ベタな長崎観光をしてみましょう　その２

2016/08/30 - 2016/09/03

九州は子供のころ、祖父母の家に毎年遊びに来てたな。
祖父母が他界してからは福岡や湯布院なんかは旅行できたな
そういえば日本中いろいろ行ったけど長崎は？
九州初上陸の相方とともに、長崎の王道観光をしてみようかな

そんな思い付きで旅立った長崎。
出発日は東京に台風が、帰宅日には九州に台風が近づいてきてる！という」台風に翻弄されながらも実質はのんびりとゆったりと長崎をまわれました。

長崎編では王道観光をしていきます！

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

んなわけで、大浦天主堂の敷地内にあるグラバー園へ、という順路にそっていくと、グラバー園に行けてしまいまして
なんか公衆電話って珍しいといえる今。
そして自働電話ってどういうこと？

グラバー園は山の中腹。
でも安心してください。
エスカレーターがついてるので、楽ちんです。

グラバー園は広大な敷地です。
修学旅行生がたくさんいましたが
集合時間におくれたとかで、坂をダッシュで走らされていました

こんな坂の上まで、大きな碇がたくさん置いてありました。
どうやって運んだんだろう

洋風なテラスのつくりが素敵

園内はエスカレーター以外に、動く歩道など整備されていますが
勾配があり、砂地や石畳・階段とちょっとした段差が多いので
ヒールは不向き。ベビーカーとかだと振動がすごそう。
乗ってる赤ちゃんがかわいそうかもしれません。

遠くに見える橋は「女神大橋」
ヴィーナスウィング。
横浜のベイブリッジより高い位置にあるそうで、
世界最高峰の大型客船なんかも通れるそうです

造船業が盛んな長崎。
大型のクレーンが立ち並びます。

「旧三菱第２ドックハウス」
ドックハウスと修理のために船が造船所に入ってる間、乗務員たちが宿泊した施設のこと。とあります。

日当たりのよい居室が並びますが、宿泊施設らしさは今はないな。

こういった照明のデザインが最近好み。

「高島流和砲」ごしの景色

世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」（全23資産）の構成資産である旧グラバー住宅などの洋風建築がある。2004年（平成16年）10月1日 - 2007年（平成19年）9月30日の間、長崎市民は無料で入場できていたが、2007年（平成19年）10月1日より市民も通常料金が必要になった。
と、ウィキペディアにありますが、
広い園内はなかなかの散歩コース。維持管理も大変だと思いますが
地元の方には開放月とかつくってあげてほしい。

瓦屋根に煙突。
なんだかこれだけで絵になりますね。

同じような海を見下ろす写真だと思ってるでしょ？
これでも園内を移動しながら撮ってるんですよ。
グラバー園の中には、現在もふつうに生活をされている方の敷地が隣接してるところも多く、実のところ山のほうに向けてカメラを構える気が起こらないところを多くありました。
あ！だからか地域猫さんもたくさんいましたよ。
のんびりと生活してました

「三浦環」さんの像。
三浦 環（みうら たまき、1884年（明治17年）2月22日 - 1946年（昭和21年）5月26日）は、日本で初めて国際的な名声をつかんだオペラ歌手。十八番であった、プッチーニの『蝶々夫人』の「蝶々さん」と重ね合わされて、国際的に有名だった。元の名は柴田環（しばた たまき）、次いで藤井環（ふじい たまき）といった。
ウィキペディアより

「旧リンガー住宅」国指定重要文化財
フレデリック・リンガーさんの元邸宅。
バンガロー風の建物。
歴史はよく知らんかったけど、グラバー園内の建物は建物好きさんだと楽しめるだろうな
リンガー・ハットの名前はこのリンガーさんからもらったそうです。
リンガー・ハットの前身、とんかつ浜藤さんは長崎市内にありました。

台風や大雨が多い九州地区で、こういった作りの家を保存していくのは大変だろうな。
この日も16時ごろに訪問してるが、日差しも強く風もかなりある日だった。
日焼け止めをもろともせず、しっかり日焼けしたのである。

「旧オルト住宅」国指定重要分課税
イギリス人商人のウィリアム・ジョン・オルトさんの元邸宅

この正面の意匠が未熟な建築物といわれてるそうですよ。

旧スチイル記念学校やらもありましたが、団体客がおり写真は撮れず。
フリーメイソン・ロッジの門も、同様。
フレデリック・リンガーさんはフリーメイソンではなかったとあるけど、団体を案内してたガイドさんは、そうであったと説明してたな。
ちなみにこれは、本当に日本初だったんかなー

旧自由亭のよこに一応の碑があった。
伊良林にあったものを再現したものだそうで、とくに歴史がある建物ではなさそう。
食事ができる喫茶店でした

「旧グラバー住宅」世界遺産・国指定重要文化財
イギリス人商人トーマス・ブレーク・グラバーさんの邸宅。

船舶・武器の輸入を通して薩摩・長州藩や後の明治政府との関係が深かったグラバーさんは、大の親日家（でないと、あの時代の日本に渡ろうと思わないだろう）。奥さんはツルさんという日本人だそうです。

倉場富三郎さんは、グラバーさんのお子さん。
だけどツルさんとの子ではないそうです。
ウィキペディアでは二人の子となってるんだけど、ガイドさんどっち？

長崎汽船漁業会社を興して日本に初めてトロール漁業を導入するなど第二次世界大戦前まで長崎の実業界にて活躍。
第2次大戦がはじまると、混血ということで色々と苦労されたようです。

廊下の明り取り用のガラス天井。
このあたりは明治20年ごろまでに増築された部分だそうです

窓ガラスが昔の飾りガラスでとっても素敵。
こういうのを今、再現するとなると機械的なものになっちゃうんだろうなぁ

この照明も素敵。
和なんだけど、蘭なかんじで洋でもある。
でも和なんだようなぁ

グラバー邸の応接室。
創建当時は、住まいとしてより、主に来客応対用に用いられていたそうです。
プライベートな部屋や温室なんかは後々の増築部分がほとんどだそうです。

今も細やかに手入れが続けられている温室部分

アイスクリームをつくったりもしてたそうですよ

小食堂と大食堂があって、お客様をもてなしていたそうです
人が多くなりゆっくり撮れなかったけど
食卓は卓袱料理なんでしょうか、たくさんのメイン料理の数々。
前菜とかそういう観点はなかったのかな

ローソクの小さい灯で、信号が送れたのかしら？
それほど、町中が暗かったということなのか

姿が映らないほど、高い位置に設置された鏡と
釣り道具箱
大食堂のドラ

外国人といわれれば。。。なグラバー氏の銅像
顔に小ささが欧州人だと感じさせるね。

この角度、よく使われるものですよね
増築された温室部分の材質が違うことが良く分かりますね。

ちなみに、1934年に三菱重工がこの邸宅を含む敷地一帯を買い取った理由は
戦艦武蔵の建造を極秘とするため、造船所を見渡せるこの地を所有したらしい。

ちなみに、長崎に落とされた原子爆弾。
広島に落とされたものより威力が大きいはずが広島より被害が少なく済んだのは
この長崎の地形がすり鉢状になっていることが幸いしたそうです。

長崎伝統芸能館
順路に含まれる建物です

長崎のお祭り「くんち」の鉾が展示されていました

くんちというお祭りのことは全く知らず。
だから、よくわからず一応記念撮影。
この館は、お土産もの屋さんでした。

この旅行記へのコメント （2）

• くわさん 2017/03/24 21:35:57

  自動電話とくんち

  初めまして。
  長崎旅行記拝見しました。
  
  私もその電話の前で写真を撮っていました。魅力的な電話ですね。
  http://4travel.jp/travelogue/10930646
  
  「自動電話」とは、昔は相手に接続するのに、電話機の横にあるレバーをぐるぐる回すと交換台が呼び出され、「〇番お願いします」と言うと、交換手という人が手動で相手の電話にプラグを差し込んで、接続していました。ドラマや映画で見られたことがあると思います。
  
  その後、交換機というのが発明され、電話機のダイヤルを回すと交換機がその番号に「自動」的に接続するので、自動電話と当時は呼ばれていたようです。
  
  その交換機も当初はステップバイステップ式からクロスバー式、やがてコンピューターがつなぐようになりました。
  
  今では電話はIP化され、音声信号もパケットで送られるので、交換機すら必要なくなりました。
  
  
  それと、「くんち」とは祭りは祭りでも秋祭りのことを九州西部地区ではそう呼びます。佐賀県の唐津でも唐津神社の秋祭りのことを唐津くんちといいます。
  http://kuwa72.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-4af9.html
  
  一度見に来てくださいね。

  pemginさん からの返信 2017/04/02 15:50:33

  RE: 自動電話とくんち

  コメントありがとうございます。
  
  詳しい解説、助かります。
  ありがとうございました。
  港町はどこも同じようなものかと思っていましたが、
  長崎はまた一味違った歴史をもっているので
  いろいろ発見できました。
  都市部への旅行は好みではありませんが
  長崎はまた行ってみたいです