きらびやかなご本尊
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「マハミャムニ寺院」に至る回廊は、隣の「チャイタンラン寺院」(写真の仏塔)の回廊につながっているようです。
「チャイタンラン寺院」は夕陽鑑賞で有名なスポット。
まだ夕陽には時間があるので、いったんホテルに引き返し、休憩をとった後、夕方に改めて「チャイタンラン寺院」へ向かうことに。
本当は、こうした回廊をゆっくり歩いてのぼれば、各寺院の特徴や趣きなども感じられるのでしょうが、車で本堂前に乗り付けてご本尊を拝む・・・といった今回のようなスタイルでは、どの寺院も似たり寄ったりにも思えてしまいます。 -
「日没は5時45分だから、5時半にホテルへ迎えに行く」とのことでしたが、5時過ぎにフロントから電話が。
何を言っているのかわかりませんでしたが、窓の外を見て、大体の事情が推察されました。
すでに日没間近で、タンルウィン川が赤く染まっています。きっと日没時間を間違えており、それに気づいて早めに迎えにきたのでしょう。
慌てて下に下りると、やはりそんなところのようです。夕陽が沈む前に「チャイタンラン寺院」へ・・・ということで、スピードを上げて、クラクションを鳴らして走ります。
ミャンマーでは、同じような沈む夕日との追いかけっこという経験が、マンダレー近郊アマラプラの木橋「ウー・ベイン橋」でもありました。
かろうじて間に合ったようです。
ヤンゴンのシュエダゴンのように、エレベーターで昇ると、テラスに観光客が大勢集まっていました。
その多くは欧米系ですが、これまでまったく見かけることがなかったモウラミャインの欧米系観光客が全員集合したような雰囲気です。 -
モウラミャインの街並み、大河タンルウィンの向こうに沈む夕日
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大勢観光客がお寺に集まって夕陽を眺める雰囲気は、ラオス・ルアンパバーンの「プーシーの丘」のようでもあります。
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街並みに白いもやがかかっているのは、レンズのせいではなく、たき火の煙です。
日本では消防署がうるさく、たき火は殆どなくなりましたが、モウラミャインでは夕暮れ時、街のあちこちでゴミや枯葉を焼くたき火が見られます。さすがに、夕餉の支度をするかまどの煙という訳ではないと思います。
白くたなびく煙は、眺める分には風情があります。 -
なお、夕日にカメラを向けると上記のような陰影の濃い、いかにも夕陽っぽい画像になりますが、実際はこの写真よりまだ明るいぐらいです。
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殆ど日も沈みました。
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日も落ちたところで、あらためて周囲を眺めると、このはヤンゴンのシュエダゴンを小さくしたような、なかなか風情のあるお寺です。
特に、夕暮れ時という時間帯もあって、落ち着いた雰囲気です。 -
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境内には夕陽の名残を惜しむ人々が
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残照に映える仏陀
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りっぱなエレベーターもあるお寺です。
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空は次第に光を失っていきます。
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お寺にはやはりお坊さんが似合います。
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一応、ご本尊の写真も
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ゲーム系賽銭箱(回転している托鉢に願いが書いてあって、自分の狙った鉢に賽銭が入れば叶うというルール)の一種でしょうか。
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だいぶ暗くなってきました。
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しかし境内には光が溢れています。
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まるで遊園地のようなはなやかさも。
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境内で思い思いに時を過ごす人々
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も少し残っていたい気分でしたが、あまり車を待たすのも悪いので、そろそろ引きあげます。
モウラミャイン1日目の終了です。
このあと、川沿いに屋台が並ぶナイトバザールでBBQなどを食べましたが、そのときの写真と2日目冒頭の写真は、カメラのメモリーカードを出し入れしているときに消えてしました。
(2日目、3日目も同じナイトバザールに出かけて撮り直していますので、実害はありません。デジタル情報というのは一瞬で消えてしまう危うさがあります。昼間の写真は取り込み済みでしたので助かりました。)
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