2016/10/10 - 2016/10/10
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+mo2さん
上野で行われている「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」と「ゴッホとゴーギャン展」に行ってきました。
「デトロイト美術館展」は、デトロイト美術館の絵画コレクションの中 から、ピカソ、ゴッホ、セザンヌ、モネ、マチス等、名作中の名作52点が上野の森美術館で展示されています。豊田市美術館、大阪市立美術館で開催が終了し、日本巡回展のフィナーレを飾るのが、この上野の森美術館で10月7日から開催される東京展です。デトロイト美術館は、1885年に設立された、伝統ある名門の公立美術館ですが、写真が撮り放題。本展覧会でも、会期中、月曜日、火曜日(祝日含む)は、本国のルールに則って全写真撮影OK(ただしフラッシュや動画は不可、一部作品はSNS等への掲載不可)となっています。
「ゴッホとゴーギャン展」は19世紀末に活躍し、今なお世界中の人々に愛されてやまないフィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャンの二人の画家に焦点を当てた、日本初となる展覧会で東京都美術館で開催されています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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まずは、上野の森美術館のデトロイト美術館展へ。開館(9:30)前ですが、東京での写真撮影OKとなる最初の日でかつ祝日とあって、若干人が並んでいました。
上野の森美術館 美術館・博物館
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展示の構成は、第1章印象派→第2章ポスト印象派→第3章20世紀のドイツ絵画→第4章20世紀のフランス絵画となっており、まずは印象派。ルノワールの絵が3作展示されています。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「白い服の道化師」1901-1902年
ルノワールには、ピエール、ジャン、クロードの3人の息子がおり、今年の「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」ではクロードの道化師の肖像画が展示されていましたが、本作品はジャンを描いたものです。上野の森美術館 美術館・博物館
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ピエール=オーギュスト・ルノワール 「座る浴女」1903-1906年
南仏へ移住した後に描かれた、ルノワール晩年の作品。上野の森美術館 美術館・博物館
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ピエール=オーギュスト・ルノワール 「肘掛け椅子の女性」1874年
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エドガー・ドガ 「朝の乗馬」 1866年頃
こちらの作品は未完成作品だそうですが味わいがあります。ドガの作品も5点出展されています。 -
エドガー・ドガ 「バイオリニストと若い女性」 1871年頃
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エドガー・ドガ 「楽屋の踊り子たち」 1879年
ドガはオペラ座のリハーサル室で練習中の踊り子たちをいくつものヴァリエーションで制作していますがその1点。 -
エドガー・ドガ 「包帯を巻いた女性」 1872-1873年
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エドガー・ドガ 「女性の肖像」 1877年
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ギュスターヴ・クールベ 「川辺でまどろむ浴女」1845年
フランスの写実主義の画家クールベの初期の作品。 -
カミーユ・ピサロ 「小道」 1889年
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クロード・モネ 「グラジオラス」1876年頃
アルジャントゥイユのモネの家の庭で、妻のカミーユを描いたもの、赤やピンクのグラジオラスが印象的な作品です。 -
第2章のポスト印象派です。
ポール・ゴーギャン 「自画像」 1893年頃
ゴーギャン、ゴッホともこの後見た、東京都美術館の「ゴッホとゴーギャン展」でも何点か見ることができました。 -
ポール・セザンヌ 「水浴する人々」 1880年頃
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ポール・セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山」 1904-1906年頃
セザンヌ作品のモチーフとして数多く登場するサント=ヴィクトワール山。 -
ポール・セザンヌ 「画家の夫人」 1886年頃
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ポール・セザンヌ 「三つの髑髏」 1900年頃
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フィンセント・ファン・ゴッホ 「自画像」 1887年
翌日のめざましテレビでその価値100億円と言われるゴッホの自画像として報道されたそうです。作品自体は小さなものでした。 -
フィンセント・ファン・ゴッホ 「オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」 1890年
日本初公開となる晩年の作品です。 -
オディロン・ルドン 「心に浮かぶ蝶」 1910-1912年頃
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モーリス・ドニ 「トゥールーズ速報」 1892年
新聞「トゥールーズ速報」のために制作された広告の絵画版。 -
フェリックス・ヴァロットン 「膝にガウンをまとって立つ裸婦」 1904年
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ワシリー・カンディンスキー 「白いフォルムのある習作」 1913年
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エミール・ノルデ 「ヒマワリ」 1932年
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エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー 「月下の冬景色」 1919年
ドイツ表現主義の代表的画家の一人、キルヒナーの作品。第3章20世紀のドイツ絵画の展示には、これら以外にも見ごたえのある作品が揃っていましたが、SNS等への掲載不可の作品もいくつかありました。 -
アメデオ・モディリアーニ 「男の肖像」 1916年
第4章20世紀のフランス絵画では、モディリアーニやマティスとともに6点ものピカソの作品が展示されてましたが、ピカソの作品はSNSなど不特定多数への公開が禁止となっていました。 -
アメデオ・モディリアーニ 「女の肖像」 1917-1920年
顔と首が長く、瞳がない特徴的なモディリアーニの作品。 -
アメデオ・モディリアーニ 「帽子を被った若い男性」 1919年
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アンリ・マティス 「ケシの花」 1919年頃
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アンリ・マティス 「コーヒータイム」 1916年
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アンリ・マティス 「窓」 1916年
作品数は全52点と少なめですが、すべてが見どころといえるほどの作品群で見ごたえありました。今後もこのような試み(写真撮影可)の展示会増えると楽しみですね。 -
次に行ったのがゴッホとゴーギャン展。こちらも午前中に行きましたが、デトロイト美術館展より混雑していました。
東京都美術館 美術館・博物館
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ゴッホとゴーギャンの絵画が世界中から集められ、関連作家の作品も含め62点が展示されておりこちらも非常に見ごたえありました。
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「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」と「ゴッホとゴーギャン展」の図録
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