2016/09/26 - 2016/09/26
370位(同エリア1395件中)
クッキーさん
箱根を観光すると決めてから、ネット検索の毎日。箱根フリーパスなるものを知り、その使い勝手の良さに惹かれて、前日 小田原駅にて2日有効なフリーパスを4.000円で購入。
前日には湯本から箱根関所、畑宿から湯本へのバスの乗車時に使い、その都度切符を買わずに済む便利さを痛感。
この日は一日 フリーパスを使い、箱根湯本からの登山鉄道、早雲山から桃源台へロープーウェイ、桃源台から元箱根港までは海賊船と 箱根を周遊する乗り物に乗り放題でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日に小田原駅の小田急線の券売機で購入した箱根フリーパス。
クレジットカードも使えます。
改札を通るときに、記念に持ち帰りたいと伝えたら、「乗車記念・使用済み」のスタンプを押されました。 -
早朝の湯本駅です。
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箱根登山鉄道。
月曜日だからなのか乗客はまばらです。
人ごみにもまれることなく箱根を満喫するぞと 朝早くから意気込んでいたので、これでは ちょっと拍子抜けです。 -
車窓から。
かなり深い谷間を勢いよく川が流れています。 -
ヘアピンカーブの道路が左に見えています。
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電車はヘアピンカーブを曲がれないので、スイッチバック方式で進みます。
電車が不意に泊まったかと思うと 運転手さんが途中で移動して、先ほどまで最後尾だった車両が先頭になって走り出します。 -
スイッチバックは3回くらいあったかな。
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小涌谷駅。
電車に乗っているときには本当に山の中を走っている感じなのに 途中駅などでは不意に大きな道路と交差していたりして、箱根の交通事情はいったいどんなんだろうと・・ -
登山電車とのすれ違い。
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道路ほどではないけれど、かなり急カーブ。
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一見 深い山の中っぽいのですが、左手は駐車場のように見えます。
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途中駅。
時間が許せばこちらの美術館にも立ち寄りたかったのですが、前日の箱根旧街道石畳を優先させたので時間はありません。 -
強羅駅に到着。
ここで改札を出ると強羅公園へ行けますが、早雲山行きに乗り換えます。 -
待っていたケーブルカー。
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急坂です。
両脇には民家だけでなくホテルも点在しているようで、木々に囲まれた小路をぬけて 宿泊客らしい方々が乗ってきたり、ハイキングの服装で乗ってくる方々が居たりして、箱根の楽しみ方もいろいろ。 -
こんな線路を走ってきました。
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早雲山駅が終着です。
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ここで箱根ロープーウェイに乗り換えます。
乗り物を乗り継ぐだけなので、前日に痛めた足でも大丈夫。
大涌谷周辺の火山活動に伴い、大涌谷園地周辺の規制がはじまってから約1年3ヶ月。
最後まで規制されていた大涌谷園地の開放と箱根ロープウェイの全線運行再開されたのは、2016年7月26日からでした。
今は9月ですので ほんの2か月前のこと。この2日間の天気といい、ラッキーな旅行です。 -
ロープーウェイ乗り場はこんな感じ。
「ゴンドラはスイスより船にて運ばれて来ました。360度ぐるっと景色を見渡せる全面ガラス張りのゴンドラはスイス製の為、つり革は電車とは違いマッチ棒のような形をしています。このゴンドラの値段はなんと高級外車が1台買えるほどの値段で一台???万円します。」ですって。 -
ゴンドラの窓から。
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山の中に点在する家。
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山の急斜面に沿って どんどん高度を上げていきます。
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行き交うゴンドラ。
早雲山(標高757m)から大涌谷(標高1,044m)の標高差が287m、その間を約10分で走行していきます。
途中に、地上から約130mの谷を越える箇所があるそうですが、この辺りでしょうか。 -
突然 目の前に富士山が見えてきました。
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頂にかかる雲が、雪をいだいているようにも見えます。
旅行前の天気予報では、曇りだと云っていたので、これだけ見えたら十分満足です。 -
硫黄の臭いに気づいたと思ったら、眼下に噴煙が見えてきました。
さきほどの早雲山駅で配られたウェットおしぼり(口と鼻を覆う用途として使い捨て品)は このためのものだったんですね。
幸いにも 使う必要はありませんでした。 -
昔「地獄谷」と呼ばれた地上から130mの谷だそうです。白煙上がる景色が真下に見える空中散歩です。
迫力満点の絶景。 -
山の木々は哀れなくらいに火山灰を被って 真っ白。
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富士山にかかる雲は 心なしか増えてきた感じです。
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大涌谷駅。
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大涌谷のシンボル、くろたまごが鎮座しています。
くろたまご館の1Fには箱根ジオミュージアムがありましたが、入場料が必要なので入口付近だけをのぞくだけです。 -
大涌谷駅。
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白煙がモクモク。
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噴煙に霞む背後の山。
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木々は立ち枯れのよう。
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荒涼とした大地に白煙が昇り、硫黄の臭いが立ち込める大涌谷です。
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くろたまご館で買ったお土産。
まっくろ黒饅頭。
ここでの買い物には、クレジットカードは使えませんでした。 -
バームクーヘン。
大涌谷には平安時代弘法大師によって作られたといわれている延命・子育ての「延命地蔵尊」というお地蔵様があります。このお地蔵様にあやかり「黒たまご」を食べると寿命が延びると言われるようになりました。(かつてはこのお地蔵様の近くに黒たまごの温泉池がありました。)
(大涌谷くろたまご館・ホームページより) -
当然 黒たまごも買うつもりでいましたが、賞味期限が2日間なのに5個単位でしか売ってもらえません。
諦めかけていた時に、並んで待つ人の中に、ロープーウェイで一緒だったご夫婦の顔を見かけたので、ダメもとで声をかけたら、快く2個分けていただけました。 -
2個の黒たまご。本当に真っ黒ですね。
まだ熱い位の卵の殻をむくと、本来は真っ白い白身がほんのりと黄みを帯びています。
口に入れると 塩味、とまではいきませんが 独特の味が付いていて 美味しくいただきました。
1個は家に持ち帰ったのですが、開けてびっくり、黒い色が全く残っておらず、ごく薄い褐色になっていました。
生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着します。これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるという、地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」ですって。 -
大涌谷から再びゴンドラに乗り込みます。
再び富士山が見えてきました。 -
前方に芦ノ湖が現れました。
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傘も持ってきましたが、その心配はないような天気。
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芦ノ湖。
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姥子駅。
どういう訳か、ここでは降りられないようでした。 -
芦ノ湖を目指して下りていきます。
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桃源台駅が近づきます。
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桃源台駅。
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ここで箱根海賊船に乗ります。
海賊船に乗ると、フリーパスは十分に元が取れます。 -
しばらく待って海賊船に乗船。
左はロワイヤルⅡ。 -
乗ったのはこちらの海賊船、バーサ。
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船上から。
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日差しが強いので 日焼けを気にしながらも 高い所がいいですね。
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湖の中に見える赤い小さな鳥居。
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対向する海賊船。
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海賊船、ビクトリー。
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山の手ホテル。
レイクビューのお部屋が素敵でしょうね。富士山も見えるのかしら。 -
元箱根港を素通りして 箱根町港に向かいます。
船上から富士山が見えるかも、と期待していましたが、すっかり雲に隠れてしまっていました。 -
恩賜箱根公園。
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見たことがある建物だと思ったら、
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前日に訪れた箱根関所でした。
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箱根町港に到着です。
関所の反対方向。 -
元箱根港に引き返すような感じ進みます。
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赤い鳥居は まさに湖上に立っています。
箱根神社の鳥居みたいですね。 -
元箱根港で下船。
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元箱根港の向こうに見える鳥居。
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次の出航を待つバーサ。
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湖に沿って箱根神社を目指します。
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10分ほど歩いて箱根神社の第三鳥居に到着。
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参道。
杉並木に囲まれて すがすがしい雰囲気です。 -
この向こうに さきほど見た 湖上に立つ鳥居があるようです。
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案内図。757年に創建された歴史ある神社だそうです。
かなり広いですね。 -
石段を上るのをためらうほど。
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箱根神社の中心に位置する本殿です。
御鎮座1250年を超える箱根神社は、もともとは数多の武将が訪れる心願成就、勝負の神として名を馳せ、関東総鎮守 箱根権現と崇敬されていました。
その後 箱根路が開通すると、旅人は箱根神社に安全を祈願するようになり、東海道中の無事の祈願や、安産祈願、そして家内安全など、今では多くの方に崇敬される一大パワースポットと称されるようになっているそうです。
神様もいろいろ願い事をされて 大変なんですね。 -
日本の神社建築様式の1つである権現造(ごんげんづくり)と呼ばれる建築様式で日光東照宮と同じ造りだそうです。
龍の彫り物。 -
こちらは獅子でしょうか。
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鮮やかな色彩。
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全身苔むした狛犬。
狛犬界では超有名な、京都府宮津市の籠(この)神社の狛犬のコピーだとか。
籠神社の狛犬は、一時期「鎌倉時代の作」とも言われ、「国産の石造り狛犬では最古」という称号を誇っていました。そのせいか、コピーが多数存在するそうです。 -
籠神社ファミリー中でも最大級らしい大きさ。
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箱根神社のすぐ隣に「九頭龍神社 新宮」があるそうなのですが、全く気付かず。
こちらの ずらりと並んだ9つの龍に 気を取られたからでしょうか。
龍の口から水が流れ落ちているのは、境内から湧き出たご神水だとか。 -
龍神水の近くにあるのは、大きな“安産杉”という杉の木。木は大きな穴が開いていて、まるで母胎のような形をしていることから、安産の神として祀られるようになりました。
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そう云われればそういう風にも見えますが・・・
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安産杉の由来が記されています。
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本殿裏にはヒメシャラの林。
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上がった階段は下りなくては帰れません。
下りる時の方が 膝が痛みます。もう 泣きそう・・ -
階段を下りる途中にある曽我神社は、鎌倉時代、箱根権現の稚児であった曽我五郎時致と、兄十朗祐成の霊を慰めるため「勝名荒神祠」としてお祀りされたのが始まり。
兄弟が5歳、3歳の時、同族間の所領争いが因で、実父河津三郎祐泰が工藤祐経に討たれるという不幸に遭遇。 -
復讐の念に燃える二人は 後年、仇敵工藤祐経を求め富士の裾野へ向かい、5月28日夜半、工藤祐経を陣屋に襲って倒し、仇討本懐を遂げました。
この時、兄十郎は戦死。弟五郎は捕えられ、翌29日、頼朝の面前で堂々と仇討の真意をのべ、居並ぶ鎌倉武士を感嘆させましたが、惜しまれながらも遂に斬首されたそうです。
時に十郎は22歳、五郎は20歳。 -
播州・赤穂義士の主君仇討と共に兄弟の孝心、忠節は武士の鑑と仰がれて神社に祀られると共に、多くの文芸や物語に語り継がれました。
前日に畑宿から箱根関所に向かう途中に、曽我兄弟の墓 という表示を見かけたのは、このことだったんですね。 -
痛む膝をかばいつつ 石段を下りた先にあるのは、湖上に立つ平和の鳥居。
今上陛下の立太子礼と日本の独立(講和条約締結)を記念して昭和27年に建立されました。
皆さん この鳥居の下に立って記念撮影をされるので 順番待ちが長かった。 -
参道の石段は もう上りたくないので、湖岸沿いの遊歩道を歩きます。
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船庫。
「奈良時代に 萬巻上人が湖に棲む『九頭の毒龍』を調伏し、湖の主・龍神として鎮斎されたのに始まったとされる湖水祭。
以来 連綿として龍神湖水の祭が継承され、執り行われています。岸辺で小舟にのりかえ、御供船、楽船、お伴船の順で進発するのだそうです。
箱根神社湖上の大鳥居前から先は、宮司が唯一人ゆく御供船のみが湖心に漕ぎ出してゆき、神秘の神事(御供の献納)を行う一社伝来の特殊神事であります。」 -
湖岸沿いの遊歩道。
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湖岸沿いの遊歩道は前日の再現のよう。
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最後に 階段を下りて 再び湖岸沿いの道へ。
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ちょうどお昼時。
朝 しっかり食べたのですが、食べられるときに食べておかないと、スキップしてしまいそう。
シンプルですが ソーセージもバンズも美味でした。 -
この味なら安心と 売られていた生ハムを1本購入。
この後の移動では、重さがずっしり。
芦ノ湖・腸詰屋というお店でした。 -
箱根神社の一の鳥居の傍らにある「賽の河原」は、箱根町の史跡。
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箱根は、地蔵信仰の聖地として信仰を集めた場所。かつての芦ノ湖畔には多数の石仏や石塔が並んでいたといいます。
明治時代には 仏教排斥によって多くの石仏・石塔が失われ、その後の観光開発によっても規模が縮小され現在のようになったそうです。
残されている石仏・石塔の中には、鎌倉時代後期のものもあるのだそうです。 -
元箱根港からポーラ美術館へ向かいますが、行き交うバスは多いのに、路線図がよく分からず、チケット売り場の方に聞いたり、バスの運転手に確認したりと 手間取ります。
途中のバス停でも 観光マップを手にした観光客が間違えて乗りそうになったり、運転手に行き先を確認する人も多く、箱根バスの路線図は複雑怪奇。
バス停の名前は小涌園、こちらはH路線。 -
道路を渡った所にある こちらのバス停は 同じ小涌園という名前ですが、観光施設めぐりバスのS路線です。
ネットで 乗り換え検索をしていた時に ??という乗り継ぎ方法を見かけたのは きっとこんな訳なんでしょうね。
この辺りにはホテルが立ち並んでいます。
火山がもたらす自然の景観、温泉と共存している箱根の人々にとって、箱根山(大涌谷周辺)の噴火警戒レベルが上がるということは 死活問題にも等しいということが よく分かります。
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