2016晩夏 イタリア＆スイス・エンガディン旅行記 【９】 Passo Stelvio からスイスへ ～ ベルニナ線に乗って ～

2016/09/01 - 2016/09/01

2016年晩夏、急に決まったイタリア・ドロミテと
スイス・エンガディンでのハイキング旅行記です。
ベルニナ線に乗ってスイスへ！

日程
8月26日(金)：羽田ーFrankfurtーInnsbruck(泊)
8月27日(土)：ーBolzanoーVigo di Fassa(4泊）
8月28日(日)：Marmolada観光
8月29日(月)：Catinaccioハイキング
8月30日(火)：Sass Pordoi、Sass d'Adam散歩
8月31日(水)：ーBolzanoーMeranoーSpondignaーPasso Stelvio(泊)
9月1日(木)：ーBormioーTiranoーPontresina(3泊)
9月2日(金)：Piz Neil、Corvatch展望台巡り
9月3日(土)：Segantini ヒュッテハイキング
9月4日(日)：ーChurーZurichーMunichー
9月5日(月)：羽田着

ステルビオ峠からバスと鉄道でスイスへ向かいました。
ベルニナ線に乗ってポントレジーナへ

エリア スイス

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

Rifugio Garibaldi からステルビオ峠に下りて行きます。
結構な急坂ですが、だいぶ慣れました(^^;

Trafoi の谷へと下りるヘアピンカーブを眺めて

とっても素敵な山小屋でした。
さようなら…

ステルビオ峠に着いてもバスの時間まで30分以上あるので
峠から少し離れた Tibet huette に足をのばしました。
ちょっと変わった形の建物なので気になりました。

この道からはヘアピンカーブを思う存分眺められます。

Rifugio Garibaldi とステルビオ峠。

Rifugio Garibaldi とヘアピンカーブ。
右奥に見えているのが Punta Rosaです。

Tibet huette では食事や軽食を摂れるようでしたが
まだお腹も空いていないので、オルトラーに最も
近づいた写真を撮って戻りました。

Bormio 行きの Perego バスに乗車します。（5.5ユーロ/人）
イタリア人の老人会？のような皆様と一緒で結構満席に
近かったです。

12:10 頃ステルビオ峠を出発。
最初はなだらかな草原をバスは行きます。

谷が目前に見えてきて、ここからヘアピンカーブが
始まります。

絶景を眺めながらのバス旅行です。
老人会？のために、ドライバーさんはマーモットやなにか動物
がいるとバスを徐行してお知らせしていました。→歓声(^^)
マーモットだけはわかりましたが…イタリア語が理解できればなぁ

カーブ番号はこちらにも付いていました。
この後、バス1台ようやく通れる狭いトンネルが続き
恐怖を覚えるほどの道を通りました。
Trafoi 谷よりこっちの方が難易度高いかも…

ボルミオ近郊です。
Bormio は標高 1225m の温泉リゾートです。
のんびりとした空気が流れており、山が近くて雰囲気が
良い街だと思いました。
ここからバスであちこちの谷へアプローチできそうなので
そのうち滞在してみたいです。

Perego バスのバスターミナルに 13:00 到着しました。
Tirano までのチケットを購入し( 4.8 ユーロ/人）
ターミナル併設の Bar で昼食にします。

ピザマルゲリータと夫はペンネアラビアータを注文。
ミネラルウォーターとカプチーノ 2杯を食後に注文して
合計 14.5ユーロでした。

トイレはこちらのお店で鍵を借りる必要がありました。

13:50 ボルミオを出発。
この車窓も小さな村(必ず教会がありますね）を通って行く
面白いルートでした。

ここから右へ折れると Sondalo の町、
遠目にもちょっと興味を持ったところでした。

Tirano が見えてきました。
かなり大きな街だと思いました。

Tirano のバスターミナルには 14:45 到着。
定刻到着です。素晴らしい！

地下道を通って 2分くらいでイタリア国鉄の Tirano 駅
に出ました。
ここから Milano まで列車で3時間くらいです。

そのすぐ向かいにはスイスの Tirano 駅。

この駅前のレストランで初めてスイスに来たとき
ラザニアを食べたことを思い出しました。

駅に入ると懐かしのレーティッシュ鉄道が見えました。

箱根登山鉄道と提携している関係で日本語看板が
ありました。
Surovas までの 2等チケットを購入しました。
（ 26 フラン/人）

15:00 発の St.Moritz 行きに乗車します。

Tirano を出た列車は Tirano の街中を通った後
山越えの景勝ルートに入っていきます。

見どころの一つループ橋にさしかかりました。

谷間に佇む町が美しいです。

ループ橋を振り返ります。
初めてこの路線に乗車する夫は撮影に失敗したようで
かなり落ち込んでいました。

Mira lago の湖畔を走ります。

比較的大きな駅 Poschiavo ですれ違い待ちです。

徐々に高度を上げていきます。

心和む美しい景色が続きます。
途中、観光案内アナウンスも入ります。

先ほど通過した Mira Lago が遠くに見えました。

何度もトンネルを通り、そのたびに向きが変わります。

続いて左手には氷河を抱いた山が目前に迫ります。

Alp Gruem 駅を通過します。
ここにも日本語駅名板がありますね。

アルプ グリュム駅 駅

Lago Bianco の湖畔を走ります。

最高地点 Ospizio Bernina 駅 2253mです。

だんだん高度を下げていきます。
左手に大きく見えたのは Morteratsh 氷河かな？

Bernina Diavolezza 駅から大量のハイカーが乗り込み
立ち乗車の方も出ています。

これはまだ出発間もないときに撮った写真ですが…
出入り口右手にボタンがあります。
今日下りる Surovas 駅はリクエストストップの駅なので
ここを押さねばと緊張して座っていました。
一応、人ごみをかき分けて、夫が押しに行きました。

ところが
Surovas 駅ではかなりの人数が下車。
全然心配する必要なかったのでした(^^;
道理で Tirano 駅で窓口の方に訊いたときも
問題ないと言われたわけです…

Surovas 駅は Pontresina 駅の一つ手前の駅です。
Pontresina の中心に出るにはこちらの駅の方が
坂が少なくて近いと思います。

10 分も歩かないで町の中心に出ました。

壁絵がかわいいホテルもありました。

町の案内看板も発見。このあたりが中心地かな。

教会と噴水。
エンガディンに来たなぁと思う景色です。

今日から 3 泊予定のお宿が見えてきました。
結構大規模ホテルです。

Hotel Schweizerhof です。
Booking.com で予約しました。
ハーフボードダブルルーム 1部屋 1泊あたり 256 フランでした。
2 泊以上すると Engadin Mobilcard が付いてきます。

ホテル シュヴァイツァーホフ ポントレジーナ ホテル

フロント前はすっきりしています。
英語で対応していただいて、スイスだなぁと実感。

客室前の廊下もすっきりしています。
こちらのホテルはまだ進化中だったようで
最上階は工事中でした。

3 泊するお部屋です。
最もリーズナブルなコンフォートダブルルームを予約
していましたが、帰国してから確認したら
デラックスダブルルームをアサインしていただけたようです。

広々快適でした。
今回、これまで宿泊したお部屋がどこもかなり狭かったので
豪華～♪と思ってしまいました。

バスルームも広々。
タオルウォーマ―もありがたいです。

ベランダもあって氷河の山を見ることができました。

19:00 に夕食へ
パンがテーブルに用意されています。
1 品目はサラダビュフェでした。生野菜が美味しかった。

メインは 2種類から選びます。
私はイワシのパン粉焼き　付け合せのコロッケと
パプリカのグリルが美味しかったです。
夫は牛肉のステーキカレーソース。
こちらも美味しかったそうです。

デザートはメレンゲ+生クリーム+アイスのパフェ。
かなり甘かったです。

イタリアから来ると少な目な感じがしますが
野菜が食べれるし、量的には日本人の中高年にはちょうどよく
満足な夕食でした。

食事中に聞こえた 20 時の鐘の音がとても長かったです。

この旅行記へのコメント （2）

• poodle714さん 2016/12/11 12:42:21

  スイスはやっぱり心のよりどころです

  batfishさん、こんにちは
  
  ポントレジーナへの移動編、楽しく拝見しました。
  スイスへ近づくにつれ、交通機関の正確さが顕著に表われて
  きましたね。
  それに、スイスへ入ると故郷に帰ってきたような安心感というか
  落ち着きを感じませんでしたか？
  私もbatfishさんといっしょに、またスイスに戻れたような気分に
  なりました。
  
  ブルジオのループ橋、確かに写真やビデオを上手に写すのが
  難しいですね。
  ちょっともたもたしていると、あっという間に通り過ぎてしまい
  ます。
  こんなふうに鉄道の旅そのものを楽しめるのも、スイスならでは
  だなぁとしみじみ感じました。
  これからのスイス滞在記も楽しみにしております。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

  batfishさん からの返信 2016/12/11 18:03:08

  RE: スイスはやっぱり心のよりどころです

  poodle714さん　こんばんは！
  
  いつもありがとうございます！！
  
  > ポントレジーナへの移動編、楽しく拝見しました。
  > スイスへ近づくにつれ、交通機関の正確さが顕著に表われて
  > きましたね。
  
  スイスは本当に交通機関が正確ですね。
  今回それを実感しました。
  逆に正確過ぎてバスに乗れないこともあって、
  「イタリアなら絶対乗れたよね」などと話すことも…(^^;
  
  > それに、スイスへ入ると故郷に帰ってきたような安心感というか
  > 落ち着きを感じませんでしたか？
  > 私もbatfishさんといっしょに、またスイスに戻れたような気分に
  > なりました。
  
  スイスは安心な国ですよね〜
  Tiranoでレーティッシュ鉄道を見たときに、「あぁこれで大丈夫だ〜」
  と安堵感に包まれました(^^)
  
  > ブルジオのループ橋、確かに写真やビデオを上手に写すのが
  > 難しいですね。
  > ちょっともたもたしていると、あっという間に通り過ぎてしまい
  > ます。
  > こんなふうに鉄道の旅そのものを楽しめるのも、スイスならでは
  > だなぁとしみじみ感じました。
  
  夫の要望でベルニナ線経由でスイス入りしたので
  夫を優先に、と私は写真撮影は遠慮気味でいたのですが…(^^;
  スマホとデジカメと両方手にしていてどっちも間に合わなかったという…
  鉄道の旅、本当にスイスならではですね。
  スイスパスが使い勝手悪くなってしまったのが残念ですが
  時間ができたら冬のスイス鉄道旅もいいなぁと妄想しています。
  
  batfish