★ビートラム・ミュージック・フェスティバル 2016 TOURその８ 東京完結篇★

2016/10/30 - 2016/10/30

富山の街の真ん中で行われたビートラムが終わり、早三週間。

今年はいつにも増して豪華な出演アーティストに、
ビートラムを中心にプランを立てた友人との旅で、
旅が始まる前から楽しみにし過ぎ、
旅が始まってからははしゃぎ過ぎ。
良い音楽を聴いて美味しいものを食べて
笑ってる間に一瞬で旅が終わってしまいました。


帰って来ているのにまだ旅が続いている様な
終わってしまっている現実に追い付けない様な
体が日常に戻って仕事をする分、
余計脳内の旅が終わるのが遅くなる様な…
私は出演した訳でもないただの一観客でありながら
激しいビートラムロスに襲われました^^


でもその長かった旅もようやく終わったようです。
新たな旅が始まるのかな。

エリア 下北沢・明大前(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

「いつにも増して」繫がりで。

今回、いつにも増してただただ自己満足な、
読まれる事の無い手紙を書く様な気分の旅行記です。
（いや、そんな手紙書く気分になった事無いけど）

普段４トラで絡んで頂いてる方、それこそいつにも増して
「なんのこっちゃねん」でしょうが・・・。

KONCOSというバンドに出会ったタイミングで
自分には「紀元前」→「西暦」くらいの変化がありました。
４トラは「なるべく他の方の参考になる旅行記」を
書かなければいけないのですが
今回は完全に自分の好きな事だけ。

プロ（やまてつさん）の撮ったKONCOS。

これはまだ、KONCOSも誕生前。
2010年の8月、渋谷のスクランブル交差点から
旧HMVが見えます。

ちなみに旧HMV閉店数日前のイベント。

ちなみに店内。誰も何も買わないのに大混雑^^

その２年後、2012年の夏、祇園祭の京都へ。

現在私の国内旅行はいわゆる
「遠征」の為の旅行が主で
いつでもどこへでも行きますが^^
この頃はライブの為にどこか遠くに行く、
しかもそれが国内、という考え自体が
自分の中にほとんど無かったです。

たまたま京都旅行中に、カジさんがツアーで
大阪に来ていたので、夜だけ大阪に移動。
ここでツアーのオープニングアクトを務める
KONCOSを初めて目にしました。

その5日後。渋谷CLUB QUATTROで
カジさんツアーファイナル。

スクランブル交差点から。HMVはFOREVER21に。

ここでオープニングアクトの
KONCOSをまた目にするのですが
CHABEさんのパーカッションと
ダフォさんのコーラスが入って
5日前と同じ曲を聴いているのに
全く違うものを聴いている様な凄い感覚。
LIVEって本当に生なんだなぁ、
もっと現場で生で聞かないといけない、
と遅ればせながら強く思いました。

「刺さる」という表現がありますが、
矢が刺さったというより
「腎臓を後ろからドスで一突き」された様な
「致命傷です、動けません」が近いです。

その後、KONCOSを追って
たまには遠出もしましたが、

まだやはりライブやフェスは
「家の近くでやれば行くもの」
という意識の方が強かったです。
旅とは切り離して考えていました。

その私の意識が変わったのが2013年の事。

富山でフェスがある、と聞いたものの、
最初は「富山？遠いから行けないね」と
思っていました。

ところが、前年のトラムステージの様子が
TVCMになったものをYouTubeで見た途端、
「行かなきゃ！」の思いが強烈に。

たった15秒で画面から伝わる一体感、
これはなんなんだろう？行ってみたい！

と、仕事も急遽休み、慌てて来ました。

富山に来てみると、とても不思議な感覚に。
「多幸感」と表現する方が多く、
行った事ある方なら分かると思うのですが
本当に街全体が多幸感に包まれているんです。

当選して乗ったトラムステージも
ゆったりと走るトラムに一緒に揺られながら
アーティストの人柄も近くに感じられる
素晴らしい空間。

屋外のフェスなので街の空気と混じりあった
本当に素敵なフェスでした。
もし同じ様に路面電車と真ん中に公園のある街が
同じ様にフェスをやったとしても、きっとこうはならない、
富山でやる意味のある、富山でしか出来ないフェスです。

この富山の旅があまりにも楽しすぎて
旅と街と音楽の?がりが楽しすぎて。
取り憑かれた様に遠征旅に出る事になります^^

長崎駅で車内からななつ星を見つめる子。

「南の島、九州には素晴らしい顔を持った7県がある。
空を見上げれば、夜空には瞬くななつぼし。
北国出身の僕らコンコスが描く、九州へ想いを馳せる旅物語。
この曲を聴きながら、美しい日本へ旅に出ませんか?
コンコス 古川太一 佐藤寛」

このコメントを見て「ハイ！行きます！」と初めての九州に行き、

冬を迎え東北のツアーにも。

寒いの大嫌いで「寒い時期は南の島に行けばいい」と
んー十年思って生きて来た私が、この私が、真冬の北国に！

ツアーが無ければ一生来る事が
無かったかもしれない場所で
一生見る事が出来なかったかもしれない
素晴らしい景色を見せてもらいました。

その後、KONCOSは日本全国100カ所！という
とんでもないツアーに入り、
私もまるで修行の様な、でもめちゃくちゃ楽しい日々に。

100カ所ちょっとのうち３割くらい行きました。

ニュービューティー文絵

KONCOSはライブ中、録画・撮影・録音
なんでもOKなので、

100ヶ所ツアー中、奈良では
プロの友人のカメラマンに
ライブを撮って貰った事も。

自分の写真は5年で3枚くらいの
ペースでしか撮らないので
（後で見てそんなに楽しくないし、一人旅だし）
ライブ前にプロにこっそり
撮られた写真も良い思い出です。

毎年すぐに有給を使い果たす私に呆れながらも
「もう旅から帰ってこなくて良いよ」と
今の所は言わない寛容な会社にも
休みの穴を黙って埋めてくれる同僚にも感謝。
（ここで言っても伝わらないけど）

無駄に長めに生きているので
辿る記憶が多くて、正確ではありませんが
おそらく国内の一人旅では
私史上最長の昨年の富山も最高でした。

あまり心を開かない私に優しくしてくれる、
旅先で会ったもう二度と会えないかもしれない
皆さんやにゃんこや美味しいものにも最大級の感謝を。

そして、今年のビートラム。

まだ全てがキラキラしています。

KONCOSは新しいアルバムのリリースツアーが
下北沢のSHELTERから九月半ばに始まり、

ビートラム経由で10月30日に
新代田のFEVERに戻って来ました。ファイナル。

ヘッドホンを使わないDJ、TOMMYさん。最高。
TOMMYさんで幕が開いて、TOMMYさんで締めたツアー。

対バンもいつも凄く良いバンドばかりなので
全部を全力で聞ける様に体力をもっと付けないと…

今回のツアーにも何ヶ所か参加出来て幸せでした。

ごく稀に、ツアーの一部に自分も
入っている様な感覚になる事があります。
（アーティスト側からは「入れた覚え無い」
と言われるかも、だけど）

たくさんライブに行ったからと言って
毎回そんな感覚になるわけではないので、
ツアーの神様がたまには、と味わせてくれるのかも。

KONCOSの今回のツアーが
ファイナルを迎え、そのタイミングで
ふわふわしてた気持ちもなくなり
今年のビートラムの旅も終わったかな。

新代田から渋谷経由で帰宅途中、
渋谷のスクランブル交差点。
パッと見て視界にピカチュウが五人入る夜。

世間はハロウィンでした。

そしてスクランブル交差点から
同じ位置には見えないけど
渋谷にHMVも戻って来た。

毎年フライヤーを貼る我が家の壁。
遺書みたいになってしまったけど、いやいや、
来年以降まだまだ上にも余裕がありますので！
（埋まったら天井もいけますし、他の部屋でも！）