2016/10/17 - 2016/10/17
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walkingmanさん
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高野山の麓の九度山から町石道、小辺路を歩いて熊野本宮大社まで熊野古道を歩きました。
九度山から高野山までの記録です。
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- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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去年、熊野古道の中辺路を歩いたので、今年は小辺路を歩くことにしました。小辺路は高野山から熊野本宮を結ぶルート。その高野山の麓町九度山から高野山の上までは町石道と呼ばれる昔からの道が通じています。足慣らしのつもりで九度山から歩きだします。
8時40分、南海九度山駅に着きました。あいにくの雨。空の雲がとれつつあるからもう少しすればやみそうではあるのだけれど待っていては時間がもったいない。ポンチョをかぶり歩き始めます。 -
道の駅柿の郷くどやま。
店の前のベンチで少し待って9時の開店と同時に入場。昼食用におにぎりを買いました。目はり寿司やパンなどのつまめる食べ物があって、昼食用に買っておくのに便利。ただし開店が9時なので早く出発したい人は使えないですけど。 -
マンホールの図柄が柿。和歌山県は生産量日本一ですからね。
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慈尊院。
弘法大師の母である玉依御前が長く滞在していたので、弘法大師は月に9回は高野山からここまで訪ねてきたのだとか。それがこの地が九度山と呼ばれる由来だそうです。この山道を3日に一度は往復したのだとすると相当辛かったろうなあと、このあと町石道を歩いていて思いました。それにしても月9回は多すぎ。弘法大師って、もしかしてマザコン?。
この寺は女人高野。昔は女性は高野山に入れなかったためここでお参りしたのだそうです。でも…ひとつ疑問が。
高野山には女性の参拝所として女人堂というのがあって、これはもっと山の上にあるのです。実際はもっと上まであがれたけれどここで手を打ったのか、それとも時代によって女人禁制の範囲が違うのか。ふつふつと疑問に思うのでありました。
まあ、それはともかくお参り。 -
オッパイの絵馬が目立っていました。安産や子授けを願う人が大勢やってくるそうです。漫画チックな絵馬に見えるけれど、願をかける人は真剣なんだろうなあ。
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慈尊院の脇から石段を上がったところにあるのが丹生官省符神社。読めなくて後で調べました。ニウカンショウブジンジャと読むそうです。本殿は重要文化財だそうで…。もっとちゃんと見ておけばよかった。
参拝しているうちに雨が上がりました。さっそくのご利益。 -
その石段の脇に最初の町石発見。コレより180町とありました。町とは長さの単位で1町は109m。この町石は高野山の根本大塔を起点にして建てられているそうで、つまり高野山まで109×180で約19.6kmとなります。午後3時には到着したいと思っているのですが、5時間半では無理かなあ。
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町石は等間隔に並んでいるので道標として有効です。町石がでてこなくなれば、道を間違えたとすぐにわかりますからね。それに町石道にはこのような看板もでているので迷うことはありませんでした。
それにしてもいきなりの熊注意報。スズメバチがいるのではないかと気にしていたのですが、まさか熊とはね。 -
最初の3kmほどは急な上り。周囲は柿畑。作業に便利なようにでしょうか、舗装されている部分も多くて足元はいいけれど、割と急な上りでした。息があがります。
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無人販売所では柿が3個で100円で販売されてました。美味しそうだけど、孤独ハイカーには3個は重くて手が出ません。
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いつ頃に作られたものなのかなあ。『右、高野…』とはっきり読めます。
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舗装路から石が転がる山道にかわりました。
雨だったのが嘘のような天気。 -
10時30分、150町の道標。ここまで、1時間かけて30町進みました。同じような難易度の道が続くとして、同じペースで進めたなら、高野山まで5時間かかる計算。休憩時間をいれたら、高野山到着は16時か16時30分というところでしょうか。高野山内の寺院を見て回る時間はなさそうです。
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このあたりはとても歩きやすい。土道だから足に優しいし、石も転がっていないから足元を見ないで歩ける。まっすぐな杉木立が颯爽としています。森林密度が低いので光がさして明るい。
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石道に水が溜まっています。朝の雨ですね。滑らないように要注意。
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11時20分にこんな道標と出会いました。『上古沢駅から2.5km』とあります。上古沢とは九度山から3駅ほど高野山に近い駅。その駅から歩き出すと九度山からスタートするより2時間分ほど短縮できたみたいだから、高野山で過ごす時間がとれたと思います。コース設定を間違えたかな。
でも、どうせなら慈尊院をお参りしてから歩きたいよね。 -
11時30分、二つ鳥居。この横の東屋で昼食。久し振りのロングウォークで固くなったふくらはぎをモミモミ。今回は歩くトレーニングをしてこなかったので、体がつらいです。
山の中にポツンと建つ鳥居。しかも二つ並んで。ちょっと意外な光景。この奥に神社があるらしいのだが、ここからではその建物は見えないので、鳥居だけが独立して存在するかのように見える。
その神社まで行ってみたい気もするが、もし遠かったら高野山到着が遅くなってしまうのでやめました。迷いどこですね。 -
いい感じの道。どこかから人の話し声が聞こえてきました。慈尊院を出発してからここまで誰にも出会いませんでしたが、とうとうファーストウォーカー発見か。
と思ったら、「ファー」って声。ファー? -
数分歩くと、すぐ横でゴルフをする人がいた。
人家もない山の杉木立の中を歩いていると思っていたが、意外と世俗のそばに居たんですね。 -
このあたりはとても歩きやすい。尾根にあたる部分の両側を崩れないように壁で補強してある。
高野山町石道はかなり整備が行き届いている道だと思います。体力があれば山道の経験ががなくとも歩けそうな道でした。 -
手のひらほどの大きさの蛙。道の真ん中にいて、僕が近づいても逃げないから、死んでいるのかと思いました。カメラを構えてもまったく動かない。
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13時30分、矢立という地点に着きました。ここは国道と町石道の接地点。残り60町(6.5km)です。
茶屋で焼き餅をいただきました。疲れたときには甘いもの。 -
袈裟掛石。弘法大師が袈裟を掛けた岩だとか。この隙間をくぐれば長生きするといわれているそうですが、とてもじゃないが狭すぎて無理。
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こちらは押上石。写真ではわからないけれど、大きな岩です。
町石道には所々にいわれのある石や地蔵様がいて、いい具合にスパイスになっています。ちょっと足をとめてみる。同じような景色が続く山道は気分が単調になりがちだけれど、ちょっとしたスポットがあると飽きずに歩けるのがいいですね。 -
33町の町石は新旧の二本。旧の方は相当古そうで石の質感も他のものとは違っていました。
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いい感じの道。山上までの距離も残り少なくなってきて、やや急な坂に。
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15時30分、やや急な土坂を上がっていたら、突然という感じで現れた大門。あまりに唐突で“エッ、着いたの?”って印象。町石道で距離を確認して、残り10町とかだったから、まだまだと思っていたんですけど。
冷静に考えたら、町石道の起点は根本大塔だから、その手前に建物があっても不思議じゃない。でも感覚としては町がある地点が0町で、そこまで山道が続くと、なんとなく思ってしまったんですよね。 -
大門の仁王様。迫力があります。腹筋バキバキです。
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大門のそばに6町の町石がありました。
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高野山内には色々なお堂があります。時刻が時刻なので主なお堂のすべてを見ていくわけにはいきません。僕は以前にも高野山にはお参りしているので、今回は根本大塔だけ中に入りました。大日如来をはじめ巨大な仏像が5体。お参りできてありがたいです。
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金剛峯寺、金堂、御影堂は外からそっと手をあわすだけにして、正式なお参りは省略させていただきました。今日は山内の宿坊にお世話になるので、あまり遅くならないうちに入らなければ迷惑ですからね。
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紅葉はこれからというところ。でも、緑の中に少しだけ赤や黄色に色づいた木々という風情もいいなあと思います。
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今夜は高野山内の宿坊に泊ります。
写真は宿坊でいただいた精進料理。定番の胡麻豆腐や天ブラなど。美味しかったです。
泊り客の半分以上は外国の方でした。山内でも外国人の姿が目立ちます。平日だったこともあってか、日本人よりも外国人の方が多かったほど。高野山の外国人人気は聞いていましたが、これほどだとは。 -
19時、夕食後に奥の院へ出かけました。ライトを持って宿坊を出たのですが、燈籠の明かりが道を照らしてくれていたので、ライトなしでも御廟までたどり着くことができました。暗くてほとんど見えませんが、左右にあの巨大な杉木立と墓石群が広がっているかと思うと、ちょっと不気味ですね。
奥の院の最奥、御廟の前に立ちます。たった一人でむきあうと聖なる気配が強くなったように感じました。
奥の院でも外国人とたくさんすれ違いました。日本人は数える程。大多数の日本人はわざわざ宿坊には泊まらずに日帰りしてしまうでしょうから、夜の高野山は外国人比率が高いです。 -
山には宿坊が何軒かあります。どこに泊まろうか…。どこがいい宿なのかなかなか判断つかないし、いざ電話してみると宿泊は二人以上というところが多くて、さがすのが億劫になったので宿泊サイトで予約できる某宿坊にしました。
結果は、ハズレだったようで…。
①宿人の態度や言葉使いは丁寧なのですが、心が感じられない。あまり宿泊者とは接したくないような感じなのです。
例えば夕食。準備ができると部屋まで声をかけてくれるのですが、食事部屋の前まで案内して終わり。料理膳はすでにスタンバイされていて、おひつと急須も既に置かれていて勝手にどうぞというスタイル。こちらとしてはせっかくの精進料理なので野草の名前だとか、高野山で採れるのかどうかだとか、知りたいわけで。そういう会話を一言二言かわす機会があってもいいと思うのだけれど、最初の案内のあと誰もやってこない。当然、椀ものはぬるい。
②食事の時に同室の外国人に風呂の終了時刻を聞かれました。おそらく彼らに日本語で説明したと思われるのです。僕もチェックインの際に説明を受けたのだけれど、到着してすぐ風呂に入るつもりにしていたので、風呂の終了時刻は気にする必要がなかったので聞き流していました。そこで、外国の方に教えてあげようと宿の方をさがして聞きました。すると、かえってきた返事が、開口一番「最初にご説明しましたよね。」
旅館のようなサービスは期待していないけれど、この言い方はないよな…。
③夕食後に部屋に戻ると布団を敷いてくださっていたのですが、その時に、チェックインの時に用意いただいたお茶の入った急須が下げられていました。時刻はまだ19時なのでこのあと水分を取りたくなるであろうから急須を置いておいて欲しかった。気が利かないね。
④宿坊では朝のお勤めがあります。お勤めに参加するのを嫌がる人もいるけれど、僕はせっかく宿坊に泊まるのだから、このスペシャルなイベントには喜んで参加します。
この日は6時30分からお勤めがありました。読経するご住職のうしろに座って神妙にしていました、読経が終わるとご住職が宿坊に泊まってくれた感謝の言葉を一言述べただけで解散となりました。
僕はこれまで何ヶ所か宿坊に泊めて頂いたことがあるのだけれど、ご本尊を間近で拝見させてもらえるとか、一緒に般若心経を唱和するとか、人生相談的な講話があるとか、どこでもなにがしかのイベント的なことがあった。でも、こちらでは一切なし。お経のあげかたも地味で鳴り物はほとんどなし。外国人の方には木魚とか太鼓とかがあったほうが楽しめただろうなあと思う。
という理由で、この宿坊はバツだね。
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