2016/09/26 - 2016/09/26
502位(同エリア1539件中)
クッキーさん
元箱根港からバスを乗り継ぎ、仙石原にあるポーラ美術館へ。
「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」の企画展が開催されており、彼らが描くパリを堪能しました。
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ポーラ美術館 入口。
2002(平成14)年9月に箱根・仙石原に開館。 -
森の中の美術館のよう。
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ブナ、ヒメシャラなどの自然林が広がる遊歩道。
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「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに掲げ、地上部分の高さをおさえ、そのほとんどを地下に置くことで、美術館の建物は 周囲の森に溶け込むような外観にしているそうです。
ここに来るまでのバスの車窓から見る風景も 自然豊かな森の中を走る趣でした。 -
チケットは通常1800円ですが、箱根フリーパスを提示すると1600円になります。
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パンフレットより。
「コレクションの核となる作品は、モネ、ルノワール、セザンヌ、シャガール、ピカソらの19・20世紀の西洋絵画約400点であり、また、日本の洋画、日本画、東洋陶磁、日本の近代陶磁、ガラス工芸、化粧道具などを多数収蔵し、大変幅広いコレクションとなっております。」 -
「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」
「かつて壁や防塁に囲まれていた城砦都市パリ。20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、パリの街が拡張されてゆきました。その都市拡張のダイナミズムをなぞるように郊外に出現した風景を鋭くとらえたのがアンリ・ルソーであり、また、パリに1913年に到着した越境者レオナール・フジタ(藤田嗣治)でした。モンマルトルを中心に、郊外の風景に向かい続けたのはパリ郊外生まれのモーリス・ユトリロです。 -
パリの風景。
「20世紀以降、世界各地の都市部に生まれた郊外の風景とその美意識は、まさにこの時代のパリの境界線上で醸成されたのです。パリの変貌する姿をうつし出したのは画家たちだけでなく、「写真家の税関吏ルソー」との異名のあるウジェーヌ・アジェを先駆者とする写真家たちでもありました。本展は、絵画と写真を合わせて紹介することで、それぞれの作家による都市の境界線への視線を検証し、20世紀初頭に誕生した近代都市の美学をひもとく試みです。」
(ポーラ美術館・ホームページより)
こちらの企画展では 2時間近くを過ごし、彼らが描いたパリの世界をを堪能しました。 -
企画展では予想外に時間を取ってしまったので、コレクション展示は駆け足になってしまいました。
「西洋絵画 ―ルノワールと色彩の画家たち」
こちらの展示品は撮影可となっています。 -
アップで。
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再びモネに出会えました。
「睡蓮の池」 -
クロード・モネ
「ルーアン大聖堂」でしょうね。
写真に収めはしましたが、モネの この手の作品は、こんなに小さな枠に入れてしまってはダメなようです。 -
ルノワール
「レースの帽子の少女」 -
クロード・モネ
「セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ」 -
クロード・モネ
「散歩」 -
クロード・モネ
「サン・ラザール駅の線路」 -
「日本の洋画 明治から大正、昭和へ」
黒田清暉
「野辺」
絵画なのだから、こんな風にアップしてもいいですよね。
写真ではその魅力をとらえきれませんが、目にしたとたんにドキッとする位に惹かれました。 -
こんな点描画の雰囲気が好きです。
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佐伯祐三
「滞船」 -
ちょっと一休みしてガラス工芸の展示室へ。
「ガラス工芸―ドーム兄弟の世界」
ガレの作品は少なく、大半はドーム兄弟のものでした。 -
魅入られます。
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解説。
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「葡萄とカタツムリ文花器」
この色はあまり好みではないし、カタツムリってちょっと気味悪い位ですが、こうしてカタツムリが付いていることで 価値がぐんと上がるのだと某鑑定団で云っていました。 -
ドーム兄弟
「ヘレボルス文花器」 -
ドーム兄弟
「カンパニュラ文花器」 -
「白鳥文花器」
素敵な色合いです。 -
「徽章文杯と徽章文扁壺」
双頭の鷲の紋章が見て取れます。 -
解説文。
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トイレまでおしゃれです。
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こちらの展示室は、「シルクロードのよそおい―トルクメンの装身具を中心に」
頭飾り。 -
頭飾り。
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こめかみ飾り。
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耳飾り 解説。
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耳飾り。
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胸飾り 解説。
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胸飾り。
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背飾り 解説。
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背飾り。
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ハート型背飾り。
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護符入れ 解説。
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護符入れ。
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護符入れ。
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民族衣装。
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女性用マントの打ち合わせ留め金具 各種。
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帽子飾りですって。
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爪掃除具・耳かき とあります。
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腕輪・指輪の解説。
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展示品の一部です。
実際に身に付けたら とっても重そう。 -
トルクメニスタン国立博物館所蔵の衣装と装身具で再現した花嫁装束だそうです。
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ここからは古代の化粧道具 各種。
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山羊頭形スティック付青銅製化粧容器
紀元前2000年;中央アジア -
アラバスター製化粧皿
紀元前1世紀頃;シリア -
青銅製手鏡
紀元前13~12世紀 ; エジプト
歴史が記されたころからずっと 女性は美を追い求めてきたんですね。 -
ポーラ美術館の解説。
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ポーラ美術館の全体模型です。
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奥はカフェチューン。
開放感にあふれ、まるで森の中で寛いでいるかのよう。。 -
テラスの外は森の遊歩道みたいです。
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建物そのものも芸術品のよう。
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森の遊歩道も楽しみにしていたのに時間が取れませんでした。
それ以上に、左足の小指が悲鳴を上げているせいです。
右膝もかなり負担を訴えています。
やはり前日の山歩きが応えているようです。 -
不思議な彫刻。
当初の予定では 帰りに仙石原のススキ草原に寄るつもりでいましたが、まだ見ごろを迎えておらず、日没時間も早いので 今回はあきらめました。
前日に 甘酒茶屋から畑宿まで歩いた時に、道路沿いに生い茂るたくさんのススキを見たので代用としましょうか。 -
観光施設めぐりバスは強羅駅に向かいます。強羅駅に戻って登山鉄道に乗ろうかとも考えたのですが、
美術館の警備員の方は、登山鉄道はスイッチバックがあるので、バスの方が速いだろうと言ってくれたので、仙郷楼で乗り換えて湯本に戻る路線を選択。
でも結局、バスは湯本駅の近くで大渋滞に巻き込まれてしまいました。 -
箱根フリーパスを十分活用してバスに何度も乗りましたが、箱根を走る路線が今一つわからないままです。
降りたのは多分1、か2のバス停です。運転手さんに聞いて3のバス停に移動。
バスの時刻表を調べた時に路線記号を記入しておいたのは正解でした。
iPhoneどころか携帯電話も持っていない化石人間なので、下調べとアナログ手帳は
旅の必須アイテム。 -
路線TとSのバス停が隣接。
ここでT路線のバスに乗り換えて箱根湯本に戻りました。
ホテルで荷物を受け取って、6時過ぎの電車で湯本駅から小田原へ。
小田原から18:46発の小田急で新宿へ向かいます。小田急は通勤電車のような座席だったので、折角買っておいた駅弁は食べられないままの1時間半でした。
ロマンスカーの追加料金をsaveしたせいです。
あんな座席だとわかっていたらロマンスカーに乗るべきだったと後悔しきり。
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この旅行記へのコメント (5)
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- わんぱく大将さん 2017/01/12 09:58:51
- 背飾り?
- クッキーさん
もしかして前にも書いてたらごめんなさい。明けましておめでとうございます。
入ったことはないのですが、前を通ったことがあるポーラ―美術館。
しかし、背飾り? 耳かきまでおしゃれ?
いきなりですが、自己紹介の所読ませていただいたら、私と同じですね。
B型。それも干支はイノシシです。 思いこんだら、はい、同じ。人と同じこと、嫌いです。
大将
- クッキーさん からの返信 2017/01/14 19:09:33
- RE: 背飾り?
- 大将さん こんにちは
そして 明けましておめでとうございます。
ポーラ美術館は なかなかよかったですよ。
わんぱく大将さんのハンドルネームは 以前は「大将さん」じゃなかったですか?
スペインに詳しかったはずだと 旅行記を探そうとしていて 見つけるのに苦労しましたよ。
来年にはスペイン旅行を予定しているので 今年は何度も訪問させていただくつもりです。
あれこれお訊ねするかもしれませんが よろしくお願いします。
クッキー
- わんぱく大将さん からの返信 2017/01/16 10:50:56
- RE: RE: 背飾り?
- > 大将さん こんにちは
> そして 明けましておめでとうございます。
>
> ポーラ美術館は なかなかよかったですよ。
>
> わんぱく大将さんのハンドルネームは 以前は「大将さん」じゃなかったですか?
> スペインに詳しかったはずだと 旅行記を探そうとしていて 見つけるのに苦労しましたよ。
>
> 来年にはスペイン旅行を予定しているので 今年は何度も訪問させていただくつもりです。
> あれこれお訊ねするかもしれませんが よろしくお願いします。
>
> クッキー
クッキーさん
以前のトラベラー名は”大将”でした。 未だにコメントの最後は”わんぱく”を付けずに書いてしまう癖が。スペインも分かるのは住んでるカタルニア地方位で、でも、バスクも何度か行ってますが、お勧めです。 昨年、また、この1月にバスク地方に行きましたが、いまだに旅行記にしておりませんが。
大将
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- batfishさん 2016/12/29 20:29:38
- 箱根の良さ再発見♪
- クッキーさん こんばんは!
箱根旅行記を楽しく拝見しました。
湯本富士屋ホテルに宿泊されて、箱根旧街道散歩、フリーパスを
使っての各種乗り物巡り(箱根神社参拝)、ポーラ美術館で
芸術鑑賞…と箱根を大満喫の2日間ですね(^^)
こうして見ると箱根は狭いエリアに見どころが詰まった
一流の観光地だなぁと思います。
ポーラ美術館は1度行っただけなのですが
閉館後にフラメンココンサートが行われた日で
とても優雅な気分で1日を終えたことを覚えています。
あの場所自体が森の中でそれだけで気持ちがいい所ですよね。
箱根の良さを再発見した思いです。
ありがとうございました!
batfish
P.S. バス、結構難しいですよね…
箱根のハイキングに行きたいのですが、バス路線を調べるのが
面倒でなかなか実行できずにいます…(^^;
- クッキーさん からの返信 2017/01/14 19:17:13
- RE: 箱根の良さ再発見♪
- batfishさん こんばんは
ポーラ美術館だけでなく 箱根には見どころが満載でした。箱根を甘く見過ぎていましたよ。
バスを有効に使えたら ハイキングも気軽に楽しめそうですね。
実は 登山鉄道に乗り込むハイキング姿の方々や、木立の中を歩く人々を見かけた時に ふと batfishさんも歩いたことがあるかも・・・なんて思ったんですよ。
クッキー
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