博多・門司港

2016/08/27 - 2016/08/29

28日に千秋楽を迎える美女と野獣を観に博多まで。
ついでに門司港も。
とにかくお腹を減らすことが大変な食いだおれ旅でした(^_^;)

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ANAセールス

8月27日早朝、羽田から飛び立ちました。

博多到着は９時前。
初めて第１ターミナルに到着して「こんなに福岡空港って小さかったっけ？」と戸惑いました。

そのまま地下鉄で天神まで行きホテルに荷物を預けたら、西鉄バスの１日券を購入し観光スタート！

バスでの移動は最初は難しいと感じましたが、少し慣れると景色も楽しめるし良いですね。

ちなみに、西鉄バスの１日券（土日だと510円）は９月いっぱいで終了のようです。
お得でオススメだったのに残念。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

博多はなんでも美味しいけど、新鮮なお魚を求めて長浜の鮮魚市場にむかいました。

「福魚食堂」さんで煮魚定食です。
私はひらあじの煮付けです。
このお魚の大きさでお刺身もついて900円はお値打ちすぎます。

福魚食堂 グルメ・レストラン

お魚反対向きになっちゃいましたが、金目鯛の煮付け定食も同じく900円！

福魚食堂 グルメ・レストラン

しっかりお腹が満たされたので少しは動かねば！と近くの大濠公園へ行きました。
オシャレなカフェがあったり、走りやすそうなランニングコースがあったり、こんな公園がうちの近所にもあれば良いのになぁ〜。

大濠公園 公園・植物園

早朝の到着ですのでまだまだチェックインには時間があります。
バスの１日券のもとをとるべく（すぐとれますが。笑）ベイサイドプレイスへ。

大きな水槽に今話題の（？）ドリーやニモ、クラッシュ、エイ先生などがいました。

お腹はまだ減らないのだけと暑いなか歩いていたら「一杯やりますか！」と。
…自然な流れですね？

ベイサイドプレイス博多 ショッピングモール

この九州海鷹さんでは角打ちをやっていて、ワインは300円。
おつまみは豆アジのからあげです。
豆アジとはいえ、ふっくらしていて美味しかった♪

書くにあたって今さらネットで調べたら今年７月にオープンしたばかりだそうです。
九州のアンテナショップとのことですが、お土産によさそうなオシャレなものがたくさんありました。

ベイサイドプレイス博多 ショッピングモール

今回の旅一番の目的はこの劇団四季の「美女と野獣」観劇だったのですが、写真は当然あまりなく…。

キャナルシティ博多 ショッピングモール

博多まで行っても観たい！と思っていたのは好きなキャストさんが出演されているから。
久々に観ましたがお変わりなく素敵でした！

この演目を観るのは初めてでしたが、映画はずっと観てきているので音楽を聴くだけでなんだか「じーん…」と。
歌もダンスも演技もとても素晴らしくて、最後はだーだー涙が出てしまいました。

キャナルシティ博多 ショッピングモール

夜は明けて二日目。
前日は西中洲の「鳥善」で美味しい水炊きをいただきながらずいぶん飲みすぎてしまって(^^;)スタートはお昼になってしまいました。

少し足をのばして門司港へ行くことにしました。

今回使用したのは「門司港・小倉⇔博多お買い物往復きっぷ」￥3060ナリ。
土日祝やＧＷ、年末年始など休みの時に使用できる観光客にはぴったり！なお得な切符です。
駅ビルで使用できる1000円のお買物券もついているので実質片道￥1000ちょっとで特急に乗ることができます。

行きは大分行きの「ソニック」で。
ＪＲ九州の電車はスタイリッシュなものが多いですね。

博多駅 駅

小倉駅で特急から普通列車に乗り換えて門司港に到着です。
話に聞いていた通りレトロな雰囲気の駅です。

門司港駅 駅

みどりの窓口です。
「お買い物きっぷ」は特急「きらめき」に限り指定席の指定も無料！
なので帰りは指定席にしました。

門司港駅 駅

お手洗い？と思ったら多目的トイレの右は字の通り「洗面所」で水道のみ。
トイレではありませんでした。
右端に写っている消火栓のようなものは「帰り水」です。

帰り水 (JR門司港駅) 名所・史跡

お手洗い（トイレ）にはこんなものもありました。
貯め水だからきれいなのかは…？？？

門司港駅 駅

門司港レトロの散策スタートです。
とは言ってもこの日は雨。
しかも台風10号の影響か結構な量の。
博多で見たニュースでは「３週間ぶりのまとまった雨です」と言っていました(^^;)

覚悟の上での散策ではあったので、めげずに歩きます。
ちょうど跳ね橋が上がっているのを見ることができました。
「何が来るんだろう？」とわくわくしましたがただのパフォーマンスだったようです。

左の建物は門司港ホテルです。

ブルーウィングもじ 名所・史跡

大雨でもめげずに…と言いたいところですが、本当にかなりの雨になってきて「旧門司税関」に避難。

北九州市旧門司税関 名所・史跡

レンガ造りの素敵な建物です。

北九州市旧門司税関 名所・史跡

中は吹き抜けの２階建て。
あ、一部小さな３階があって「展望室」と表示されていました。

北九州市旧門司税関 名所・史跡

この鉄柵はこの税関が使われていた当時のものだそうです。
レンガの壁も所々に「当時」のものが残されていて、明治から約１００年同じところにあると思うと現代の「門司港レトロ」という観光地ではなく、「門司港」という当時の活気ある街にタイムスリップしたような気持ちになります。

北九州市旧門司税関 名所・史跡

旧税関で少し休んだらお腹がすいてきた…というより「そろそろ食べておこうか？」という気持ちに。
ホテルの朝ごはんのブッフェは美味しいけど食べたいものがたくさんある旅には困りものですね。
（自分で節制すればいいのですが…。笑）

門司港では名物の「焼きカレー」を食べると決めていました。
駅には「焼きカレーマップ」なるものが置いてありました。

いくつか候補のお店はあったのですが、旧門司税関からすぐなのと建物の雰囲気に惹かれて「門司港地ビール工房」へ。

ビアレストラン 門司港地ビール工房 グルメ・レストラン

始めて食べる焼きカレー！
フグのから揚げトッピングにして関門地区を感じてみました。
小フグが丸ごとから揚げに。
骨もあまり気にならずに丸ごといただけました。

このレストランは１Ｆがジンギスカン、２Ｆがブルワリー、３Ｆがビアレストランとなっています。
私たちは３Ｆへ案内されました。
窓の大きなレストランで晴れた日には対岸の下関の景色が楽しめます。

でも、しつこいですがこの日は大雨。笑
それでも入店時は対岸が見えていたのですが、食べているうちにどんどん真っ白に…。
座った席は門司港ホテル側だったのですが、近くの門司港ホテルすら見えにくくなるくらいの大雨でした。

ある意味いいタイミングでのレストラン入店だったのかもしれません。

ビアレストラン 門司港地ビール工房 グルメ・レストラン

雨止みをみてレストランを後にし、またまた散策再開です。

屋根のある商店街に避難したりしながらたまたまたどり着いたのは「三宜楼」。
写真は撮り忘れてしまったので、いただいたパンフレットのものです。

実はどういうところなのかよく分からず「歴史的な建物」「中の見学は無料」という情報だけ頭に残っていました。
建物の雰囲気は敷居が高そうでしたが、上の方に人がいるのが見えて中に入ってみることに。

三宜楼 名所・史跡

これもパンフレットの写真から。

１Ｆは「三宜楼茶寮」というレストランで、展示室もあります。
よく分からないまま２Ｆへあがってみました。
でもどこもふすまが閉じられていてあまり…。

…と思っていると建物のガイドさんが声をかけてくれました。
その日は２Ｆの大広間は団体客が使用していて見学できないとのこと。
１Ｆで紹介ビデオを流しているから、と展示室へ案内してくれました。

そこでビデオを見ながらお話ししていると「３Ｆもどうぞ。２Ｆも多分のぞけるよ。」と結局館内すべてを見せていただくことができました。
優しいガイドさんに出会えてラッキーでした。

写真の３Ｆの「俳句の間」は高浜虚子が俳句を詠んだといわれている部屋とのこと。
本当に眺めがよく、かつて門司港の高級料亭として贅沢な場所であったことがうかがえました。

三宜楼 名所・史跡

大雨でしたが門司港を堪能して博多に戻ります。
帰る頃には雨も止んできました。
ちょっとずれてくれればよかったのになぁ〜。

帰りは「きらめき」です。
指定席でなくとも問題なさそうでしたが、切符の特権で安心して乗れました。

博多駅 駅

夕飯は何を食べるか？
食べたいものが多すぎて悩みます。笑

屋台巡りもしたいな〜と思っていましたが、天神大丸付近には19時を過ぎても２店くらいしか出ておらず…。
日曜日は出店が少ないのか？もう少し遅い時間なのか？よく分かりませんでしたが屋台はあきらめもつ鍋を食べに行くことにしました。

選んだのは「博多なぎの木」。
東京にもフランチャイズがあるようですが、こちらのお店が本店のようです。

博多 なぎの木 西中洲本店 グルメ・レストラン

もつももちろん美味しいのですが、もつ鍋は野菜が本当に美味しくなりますよね。
野菜を先に食べてもつ残しの野菜追加です。
こういうことしているからお腹がいつもいっぱい。笑

そして残念ながら写真がないのですが「明太子の天ぷら」がとってーーーも美味しかったです。
焼酎（上の写真の焼酎。お店で独自に作ってもらっているもののようです）とよく合いました。

今回の旅に際して博多在住の友人に随分いろいろとオススメを教えてもらいましたが、今回は自分たちの「勘」を頼りに飛び込み入店。
友人がオススメを教えてくれた最後に「でも結局博多はどこで何食べても美味しいんだよ」と言っていたことを実感しました。

博多 なぎの木 西中洲本店 グルメ・レストラン

最終日です。

今回利用したホテルは「カンデオホテル福岡天神」（写真はＨＰより）
新しいホテルなのでどこもきれいでしたし、大浴場は旅の疲れをいやすのにぴったり。
アメニティはフロント階で必要なものを自分でとるスタイルですが、お味噌汁が置いてあるのは他ではあまり見たことがなかったので新鮮でした。
飲んで帰った後にホッと一息つけました。

地下鉄の天神駅からは少し歩きますが、すぐの出たところにバスの停留所がありそこから博多駅に出られます。

チェックアウトしたらまた雨に見舞われてしまったのでバスに乗って博多駅へ。
門司港へ行った時の「お買い物きっぷ」を使って駅ビルでお土産を買いました。

CANDEO HOTELS (カンデオホテルズ) 福岡天神 宿・ホテル

博多駅でお土産を買った後はまたしっかり食べてしまった朝ごはんを消化するべくお散歩。
雨が止んでいたので徒歩で天神へ向かいました。

目指したのは鯛茶漬けで有名な「割烹よし田」。
ごはんはおひつで出してくれて、おかわりももらえます。

割烹よし田 グルメ・レストラン

テーブルには鯛茶の食べ方が書いてあります。

割烹よし田 グルメ・レストラン

「食べ方」にならってワサビをしっかりとかしたら、最初はお刺身ごはんで。
（黒いのは海苔です）

割烹よし田 グルメ・レストラン

お刺身ごはんがおいしくてパクパク食べてしまいましたが、途中で「鯛茶なんだから〆に鯛茶じゃなくてメインで鯛茶を食べねば！」と気づき半分以上はお茶漬けでいただきました。

いや〜これ、本当に美味しかったです。
これで￥1080は本当にお得！

割烹よし田 グルメ・レストラン

鯛茶漬けを食べ終わったのが14時前。
帰りのフライトは18時半なのでもう少し遊べます。

…とは言ってもいったい何をしよう？？？と。
天神の「よし田」から中洲の川沿いをフラフラ歩いてキャナルシティへ行ったものの、ショッピングをする気にもならず。
少しベンチで休憩をしていると、持っていたガイドブックに「歴史的ポイント巡り」のようなモデルコースが載っているのを発見。
「行ってみる？」との提案に「他にやることもないしな」くらいのテンションでスタート地点の櫛田神社へ。

裏側？から入ったので割と地味ね、と思いながら歩いていると「山笠」が。
「見たことある！」とだんだんテンションが上がってきます。

櫛田神社 寺・神社・教会

ぐるっとまわりこんで正面へ。
なるほど博多屈指の観光名所なわけですね。
外国人観光客も多く、とても立派な神社でした。

櫛田神社 寺・神社・教会

その後も有形文化財である「鹿島旅館」や木造坐像としては日本最大級の大仏のある「東長寺」を巡りました。
なぜガイドブックで紹介されているのか分からないような場所もありましたが、見どころのあるところもたくさん。
承天寺の石庭は見に来ている人はほとんどいないようでしたが、とてもきれいでした。

そのガイドブックではなぜかゴールが和菓子屋さんの「如水庵」。
え？プロモーションだったの？と苦笑いでしたが、今になってお店のＨＰを見ると「五十二萬石如水庵は、神社仏閣の御供物調進所として代を重ねてきたと伝えられ」とあるので、立派な「歴史的ポイント」だったのですね。

承天寺 寺・神社・教会

さて、仏閣巡りを終えて博多駅から一路空港へ。
空港で最後のお買い物をしたら、展望テラスに出たり少しレストランでのんびり…なんて思っていたらうっかりいそいそと手荷物検査場を通過。
何もない搭乗口まで来てしまいました(^^;)
でも少しのんびりしただけであっという間に搭乗時間に。
バタバタすることなくかえってよかったのかもしれません。

台風10号の影響が心配されましたが、帰りのフライトもとても順調でした。

ここでひとつお土産をご紹介。
定番の明太子。
ご存じのとおりメーカーはたくさんありますが、今回選んだのは鯛茶漬けをいただいた「割烹よし田」のものです。

200gで￥2000です。
箱が大きかったので何本入っているのかしら？と思っていたらとっても大きな明太子が４本！
お店では味見もさせてくれて、冷凍のものを保冷バックに大きな保冷剤を入れて持ち帰らせてくれます。
辛みが強くなく、とってもおいしい明太子でした。

「美女と野獣」鑑賞が最大の目的の旅でしたが、開いてみたら完全に食い倒れツアー。笑
でも食べるだけでなく、色々な所もたくさん見られて充実した旅でした。
明太子を食べながら、旅の思い出を反芻したいと思います(^^)